一般的に、子供の健康を願わない親はいないことでしょう。多くの親は、子供が健康に過ごせるためにさまざまな努力をしています。

ただ、現代の日本では、風邪を引きやすい子供が増えているといわれています。このような子供が多くなっている原因は、さまざまなことが考えられます。とはいえ、このような不調は、食生活を見直すことで改善することがほとんどです。

実際に、食生活の乱れは免疫力を大きく低下させます。そして、このようにして免疫力が下がると、風邪などの感染症が起こりやすい体質となります。

このような中、青汁には免疫力を強化してこのような症状を起こしづらくするさまざまな成分が含まれています。そのため、青汁を習慣的に飲むことによって、風邪を引きづらい「強く元気な体」になることが期待できます。

そこで、ここでは食事と免疫の関係性について解説し、青汁が子供の体を強くする理由について述べていきます。

免疫とは

わたしたち人間は、常にウイルスや細菌などの脅威にさらされています。というのも、これら病原体は目では見えないほど小さく、あらゆるところに存在しています。

例えば、自然環境における川や海、土の中などには、さまざまな種類の細菌が住み着いています。また、普段食べている野菜や魚、食肉などにも、多くの菌が付着しています。そして、人間の皮膚や口の中、腸内などにも、病原体となりえる細菌がたくさん住み着いています。

さらに、さまざまな種類のウイルスは、人間や動物、虫などを介して他の生物に感染していきます。そのため、人を含めたこれら生き物と接触することには、ウイルスが体に感染するリスクを伴います。

このようなことから、人間は、「目に見えない外敵」に囲まれて生きているということがわかります。とはいえ、このような病原体が体内に入っても、必ずしも病気を発症するわけではありません。これは、人体には、このような病原体から体を守るシステムが備わっているためです。このようなシステムを「免疫」といいます。

自然免疫と獲得免疫

前述のように、人体には病原体などから体を守るための免疫システムが備わっています。このような免疫は、大きく分けると「自然(先天性)免疫」と「獲得(特異)免疫」の2種類があります。

自然免疫とは、生まれた時から備わっている免疫のことです。このような自然免疫の働きは、「単球」や「顆粒球」などの白血球が担っています。

これら白血球は、体内に侵入した病原体などの異物を発見すると、すぐにこれを排除するように働き始めます。このとき、自然免疫を担っている白血球は、すべての病原体に対して同じ対処を行います。

ただ、人体に病気を引き起こすウイルスや細菌などは、数え切れないほど多く存在しています。例えば、風邪の原因となるウイルス・細菌は、300種類を超えるといわれています。

そのため、すべての病原体に同じ対処をする自然免疫では、体内に侵入した病原体を排除しきれないことがあります。

これに対して、獲得免疫の働きを担っている免疫細胞は、病原体の種類を認識して、それぞれに適した戦い方をします。そのため、獲得免疫が働くと、病原体の排除がスムーズに行われます。

このような獲得免疫の機能は、主に「リンパ球」という白血球が担っています。このようなリンパ球には、「T細胞」や「B細胞」などがあります。

これらリンパ球のうち「B細胞」には、病原体に合わせて「専用の武器」を作る能力があります。このような「特定の病原体専用の武器」を「抗体」といいます。

さらに、T細胞やB細胞などには、体内に侵入した病原体を記憶するという性質があります。このうちT細胞は、病原体が以前に侵入したときの経験を活かして、病原体の性質に応じた効率のいい戦い方をします。

また、B細胞は、以前対処した病原体が再び体内に入ってくると、速やかに抗体を作って感染の拡大を防ぎます。そのため、このような獲得免疫が働くと、以前感染した病原体が体内に侵入しても、病気を発症しにくくなります。

そして、リンパ球の一種であるナチュラルキラー細胞は、体内で「病原体などの異物を発見次第殺す」という性質をもちます。また、ナチュラルキラー細胞のこのような能力は、「外敵との戦いにおける経験値」を積むことによってより精度が上がっていくことが判明しています。

このようなことから、ナチュラルキラー細胞は自然免疫と獲得免疫における両方の性質をもつ免疫細胞とされています。

このように、獲得免疫は自然免疫に比べて病原体を排除する能力が高い傾向にあります。そのため、人間における病原体への抵抗力は、病原体が体内に侵入して「経験値」を積むほど高くなっていくといえます。

