青汁には、さまざまな健康効果があります。例えば、青汁を習慣的に飲むと、がんや肥満などを予防したり、肌荒れなどが起こりにくくなったりすることが期待できます。

また、青汁には、糖尿病の予防や改善などに役立つ成分が豊富に含まれています。そのため、糖尿病を予防したい人や、糖尿病を悪化させたくない人などは、青汁を飲むことによって健康的な生活を長く続けやすくなります。

そして、糖尿病の中でも特に、「妊娠糖尿病」の人は青汁の飲用をおすすめします。これは、妊婦は、行動にさまざまな制限があるためです。

そこでここでは、まず糖尿病の種類について解説し、妊婦の糖尿病に青汁がおすすめである理由について述べていきます。

糖尿病にはさまざまな種類がある

糖尿病とは、血液中の糖が多くなりすぎた状態のことをいいます。このような症状は、体質や生活習慣、環境などのさまざまな要因によって起こります。そのため、糖尿病は、発症の原因によって大きく4つに分けることができます。

そして、これらの糖尿病は、それぞれ特有の性質があります。そのため糖尿病は、発症した原因によって対処の方法が異なります。

妊娠糖尿病も例外ではなく、一般的にいわれている糖尿病とは異なる原因によって起こります。そのため、妊娠糖尿病を防ぐためには、他の糖尿病との違いを理解することが大切です。

そこで、以下に代表的な糖尿病の種類について解説していきます。

1型糖尿病

前述のように、糖尿病は「生活習慣病の一種である」とされています。これは、糖尿病の発症には、生活習慣の質が大きく関わっているためです。

ただ、糖尿病の中でも、「1型糖尿病」とされるタイプは、生活習慣病ではありません。これは、1型糖尿病は、生活習慣によって発症が左右されるものではないためです。

1型糖尿病とは、何らかの原因によってインスリンが分泌できなくなっている糖尿病を指します。インスリンとは、血液中の糖を細胞などに取り込ませる働きをするホルモンのことです。

このようにして血液中の糖が細胞へ移動すると、その分だけ血糖が少なくなります。そのため、インスリンは「血糖値を下げるホルモン」であるといえます。

前述のように、1型糖尿病とはインスリンが分泌できなくなった状態のことをいいます。このようなことから、1型糖尿病は、機能的欠陥により著しく血糖値が下がりにくい状態であるということがわかります。

このような1型糖尿病の発症原因は、完全に解明されているわけではありません。ただ、1型糖尿病の多くは、「自己免疫疾患」によって発症しているといわれています。

自己免疫疾患とは、本来外敵と戦うはずの「免疫」が、自分の体を傷つける病気のことをいいます。というのも、本来免疫は、外部から侵入したウイルス・細菌や異常化した細胞などを見つけてこれを排除する働きを担っています。

このとき、ウイルスなどの外敵が攻めてくると、次の侵入に備えて「抗体」というタンパク質を作ります。このような抗体は、再び襲来した外敵と結合し、免疫システムをすばやく作動させるスイッチとなります。また、このような「抗体を作られた外敵」を「抗原」と呼びます。

このようにして抗体が外敵である抗原と結合すると、周辺組織に炎症が起こり、血液が流れやすくなったり免疫細胞が活性化したりします。すると、外敵が免疫細胞に壊されやすくなり、ウイルスなどの感染リスクから体を守ることができます。

ただ、このような免疫が過剰に働くと、体内の正常な細胞に対して抗体を作ることがあります。このような抗体を「自己抗体」といいます。

このようにして自己抗体ができると、体内の健康な細胞が「外敵」とみなされます。すると、抗原となった細胞のまわりに炎症が起こったり、健康な細胞が免疫細胞に壊されたりするようになります。これが「自己免疫疾患」です。

このような自己免疫疾患が膵臓に起こると、膵臓内のβ細胞などが外敵とみなされて破壊されるようになります。すると、β細胞によるインスリン分泌が行えなくなるため、食事などによって上がった血糖値が下がりにくくなります。つまり、糖尿病が発症するということです。

