現在の日本では、さまざまなメディアによって定期的に体の健康に関する特集が組まれています。特に、「効率の良いダイエット方法」は、多くの人が関心を寄せる健康情報です。

そして、このようなダイエット法の中でも、糖質の摂取量を減らす「糖質制限」は、注目度の高い傾向にあります。そのため、「健康のために米や小麦製品などを摂らないようにしている」という人は少なくありません。

ただ、「自己流の糖質制限」は、さまざまな不調や病気などの原因になります。特に、高齢者が自己判断で糖質制限すると、寝たきりになったり命を落としたりする危険性が高まります。

このような中、「健康飲料」として有名な青汁には、糖質摂取のデメリットを和らげてくれる成分が含まれています。また、市販の青汁は手軽に飲むことができる上に風味も良いため、習慣的に飲みやすいという特徴があります。

さらに、青汁は、腎臓病などの特定の疾患をもつ人を除き、ほぼすべての人に健康的な効果のある飲み物です。そのため、「青汁習慣」は、糖質制限よりも健康面のリスクが低い健康法であるといえます。

そこで、ここでは高齢者の糖質制限が危険である理由と、青汁と糖質制限の関係性について述べていきます。

なぜ「糖質制限は健康的」とされているのか?

日本では、「新しいダイエット方法」が定期的に流行る傾向にあります。例えば、1980年台には、食事の代わりにりんごだけを食べる「りんごダイエット」が流行しました。

りんごは、少ない量でも満腹感を得やすいのにもかかわらず、カロリーが低い食品です。そのため、食事をりんごに置き換えると、空腹感を我慢することなく痩せられることが期待できます。

とはいえ、当然のことながら、毎日りんごを食べると飽きてきます。また、りんごにはタンパク質がほとんど含まれないため、りんごだけ食べていると栄養不足による心身の不調が起こりやすくなります。

このようなこともあり、一時は爆発的に流行したリンゴダイエットは、数年のうちに廃れていきました。

また、2000年台前半には、食事と一緒ににがり水を飲む「にがりダイエット」が流行しました。にがり水とは、海水を原料としたさまざまなミネラルを含む液体のことです。

このようなミネラルは、体に必要不可欠な栄養素です。ただ、にがり水の主成分であるマグネシウムには、便通を促す作用があります。

実際に、「下剤」として処方・販売されている薬の中には、マグネシウムが含まれているものがあります。そのため、にがり水を飲みすぎると、下痢が起こりやすくなります。

このようなことから、りんごダイエットと同様に、にがりダイエットも短期間で行われなくなっていきました。

一方で、2010年台前半に流行した「糖質制限ダイエット」は、他のダイエット方法に比べて「息が長い」傾向にあります。これは、糖質制限には以下のようなメリットがあるためです。

短期間で「体重減少」という結果が現れやすい

すでに述べたように、糖質制限とは「糖質の摂取量を制限する」という健康法です。このような糖質制限には、「炭水化物ダイエット」や「ケトン体ダイエット」など、いくつかのタイプがあります。

これらのダイエット法は、糖質における制限の度合いや行い方などが異なります。とはいえ、どちらも糖質の摂取量を減らすことを目的としたダイエット方法です。

糖質とは、三大栄養素の1つでありエネルギー源となる栄養素のことです。

このような糖質は、米や麦、キビなどの穀物に多く含まれています。そのため、これらを原料とした白飯やパン、砂糖などには多くの糖質が含まれています。このようなことから、これらの食品は「糖質食品」といわれています。