例えば、「麻疹や水ぼうそうなどの感染症は、一度しかかからない」ということは、多くの人が認識しています。ただし厳密にいうと、環境や感染症にかかった月齢、体質になどによっては、このような感染症が再び発症することがあります。

しかし、ほとんどの人は、これら感染症にかかると免疫を獲得します。そして、再びこれら感染症の原因となる病原体が侵入しても、発症することなく排除されます。

このように、獲得免疫が働くと、以前感染した病原体に対する抵抗力が強くなります。一方で、獲得免疫の機能は、「初めて遭遇する病原体」には発揮されません。このようなことから、初めての病原体に対抗するのは、主に自然免疫となることがわかります。

ただ前述のように、自然免疫は獲得免疫に比べて、外敵を排除する能力が低めです。そのため、人間が「初めて遭遇する病原体」に感染したときは、このような病原体の影響を強く受けて重い症状が出やすいです。

子供は感染症にかかりやすい

人間は、誰しも「胎内」という無菌室から生まれてきます。そのため、生まれたばかりの赤ちゃんは全員、「病原体に関する経験値」がゼロの状態です。このようなことから、赤ちゃんの免疫力は自然免疫に依存しているため、かなり弱いということがわかります。

とはいえ、赤ちゃんは胎児のときに、胎盤を介して母体から抗体を受け取っています。また、母乳の中には、母体がもつ抗体や、抗ウイルス・抗細菌効果のあるタンパク質などが含まれています。

そのため、母乳を飲んでいる乳児はこれらの物質に守られていることによって、感染症にかかりにくくなっています。

ただ、胎児期に母体から受け取った抗体は、生後約6ヶ月でなくなります。また、母乳育児を終えると、母体から抗体をもらうことはなくなります。

このような中、前述のように赤ちゃんはみんな、「免疫の経験値がゼロ」の状態で生まれてきます。そのため、母体からの抗体が子供の体内からなくなると、子供の体を守るのは自然免疫のみになります。

このようにして子供の免疫力が自然免疫に依存するようになると、「初めて遭遇する病原体」による感染症が発症しやすくなります。

そして、当然のことながら、子供は大人よりも、「免疫が経験したことのない病原体が多いです。このようなことから、子供は大人に比べて、感染症にかかりやすいことがわかります。

実際に、大人が一年間に引く風邪の回数における平均は1~2回であるのに対して、幼少児は5~15回であるといわれています。また、多いときでは、毎週何かしらの感染症にかかっていることも少なくありません。

偏食は免疫力を下げる原因となる

前述のように、子供は大人よりも免疫力が低いです。そのため、子供が頻繁にさまざまな感染症にかかるのは、当然のことであり正常な姿であるといえます。

ただ、現代の子供は、昔に比べて体が弱いといわれています。これは、最近の子供は昔の子供に比べて、外で遊ばないことが増えていることが原因の1つといわれています。

というのも、近年では、テレビゲームやインターネットなどの自宅で楽しむことができる娯楽がかなり充実しています。一方で、ボール遊びや砂遊びなどができない公園が増えてきており、子供が外で楽しむことができない環境になりつつあります。

このようにして外で遊ばなくなると、運動量が少なくなってさまざまな体の不調が起こりやすくなります。そのため、現代日本における「弱い子供」は、このような運動不足が原因の1つとされています。

また、体は「食べたもの」で作られます。そのため、食事の質が低下すると、「体の弱い子供」になりやすいです。

そして、現代の日本では、このような原因によって風邪を引きやすくなっている子供が少なくありません。これは、親自身が健康的な体を作るために必要な食生活を正しく理解していなかったり、栄養が偏った「美味しい料理」を好んだりしているためです。

ただ、このような「健康的ではない食事」を続けていると、体にさまざまな不調や病気などが起こりやすくなります。特に、子供の体は大人と違って、未熟である上に成長段階にあります。

そのため、この時期に栄養が偏った食事を摂っていると、必要な栄養が足りないことによって子供に体や心などの不調が現れやすくなります。さらに、栄養不足によって成長不良が起こり、子供の将来に悪影響が出ることもあります。