このような自己免疫疾患は、遺伝や環境などさまざまな要因によって生じます。そのため、1型糖尿病は、規則正しい生活習慣を送っていても発症することがあります。

また、1型糖尿病患者の中には、自己抗体が確認できないケースがあります。このような人は、自己免疫疾患による糖尿病ではない可能性が高いため、ウイルス感染によるβ細胞の破壊が疑われています。

とはいえ、このようなケースの1型糖尿病も、生活習慣の改善によって防ぐことはできません。このようなことから、1型糖尿病は、生活習慣に起因した病気ではないことがわかります。

このような1型糖尿病における患者の多くは小児であり、糖尿病患者のうち約5~10%を占めています。

2型糖尿病

一般的に、糖尿病は生活習慣病の一種とされています。そして、このような生活習慣病とされている糖尿病が「2型糖尿病」です。

このような2型糖尿病は、糖尿病患者の約90%を占めるといわれています。つまり、日本では、糖尿病患者のほとんどが2型糖尿病であるということです。

このような2型糖尿病は、悪い生活習慣を続けることによって発症リスクが上がります。というのも、2型糖尿病は過食や運動不足、肥満などによって発症リスクが上昇する病気であるからです。

例えば、食事に含まれる糖質の量が多いと、その分だけインスリンの分泌量が増加します。このような状況が長く続くと、組織や器官などがインスリンの作用に慣れてしまい、徐々に効き目が弱くなっていきます。すると、高くなった血糖値を下げるために、インスリンがさらに分泌されるようになります。

このようにしてインスリンの分泌量が増えると、インスリンの効き目がさらに悪化していきます。そして、インスリンの過剰分泌によって膵臓の働きが低下していき、インスリンの分泌がうまく行われにくくなります。

このようにしてインスリンの働きが低下したりインスリンの分泌量が少なくなったりすると、血液中の糖が細胞などに取り込まれにくくなることによって、血糖値が高い状態が続きます。つまり、糖尿病が発症するということです。

また、運動不足や過食などによって肥満になると、インスリンの働きが低下することがわかっています。そのため、肥満になると、2型糖尿病の発症リスクが高くなります。

このように2型糖尿病は、悪い生活習慣を続けることによって発症リスクが上がる病気です。そのため、糖尿病を患っている人の多くは、生活習慣を正すことで症状の改善が見込めます。

また、一方で、2型糖尿病は良い生活習慣を続けることによって予防しやすい病気です。そのため、現在糖尿病にかかっていない人であっても、発症を予防するために生活習慣を見直してみることが大切です。

妊娠糖尿病

一般的に、妊娠すると定期的に妊婦健診を受けます。そして、このような妊婦健診では、毎回採尿が行われます。これは、尿中の糖やタンパク質などの量を検査するためです。

というのも妊娠中は、糖尿病が発症するリスクが上昇します。これは、胎盤から分泌される「プロゲステロン」というホルモンに、インスリンの働きを抑制する作用があるためです。

このようなプロゲステロンは、妊娠を維持するために働くホルモンです。そのため、妊娠中の体では、妊娠を継続させて流産を防ぐために、プロゲステロンが大量に分泌されています。このようなことから、妊娠中は、ホルモンの影響によってインスリンの作用が働きにくい状態であるということがわかります。

このようにしてインスリンの働きが悪くなると、血糖値が下がりにくくなるため糖尿病のリスクが上がります。そのため、妊娠中に過食や運動不足などの糖尿病が発症しやすい生活を送ると、糖尿病を発症することがあります。

ただ、このような妊娠による糖尿病は、出産後にプロゲステロンの分泌量が低下すると、治ることがほとんどです。そのため、妊娠中に発症した糖尿病は、他の発症原因と区別されて「妊娠糖尿病」と呼ばれます。

