出産は、命をかけた大仕事です。そのため、出産するときには、女性の体に強い負担がかかることになります。実際に、出産後の体は、交通事故にあったときと同様のダメージを受けているといわれます。

さらに、一般的には、出産をしたその日から新生児のお世話が始まります。具体的には、最低でも授乳を3時間おきに、オムツ替えを一日に10回以上することになります。

そして、場合によっては、寝かしつけに数時間かかったり、寝かしつけてもすぐ目覚めたりすることもあります。そのため、出産を終えると、24時間休む間もなく赤ちゃんの身の回りの世話をしなければならなくなります。

また、赤ちゃんが「昼」と「夜」の区別がつくようになるのは、生後3ヶ月頃からといわれています。そのため、少なくとも出産後3ヶ月が経過するまでは、母親も昼夜問わずに活動することになります。

このように出産後は、弱っている体で24時間体制のハードな仕事をすることになります。そのため、出産後には、体に大きな負担がかかることによってさまざまな不調が生じやすくなります。

そして、このような不調を我慢・放置すると、産後における体力の戻りが悪くなったり持病を抱えやすくなったりしやすくなります。さらに、不調を我慢すると、最悪の場合死に至ることもあります。

このような中、青汁には、このような産後の不調を和らげたり回復を早めたりする栄養素や成分などが豊富に含まれています。そのため、青汁を習慣的に飲むようにすると、産後のつらい症状から開放されやすくなることが期待できます。

そこで、ここでは、産後に起こりやすいトラブルと青汁の関係性について述べていきます。

産後はさまざまな不調が現れやすい

日本では、昔から「床上げまでは子どもと自分の世話以外のことをしてはいけない」とする風習が根付いています。床上げとは、出産から1ヶ月後のことをいいます。

また、この時期にしっかり休まないと、「産後の肥立ち(ひだち)が悪くなる」ともいわれています。肥立ちとは、病気や不調などが良くなることをいいます。そのため、日本では「産後1ヶ月間は体調の回復に専念するべきである」とされています。

そして、このような日本の風習は、ただの言い伝えではありません。というのも、産後は体力や免疫力などが低下しているため、無理をすると病気にかかりやすくなるためです。

実際に、出産から1ヶ月を経過するまでの「産褥期(さんじょくき)」には、「産褥熱(さんじょくねつ)」という高熱を伴う病気に警戒する必要があります。産褥熱とは、傷ついた膣や子宮などから病原体が侵入することによって高熱などの症状が起こる感染症です。

現在では、医療技術の進歩によって、産褥熱で命を落とす人がかなり少なくなりました。ただ、一昔前では、産褥熱は産後女性における死亡原因の第一位となるほど怖い病気とされていました。

また、産後は、子宮周りの筋肉が緩んだ状態になっています。このような筋肉は、子宮だけではなく膀胱や腸などを支える役割を担っています。そのため、産後すぐは、膀胱や腸などが下垂しやすい状態になっています。

このような状態で立ち仕事などをしていると、子宮や膀胱、腸などが体の外に出てくることがあります。そのため、産後の体調が回復する前に無理をすると、子宮脱や膀胱脱、直腸脱などが発症することがあります。

そして、このような病気は、産後すぐではなく高齢期になってから発症することもあります。つまり、「産後の無理」による症状が、年を取ってから現れることがあるのです。

このようなことから、日本で昔からいわれてきた「産後に無理をすると大変なことになる」ということは、ただの伝承ではないことがわかります。そのため、出産後には十分に体を休める必要があるといえます。

とはいえ、現在の日本では、「産後に手を借りることができる人がいない」という人が少なくありません。そのため、産後すぐから妊娠前と同様の活動をしている母親はかなり多いです。

ただ、このようにして産後すぐから活動量を増やすと、さまざまな体調不良が起こったり不調が重症化したりしやすくなります。そのため、産後になかなか休めないという人は、以下のような症状に注意する必要があります。