子供の好き嫌いは仕方がないもの

通常、食べ物における好き嫌いのない子供はいません。これは、子供は大人に比べて素直で本能的に生きているためです。

というのも、人間の舌は、糖質や脂質、タンパク質などのエネルギー源となる栄養素を美味しく感じるようになっています。そのため、これら栄養素が多い食品は、子供も美味しいと感じやすいです。

一方で、多くの人が健康に良いと認識している野菜の多くは、このようなエネルギー源となる栄養素をあまり含んでいません。そのため、ほうれん草やピーマンなどの糖質をほとんど含まない野菜は、子供が「美味しい」と感じにくいです。

また、野菜などの植物性食品には、植物が虫などから身を守るために作っている「ポリフェノール」という成分が含まれています。このようなポリフェノールには、健康維持に役立つさまざまな効果があります。

ただ、ポリフェノールは苦味のある成分です。そして、「苦味」は多くの生物が本能的に避けたがる味です。これは、毒物の多くは苦味を感じさせる物質を含んでいるためです。そのため、多くの生物は、このような毒物を避けるために苦味のある食べ物を食べたがりません。

このような中、前述のように子供は大人よりも素直です。そのため子供は、ポリフェノールを多く含むことによって苦味を呈している野菜を本能的に避けたがる傾向にあります。

このようなことから、子供が野菜を嫌うのは仕方のないことであることがわかります。また、子供におけるこのような野菜嫌いは、あまり気にしすぎないようにするのが賢明です。

というのも、生きていくために摂取することが必須な「栄養素」は、特定の食品にしか含まれていないということはありません。

例えば、ほうれん草は、鉄分や葉酸などの栄養素が多く含まれている野菜です。ただ、鉄は牛肉などにも多く含まれていますし、葉酸はブロッコリーや枝豆などにも含まれています。

そのため、これら食品を食べることができるのであれば、ほうれん草を食べなくても体に必要な栄養を補うことができます。

また、子供の頃に美味しく感じなかったものであっても、大人になったら食べられるようになる人は少なくありません。これは、味覚とは経験を重ねることによって変化していくものであるからです。

一般的に、コーヒーやビールなどの苦い飲み物は、最初に飲んだときには「美味しくない」と感じやすいです。ただ、このような飲料は、何度か飲むうちに美味しさがわかるようになってきます。これは、苦味の経験を重ねると、味覚が洗練されてこれら飲料に含まれている苦味以外の味を認識できるようになるためです。

また、コーヒーやビールなどには、頭を覚醒させたりリラックスさせたりする作用があります。そのため、これら飲料を何度か飲むと、飲料の「苦味」が「良い経験」と結びつきます。すると、脳がこれら飲料の苦味を「体に良いものである」と判断して美味しく感じるようになっていきます。

このように、味覚は経験を重ねることによって変化していきます。そのため、子供のときに特定の食品が食べられなくても、生涯に渡って食べられなくなるとは限りません。

このような中、味の感じ方は、食べ物を食べたときの感情によって大きく変動します。そのため、楽しい雰囲気で食べると、嫌いなものでも食べられるようになりやすいです。

一方で、特定の食べ物を食べたときに「嫌な思い」をすると、その食べ物を美味しくないと感じるようになります。そのため、好き嫌いを克服させるために嫌いなものを無理やり食べさせようとすると、嫌いな食べ物が嫌な思い出と結びついて余計に食べられなくなります。

このようなことから、子供の好き嫌いをなくそうとして嫌いな食べ物を無理強いするのは逆効果であることがわかります。

そのため、子供が特定の野菜を食べたがらないのであれば、食べることを強要せずに少しずつ克服させていくのが賢明です。また、嫌いなものを食べさせることにこだわらず、他の食品から栄養を補給すること意識することも大切です。

特定のものしか食べないのは「偏食」

前述のように、子供に好き嫌いが生じているのは仕方のないことです。そのため、嫌いなものを無理に克服させる必要はありません。

ただ、子供が嫌いなものを食べないだけではなく、特定の好きなものしか食べないのであれば、好き嫌いではなく「偏食」となります。そして、偏食は好き嫌いと違って、早急に対処するべき問題です。