前述のように、妊娠糖尿病のほとんどは、出産後に症状がなくなります。ただ、妊娠中に糖尿病を発症していると、妊婦や胎児などが合併症にかかるリスクが高くなります。

また、通常の糖尿病治療に使用される飲み薬は、胎児を奇形にしやすくする作用があります。そのため、妊娠中に糖尿病を発症すると、厳格な食事制限やインスリン注射などを行う必要が生じるため治療が困難となります。

このような中、前述のように、糖尿病の症状は自覚しにくいものが多いです。そのため、妊娠糖尿病の合併症から母子を守るためには、妊娠糖尿病を早期に発見する必要があります。

このようなことから全国の産院では、妊婦健診で毎回採尿を行っています。これによって、妊娠糖尿病を早期に発見して、症状の悪化や合併症の発症などを防いでいます。

続発性糖尿病

前述のように、糖尿病の多くは、インスリンの働きが悪くなったり分泌量が減ったりすることによって起こります。ただ、糖尿病は、「糖尿病を誘発しやすい病気」を患うことによっても発症します。

例えば、慢性膵炎などの病気が膵臓に生じると、インスリンの分泌能力が低下します。前述のように、このようなインスリン分泌量の低下は、糖尿病発症の原因となります。

また、肝硬変など肝臓の病気が発症すると、「糖を蓄える」という機能が正常に働きにくくなります。すると、肝臓に糖が取り込まれないことによって血糖値が下がりにくくなり、糖尿病が発症しやすくなります。

さらに、炎症を抑えるために使用されることの多い「ステロイド剤」には、血糖値を上げる作用があります。

というのも、ステロイド剤とは、体内で分泌されるホルモンである「コルチゾール」を医薬品としたものです。つまり、ステロイド剤を服用するということは、外からコルチゾールを補給するということになります。

前述のように、コルチゾールとは、ストレス時に分泌されるホルモンです。そして、コルチゾールには、ストレスに対抗するために血糖値を上げる作用があります。そのため、全身性の慢性的な炎症などによってステロイド剤を服用すると、血糖値が上がって糖尿病が発症しやすくなります。

このように、糖尿病は、さまざまな原因によって発症します。また、これまでに述べたような原因以外にも、特定の遺伝子に異常が起きることによっても糖尿病が発症することもあります。

ただ、「糖尿病が起こりやすい生活習慣を続けると、発症リスクが上がる」ということには変わりがありません。そのため、糖尿病の発症を予防するためには、生活習慣を見直すことが大切といえます。

妊娠糖尿病の危険性

すでに述べたように、糖尿病の発症は、生活習慣に依存していることがほとんどです。そして、糖尿病の症状には、多尿や多飲などの自覚しにくく我慢しやすいものが多いです。そのため、糖尿病は、「甘く見られやすい病気」の1つといえます。

ただ、糖尿病が進行すると、血管が詰まりやすくなってさまざまな器官や組織などに重篤な症状が生じることがあります。そして、このような症状は、命を落とす危険性につながります。

また、妊娠糖尿病も、他の糖尿病と同様に、合併症のリスクが高い病気です。そして、妊娠中の糖尿病は、「妊娠中である」という特性上、特に危険性が高い病気であるといわれています。

妊娠糖尿病の合併症

これまでに述べたように、糖尿病にはさまざまな合併症があります。また、妊娠糖尿病も糖尿病の一種であるため、前述のような合併症が起こる危険性があります。

妊娠糖尿病とは、妊娠中に初めて発症した糖尿病のことをいいます。このような妊娠糖尿病は、妊娠中に分泌されるホルモンの影響によって起こりやすくなります。そのため、産後にホルモンの分泌量が低下すると、妊娠糖尿病が改善するケースがほとんどです。

また、産後に妊娠糖尿病が良くなると、糖尿病による合併症も回復することが多いです。このようなことから、妊娠糖尿病はいずれ治る病気であるため、「大きな影響がある病気ではない」と思われることがあります。