貧血によるさまざまな症状

出産には、出血がつきものです。具体的には、分娩によって子宮内から胎盤が出てくる際には、平均で300mlほどの出血があります。

とはいえ妊娠中は、おなかの赤ちゃんに栄養や酸素などを送るために、血液の量が増えています。そのため、出産による出血では、非妊娠時における出血の際よりも貧血になりにくいです。

ただ、中には、出産時に1000ml以上の出血がある人も少なくありません。このようにして出産時の出血が多くなると、産後に貧血が起こりやすくなります。

そして、貧血が起こると、全身にさまざまな症状が起こりやすくなります。というのも、血液は酸素や栄養素などを全身に運ぶ役割を担っています。そのため、貧血になって血液の量が足りなくなると、全身の細胞に十分な量の酸素・栄養が供給されにくくなります。

このようにして全身の細胞が酸素・栄養不足になると、息切れが起こったり疲れやすくなったり、めまいや立ちくらみなどが起こりやすくなったりします。

また、貧血が起こると、目の細胞にも酸素や栄養などが供給されにくくなります。そのため、産後は目が疲れやすくなったり、視力が落ちやすくなったりします。実際に、産後に視力が大きく低下したという人は少なくありません。

さらに、貧血によって全身が酸素・栄養不足に陥ると、細胞による熱の産生量が低下しやすくなります。そのため、貧血になると、冷え性になりやすくなります。そして、このようにして冷え性になると、免疫力が低下して風邪を引きやすくなります。

このように、産後は分娩時の出血によって貧血になりやすい状態となっています。さらに、貧血が起こっていなかった人でも、産後すぐに活動量を増やすと、貧血症状が現れやすくなります。

というのも、活動量を増やすと、その分だけ酸素や栄養素などの必要量が増加することになります。このような中、出産時の出血量が少なかった人であっても、血液が少なくなっているということには変わりません。

そのため、産後の体では、活動量が増えることによって酸素・栄養の必要量が増加しても、全身に十分な量を供給することが難しいといえます。このようなことから、産後すぐに活動量を増やすと、貧血症状が起こったり悪化したりしやすくなることがわかります。

このように産後は、健康な人であっても貧血が起こりやすい状況となります。そのため、このような症状を防ぐためにも、産後には十分な休息を取ることが大切といえます。また、休むことができない人は、貧血を改善しやすくする生活習慣を心がける必要があるといえます。

体重が戻らない

妊娠中は、子どもに十分な栄養を供給するために、食欲が増したり体に脂肪がついたりしやすくなっています。そのため、妊娠中には、もともとの体重から5kg程度の脂肪が増えるのが一般的です。

このようにして増えた脂肪は、産後に自然と減っていくものだと思われていることが多いです。ただ実際には、体重が減るどころか増える人は少なくありません。

というのも、産後は、赤ちゃんのお世話につきっきりになります。そのため、多くの場合、妊娠前よりも運動量が大きく減少します。当然のことながら、運動量が少なくなると、その分だけ消費するエネルギー量も少なくなります。

また、赤ちゃんが小さいうちは、外出することもあまりできません。そのため、産後は、歩行する機会が減少することによって足の筋肉が減りやすくなります。

このようにして筋力が少なくなると、基礎代謝が低下して消費エネルギー量が減少しやすくなります。そのため、産後の体は、妊娠前よりも「体重が増えやすい状態」となっています。

さらに、一般的には、赤ちゃんを母乳で育てると体重が減りやすくなるといわれています。実際に、赤ちゃんを完全母乳で育てると、母親の消費カロリーが一日500kcalほど増えます。

ただ、このようにして消費カロリーが増えると、おなかが減りやすくなります。そして、このような空腹感に任せて食べていると、摂取カロリーが多くなります。当然のことながら、摂取カロリーが消費カロリーを上回ると、体に脂肪がつくことになります。

特に、すでに述べたように、新生児の育児はかなり忙しいです。そのため、育児中の空腹感を、お菓子で満たそうとする人は少なくありません。

このようなお菓子では、カロリーを摂取することができる一方で「カロリーを消費するための栄養素」を摂ることができません。そのため、忙しさによってお菓子ばかり食べていると、摂取したエネルギー源が燃やされづらくなることによって太りやすくなります。