というのも、偏食になって特定の食べ物しか食べなくなると、体に必要な栄養素が不足しやすくなるためです。また、このようにして栄養不足なると、さまざまな心身の不調が起こりやすくなります。

このような中、子供はさまざまな刺激を受けて成長していきます。そのため、子供の味覚形成に関与しているのは、親だけではありません。このようなことから、子供における偏食の原因は、親であるとは限りません。

とはいえ、一般的には、子供はほぼ毎日親が用意した食事を食べます。そのため、子供の味覚に対する親の影響力は、かなり大きいです。

親の嗜好は子供に伝染する

現代の日本人は、昔に比べて「グルメ」になっています。実際に、わたしたちは、日常的にイタリアンや中華料理などの「他国発祥の料理」を食べています。そのため、日本人は昔よりも、さまざまな味を経験しているといえます。

このような食文化の変化は、「食事に対する考え方」に強い影響を与えています。というのも本来、食事は「体に必要な栄養を摂るための行為」です。そのため、昔は栄養のある食事が「良い食事」とされていました。

これに対して、現代の日本人は、さまざまな味を経験することによって「味に対するこだわり」が強くなっています。そのため、現在では、「食事は美味しいものを食べる行為である」という価値観になりつつあります。

ただ、このような「美味しい食事」は、栄養バランスが偏っているものが少なくありません。これは、人間は糖質や脂質、タンパク質などが多く含まれているものを美味しく感じるためです。

というのもこれらは、エネルギー源となったり体の構成成分となったりする重要な栄養素です。そのため、これら栄養素が不足すると、生命の維持が困難になります。このようなことから、人間は本能的に、糖質などの栄養素が多い食品を美味しく感じるようになっています。

一方で、根菜以外の野菜は、このような栄養素をあまり含んでいないため美味しいと感じられにくいです。

ただ、このような野菜には、体が正常に働くために必要不可欠なビタミンやミネラルなどの栄養素を多く含んでいます。そのため、日常的に「美味しい食事」ばかり食べるようになると、野菜の摂取量が足りなくなりやすいです。

そして、前述のように、子供の食生活は親の影響を強く受けます。そのため、親の価値観が「食事は美味しいものを食べる行為」となっていると、子供がその価値観を引き継ぐことになります。

このようにして、子供が「美食家」になると、「美味しいもの」しか食べなくなります。すると、偏食となって、体に必要な栄養が慢性的に不足しやすくなります。

 

親の間違った健康知識も偏食の原因に

近年の日本では、健康に対する意識が高い人が増えつつあります。このような人は、インターネットのブログやSNS雑誌などで話題となっている「健康情報」に詳しい傾向にあります。

ただ、このような「話題の健康情報」に則した健康管理の多くは、子供には適しません。というのも、子供は「小さな大人」ではないためです。

例えば、子供の消化器官は、大人に比べて未熟です。実際に、子供の消化器官が大人並みになるのは15歳頃であるとされています。

このような未熟な消化器官では、大人と同じように消化・吸収できません。そのため、大人では問題のない食べ物であっても、子供では消化できないことがあります。

このようにして子供が消化しづらい食べ物を食べると、必要な栄養が吸収できないことによって栄養不足となります。すると、心身に不調が現れたり成長不良が起こったりします。

具体的には、健康食として食べられることの多い玄米は、子供にとっては消化しづらい食品です。そのため、大人が「健康に良いから」といって子供に玄米を食べさせていると、栄養を吸収できずにエネルギー不足となりやすいです。

また、「糖質制限」は、多くの人が行っている健康法です。ただ、子供にとっては、糖質制限は成長不良を招く不適切な食事法であるといえます。

というのも、大人の体は、脂質やタンパク質などもスムーズにエネルギー源とすることができます。ただ、子供は大人よりも、これら栄養素を燃やす機能が低いことがわかっています。そのため、子供の体は、大人の体よりもエネルギーの生成を糖質に頼る傾向にあります。

このようなことから、子供における糖質の摂取量を制限すると、エネルギーの生成量が低下しやすくなることがわかります。すると、エネルギー不足によって子供の体力が衰え、疲れやすい体質になります。