ただ実際には、妊娠糖尿病は、死産や流産、早産などを起こりやすくしたり、「妊娠高血圧症候群」のリスクを増大させたりする怖い病気です。

妊娠高血圧症候群とは、妊娠中に高血圧や尿タンパクの検出などの症状が出る状態のことをいいます。このような妊娠高血圧症候群が起こると、出産前に胎盤が剥がれたり血が止まりにくくなったりして、母体が命を落とす危険性が高くなります。

また、当然のことながら、胎児期の赤ちゃんは母体の中に存在しており、母親の血液を介して酸素や栄養素などを受け取っています。そのため、母体が糖尿病を発症することによって血糖値が高い状態が続くと、おなかの赤ちゃんにも大きな影響を与えます。

例えば、母体の血糖値が高いということは、それだけ赤ちゃんに糖が送られるということです。そのため、母親が糖尿病になると、胎児の血糖値も上がります。

このようにして赤ちゃんが高血糖になると、それに応じて胎児によるインスリン分泌量も増加します。すると、インスリンの影響によって、胎児が巨大化しやすくなります。

このようにして胎児が巨大児となると、分娩が困難になるだけではなく、出生後に急激な低血糖を起こす危険性があります。

というのも、出生後には、母体から糖を受け取ることができません。それにもかかわらず、赤ちゃんによるインスリンの分泌量は多いままとなります。

このような状態になると、インスリンの働きによって血液中の糖が急激に減少して低血糖となります。すると、脳への糖の供給量が減少するため、脳が急速なエネルギー不足に陥ります。

そのため、低血糖が重篤化すると、意識を失って命を落とすことがあります。つまり、妊娠中に糖尿病を発症していると、赤ちゃんが死ぬリスクが高くなるということです。

また、妊娠中に高血糖な状態が続くと、胎児に奇形が生じやすいことがわかっています。これは、高血糖状態では、糖の代謝が正常に行われにくくなり、細胞の成長を阻害する物質が生じやすくなるためといわれています。

このように、妊娠糖尿病は、産後には治ることが多いとはいえ、母体だけではなく胎児にも大きな影響を与える病気です。そのため、現在妊娠中である人や妊娠を考えている人などは、妊娠糖尿病にならない生活習慣を心がけることが大切です。

また、このような妊娠糖尿病による合併症は、糖尿病が進行するほど症状が重症化しやすいです。そのため、現在妊娠糖尿病を患っている人は、生活習慣の改善とともに、厳密な血糖コントロールを行う必要があります。

妊娠糖尿病は起こりやすい病気である

これまでに述べたように、妊娠糖尿病における合併症は、母子ともに命を落とす危険性がある怖い病気です。そして、妊娠糖尿病の怖さは、その「起こりやすさ」にも起因しています。

というのも、肥満や運動不足などは、非妊娠中であっても、糖尿病を発症させやすくする要因となります。そして、妊娠中は、これら要因が生じやすい環境にあります。

そこでここでは、妊娠中はなぜ糖尿病が発症しやすいかについて解説していきます。

妊娠中は食欲が増大しやすい

妊娠中を経験した人のほとんどが、「妊娠中には食欲が止まらない」という経験をもっています。これは、妊娠中に分泌されているプロゲステロンには、食欲を増大させる作用があるためです。

また、妊娠中にはこのような食欲増大とともに、甘いものがやめられなくなるという症状も起こりやすいです。とはいえ、このような味覚の変化のメカニズムは、明確には解明されていません。

ただ、妊娠中に分泌されているプロゲステロンには、味覚を鈍くするという作用もあります。そして、妊娠中はおなかの中にあかちゃんがいることによって、必要なエネルギー量が多くなりやすいです。そのため、妊娠中には甘いものを欲しやすくなるといわれています。

当然のことながら、甘い食品は糖質が多いです。そして、前述のように、糖質が多い食品を頻繁に摂取すると、糖尿病が発症しやすくします。

さらに、ケーキやチョコレート、クッキーなどの洋菓子には、大量の砂糖だけではなく、クリームやバターなどの油脂が多く使用されています。そのため、これら食品はカロリーが高いです。