このように、母乳育児をしていても、場合によっては思うように体重が減らないことがあります。このようなことから、「体重が減りやすい」といわれている産後であっても、体重が増えない生活習慣を心がける必要があるといえます。

むくみがひどくなる

前述のように、妊娠中には血液の量が増えます。このうち、特に増えているのは「血液の液体成分」です。そのため、妊娠中には、体内の水分量が大きく増えていることになります。

このとき、出産によって子宮に多くの血液を送る必要がなくなると、行き場を失った血液の液体成分が血管の外に滲み出ることがあります。すると、腕や脚などの組織に水がたまり、むくんだ状態となります。

このようにして生じたむくみは、産後しばらくすると正常に戻ります。ただ、妊娠中の生活スタイルや産後の栄養状態などによっては、むくみが長く続くことがあります。

というのも、妊娠中は行動に制限がかかりやすいため、運動量が低下しがちになります。すると、太ももやふくらはぎなどにおける足の筋肉が低下しやすくなります。

このような足の筋肉には、足に溜まった水分を心臓に引き戻す役割があります。そのため、運動不足になると、足の筋肉が低下することによって溜まった水分が心臓に戻りにくくなるためむくみが生じやすくなります。

このようなことから、妊娠中に運動不足になると、産後のむくみがひどくなりやすいことがわかります。

また、塩分に含まれているナトリウムには、体内に水分を溜め込む性質があります。そのため、塩辛い食事を摂ることが多いと、むくみが生じやすくなったり解消されにくくなったりします。

このような中、日本人は塩分を摂りすぎている傾向にあります。そのため、食事の内容を意識して改善するようにしないと、産後に生じたむくみが解消されにくくなります。

抜け毛が増えたり免疫力が落ちたりする

母乳は、赤ちゃんにとって最良の栄養源です。また、母乳育児で子どもを育てると、SIDS(乳児突然死症候群)の発症リスクが下がったり感染症にかかりにくくなったりするなどのさまざまなメリットがあります。そのため、現在の日本では、赤ちゃんを母乳で育てる人が多いです。

ただ、母乳は、母体が摂取した食べ物から作られます。そのため、母乳育児中は、食事内容に気をつけないと、母体が栄養不足に陥りやすくなります。

特に、ビタミンやミネラルなどの微量栄養素は、もともと摂取量が足りていない人が多いです。そのため、母乳育児をしている人のほとんどが、これら栄養素が慢性的に不足した状態になっています。

そして、このようにして栄養不足になると、母体にさまざまな不調が現れやすくなります。具体的には、抜け毛が増えたり爪が弱くなったり、免疫力が低下したりしやすくなります。

というのも、毛や爪などが生えるためには、材料となるタンパク質だけではなく、ビタミンやミネラルなどの栄養素も必要不可欠です。そのため、これら栄養素が不足すると、髪の毛が抜けたり切れやすくなったり、爪が弱くなったりします。

また、体の免疫力を維持するためにも、ビタミン・ミネラルが必要です。そのため、これら栄養素が足りなくなると、免疫力が低下して風邪などの感染症にかかりやすくなります。

他にも、ビタミンやミネラルなどの微量栄養素は、体のさまざまな機能を調整する働きを担っています。そのため、これらが不足すると、めまいや疲労、肌荒れなどの原因不明の不調が起こりやすくなります。

このようなことから、母乳育児を実践するのであれば、微量栄養素をしっかり摂るよう意識することが大切であるといえます。

ホルモンバランスの乱れによる症状

妊娠中には、正常な妊娠を維持するために、エストロゲンやプロゲステロンなどの女性ホルモンが大量に分泌されています。これらの女性ホルモンは、分娩後に分泌量が急低下します。そして、産後に月経が再開するまでは、これらホルモンがほとんど分泌されない状態となります。

ただ、これらの女性ホルモンは、「妊娠の維持」以外にもさまざまな働きがあります。そのため、産後にこれらホルモンの分泌量が低下すると、さまざまな症状が現れやすくなります。

例えば、「マタニティーブルーズ」は、産後におけるホルモンバランス変化による症状の代表的なものの1つです。マタニティーブルーズとは、産後から2~3日後に現れる精神症状のことです。