多くの人が認識しているように、このような糖質食品は「主食」です。そのため、一般的な食事では、一定量の糖質を摂取することになります。

ただ、前述のように、糖質はエネルギー源となる栄養素です。そのため、糖質を摂取しすぎると、カロリーオーバーが起こって肥満になります。

このような中、現在の日本人は、糖質の摂り過ぎによって肥満となっている人が少なくありません。というのも、現代では、食事以外でも糖質を摂る機会が多いためです。

例えば、食事の合間に「お菓子」を食べる習慣がある人は少なくありません。ただ、このようなお菓子には、たくさんの糖質が含まれています。

また、水分補給のために、清涼飲料水や市販のコーヒーなどを飲む人も多いです。そして、このような飲み物の多くにも、大量の砂糖が添加されています。

さらに、糖質食品は、人間が本能的に「美味しい」と感じやすい味となっています。そのため、好きなものだけ食べる食生活を送っていると、糖質過多となりやすいです。

このように、現代人は糖質を過剰に摂取しがちな傾向にあります。そのため、糖質食品を食べないようにすると、おのずと摂取カロリーが少なくなります。

当然のことながら、摂取カロリーを減らすと、肥満が起こりにくくなったり改善されやすくなったりします。そのため、糖質制限は、「短期間で効果が実感できるダイエット」といわれています。

糖尿病リスクが下がる

食品から摂取した糖質は、分解されて「ぶどう糖」や「果糖」などになります。このうち、ぶどう糖は血液によって全身へ運ばれ、細胞のエネルギー源として利用されます。

このようにしてぶどう糖が血液中に流れ出ると、血糖値が上がります。そして、血糖値が上がると、「インスリン」というホルモンが分泌されるようになります。

インスリンとは、血液中の糖を細胞に糖を取り込ませる働きがあるホルモンのことです。そのため、インスリンが分泌されると、血液中の糖が少なくなって血糖値が下がります。

このとき、糖質食品を多く摂ったり、糖質の吸収が早かったりすると、その分だけインスリンの分泌量が多くなります。すると、インスリンを分泌する器官が疲弊してインスリンをうまく分泌できなくなったり、インスリンの効き目が弱くなったりします。

このようにして体に対するインスリンの働きが弱くなると、食後などに高くなった血糖値が下がりにくくなります。このようにして慢性的な高血糖になる病気を「糖尿病」といいます。このようなことから、「糖質を摂り過ぎると、糖尿病の発症リスクが高くなる」ということがわかります。

このような中、前述のように糖質制限とは、糖質の摂取量を減らすことをいいます。そのため、糖質制限を行うと、糖尿病の発症リスクが下がりやすくなるといえます。

また、前述のような「細胞に糖を取り込ませる」というインスリンの作用には、「体に脂肪を蓄えやすくする」という側面もあります。というのも、血液中の糖は、インスリンの働きによって筋肉や肝臓などに蓄えられます。

ただ、これらが貯蔵できる糖の量には、限りがあります。そのため、糖質の摂取量が多かったり、蓄えている糖質が使われていなかったりすると、糖が余分に余ることになります。

このようにして余った糖は、もしものときに備えて脂肪組織に蓄えられます。このとき、「余分な糖」は「中性脂肪」に作り変えられて貯められます。

そのため、インスリンが多く分泌されると、体に脂肪がついて太りやすくなります。このようなことから、糖質制限を行うと、インスリンの過剰分泌による肥満も防ぎやすくなるということがわかります。

他のダイエット法よりも「我慢によるストレス」が少ない

これまでに述べたように、糖質制限は短期間で体重が減少しやすいダイエット方法です。

ただ、このような糖質制限は、もともと糖尿病患者の血糖コントロールのために研究された食事法です。そのため、本来の糖質制限は、医師や管理栄養士などの専門家における指示・指導の下に行われてきました。

これに対して「ダイエット方法」としての糖質制限では、「糖質を食べない」という内容のみがクローズアップされています。そのため、一般的に行われている糖質制限ダイエットでは、「糖質食品を食べない代わりに、他のものはいくらでも食べていい」とされることが多いです。

当然のことながら、「過ぎたるは及ばざるが如し」という言葉があるように、どんなものであっても食べすぎると体に悪影響を及ぼします。そのため、このような「間違った糖質制限」は、健康に良いどころか不調や病気などの原因となります。

とはいえ、健康的に糖質制限を行うためには、タンパク質や脂質などを多めに取る必要があるのは事実です。そのため、糖質制限では、食肉などの食べごたえがあるものを摂ることができます。

