「妊娠中の女性につらい症状が現れやすい」ということは、広く認知されています。

一方で、「妊婦にどのような症状が現れるか」ということは、経験者やその伴侶、専門家しか知らないことがほとんどです。

実際に、「妊娠中の貧血」はほどんどの妊婦が経験する症状であるものの、「妊娠中には貧血に注意する必要がある」という事実はあまり知られていません。

ただ、場合によっては、妊娠中の貧血が「人生を左右する大きな出来事」につながることがあります。そのため、妊娠が発覚したら、貧血症状が出る前から貧血対策を行う必要があります。

このような中、青汁は貧血の予防や改善などに効果の高い飲み物です。そのため、青汁を日常的に飲むようにすると、妊婦生活が快適なものになりやすくなります。

さらに、青汁には貧血対策以外にも、「妊婦が飲むべき3つの理由」があります。

そこで、ここでは、妊娠中の貧血について解説し、妊婦が青汁を飲むべき理由を述べていきます。

妊婦の貧血は非妊娠時の貧血とどう違う?

通常、女性は男性に比べて貧血になりやすいです。これは、女性は男性よりも食べる量が少ないため、鉄の摂取量が不足しやすいためです。

また、非妊娠時の健康的な女性には、月経があります。このような月経は、通常毎月起こるものであり、出血を伴います。そのため、女性は男性よりも「血が足りなくなりやすい性質がある」といえます。

実際に、現代の日本では、貧血状態の女性がかなり多く、その数は1000万人を超えているといわれています。

そして、このような貧血になっている人が妊娠すると、さらに貧血が悪化しやすくなります。これは、妊娠中は貧血が起こりやすい時期であるためです。

妊娠中は栄養不足が起こりやすい

多くの人が知っているように、妊娠中の女性は、おなかの中で赤ちゃんを育てています。そのため、妊娠中の女性は、食べ物などから摂取した栄養素を赤ちゃんに分け与えている状態になります。

また、生命の危機などの特別な場合を除き、このような赤ちゃんへの栄養供給は優先して行われます。そのため、妊娠中に食事からの栄養摂取が少なくなると、母体が必要とする栄養素が足りなくなります。

このとき、鉄や葉酸などの「血を作るために必要な栄養素」が不足すると、母体に貧血が起こりやすくなります。このようなことから、赤ちゃんに栄養を分け与えている妊娠中には、貧血が起こりやすくなることがわかります。

妊娠中は血液が薄くなる

おなかの中の赤ちゃんが生きていくためには、栄養素だけではなく酸素も必要不可欠です。そのため、母体は栄養素とともに、酸素も赤ちゃんへ分け与えています。そして、このような栄養素・酸素の運搬を担っているのが血液です。

このとき、血液の量が妊娠前と同じ量のままだと、赤ちゃんへ十分な量の酸素を運べなくなります。そのため、妊娠中には、赤ちゃんへ効率よく酸素を供給するために、血液の量が多くなります。

ただ、このようにして血液が増加するためには、その分だけ「血を作るのに必要な栄養素」が必要となります。そのため、妊娠中に鉄や葉酸などの摂取量が不足すると、妊娠中の血液増加が起こりにくくなり、母体に貧血症状が現れやすくなります

また、妊娠中には「血液の総量」が増えるものの、「血液中の赤血球」はそれほど増えないことがわかっています。

赤血球は、酸素を運ぶ役割を担っている血液成分です。そのため、十分な量の栄養素を摂って血液がしっかり増えても、血液の酸素運搬能力はそれほど向上しません。

このようにして「薄い血液」になると、その分だけ母体の体に酸素不足が起こりやすくなります。このようなことから、妊娠中には「食生活に気をつけていても、貧血症状が現れやすい」ということがわかります。

血液の流れが変わる

すでに述べたように、妊娠中には、酸素や栄養素などが赤ちゃんへ優先的に与えられるようになります。そのため、妊娠中には、赤ちゃんがいる「子宮」に血液が送られやすくなります。

このような状態になると、血液が「子宮以外の組織」に送られにくくなります。そのため、妊娠中には、血液の酸素運搬能力にかかわらず、子宮以外の組織にも酸素不足が起こりやすい状態となります。

特に、さまざまな組織の中でも「脳」は、多くの血液を必要とする組織です。そのため、妊娠による血流の変化によって脳が血液不足となると、立ちくらみやフラつきなどの貧血症状が起こりやすくなります。

