現在では、「ビタミン」の存在が広く認知されています。また、ビタミンという単語は、「体に必要な成分」という特性から、「癒やし」や「元気の源」などを指す比喩表現に使われることもあります。

実際に、ビタミンは人間が生きていく上で必要不可欠な成分です。また、ビタミンは身体のさまざまな働きに関与しているため、摂取量が不足するとさまざまな不調が現れやすくなります。

このような中、青汁にはさまざまなビタミンがバランス良く、また豊富に含まれています。そのため、青汁を習慣的に飲むと、ビタミンを効果的に補給してさまざまな不調が生じづらい体になります。

そこで、ここでは青汁がビタミン補給に適した飲料である理由と、それぞれのビタミンの働きについて解説していきます。

青汁にはビタミンが豊富に含まれている

「人間が生きていくためには、食事を摂る必要がある」ということは、周知の事実です。

そして、わたしたちの体は、摂取した食品から「人体に必要な物質」を体内に取り入れることによって生命を維持しています。このような「摂取しなければ生命維持ができなくなる成分」のことを「栄養素」といいます。

このような栄養素は、「エネルギー源になるもの」と「エネルギー源にならないもの」に大別できます。このうち、エネルギー源になる栄養素は「3大栄養素」と呼ばれており、「摂取しなければいけない量が多い」という特徴があります。

これに対して、エネルギー源とならない栄養素は、「微量栄養素」と呼ばれています。これは、「生命維持のために摂取しなければいけない量」が微量であることから、このような呼ばれ方をしています。

そして、このような微量栄養素には、「ビタミン」と「ミネラル」の2種類があります。このようなことから、ビタミンは生命維持のために必要な摂取量が少ないものの、摂取しなければ生きていけない成分であるということがわかります。

ビタミンとは?

一般的には、「ビタミン=体に良い成分」と認識されることが多いです。実際に、前項で述べたように、ビタミンは「栄養素」です。そのため、人間は、ビタミンを摂取しなければいずれ死に至ります。

ただ、一方で、「ビタミンの中には、摂りすぎると体に害があるものがある」ということはあまり認識されていません。そのため、サプリメントなどで特定のビタミンを過剰に摂りすぎると、不調や病気などが起こりやすくなります。

とはいえ、通常の食品によってビタミンの過剰摂取が起こることはまずありません。そのため、一般的な食事においては、「ビタミンが豊富に含まれている食べ物は健康に良い」ということができます。

このようなビタミンは、「体内の機能を調整する」という働きを担っています。そのため、ビタミンの摂取量が足りなくなると、体内におけるさまざまな機能が低下しやすくなります。

また、ビタミンには「水に溶けやすいもの」と「水に溶けにくく、油に溶けやすいもの」の2種類があり、それぞれ「水溶性ビタミン」や「脂溶性ビタミン」などといわれています。

水溶性ビタミンは、水に溶けやすいという性質から、尿と一緒に排出されやすいという特徴を持っています。

そのため、ほとんどの水溶性ビタミンは、摂取してから数時間で体外に排出されます。このようなことから、水溶性ビタミンは、こまめに摂る必要があるビタミンであるといえます。

これに対して、脂溶性ビタミンは油に溶けるという性質から、体外へ排出されにくく、体に蓄積しやすいという特徴があります。

そのため、脂溶性ビタミンは摂る頻度が低くても、水溶性ビタミンに比べて健康的な害が発生しにくい栄養素です。一方で過剰に摂ると、脂溶性ビタミンは体に蓄積しやすいため、「過剰症」が生じやすいです。

そして、前述のように、生きていくためにはビタミンの摂取が必要不可欠です。とはいえ、ビタミンの中には、体内や皮膚などで作られ自給できるものがあります。そのため、このようなビタミンは、他のビタミンに比べて、体外からの必要摂取量が低かったり欠乏症が起こりにくかったりします。

ただ、このようなビタミンの自給量は、人体の必要量を満たすものではありません。そのため、「健康維持のためには、しっかりビタミンを摂る必要がある」ということには変わらないといえます。

ビタミンが不足しがちな日本人

これまでに述べたように、健康的な体を維持するためには、しっかりとビタミンを摂る必要があります。

また、体が健康でなければ、美しい肌や魅力的な体型なども手に入れることはできません。このようなことから、ビタミンは健康の維持だけではなく、美容にも必須の成分であるといえます。