このようなことから、糖質制限は、特定の食品だけを摂ったり食事を我慢したりするダイエット方法よりも、ダイエットによるストレスは少なくなりやすいです。

高齢者が自己判断で糖質制限することの危険性

現代の日本では、高齢者のほとんどが何らかの理由によって定期的に病院に通っています。特に、高齢になると、多くの人が糖尿病や高血圧などの生活習慣病を患います。そのため、通院している人の多くは、医師から生活習慣病を改善するための指導を受けます。

ただ、一言に「病院の先生」といっても、全員が同じ知識や責任感などをもっているわけではありません。そのため残念ながら、高齢者に対して無責任に「痩せなさい」とだけ指示する医師は少なくありません。

このような中、前項で述べたように、糖質制限は短期間で体重が減少しやすいダイエット方法です。そのため、医師から痩せろと指示された高齢者の中には、糖質制限によってダイエットしようとする人がいます。

ただ、自己流の糖質制限は、身体にさまざまな害を与えます。特に、身体の機能が衰えている高齢者は、糖質制限によって以下のような症状が起こりやすくなるため、取り返しのつかないことにつながることがあります。

筋肉量が低下しやすくなる

糖質制限をして糖質の摂取量が足りなくなると、体はタンパク質や脂質などを糖質の代わりにしようとします。このとき、体は「使っていない筋肉」を優先的にエネルギー源としようとします。これは、筋肉は「維持するためにエネルギーを多く使う組織」であるためです。

例えば、お金がなくて食べていくことすらできない状況である場合、生きていくためには手元にある物を売ってお金を作る必要があります。

このとき、使っていない車を所持しているのであれば、車を売った方が生き延びやすくなります。というのも、多くの人が知っているように、車を所持し続けるためにはお金が必要であるからです。

これと同様に、エネルギー(お金)が不足している事態では、限られたエネルギーを効率よく使う必要があります。そのため、「維持するためにエネルギーを必要とする筋肉(車)」は、このような状況で生きていくためには「燃やす(売る)べきもの」であるといえます。

このような中、多くの人が認識しているように、加齢すると運動量が低下しやすくなります。

というのも、社会人になると、自ら機会を作らなければ運動することがありません。また、運動量の少ない仕事に就くと、体を動かさずに一日の大半を過ごすことになります。

さらに、働くことによってそれなりの経済力を得ると、車を所有したりタクシーに乗ったりすることが容易にできるようになります。このようにして車に乗る機会が増えると、移動するために体を動かすことが少なくなります。

このようにして運動量が少なくなると、筋肉を維持する必要性が低くなります。そのため、運動量の少ない高齢者などが糖質制限を行うと、使っていない筋肉が多いため、筋肉量が大きく減りやすくなります。

さらに、年をとると、タンパク質の吸収能力が低下します。すると、「タンパク質」という原料の不足によって、筋肉が作られにくくなります。そのため、年を重ねてから筋肉量が低下すると、元の筋肉量には戻りにくくなります。

このようにして筋肉の量が少なくなると、体力がなくなります。すると、疲れやすくなることによって、動くことを億劫に感じやすくなります。

このような状況になると、ますます体を動かさなくなり、筋肉量低下の悪循環が生まれやすくなります。そして、高齢者が筋肉量低下を起こすと、骨折や寝たきりなどのリスクが高くなります。

このように、高齢者が糖質制限を行うと、取り返しのつかないほどの筋肉量低下が起こる可能性があります。そのため、歳を重ねても健康を維持したいのであれば、糖質制限によって痩せようとするのは避けるのが懸命といえます。

脱水症状が起こりやすくなる

前述のように、筋肉や肝臓などには糖を蓄えておく機能が備わっています。そのため、糖質制限を行って摂取するエネルギー量が足りなくなると、このような糖を燃やしてエネルギーを得ようとします。