このようなことから、妊娠中に甘いものを欲するだけ食べると、摂取カロリー過多になって太りやすくなることがわかります。そして、肥満も、糖尿病リスクを上げる原因となります。

このように、妊娠中は、食べすぎて太りやすくなる環境にあります。特に、つわりが終わることの多い妊娠中期には、反動で食べすぎてしまうことが多いです。

妊娠中は太りやすい

前述のように、プロゲステロンには、食欲を増大させて太りやすくする作用があります。そして、プロゲステロンには、体に脂肪や水分などを蓄えやすくするという作用もあります。つまり、食べる量が変わらなくても、プロゲステロンの分泌量が多くなると太りやすくなるということです。

また、プロゲステロンによって体内の水分量が過剰になると、むくみが生じて老廃物が排出されにくくなります。すると、老廃物が脂肪と絡み合って塊となり、排出されにくい状態となります。このようにして生じた塊を「セルライト」といいます。

セルライトが生じると、周辺の血管が圧迫されるため、細胞が酸素・栄養不足となって働きが低下します。すると、エネルギーの消費量が落ちて太りやすくなります。

また、前述のように、セルライトは排出されにくいという特徴があります。排出されにくいということは、燃焼もされにくいということです。

そのため、脂肪がセルライトとなると、排出されにくくなるだけではなくエネルギー源として利用されにくくなります。このようにして脂肪が燃やされにくくなると、痩せづらくなります。

さらに、蓄えている脂肪がエネルギー源として利用されないと、体が「エネルギー源不足である」と判断しやすくなります。すると、エネルギー不足を解消するために、空腹感が生じて食べ過ぎやすくなります。つまり、太りやすくなるということです。

このように、妊娠中は、さまざまな理由によって太りやすいです。そして、このようにして太ると、インスリンの効き目が悪くなります。

というのも、適切な量の脂肪を抱えた脂肪細胞からは、「アディポネクチン」というホルモンが分泌されています。このようなアディポネクチンには、インスリンの働きを助けたり脂肪の燃料を促進したりする作用があります。

ただ、脂肪細胞が脂肪を蓄えすぎると、このようなアディポネクチンの分泌量が減少することがわかっています。さらに、「肥満」となった脂肪細胞からは、アディポネクチンの働きを抑制する物質が放出されます。

このようにしてアディポネクチンの作用が低下すると、インスリンが効きにくくなったり太りやすくなったりします。これらはどちらも、糖尿病の発症リスクを上げる要因となります。

このように、肥満になると、糖尿病が発症しやすくなります。このような中、前述のように、妊娠中はさまざまな要因によって肥満になりやすいです。そのため、妊娠中は、非妊娠時に比べて糖尿病になりやすい環境であるといえます。

妊娠中は運動量が減りやすい

運動不足は、糖尿病を発症させやすくします。というのも、運動すると、その分だけ筋肉などの細胞による糖の燃焼が促進されます。すると、このような細胞が「空っぽ」の状態となるため、血液中の糖が細胞に移動しやすくなります。

一方で、運動不足によって細胞による糖燃焼が行われにくくなると、その分だけ血液中における糖の行き場が少なくなります。そのため、運動量が不足すると、血糖値が下がりにくくなります。

このような中、厳密な体調管理が行えない環境では、妊娠中にスポーツなどを行うことには流産などの危険が伴います。そのため一般的には、妊娠中に激しい運動はできません。

さらに、妊娠中期を超えると、目に見えるほどおなかが大きくなってきます。このようにしておなかが大きくなると、日常的な歩行やストレッチなども行いづらくなります。

そして、このようにして活動に制限がかかると、運動量は必然的に少なくなります。すると、運動による血糖値の低下が起こりにくくなります。

また、運動不足になると、筋肉量が減少して基礎代謝が下がりやすくなります。基礎代謝が下がるということは、その分だけエネルギーを溜め込みやすくなるということです。

そのため、運動量が少なくなると、肥満が起こりやすくなります。そして、すでに述べたように、肥満は糖尿病を発症させやすくする要因となります。

このように、妊娠中は行動が制限されることによって運動量が不足しやすいです。そのため、妊娠中には、非妊娠時に運動量が足りていた人であっても運動不足が生じ、糖尿病の発症リスクが上がりやすいです。