このように妊娠中は、食事に気をつけていても貧血が起こりやすい時期です。そのため、妊娠中に「貧血になりやすい食生活」を送っていると、貧血が重症化しやすくなります。

そして、妊娠中の貧血は、非妊娠時の貧血よりも「怖い病気」です。これは、妊娠中の貧血は、重篤な症状が現れたり命を落とす原因になったりすることがあるためです。

妊婦の貧血が怖い理由

すでに述べたように、妊娠中はさまざまな不調が起こりやすい時期です。

またこれは、妊婦自身がもっとも実感しています。そのため、妊婦のほとんどは、自身に不調が現れても「妊娠中だから」という理由で我慢しています。

これと同様に、妊婦の中には、妊娠中の貧血症状を「仕方のないこと」として我慢している人が少なくありません。

ただ、これから述べるように、妊娠中の貧血は、母体だけではなく赤ちゃんにも悪影響を与えます。そのため、赤ちゃんの健康を考えるのであれば、妊娠中の貧血は早期に対処すべきであるといえます。

赤ちゃんにおける発育不良の原因となる

すでに述べたように、おなかの赤ちゃんには、優先して酸素や栄養素などが運ばれています。そのため、母体が軽度の貧血になっても、赤ちゃんが発育不良を起こすことはありません。

ただ、おなかの赤ちゃんが必要とする酸素・栄養素は、成長とともに多くなります。そのため、妊娠初期や中期などの貧血を放置して貧血が悪化すると、妊娠後期には「赤ちゃんが十分な酸素・栄養素を得られない状態」になることがあります。

このようにして赤ちゃんが酸素・栄養素不足になると、その分だけ成長不良が起こりやすくなります。実際に、妊娠中に重度の貧血が起こると、「低出生体重児」となるリスクが高まることがわかっています。

低出生体重児とは、2500g未満で生まれた赤ちゃんのことであり、昔は「未熟児」と呼ばれていました。

低出生体重児は、2500~4000g未満で生まれた「正出生体重児」よりも体の機能が未熟である傾向があります。そのため、低出生体重児は、正出生体重児よりも健康面でのリスクが高いのです。

また、低出生体重児は、正出生体重児よりも生活習慣病のリスクが高いことがわかっています。これは、低出生体重児は肥満になりやすいためです。

というのも、低出生体重児は、おなかの中で「成長に必要な栄養素が足りない」という状況を経験しています。

このような環境下で生きていくためには、摂取した栄養素を有効に活用する必要があります。そのため、低出生体重児は、少ない量のエネルギー源で生きていける「飢餓に強い体質」となっていることが多いです。

ただ、これを言い換えると、「通常量の食事でも太りやすい」ということです。そして、肥満は、さまざまな生活習慣病の原因となります。

このようなことから、低出生体重児は、正出生体重児よりも生活習慣病のリスクが高くなりやすいということがわかります。そのため、妊娠中の貧血は、赤ちゃんの発育不良を引き起こすだけではなく、赤ちゃんの将来にも悪影響を与える可能性があるといえます。

妊娠中の貧血は精神的なストレスになる

現代の日本では、昔と違って「女性も働く」ということが一般的になっています。そのため、お金のためだけではなく、自身の人生をかけて仕事を続けている女性はかなり多いです。

また、このような「仕事に誇りを持っている女性」が妊娠すると、「出産ギリギリまで働き続ける」というケースが少なくありません。

ただ、すでに述べたように、妊娠中はさまざまな不調が生じやすい時期です。そして、仕事をしていると、不調が生じても休めないことが多いため、「症状を我慢しながら仕事に取り組まざるを得ない場合」があります。

とはいえ、徹夜明けの仕事がはかどらないのと同様に、妊娠中の不調を我慢しながら仕事をしても、普段と同じパフォーマンスは発揮できません。

そして、このようにして「仕事において自身が求める結果」を出せなくなると、「社会的な信用」や「自分の居場所」などを失うような焦燥感に駆られるようになります。このようなことから、仕事をしている妊婦が貧血になると、強いストレスが生じやすくなることがわかります。

また、責任を持って仕事に取り組んでいた人が、妊娠によって仕事をやめざるを得なくなると、虚無感に苛まれることがあります。

特に、人と関わる仕事についていた人は、人とコミュニケーションを取る機会が激減することによって孤独感も生じやすくなります。つまり、強いストレスが生じるということです。

このような中、妊娠中はもともと、体調や環境などの変化によって精神的なストレスが生じやすい時期です。

そのため、妊娠中のストレスに、仕事のプレッシャーや仕事を辞めたことによる虚無感・孤独感が加わると、精神への負荷が強くなりすぎることによってうつ病を発症することがあります。