ただ、現在の日本人は、このようなビタミンの摂取量が不足しがちであるといわれています。これは、現代の日本人は、食事の内容が偏っている傾向にあるためです。

というのも、多くの人が知っているように、現代の日本には「伝統的な和食だけで食事を済ませている人」がほとんどいません。具体的には、日本における多くの人が、パンやパスタ、ハンバーグなどの「外国由来の食品」を食べています。

そして、このような食品を中心とした献立は、野菜が少ないことが多いです。例えば、パンを中心にした献立では、ウインナーなどの加工肉や卵、生野菜サラダなどが食べられることが多いです。

このとき、健康のために必要な1日における野菜摂取量は350gです。これに対して、一般的なサラダの重量は80g程度となっており、1日に必要な野菜摂取量の1/3を満たしていません。

つまり、このような食事を3食食べても、1日に必要な野菜摂取量は満たすことができないといえます。

これに対して、伝統的な和食では、ご飯や主菜(肉や魚などのメインのおかず)などの他に2皿の副菜が付きます。このような副菜は、野菜がメインとなるおかずです。

また、伝統的な和食では、煮物やおひたし、和え物などが副菜となることが多いです。

このとき、野菜で煮物やおひたしなどを作ると、野菜が加熱されることによってかさが減ります。また、和え物を作る際には、茹でたり塩もみをしたりすることによって、野菜の水分を抜きます。

そして、このような下処理を行うと、野菜のかさが減少します。そのため、野菜を煮たり茹でたり和え物にしたりして食べると、生野菜サラダを食べたときよりも野菜の摂取量が多くなりやすいです。

このようなことから、伝統的な和食を食べると、野菜の摂取量が多くなりやすいということがわかります。

実際に、伝統的な和食では、1食における野菜の摂取量が約120gとなります。これは、前述したような「一般的なパン食」における野菜摂取量の約1.5倍です。そのため、伝統的な和食を1日3回食べると、1日における野菜の必要量を満たすことができるといえます。

ただ、前述のように現在の日本では、「伝統的な和食」を1日に3食食べている人はほとんどいません。そのため、現代の日本人の多くは、野菜の摂取量が不足している傾向にあるといえます。

そして、このようにして野菜を食べる量が少なくなると、野菜のもつ栄養素の摂取量が不足しがちになります。

具体的には、ビタミンやミネラルなどの微量栄養素が足りなくなりやすいです。そのため、現代の日本人は、このような微量栄養素不足によってさまざまな不調に悩まされている人が多いといわれています。

青汁は現代人のビタミン補給に最適

前述のように、現代の日本人は野菜不足の人が多いです。そのため、現代の日本人が健康になるためには、野菜を積極的に食べる必要があるといえます。

とはいえ、野菜の必要性は、ほとんどの人が認識しています。ただ、「野菜を食べなければいけない」と思っていても、なかなか実行できていない人が多いです。

というのも、すでに述べたように、伝統的な和食の献立は、「主食+3品のおかず(+漬物)+汁物」です。つまり、伝統的な和食を食べるためには、食事の際に4品もの料理を作らなければならないことになります。

当然のことながら、このようにして作る料理の品数が増えると、食事の支度に時間がかかるようになります。また、料理を作るための知識や技術なども必要になります。

そのため、共働きやひとり暮らしなどの、「働いている人の割合が多い世帯」では、伝統的な和食を日常的に食べることは難しいのが現実です。

また、「忙しい人の救世主」ともいえるファストフードや惣菜、レトルト食品、インスタント食品には、野菜があまり含まれていません。そのため、このような食品で食事を済ますことが多いと、野菜の摂取量がかなり不足しやすいです。

このような中、青汁は野菜を原料として作られている飲み物です。また、市販の青汁は、ケールや大麦若葉などの栄養価が高い野菜を原料としていることがほとんどです。そのため、青汁には、野菜が持つ栄養がたっぷり含まれています。

さらに、このような青汁は、水に溶かしたり解凍したりするだけですぐに飲むことができます。そのため、市販の青汁は、忙しい人でも手軽に摂ることができます。

そして、最近の青汁は、子どもでも美味しく飲める味のものが多いです。そのため、青汁は大人だけではなく、子どもの栄養補給にも向いていることがわかります。

このように、青汁は現代人のビタミン不足を補うのに最適な飲料です。

そのため、自炊したり和食を食べたりする機会が少ないと感じている人は、青汁を生活に取り入れてみましょう。そうすることで、後述するようなビタミンをしっかり補給し、健康的な身体を手に入れることができます。