また、日常的な糖質制限によって慢性的なエネルギー不足に陥ると、熱の産生量が低下して体が冷えやすくなります。そして、後述のように、このような冷えはさまざまな不調や病気などの原因になります。

このように、大人に効果のある健康法は、子供の体には不適切なことが多いです。そのため、「話題の健康法」に詳しい人は、子供に「不適切な食事」を与えていることが少なくありません。

さらに、さまざまなメディアで謳われている「健康法」は、極端な表現をしているものが少なくありません。例えば、世の中には、さまざまなダイエット方法があります。

そして、このようなダイエット法には、「糖質をまったく摂らない」や「りんごなどの特定の食品だけを食べる」、「絶食する」などの極端なものが多いです。

これらは、短期的に見ると「体重の減少」という結果が出やすい可能性が高い方法です。ただ、実際には、長期的には逆効果を招いたり体調を崩したり、人によってはリバウンドのリスクが高かったりするダイエット方法です。

さらに、「過ぎたるは及ばざるがごとし」という言葉があるように、適量であれば健康に良い食品であっても、摂り過ぎると体に悪影響を及ぼします。

また、これはすべての食品に共通していえることです。例えば、体に必要不可欠な水ですら、必要以上に摂りすぎると不調の原因になります。

一方で、一般的には「摂らないほうが良い」とされている栄養素であっても、適量を摂取しなければ不調の原因になることもあります。

ただ、「健康法」に詳しい人の中には、特定の食品を過剰に食べたり、特定の栄養素を必要以上に排除したりすることが少なくありません。

例えば、牛や豚などのレバーは、鉄やビタミンA、タンパク質などを豊富に含んでいる栄養価の高い食品です。そのため、自身の健康を気にする人の中には、毎日レバーを食べているという人がいます。

ただ、ビタミンAには、摂り過ぎると体内に蓄積して頭痛や吐き気などを引き起こすという性質があります。そのため、レバーを毎日食べるなどして摂取量が多くなりすぎると、心身に不調が生じやすくなります。

また、一般的に体に良いとされている魚の中には、まぐろなどの水銀含有量が高いものがあります。そのため、このような魚を食べ過ぎると、体内に水銀が蓄積してさまざまな症状が現れます。

一方で、日本人は塩分の摂取量を減らすべきといわれています。そのため、「健康法に詳しい人」の中には、塩の摂取量を極端に減らした生活をしているという人もいます。

ただ、塩に含まれているナトリウムは、人体が生きていくために必要不可欠な栄養素です。そして、このようなナトリウムは、汗の量が増えると必要量が増します。そのため、夏などの暑い季節にも極端な減塩生活を送り続けていると、熱中症が起こりやすくなったり重篤化したりしやすくなります。

このように、健康のためにバランスの悪い食生活を送ると、さまざまな不調が現れやすくなります。特に、体が未熟な子供は、偏った食事による悪影響を受けやすいです。

このように、さまざまなメディアで紹介されているような「流行りの健康法」は、子供には適さないことが多いです。そのため、子供の健康を考えるのであれば、これから述べるような正しい知識をもってバランスの良い食事を摂ることが大切です。

栄養不足も偏食の原因となる

前述のように、偏食はさまざまな要因によって起こります。そして、偏食になると、特定の物しか食べなくなることによって栄養不足になりやすくなります。

ただ、このような栄養不足も、偏食の原因となります。というのも、正常な味覚が維持されるためには、亜鉛や鉄などの栄養素が必要不可欠です。そのため、これら栄養素が不足すると、偏食になりやすくなります。

例えば、亜鉛が不足すると、舌の細胞における新陳代謝が悪化します。すると、味を正常に感じ取ることができなくなり、味覚が狂って特定のものばかり食べたくなることがあります。

また、鉄の摂取量が不足すると、氷や土、紙などの「本来食べ物ではないもの」を食べたくなる「異食症」が発症しやすくなります。

このように、偏食は栄養不足によっても起こります。そのため、偏食によって栄養不足になると、偏食が悪化しやすくなります。

子供の頃の偏食は将来にまで影響を与える

これまでに述べたように、食事における子供の好みは、親の影響を強く受けます。そして、このようにして形成された子供の嗜好は、大人になっても継続することがほとんどです。