ストレスが溜まりやすい

「妊娠」という出来事には、さまざまな変化を伴います。例えば、妊娠が進むと、おなかが大きくなるだけではなく、寝付けなくなったり胸焼けがしたりなどのさまざまな不快症状が現れます。

また、妊娠すると、親になることへの不安や分娩に対する恐怖、環境が変わることに対する焦りなど、ネガティブな感情が生まれてストレスを感じやすくなります。

そして、場合によっては、このようにしてストレスが生じても、解消できないことがあります。というのも、前述のように、妊娠中には思うように体が動かせません。そのため、スポーツによってストレスを解消していた人は、ストレス解消が行いにくくなります。

また、妊娠中はお酒を飲むことができません。そのため、お酒が好きな人は、飲酒によってストレスを解消できないだけではなく、禁酒によるストレスが生じることもあります。

このように、妊娠中はストレスを溜めやすい時期です。そして、ストレスは、糖尿病を発症させやすくする要因となります。

というのも、人体はストレスを感じると、それに対抗するために脳や筋肉などの細胞にエネルギー源を送ろうとします。

このとき、ぶどう糖には、燃焼しやすいという特徴があります。そのため、ストレスが生じると、全身にぶどう糖を送るために血糖値が上がります。

このような中、すでに述べたように、妊娠中はインスリンの働きが弱くなりやすいです。そのため、妊娠中にストレスなどによって血糖値が上がると、下がるまでに時間を要します。つまり、「高血糖状態が長く続く=糖尿病を発症しやすい」ということです。

このように、妊娠中には、肥満や運動不足などの糖尿病発症リスクを上げる要因が起こりやすいです。このようなことから、妊娠前には糖尿病と無縁だった人であっても、妊娠中には糖尿病になりやすくなることがわかります。

青汁が妊娠糖尿病予防におすすめな理由

これまでに述べたように、妊娠中にはさまざまな要因によって糖尿病が発症しやすいです。そして、妊娠糖尿病を防ぐためには、生活習慣を改めることがもっとも大切です。

ただ、このような要因は、「妊娠」という事象の性質によるものが大きいため、努力だけで解決するのが困難です。

このような中、青汁は、生活習慣の改善を助ける効果が期待できる飲料です。そこで、以下に青汁が妊娠糖尿病予防に有効な理由について述べていきます。

糖質の吸収スピードを抑える

青汁には、「食物繊維」が豊富に含まれています。食物繊維とは、植物に含まれており、人体で吸収できない成分のことをいいます。そのため、食物繊維の多い食事を摂ると、糖質の吸収が抑えられやすくなります。

というのも、糖質や脂質などの栄養素は、このままの形では人体で吸収できません。そのため、これら栄養素は、吸収に適した形まで「分解」されます。

このような分解は、人体に存在している「消化酵素」によって行われます。そのため、糖質や脂質などの栄養素は、消化酵素と触れなければ吸収することはできません。

このような中、前述のように、食物繊維は人体で吸収できない成分です。そのため、食物繊維は、糖質や脂質などが消化酵素と触れるのを「邪魔」します。このようなことから、食物繊維の多い食事を摂ると、糖質の吸収が抑えられやすくなります。

このようにして糖質が吸収されづらくなると、その分だけ血糖値の上昇スピードが遅くなります。すると、インスリンの過剰分泌が起こりにくくなるため、糖尿病が発症しづらくなります。

このようなことから、食物繊維が多く含まれている青汁には、食事中における糖質の吸収を抑えて糖尿病の発症リスクを下げる効果が期待できるということがわかります。

肥満を防ぐ

前述のように、糖質や脂質などの栄養素は、エネルギー源となります。そのため、これら栄養素は、摂取しすぎると太りやすくなります。

このような中、青汁に含まれている食物繊維は、これら栄養素の吸収を阻害します。そのため、食物繊維の多い食事を摂ると、食物繊維の少ない食事を摂ったときに比べて、吸収するカロリー量が少なくなりやすいです。