ただ、このような貯蔵されている糖は、水とくっついて存在しています。そのため、蓄えられている糖を使うと、糖と結合していた水が体内に血液中に放たれます。

このようにして増えた血液中の水分は、やがて尿として排出されます。そのため、糖質制限を開始してから数日間は、尿の回数が増えやすくなります。

このようにして貯蔵されている糖がなくなると、その分だけ水分の放出がなくなるため頻尿症状が落ち着きます。また、糖と一緒に蓄えられていた水分が体外へ排出されているため、体重が大きく減少します。

多くの人は、このような現象を「ダイエット効果が出た」と認識します。ただ、実際には、体内の水分が失われただけであって、健康的な効果は何も起きていません。

このような中、前述のように糖質制限では、糖質食品を食べない代わりにタンパク質を多く摂ります。ただ、タンパク質が体内で代謝されると、体に有害な物質が生じます。

このような有害物質は、肝臓や腎臓などの働きによって尿として体外へ放出されます。そのため、タンパク質を多く摂ると、尿が作られやすくなることによって体内の水分が失われやすくなります。

このように、糖質制限を行うと、体内の水分が減りやすくなります。そのため、糖質制限をする際には、十分な量の水分をしっかり補給する必要があります。

このとき、若い人であれば、体内の水分量が減ってくると「のどの渇き」を感じます。そのため、タンパク質を多く摂って体内の水分量が少なくなっても、無意識のうちに水分を補給しています。

これに対して、高齢者は「のどの渇き」を感じにくくなっています。そのため高齢者は、体内の水分量が減っても、それを自覚することができません。

このようなことから、高齢者が糖質制限をすると、知らず知らずのうちに体内の水分が大きく失われて、脱水症状が起こりやすくなります。

また、高齢になると、脱水症状も自覚しにくくなります。そのため、高齢者が糖質制限などによって脱水症状になると、若い人よりも重症化する危険性が高くなります。

認知症リスクが高まる

すでに述べたように、糖質はエネルギー源となる重要な栄養素です。具体的には、健康的な身体を維持するためには、エネルギーの約6割を糖質でまかなう必要があるとされています。

このとき、ダイエットのために糖質食品をまったく摂らないようにすると、体が必要とするエネルギーの半分程度しか摂らないことになります。

通常、摂取するエネルギーの量が足りなくなると、体に蓄えている脂肪などを燃やしてこれを補おうとします。ただ、極端な糖質制限によってエネルギーの摂取量が大きく減少すると、体脂肪などによるエネルギー供給が間に合わなくなります。

特に、高齢者の体は、状況の変化に順応する能力が低下しています。そのため、糖質制限を行うことによってエネルギーの摂取量が不足すると、体がエネルギー不足に陥りやすくなります。

このようにしてエネルギー不足が起こると、さまざまな部位・器官に悪影響が起こります。例えば、脳が慢性的なエネルギー不足となると、集中力や認知機能などが低下しやすくなります。そして、このような状態が悪化すると、認知症の発症リスクが高くなるといわれています。

骨粗鬆症が起こりやすくなる

すでに述べたように、一般的な糖質制限では、タンパク質の摂取量がかなり多くなります。

ただ、タンパク質を摂り過ぎると、カルシウムが体外へ排出されやすくなるといわれています。これは、動物性タンパク質を摂取すると、体内に「シュウ酸」という物質が増加するためです。

このようなシュウ酸には、カルシウムと結合しやすい性質をもちます。そして、これらがくっついて生じたシュウ酸カルシウムは、尿と一緒に体外へ排出されます。そのため、体内のシュウ酸が多くなると、カルシウムが足りなくなりやすいとされています。

このような中、カルシウムは体のさまざまな機能に関与しています。そのため、体内のカルシウムが不足すると、生命のためのカルシウムを供給するために、骨のカルシウムが溶け出します。

そして、これが進行すると、いわゆる「スカスカの骨」となり、骨粗鬆症が発症することになります。このようなことから、糖質制限によってタンパク質の摂取量が大きく増えると、骨粗鬆症の発症リスクが高くなるといわれています。