例えば、魚の煮付けなどの和食を食べて育ってきた世代は、さまざまな国の料理がある現代においても和食を好む傾向にあります。

これと同様に、子供の頃にジャンクフードばかり食べて育つと、大人になってもこのような食生活を送りやすくなります。そのため、子供の頃に偏食になっていると、大人になっても偏った食事を好んで食べるようになります。

ただ、後述するように、偏食は免疫力を低下させます。そのため、大人になってまでも偏食になっていると、風邪などの感染症にかかりやすい体質になります。

このようにして頻繁に風邪を引く体質になると、社会的な信用を得られにくい状況になります。というのも、当然のことながら、頻繁に会社を病欠する人には重要な仕事を任せることができません。そのため、病欠の回数が多くなると、キャリアアップの機会を失うことによって出世できる可能性が低くなります。

また、一般的に、「頻繁に風邪をひく」ということは「自己管理ができていない」とみなされます。そのため、会社勤めではなく個人事業主となった場合においても、「虚弱体質」は不利となります。

さらに、大人になってまでも偏食をしていると、風邪を引きやすくなるだけではなく、生活習慣病やがんなどの重篤な病気にもかかりやすくなります。

このように、子供の頃の偏食を放っておくと、子供が将来余計な苦労をすることになる可能性があります。そのため、子供が偏食になっているのであれば、なるべく早く手を打つのが大切であるといえます。

偏食と免疫の関係性

わたしたち人間の体は、食べたもので形作られています。そのため、食事の内容が変化すると、体にさまざまな影響があります。

特に、偏食になると、免疫力が低下して弱い身体となります。これは、特定の食品しか食べなくなることによって体に必要な栄養が不足するためです。

免疫力の低下を引き起こす栄養不足

前述のように、偏食となって特定の食品しか食べなくなると、体に必要な栄養素が不足しやすいです。特に、子供の偏食では、お菓子や揚げ物、白飯、パンなどしか食べなくなることが多いです。

このような食品には、エネルギー源となる糖質や脂質などの栄養素が多い一方で、ビタミンやミネラルなどの栄養素はあまり含まれていません。

そのため、これらの食品ばかり食べるようになると、ビタミン・ミネラルの摂取量が不足しがちになります。すると、これら栄養素が不足することによって免疫力が低下し、風邪などの感染症にかかりやすくなります。

というのも、栄養素の中には、穀物や動物性食品などにはあまり含まれていないものがあります。例えば、生の野菜や果物などに多く含まれているビタミンCは、動物性食品や穀物などにはほとんど含まれていません。

このようなビタミンCには、白血球の働きを活性化させて免疫力を高める作用があります。また、ビタミンCは、ウイルスの働きを弱めたり細菌の出す毒素を中和したりするなどの働きもあります。そのため、ビタミンCが不足すると、ウイルスや細菌などに弱い体となって感染症にかかりやすくなります。

このような中、偏食になっている子供のほとんどは、野菜を食べません。そのため、偏食の子供は、野菜から摂るビタミンCの量が少なくなりやすいです。

さらに、日本人は、果物の摂取量も足りていないというデータがあります。実際に、国が目標としている果物の摂取量は、一日あたり200gです。これに対して、2013年における一日あたりの果物消費量は100.6gと、目標量を大きく下回っています。

また、20~40代の人は、特に生鮮果物の消費量が低い傾向にあります。例えば、前述のデータにおける70代の果物消費量平均は1日あたり152gであるのに対して、20代は66.9g、30代は61.1g、40代は68.3gとなっています。

このように、日本における20~40代の人は果物を食べない傾向にあります。ただ、このような世代は、子育てを行っている人が多い世代です。そのため、このような世代に育てられている子供は、果物の摂取量が低くなりやすいといえます。

このような中、前述のようにビタミンCは動物性食品にほとんど含まれない栄養素です。そのため、子供が偏食になって果物だけではなく野菜も食べなくなると、ビタミンCの摂取量が不足して免疫力が低下しやすくなります。