このようなことから、妊娠中の貧血は、うつ病の引き金になることがあるのです。

さらに、妊娠中の貧血は、妊娠中だけではなく産後の女性にも悪影響を与えます。具体的には、これから述べるように、妊娠中の貧血は「産後の育児をつらいものにする」といえます。

産後にも影響する「妊娠中の貧血」

前項で述べたように、妊娠中に貧血になると、強いストレスが生じてうつ病を発症しやすくなります。そして、このようなうつ病は、産後にも影響することがあります。

というのも、育児は、子どもを産んだその瞬間から始まります。そのため、多くの母親は、「妊娠や出産などによって生じた不調」を抱えたまま育児に取り組むことになります。

さらに、産後はホルモンバランスの影響によって精神状態が大きく変化しやすい時期です。そのため、妊娠中にうつ症状が出ていると、産後もうつ症状が継続することがあります。

ただ、育児は精神的に追いつめられた状態でこなせるような「楽な仕事」ではありません。特に、1人目の育児には強いストレスを感じる人が多く、「出産前にはうつ病ではなかった人」も産後うつにかかることがあるほどです。

このようなことから、妊娠中に貧血になっていると、産後うつが発症して育児が困難になりやすくなるということがわかります。

さらに、通常分娩時には、大量の血液を失います。そのため、妊娠中に貧血になっていると、分娩によって貧血が悪化しやすくなります。

このとき、赤ちゃんの栄養源である「母乳」は、母体の血液から作られます。そのため、母体が貧血になると、母乳がうまく作れなくなります。

そうすると、赤ちゃんに十分な母乳を与えることができなくなり、母乳育児が軌道に乗りにくくなります。

とはいえ、現代の日本では、赤ちゃんが母乳を飲めなくても、栄養価の高い粉ミルクを与えることができます。そのため、母体の不調によって母乳育児ができなくても、赤ちゃんが栄養不足になることはありません。

ただ、母乳育児には、免疫や精神面などでのメリットがあるのは事実です。そのため、妊娠中に貧血になっていると、赤ちゃんにこのようなメリットを与えることができなくなりやすいといえます。

また、母乳にはこのようなメリットがあるため、無理をしてでも母乳育児を行おうとする人は少なくありません。ただ、貧血によって母乳が出にくい状況で母乳育児を無理に行おうとすると、赤ちゃんが栄養不足を起こします。

このようにして赤ちゃんが十分な栄養を摂れなくなると、成長不良が起こるとともに、「ずっと泣き続ける」ということになります。すると、母親が強いストレスを感じやすくなります。

このようなストレスは、産後うつ発症のリスクを高めるとともに、母乳が分泌されにくい体質を作ります。このようなことから、妊娠中の貧血は、産後うつや完全母乳育児の失敗などの原因になるということがわかります。

命を落とす危険性も高くなる

すでに述べたように、妊娠中の貧血では、脳が酸素不足に陥りやすくなります。そのため、妊娠中に貧血になると、立ちくらみやフラつきなどが生じやすくなります。

このようにして正常に立っていられないような状態になると、転倒するリスクが高くなります。そして、妊娠中に転倒しておなかを強く打つと、流産や死産などのリスクが高まりやすくなります。

さらに、貧血症状が悪化すると、脳に十分な酸素が送られないことによって失神してしまうことがあります。そうすると、おなかの赤ちゃんだけではなく、母体も死に至るリスクが高くなります。

また、前述のように、妊娠中の貧血は産後うつのリスクを高めます。そして、産後うつを発症すると、虐待や自殺などに至りやすくなります。このようなことから、妊婦の貧血は、決して軽視してはいけない病気であることがわかります。

妊娠中の貧血予防に青汁がおすすめな理由

これまでに述べたように、貧血は妊娠中に起こりやすい症状であるものの、放っておくと重大な事態につながることがあります。そのため、妊娠中には、積極的に貧血対策を行うことが大切です。