そして、このようにして骨粗鬆症を発症すると、些細な衝撃で骨折しやすくなります。すると、日常的な生活が困難になり、寝たきりになりやすくなります。

寝たきりリスクの増加

これまでに述べたように、高齢者が糖質制限をすると、筋肉量の低下や骨粗鬆症などによって寝たきりになるリスクが高くなります。さらに、自己流の糖質制限は、怪我をしやすくなることにもつながります。

というのも、糖質制限をして慢性的なエネルギー不足に陥ると、体力・集中力の低下やふらつき、めまいなどの症状が起こりやすくなります。

若い人であれば、このような症状が起きても転倒することはあまりありません。ただ、若い人に比べて筋肉量が少ない高齢者は、軽いふらつき・めまいでも転倒しやすくなります。

このとき、骨粗鬆症によって骨がもろくなっていると、転倒によって骨折しやすくなります。また、このようにして足や腰などを骨折すると、一定期間寝て過ごすことになります。

すると、筋肉量がさらに低下して、満足に動くことができなくなり、いわゆる「寝たきり老人」になりやすくなります。

このように、高齢者が自己判断で糖質制限をすることにはさまざまな危険性があります。そのため、高齢者は、専門家の指示・指導なしに糖質制限をするべきではないといえます。

糖質制限の代わりに青汁がおすすめな理由

これまでに述べたように、高齢者の糖質制限はリスクの高い健康法です。とはいえ、糖質の摂取にも、さまざまなリスクが伴います。

というのも、糖質を摂取しすぎると、肥満になったり老化が進んだり、脳の機能が低下したりなどのさまざまな症状が起こります。また、生活習慣病が発症しやすくなり、脳卒中や心筋梗塞、認知症などの発症リスクが増加します。

また、糖質の摂取量を多くしないように気をつけていても、摂取する糖質食品の種類によっては、糖質を過剰摂取したときと同様の症状が起こりやすくなります。

そのため、高齢者は糖質制限をするべきではないものの、糖質の摂取には注意を払う必要があるといえます。

このような中、野菜の絞り汁である青汁には、糖質摂取によるデメリットを和らげてくれる成分が含まれています。また、青汁には高齢者が積極的に摂るべき栄養素も豊富に含まれています。

そのため、体の健康を維持したいのであれば、糖質制限ではなく青汁を飲むことをおすすめします。そうすることで、以下のようなメリットを得ることができます。

糖質の吸収スピードを緩やかにする

糖質を摂ることによるデメリットの多くは、インスリンが過剰に分泌されることによるものです。そして、このようなインスリンの過剰分泌は、糖質の摂り過ぎだけではなく、摂取する糖質食品の種類によっても起こります。

というのも、インスリンの分泌量は、血液中の糖が多くなるほど増加します。このとき、摂取した糖質が素早く吸収されると、血液中に糖が一気に流れ出ることになります。

このようにして血糖値が急上昇すると、インスリンの分泌量も多くなります。そのため、吸収されやすい糖質食品を食べると、インスリンの過剰分泌によるさまざまな症状が起こりやすくなります。

このような中、植物性食品に含まれている食物繊維には、糖の吸収スピードを緩やかにするという働きがあります。

食物繊維とは、人体で消化・吸収できない成分のことをいいます。そのため、食物繊維を摂ると、摂取した糖質が消化酵素と触れにくくなります。

このようにして糖質が消化酵素と触れることができないと、人体で吸収できる大きさに分解することができません。そのため、糖質食品と一緒に食物繊維をしっかり摂ると、糖質の吸収スピードが遅くなり、インスリンの過剰分泌が起こりにくくなります。

そして、野菜を原料とする青汁には、このような食物繊維が豊富に含まれています。そのため、青汁を食卓に取り入れると、糖質の吸収が抑えられることによって、糖質による病気のリスクが低くなりやすいといえます。

このとき、糖質の吸収を効率的に抑えたいのであれば、食前や食事中などに青汁を飲むことをおすすめします。というのも、糖質は他の栄養素に比べて吸収されやすい性質をもつためです。