また、前述のように、食物繊維の多い食品を摂ると、血糖値の上昇が緩やかになります。このようにして血糖値の急降下が抑えられると、その分だけ空腹感が起こりにくくなります。

というのも、血糖値が急に上がると、これを下げるために大量のインスリンが分泌されます。すると、インスリンの働きによって血糖値が急激に下がります。

このようにして血液中の糖が減少すると、脳は「エネルギー不足である」と判断して体にエネルギー源を摂取させようとします。つまり、空腹感が生じるということです。

このようにして生じた空腹感は、エネルギー不足によるものではありません。そのため、このような空腹感のままに食べると、カロリーの摂り過ぎとなります。そして、当然のことながら、カロリーを摂り過ぎると肥満になるため、糖尿病の発症リスクが上がります。

このような中、前述のように、食物繊維は糖質の吸収を抑えて血糖値の上昇スピードを緩やかにします。そのため、食物繊維の多い食事を摂ると、血糖値の急低下による空腹感が起こりにくくなります。

このようなことから、食物繊維を多く含む青汁は、カロリーの吸収量を減らしたり空腹感をコントロールしたりしやすくするため、肥満を起こしにくくする飲料であることがわかります。

エネルギー源の燃焼に不可欠な栄養を補給できる

これまでに述べたように、高血糖や肥満などは糖尿病を発症しやすくします。そして、これらは、エネルギーが燃焼されにくくなると起こりやすくなります。

というのも、前述のように、細胞による糖の燃焼がうまくいかないと、その分だけ血液中の糖の行き場が少なくなります。そのため、糖の燃焼が行われにくくなると、血糖値が高くなりやすいです。

また、エネルギーが燃焼されにくくなると、その分だけエネルギーが体に溜まりやすくなります。そして、このようにして体に余分なエネルギーが溜まると、肥満となります。

そして、糖などのエネルギー源が燃えるためには、ビタミンB群が必要不可欠です。そのため、ビタミンB群の摂取量が不足すると、エネルギー代謝がうまくいかなくなって糖尿病の発症リスクが高くなります。

このような中、青汁には、野菜に存在しているさまざまな種類のビタミンBが含まれています。そのため、習慣的に青汁を飲むようにすると、栄養不足によるエネルギー代謝の低下が起こりにくくなるため、糖尿病の発症リスクが下がりやすくなるといえます

生活に取り入れやすく続けやすい

すでに述べたように、妊娠中は行動の制限が多い時期です。そのため、妊娠中には、食事制限や運動などの糖尿病予防のための生活習慣を送ることが難しいです。

このような中、青汁は野菜を絞った汁です。そのため、青汁を飲む習慣は、妊娠中であっても生活に取り入れることができます。

また、市販の青汁を利用すると、水に溶かしたり解凍したりするだけで青汁を飲むことができます。そのため、青汁は、仕事で忙しかったり、妊娠の症状によって動くのが辛かったりするときにも続けやすいです。

さらに、市販の青汁には、飲みやすい風味のものが数多くあります。このような青汁は、つわりのときにも飲める人が多いです。

そして、つわりは、ビタミンやミネラルなどの栄養素をしっかり摂ることによって緩和されやすいといわれています。そのため、青汁は、妊娠が発覚したらすぐ飲み始めることをおすすめします。そうすることによって、つわりが軽くなることを期待できるとともに、妊娠初期の栄養不足による胎児奇形を防ぐことができます。

このように、青汁は、妊娠糖尿病の予防に効果的な成分が多数含まれています。そして、青汁は簡単に飲むことができるため、妊娠中にも続けやすいです。

そのため、自分やおなかの赤ちゃんなどを命の危険から守るためにも、青汁を習慣的に飲むことをおすすめします。そうすることによって、快適で安心なマタニティライフが送れるようになるはずです。