このような中、青汁は妊婦の貧血対策に最適な飲み物です。

というのも、これから述べるように、青汁は貧血を予防したり改善したりする効果があるだけではなく、「妊娠中に嬉しい効果」があるためです。

貧血予防に必要な栄養素がたっぷり含まれている

すでに述べたように、貧血を改善・予防するためには、「血液の生成に必要な栄養素」をしっかり摂る必要があります。

特に、妊娠中は赤ちゃんに栄養を与えることによってこれらの栄養素が不足しやすい時期です。そのため、妊娠中は、意識してこのような栄養素を摂る必要があります。

このような中、青汁には、鉄や銅、葉酸などの「血液を作る栄養素」がたっぷり含まれています。

さらに、青汁には鉄の吸収を高める働きのある「ビタミンC」も含まれています。そのため、青汁を毎日飲むようにすると、栄養不足による貧血を防ぎやすくなります。

また、青汁に含まれている「クロロフィル」という色素成分には、血を作りやすくして貧血を改善させる効果があることが判明しています。このようなことからも、青汁は貧血の予防や改善などに最適な飲み物であるということがわかります。

胎児の発育に不可欠な成分が含まれている

すでに述べたように、葉酸は血液を作るために欠かせない栄養素の1つです。

さらに、葉酸は細胞の分裂にも関与しています。そのため、細胞分裂を活発に行っている胎児は、多くの葉酸を必要とします。

このとき、妊娠初期に葉酸の摂取量が足りなくなると、赤ちゃんに先天性障害が生じやすくなることがわかっています。そのため、貧血予防だけではなく、赤ちゃんの健全な成長のためにも、葉酸を意識して摂る必要があります。

そして、すでに述べたように、青汁はこのような葉酸を多く含む飲み物です。そのため、青汁を習慣的に飲むと、血液の生成に必要な分だけではなく、赤ちゃんが必要とする分の葉酸もしっかり補給できるようになります。

つわり中でも飲みやすい

妊娠2~3ヶ月は、「つわり」という症状が現れやすい時期です。このようなつわりには、「食べ物を食べると吐くつわり」や「過食に走りやすくなるつわり」、「よだれが止まらなくなるつわり」などのさまざまなタイプがあります。

そして、このようなつわりの中でも、もっとも多いのが「特定の食べ物しか食べられなくなるつわり」です。

このようなタイプのつわりでは、「トマト」や「グレープフルーツ」、「すいか」などの特定の食べ物しか食べられなくなります。そして、これら以外の食べ物は、ニオイを嗅ぐだけで吐き気が生じるほど、受け付けなくなりやすいです。

特に、白飯やパンなどの糖質食品や、食肉や魚などの動物性食品は、つわり中に食べられなくなることが多いです。そのため、妊娠初期には、つわりによって動物性食品からの鉄分摂取量が低下しやすくなります。

一方で、野菜はつわり中でも食べられる人が多い食材です。そのため、野菜を原料としている青汁も、つわり中に飲むことができる飲料であるといえます。

実際に、妊娠経験者の多くが、「つわり中でも青汁は飲むことができた」と語っています。このようなことからも、青汁は妊娠中の貧血対策に最適な食品であることがわかります。

手軽に飲める

すでに述べたように、妊娠中には葉酸などのビタミン類や、鉄・亜鉛などのミネラル類をたくさん摂取する必要があります。

このようなビタミン・ミネラルは、野菜に多く含まれています。そのため、妊娠中には、たくさんの野菜を食べなければいけません。

ただ、妊娠中期~後期になると、おなかが大きくなって動きづらくなります。また、手元での作業が困難になるため、調理や掃除などの家事を行うのが困難になっていきます。

このようにして調理ができなくなると、食事を簡単に済ませがちになります。すると、野菜の摂取量が不足しやすくなり、母体やおなかの赤ちゃんなどが栄養不足となりやすくなります。

このような中、青汁は水に溶かしたり解凍したりするだけで簡単に飲むことができます。そのため、妊娠中の不調によって調理が困難な場合でも、青汁を飲むようにすると手軽に野菜の栄養素を補給できるようになります。

貧血予防で青汁を飲む際のコツ

これまでに述べたように、青汁には、貧血を予防したり改善したりする効果のある栄養素・成分が豊富に含まれています。そのため、貧血が起こりやすい時期である妊娠中の女性は、積極的に青汁を飲むべきです。

また、貧血対策で青汁を飲むのであれば、以下のようなコツを踏まえて実践するようにしましょう。そうすることで、貧血をより予防しやすくなり、妊娠中のさまざまな不調を防ぐことができるようになります。

妊娠発覚前から青汁を飲む

すでに述べたように、貧血の症状は「貯蔵している鉄」が少なくなってきた時点で現れてきます。

そして、このような症状は、貯蔵鉄が十分な量になるまで続きます。そのため、貧血を改善するために鉄を補給し始めても、一定期間は貧血症状が現れたままとなります。

特に、妊娠時は鉄や葉酸などの必要量が多くなるため、貧血対策を行ってもなかなか症状が改善しないことが多いです。このようなことから、妊娠を考えているのであれば、妊娠前から青汁を飲んで貯蔵鉄を増やしておくことが大切であるといえます。