また、ビタミンAは、動物の肝には多く含まれている一方で、身にはそう多く含まれていません。これに対して、にんじんやほうれん草などの緑黄色野菜には、体内でビタミンAとなる「βカロテン」が豊富に含まれています。

このような中、レバーなどにおける動物の肝は、頻繁に食卓へ上がる食品ではありません。またレバーは、子供が嫌いな食材の1つです。そのため、偏食によって野菜を食べなくなると、ビタミンAの摂取量が不足しやすいです。

このようなビタミンAには、鼻や喉、目などの粘膜を健康にして、免疫力を高める作用があります。そのため、偏食によってビタミンAの摂取量が不足すると、免疫力が下がって感染症にかかりやすくなります。

偏食は子供を冷え性にして免疫力を低下させる

昔から、「冷えは万病の元」といわれています。実際に、体が冷えるとさまざまな不調や病気などが起こりやすくなります。これは、体が冷えると免疫力が低下するのが原因の1つです。

というのも、身体は数え切れないほど多くの細胞がそれぞれの働きを全うすることによってさまざまな機能が保たれています。そして、このような細胞には、働くために最適な温度があります。

これは、前述のような免疫細胞も例外ではありません。そのため、体温が免疫細胞の働きにくい温度になると、細胞の働きが低下して免疫力が低下します。

具体的には、体温は高いほどに免疫細胞の働きが活性化します。一方で、体温が一度下がると、免疫力が30%低下するといわれています。そのため、免疫力を上げて強い体を作るためには、体を温めることが大切であるといえます。

このような中、子供の体温は、大人よりも高いとされています。そのため、多くの人が「冷え性は大人にしか起こらない問題だ」と考えています。

ただ、現在の日本では、大人だけではなく子供も冷え性になっていることが多いです。これは、現代の子供は昔に比べて体力が低い傾向にあるためです。

というのも、本来人間は体を動かすことを好む性質をもちます。特に、昔から「子供は黙っていられないものである」といわれるように、子供は体を動かすことが大好きです。

ただ、前述のように、偏食になると糖質や脂質などのエネルギー源を摂りすぎる傾向にあります。このようなエネルギー源は、細胞が熱を生み出すために必須な栄養素です。

ただ、細胞がこのようなエネルギー源を燃やすためには、ビタミンB群の助けが必要です。そのため、偏食によってビタミンB群が不足すると、摂取したエネルギー源を活用できなくなります。

また、エネルギー源の摂取量が増えると、その分だけビタミンB群の消費量が増えます。そのため、摂取する栄養がエネルギー源に偏るほど、ビタミンB群の量が足りなくなります。このようなことから、偏食になるとエネルギーを生み出しづらい体となることによって冷え性になりやすいことがわかります。

このようにして細胞がエネルギー源を燃やせなくなると、体がエネルギー不足となります。すると、体力がなくなって体を動かすことがつらくなります。このようにして体を動かさなくなると、筋肉量が低下して体がさらに冷えやすくなります。

このように、偏食になると体がうまくエネルギーを作れなくなり、体が冷えて体力がなくなります。すると、免疫力が下がって感染症にかかりやすい「弱い体」となります。

偏食は子供の体力を低下させて免疫力を下げる

前述のように、体力が低くなると冷え症が起こることによって免疫力が下がりやすくなります。そのため、強い体を作るためには、子供の体力を高めることが大切であるといえます。

多くの人が認識しているように、運動をすると体力がつきます。このとき、運動によって体力を向上させるためには、十分な栄養を摂る必要があります。

というのも、子供の体に体力がつくためには、細胞分裂や体内におけるタンパク質の合成などがスムーズに行われる必要があります。

このとき、これらはどちらも、亜鉛の助けを借りて行われます。また、細胞分裂をするためには、葉酸などの栄養素も必要不可欠です。

そのため、偏食によってこれら摂取量が足りなくなると、細胞分裂やタンパク質合成などがうまく行われなくなって成長不良が起こります。

また、偏食によって葉酸や鉄などの栄養素が不足すると、赤血球が作られにくくなります。このような赤血球は、酸素を全身に運搬するという働きを担っています。

そのため、これら栄養素の摂取量が足りないことによって赤血球の生成がうまく行われなくなると、全身の細胞に酸素が届けられにくくなります。すると、細胞が酸素不足になることによって正常に分裂しづらくなります。