そのため、糖質食品を先に食べると、速やかに消化吸収されやすくなります。このようなことから、青汁は糖質食品を食べる前や、糖質食品を食べながら飲むことをおすすめします。

AGEの発生を抑える

前述のように、糖質の摂取におけるデメリットの1つは、インスリンの過剰分泌です。そして、もう1つのデメリットは、「AGE(終末糖化産物)」が産生されやすくなることです。

AGEとは、糖とタンパク質がくっついた状態の物質です。また、このようにして体内のタンパク質が糖と結合した状態になることを「糖化」といいます。

このようなAGEには、老化を促進する働きがあります。そのため、体内にAGEが増えると、体のさまざまな部位・組織に老化現象が起こりやすくなります。

具体的には、AGEが多くなると、肌にシミやシワなどが増えやすくなります。また、血管が固くなって詰まりやすくなり、脳梗塞や心筋梗塞などの病気が起こりやすくなります。そのため、さまざまな病気を防ぐためにも、体内にAGEを増やさない工夫が必要となります。

このようなAGEは、血液中の糖が多いほど作られやすくなることがわかっています。そのため、糖質の摂取量が多いと、その分だけAGEが発生しやすくなります。

また、糖とタンパク質からAGEが発生するためには、「活性酸素」の影響を受ける必要があります。活性酸素とは、触れた物質を壊す作用の強い酸素のことをいいます。そのため、体内の活性酸素が少なくなると、AGEが発生するリスクは低くなるといえます。

ただ、このような活性酸素は、細胞の代謝などによって日常的に発生しています。そのため、体内の活性酸素をゼロにすることは不可能です。

とはいえ、体内で生じた活性酸素は、食品中の抗酸化物質や体内に備わっている抗酸化酵素などによって日々消去されています。

そのため、活性酸素によるAGEの発生を抑えるためには、抗酸化物質をしっかり摂ったり、抗酸化酵素の働きを助けたりする必要があります。

このような中、青汁には、ビタミンCやビタミンEなどの抗酸化ビタミンが豊富に含まれています。また、体内で抗酸化ビタミンとなるβカロテンや、強い抗酸化力をもつポリフェノールなども含有されています。

さらに、抗酸化酵素が働くためには、亜鉛や銅などのさまざまなミネラルが必要不可欠です。そして、青汁には、このようなミネラルもたくさん含まれています。

そのため、青汁を習慣的に飲むようにすると、体内の活性酸素が減少しやすくなります。すると、体内におけるタンパク質の糖化が起こりにくくなるため、AGEによる病気の発症リスクを減らすことができるといえます。

摂取した栄養が代謝されやすくする

すでに述べたように、糖質を摂取しすぎたり糖質の吸収スピードが早かったりすると、さまざまな不調が起こりやすくなります。また、摂取した糖質がエネルギー源として使用されないと、このような糖質摂取のデメリットが表面化しやすくなります。

そして、糖質を燃やしてエネルギーを生み出すためには、ビタミンB1の助けを借りる必要があります。そのため、糖質摂取のデメリットを減らすためには、ビタミンB1をしっかり摂ることが大切です。

このような中、青汁にはさまざまな種類のビタミンBが含まれています。そのため、青汁を飲む習慣をつけると、栄養不足による代謝不良を防ぎやすくなります。

このように、青汁には糖質の摂取によるデメリットを和らげる成分が多く含まれています。そのため、青汁を日々の生活に取り入れると、体に必要な栄養をしっかり補給しながら、糖質を摂取することによるさまざまなデメリットを軽減することができます。

このようなことから、歳を重ねても体の健康を維持したいのであれば、糖質制限ではなく青汁を習慣的に飲むようにしましょう。また、身近に高齢者がいるのであれば、青汁を勧めてみてください。

そうすることによって、高齢者が健康的な体を維持することができるようになり、自立した生活ができるようになります。そして、このようにして高齢者が自立することができると、本人だけではなく周りの人も、ストレスの少ない日々が送れるようになるはずです。