マタニティーブルーズは生理的なものであり、産後にほとんどの人が経験します。また、マタニティーブルーズの多くは、出産から10日程度で症状がなくなっていきます。

ただ、このようなマタニティーブルーズの中には、そのまま「産後うつ」に移行するものが少なくありません。産後うつとは、産後数週間後から強い不安感や不眠などの「うつ症状」が現れる病気のことをいいます。

このような産後うつは、ホルモンバランスの変化や育児によるストレス、周囲の環境などのさまざまな要因が重なることによって発症します。

特に、現代の日本は、母親が孤立しやすくストレスを抱えやすい状況にあるといわれています。そのため、産後うつは、出産した人の10人に1人が発症するといわれています。

そして、このような産後うつが悪化すると、最悪の場合、自殺や虐待などにつながることがあります。そのため、このような悲劇を防ぐためにも、産婦だけではなく周囲の人も、産後うつの発症に気をつける必要があります。

また、産後におけるホルモンバランスの変化は、関節にも影響を与えます。というのも、妊娠後期には、出産に備えて骨盤が緩んでいきます。

このような「骨盤の緩み」は、女性ホルモンの働きによって起こります。このとき、骨盤を緩ませる女性ホルモンは、骨盤だけではなく全身に作用します。そのため、このようなホルモンが分泌されると、全身の関節が緩みやすくなります。

このような「骨盤を緩ませるホルモン」は、出産を終えると分泌されなくなります。ただ、一度緩んだ関節がもとに戻るまでには時間がかかります。そのため、産後しばらくは、関節が緩んだ状態になっています。

ただ通常、関節は「閉まること」によって正常な機能が保たれています。そのため、関節が緩んでいると、関節に負担がかかりやすくなります。

さらに、産後のエストロゲンの分泌量低下が起こると、関節を動かす働きを担っている「腱」が固くなりやすくなります。そのため、産後は、関節に強い負担がかかりやすい状態になっています。

このような中、生まれたばかりの赤ちゃんは、自分で動くことができません。そのため、産後しばらくは、頻繁に赤ちゃんを抱っこすることになります。

このとき、赤ちゃんを手首で持ち上げるようにすると、手首にかなりの負担がかかるようになります。すると、腱や腱鞘などに炎症が起こりやすくなり、「腱鞘炎」が発症しやすくなります。

このように、ホルモンバランスの変化は、身体にさまざまな影響を与えます。そのため、産後は、ホルモンバランスの変化によって不調が起こりやすい時期といえます。

青汁は産後の栄養補給に適している

前述のように、産後は栄養不足やホルモンバランスの変化などによって、さまざまな身体的不調が生じやすいです。そのため、産後には、無理をせず休むようにすることがもっとも大切です。

とはいえ、すでに述べたように、現在の日本には、休みたくても休めない母親が少なくありません。そのため、日本には産後トラブルを抱えている人がかなり多いです。

このような中、青汁は産後の栄養補給に最適な健康飲料です。そのため、青汁を習慣的に飲むようにすると、以下のような効果を期待することができます。

産後の貧血対策ができる

産後には、出産時の出血によって貧血症状が出やすいということは、前に述べたとおりです。とはいえ、このような出産時の出血は、本人の意識で少なくできるものではありません。そのため、産後の貧血は、必ずしも予防できるものではありません。

ただ、産後の貧血を放っておくと、めまいや立ちくらみなどの症状が現れやすくなります。また、疲れが取れにくくなったり精神的な症状が出やすくなったりします。

そして、これらの症状はどれも、育児中のストレスを増加させます。このようなことから、貧血症状は産後うつの引き金となりえるといえます。そのため、産後に貧血症状が出ているようであれば、早急に対処することが大切です。

このような貧血を改善するためには、血液の材料となる鉄やタンパク質、血液を作るために必要不可欠な葉酸やビタミンB12、銅などの栄養素をしっかり摂る必要があります。

このような中、野菜の絞り汁である青汁は、鉄や葉酸、銅などの栄養素が豊富に含んでいます。また、青汁に含まれている「ビタミンC」には、鉄の吸収を助ける働きがあります。