また、胎児が多くの葉酸を必要とするのは、妊娠超初期です。そのため、この時期に葉酸が不足すると、先天性障害が生じやすくなります。

ただ、このような妊娠超初期は、「妊娠検査薬に陽性反応が生じない時期」です。そのため、妊娠超初期には、妊娠を自覚することはできません。

このようなことから、葉酸不足による胎児奇形を防ぐためには、妊娠が発覚する前から積極的に補給することが大切であるといえます。そのため、妊娠初期の葉酸補給のためにも、妊娠していないときから青汁を飲む習慣をつけましょう。

妊娠中期~後期は牛乳と一緒に

妊娠中期や後期などには、子宮がかなり大きくなって胃を押し上げるようになります。そして、このようにして胃が圧迫されると、「胃の入り口」が緩くなって胃酸が食道へ流れ込みやすくなります。

このような症状は、妊娠の経過によるものであるため、防ぐことはできません。ただ、寝ている時にこのような症状が起こると、特に胃酸が食道に流れ込みやすくなります。すると、食道が荒れるだけではなく、眠りにくくなってストレスが溜まりやすくなります。

このような中、青汁などの植物性食品に含まれている「食物繊維」には、胃の働きを活発にする働きがあります。そのため、妊娠中期や後期などに青汁を飲むと、胃酸の分泌量が増える人がいます。

このようにして胃酸が多く分泌されると、その分だけ胃酸が食道へ流れ込みやすくなります。そのため、妊娠中期~後期には、青汁を牛乳と一緒に飲むことをおすすめします。

というのも、牛乳には胃酸を中和する働きがあります。そのため、青汁を牛乳と一緒に飲むようにすると、胃の中の胃酸が少なくなりやすくなります。

また、牛乳を飲むと、食道の粘膜が牛乳の成分に覆われるため、胃酸の刺激から食道を守ることができます。そのため、青汁を牛乳と一緒に飲むようにすると、妊娠中期や後期などに起こりやすい「胃酸の逆流」が起こりにくくなります。

お茶入りの青汁は選ばない

市販青汁の中には、飲みやすい味にするために「緑茶」を添加しているものがあります。ただ、このような緑茶には、タンニンという「鉄の吸収を阻害する成分」が含まれています。そのため、お茶入りの青汁は、貧血対策に向きません。

特に、妊娠中は鉄不足による貧血が起こりやすい時期です。そのため、貧血ではなくても、妊娠中にはお茶入り青汁を避けるのが無難といえます。

また、お茶にはカフェインも多く含まれています。そして、以下に述べるように、カフェインは妊娠中に避けるべき成分の1つです。そのため、妊娠中には、「お茶入り青汁」だけではなく、「お茶そのもの」もなるべく控えた方がいいといえます。

コーヒー・お茶は控えめに

前項で述べたように、お茶にはタンニンが含まれています。また、このようなタンニンは、コーヒーにも含まれています。そのため、これらの飲み物は、青汁を飲んだ直後には飲まない方がいいといえます。

さらに、これら飲み物に含まれている「カフェイン」には、血管を収縮させたり脳を興奮させたりする働きがあります。

このようにして血管が収縮すると、血液の流れが悪くなって胎児に十分な酸素・栄養素が行き届きにくくなります。そのため、妊娠中にカフェインを摂り過ぎると、胎児の成長が阻害されて低出生体重児になりやすくなります。

また、妊娠中におけるカフェインの過剰摂取は、流産になるリスクを高めることがわかっています。実際に、海外では妊娠中のカフェイン過剰摂取によって、赤ちゃんが低出生体重児となったり流産・死産になったりした事例があります。

このようなことからも、妊娠中にはなるべくカフェインを摂らないようにすることが大切です。具体的には、妊娠中には「カフェインを含む飲み物」をカップ1杯程度に抑えるのが無難といえます。

このように、青汁は妊娠中の貧血対策に最適な飲み物です。そのため、妊娠を考えていたり妊娠中であったりする女性は、なるべく早く青汁を飲み始めることをおすすめします。

そうすることによって、妊娠中だけではなく、産後の不調までも防ぎやすくなり、子育てをする時間が貴重で楽しいものとなるはずです。