このように、偏食になると細胞分裂などに関与している栄養素が不足して子供の体力が低下しやすくなります。

そして、このようにして体力が低下すると、疲れやすくなるため運動量が少なくなります。このようなことから、偏食になって栄養不足になると、体力が低下して免疫力が低くなりやすいことがわかります。

青汁が子供の身体を強くする理由

前述のように、偏食になると風邪を引きやすくなったり体力がなくなったりしやすくなります。そのため、子供の体を強くするためには、十分な栄養素をしっかり補給させることが大切といえます。

このような中、青汁には免疫力を上げたり子供を元気にしたりする栄養素が豊富に含まれています。そのため、子供が青汁を習慣的に飲むようになると、子供の体が強くなることが期待できます。

青汁は子供の免疫力を高めて風邪を引きにくくする

前述のように、偏食になると身体が栄養不足となることによって免疫力が下がりやすくなります。そのため、風邪などを引きにくい強い体を作るためには、栄養をしっかり補給することが大切であるといえます。

特に、ビタミンCやビタミンAなどは、免疫力に深く関与している栄養素です。そのため、これら栄養素が不足すると、免疫力が低下して感染症にかかりやすくなります。

このような中、青汁は緑黄色野菜を絞って作った汁です。そのため、青汁にはビタミンCやビタミンA(βカロテン)などの栄養素を豊富に含んでいます。そのため、青汁を習慣的に飲むことによって、これら栄養素を効果的に補給して免疫力を向上させることができるといえます。

子供を元気にして体を温める

前述のように、体が冷えると免疫力が下がって風邪などの感染症にかかりやすくなります。そして、このような冷え性は、偏食による栄養不足によって起こりやすくなります。

例えば、ビタミンB群が不足すると、エネルギー源を燃やせなくなることによって体が冷えやすくなります。また、亜鉛や鉄、葉酸などの栄養素が不足すると、子供の体力が低下して運動量が減り、子供が冷え性になりやすくなります。

このような中、青汁にはこれら栄養素が豊富に含まれています。そのため、青汁を生活に取り入れると、子供の体力が向上しやすくなり冷え性になりにくくなります。このようなことから、青汁は子供を元気にして体を温める成分が多数含まれているということがわかります。

青汁を飲むと偏食を改善しやすくなる

これまでに述べたように、青汁には子供の体を強くするさまざまな成分が含まれています。さらに、青汁を生活に取り入れると、偏食が改善しやすくなります。

というのも、現在市販されている青汁の中には、青臭さや苦味などが少ないものが多数あります。このような青汁は、子供であってもお茶のような感覚で飲めるものが多いです。

このようにして青汁を飲むようにすると、体に必要な栄養素を補給しやすくなります。すると、栄養不足による偏食が起こりづらくなります。

また、前述のように、味覚は経験を積むことによって洗練されていきます。そのため、飲みやすい青汁を生活に取り入れると、野菜の味に徐々に慣れていくことができます。すると、野菜嫌いを克服しやすくなって偏食を改善しやすくなります。

さらに、市販の青汁は、粉末状になっていることが多いです。そのため、青汁は子供の好きな料理に簡単に混ぜることができます。

例えば、ほとんどの子供は、ホットケーキやクッキーなどの甘い食べ物が好きです。これら料理に野菜を混ぜようとすると、野菜をミキサーで砕いたり裏ごししたりなどする必要があるため、時間や手間などがかかります。

これに対して、青汁入りのホットケーキやクッキーなどは、生地に青汁粉末を溶かすだけで作ることができます。そのため、青汁は子供に野菜の味を経験させて偏食を改善するのに適した食品であるといえます。

これまでに述べたように、青汁には免疫力を向上させて強い体を作る成分が豊富に含まれています。また、青汁を飲んで偏食を改善すると、偏食による栄養不足が起こらないため、強い体を維持しやすくなります。

そのため、子供の健康管理に悩んでいるのであれば、青汁を取り入れてみることをおすすめします。そうすることによって、子供が元気になるだけではなく、子供の将来にも良い影響を与えることができます。