そのため、青汁を食卓に取り入れると、血を作るために必要な栄養素を補給することによって貧血が改善されやすくなります。

このとき、タンパク質とビタミンB12は、主に動物性食品に含まれている栄養素です。そのため、貧血対策で青汁を飲む際は、動物性食品もしっかり摂るようにしましょう。

母乳の量や質などが向上しやすくなる

母乳は母体の血液から作られます。そのため、母親が栄養不足によって貧血になっていると、母乳の分泌量が少なくなったり母乳の栄養価が下がったりしやすくなります。

このようにして母乳が足りなくなったり母乳の質が下がったりすると、赤ちゃんの成長が妨げられます。特に、亜鉛やカルシウムなどが不足すると、成長不良を起こしやすくなります。

これは、亜鉛は細胞の新生やタンパク質の合成、免疫機能に関わっているためです。また、カルシウムは、骨や歯などを構成する主成分です。

そのため、赤ちゃんの健康的な成長のためにも、母乳育児中はこれら栄養素を意識して摂取することが大切です。

このような中、すでに述べているように、青汁を飲むと貧血が改善されやすくなります。また、青汁には、亜鉛やカルシウムなどのさまざまな栄養素が豊富に含まれています。

そのため、産後に青汁を飲むようにすると、効率的に母親の体に必要な栄養素を補給することができるため、母乳の量や質などが向上しやすくなります。

栄養補給によってホルモンバランスが整いやすくなる

産後におけるホルモンバランスの変化は、生理的なものであるため予防することはできません。ただ、ホルモンバランスが落ち着くためには、亜鉛やビタミンEなどの微量栄養素を十分に摂る必要があります。

また、ホルモンバランスの変化によって起こる精神的な症状は、脳内における「セロトニン」という神経伝達物質が少なくなることによって起こります。そのため、このような精神的な症状を改善するためには、セロトニンが分泌されやすい環境を整えることが大切です。

このようなセロトニンは、トリプトファンというアミノ酸を材料に、ビタミンB6や鉄、葉酸などにおける微量栄養素の助けを借りて作られます。そのため、セロトニンの分泌量を増やすためには、これら栄養素をしっかり補給する必要があります。

このような中、青汁には、さまざまな種類の微量栄養素が豊富に含まれています。そのため、青汁を習慣的に飲むと、微量栄養素が補給されることによってホルモンバランスが整ったり、ホルモンバランスの変化による精神症状が緩和したりしやすくなります。

また、青汁に含まれている食物繊維には、脳内におけるセロトニンの分泌を間接的に助ける働きがあります。これは、食物繊維には糖質の吸収を穏やかにする作用があるためです。

というのも、糖質の吸収スピードが緩やかになると、吸収した糖が血液中に流れ出るスピードも遅くなります。すると、血液中に適量の糖が流れている状態が長く続きます。

このような血液中の糖は、脳内における細胞の栄養源となります。そのため、食物繊維の多い食事をとると、脳内に継続して糖が供給されやすくなるため、脳内の細胞が正常に働きやすい環境となります。

また、血液中に糖があると、トリプトファンが脳内に運ばれやすくなることがわかっています。そのため、食物繊維によって血液中に糖がある状態が長続きすると、その分だけセロトニンの材料が脳内に運ばれやすくなります。

このような状況になると、脳細胞がトリプトファンを利用してセロトニンを作りやすくなります。そのため、食物繊維の多い食事を摂ると、脳内におけるセロトニン分泌が促されやすくなるといえます。

そして、前述のように、青汁にはこのような食物繊維が豊富に含まれています。そのため、食事と一緒に青汁を飲むようにすると、産後に起こりやすい精神的な症状を緩和しやすくなることがわかります。

このように、青汁には産後の貧血やホルモンバランスの乱れなどを改善しやすくするさまざまな栄養素・成分が豊富に含まれています。そのため、青汁を飲むと、これらによる症状が改善しやすくなります。

そして、すでに述べたように、産後に起こりやすい抜け毛や爪のトラブル、免疫力の低下などの原因も、微量栄養素の不足です。そのため、青汁によってこのような栄養素を補給すると、抜け毛などの症状も解消しやすくなります。

青汁は産後の肥満対策にも効果がある

青汁には、産後のさまざまな不調を解消しやすくする栄養素や成分などが多数含まれているということは、前述したとおりです。

さらに、青汁には産後のダイエットをサポートする以下のような栄養素・成分も含まれています。そのため、青汁を習慣的に飲むようにすることで、産後の肥満を改善したり予防したりしやすくなったりします。

エネルギー代謝に必要なビタミンB群

前述のように、産後は赤ちゃんにつきっきりになるため、安定した運動量を確保することが難しいです。そのため、運動が好きな人であっても、産後には運動のみでダイエットすることは困難になります。

とはいえ、産後にまったく動かないでいると、筋肉量が低下して基礎代謝が低下します。そのため、産後ダイエットは、自宅でできる筋肉トレーニングを基本に行うことが大切です。そして、青汁は、このような産後ダイエットのお供におすすめの飲料です。

というのも、青汁に含まれているビタミンB群には、脂質や糖質、タンパク質などのエネルギー源の燃焼を助ける働きがあります。また、前述のように、青汁を飲むと血流が良くなりやすいため、全身の細胞にエネルギー源が届きやすくなります。

このようにして細胞が活発に代謝するようになると、その分だけ消費エネルギー量が多くなります。そのため、青汁を常飲していると、普通に生活しているだけでもカロリーが消費されやすくなり、太りにくく痩せやすい体質を作ることができます。

さらに、筋肉量を増やして基礎代謝を上げるには、タンパク質を摂る必要があります。そして、このようなタンパク質は、ビタミンB6などの助けを借りて筋肉となります。

そのため、習慣的に青汁を飲むようにすると、必要な栄養素を補給することによって摂取したタンパク質が筋肉として利用されやすくなります。そして、このようにして筋肉量が増えると、基礎代謝が上がるため痩せやすい体となります。

エネルギー源の吸収を抑える食物繊維

すでに述べたように、青汁に含まれている食物繊維には、脂質や糖質などの吸収を阻害する働きがあります。そのため、食事と一緒に青汁を飲むと、エネルギー源が吸収されにくくなって摂取カロリーが減りやすくなります。

また、食物繊維によって糖質の吸収が抑えられると、「インスリン」というホルモンの分泌量も少なくて済むようになります。これは、インスリンには血液中の糖が多いほど分泌量が多くなるという特徴があるためです。

このようなインスリンには、血液中の糖を細胞に取り込ませる働きがあります。そのため、インスリンが分泌されると、食事によって高くなった血糖値が下がりやすくなります。

ただ、インスリンには、体内における脂肪の合成を促進したり、蓄えている脂肪を燃えにくくしたりする作用もあります。そのため、インスリンがたくさん分泌されると、このような作用によって太りやすく痩せにくくなります。

このような中、食物繊維によって糖の吸収が抑えられると、その分だけインスリンの分泌量が少なくなります。すると、インスリンによる「太りやすい作用」が表面化しづらくなります。

このようなことから、食事の際に青汁を飲むようにすると、食物繊維の働きによってインスリンの分泌量が抑えられやすくなるため、太りにくくなるといえます。

これまでに述べたように、「出産」という大仕事を終えた後の女性の体は、さまざまなトラブルが起こりやすい状態になっています。そのため、ほとんどの女性は、体調不良を抱えながら、「育児」というハードワークをこなしています。

また、産後は特に育児に追われるため、凝った料理が作れなかったりまともに食事を摂れなかったりしやすいです。そのため、産後には、忙しさに追われて自分の体のケアを怠りがちです。

このような中、市販の青汁は、水で溶かしたり解凍したりするだけで飲むことができます。そのため、青汁は忙しくても生活に取り入れることができます。

そして、青汁を飲んで体調が良くなると、育児に前向きに取り組めるようになります。そのため、産後には、青汁を習慣的に飲むことをおすすめします。そうすることによって、母親自身だけではなく、子どもにも良い影響を与えることができるようになります。