青汁に多く含まれているビタミン

これまでに述べたように、青汁はビタミンが豊富に含まれている飲料です。そのため、青汁を習慣的に飲むと、現代人が不足しがちなビタミンを補給して不調などが起こりにくい体になります。

また、青汁には、さまざまな種類のビタミンがバランス良く含まれています。そのため、青汁には、以下のようなビタミンによるさまざまな効果が期待できます。

体内でさまざまな働きをする「ビタミンC」

さまざまなビタミンの中でも、「ビタミンC/アスコルビン酸」は「日本でもっとも有名なビタミン」です。そのため、ビタミンCは「ビタミンの代名詞」として使用されることが多く、「ビタミン=ビタミンC」という認識の人も少なくありません。

このようなビタミンCは、体内でさまざまな働きを担っているビタミンです。具体的にいうと、ビタミンCには主に以下のような働きがあります。

・シミやそばかすなどの発生を抑えたりハリのある肌を作ったりする

美容に関心がある人であれば、「ビタミンCには美肌効果がある」ということは常識となっていることでしょう。

実際に、ビタミンCには、紫外線などによって生じた「メラニン」という色素が肌に沈着することを防ぐ働きがあります。そのため、ビタミンCをしっかり摂っていると、シミやそばかすなどができにくい肌となります。

また、ビタミンCは、体内における「コラーゲン」の生成に欠かせない栄養素です。多くの人が知っているように、コラーゲンは「肌のハリ」を作っている成分です。そのため、ビタミンCをしっかり摂っていると、ハリのある肌を維持しやすくなります。

・血管や筋肉などを丈夫にする

前述のように、ビタミンCは、コラーゲンの生成に不可欠な栄養素です。このようなコラーゲンは、肌だけではなく血管や筋肉など体のさまざまな部分に使用されています。実際に、人体におけるタンパク質の1/3はコラーゲンであるといわれています。

このようなコラーゲンは、細胞と細胞をしっかりとくっつける「接着剤」のような働きを担っています。そのため、ビタミンCをしっかり摂ってコラーゲンが作られやすくなると、全身におけるさまざまな組織が丈夫になることがわかります。

・ストレスに対抗する体を作る

ビタミンCは、わたしたちの身体を「ストレスに強い体質」に導く働きも担っています。というのも、人体がストレスを感じると、体内では「副腎皮質ホルモン」というホルモンが分泌されています。

このようなホルモンには、「全身にエネルギー源を行き届かせて、心身のパフォーマンスを向上させる」という作用があります。そのため、ストレスに応じて副腎皮質ホルモンが分泌されると、ストレスの原因に対してうまく対処することができるようになります。

一方で、このようなホルモンが分泌されないと、ストレスの原因をうまく処理できなくなります。すると、さらにストレスを感じやすくなったりストレスに負けたりしやすくなります。つまり、「ストレスに弱い体質になる」ということです。

このような中、副腎皮質ホルモンの分泌には、ビタミンCが必要不可欠です。このようなことから、ビタミンCの摂取量が足りなくなると、ストレスに弱くなるということがわかります。

・老化や病気、不調などを防ぐ

ビタミンCは、強い抗酸化作用がある栄養素です。具体的にいうと、ビタミンCには、活性酸素を消去して組織の老化や劣化などを防ぐ働きがあります。

活性酸素とは、他の物質を壊す作用をもつ酸素のことです。そのため、体内で活性酸素が増えると、細胞が傷ついて組織の働きが低下しやすくなります。

例えば、血管が活性酸素の影響を受けると、伸縮性が失われて硬くなります。すると、血管が詰まりやすくなり、脳梗塞や心筋梗塞などの病気が発症しやすくなります。

また、活性酸素によって細胞のDNAが傷つくと、無限に増殖し続ける細胞に変質することがあります。このような細胞は「がん細胞」と呼ばれ、がん細胞が増殖し続けて形成した塊を「がん」といいます。つまり、活性酸素はがんの発症リスクを高めるということです。

このように、活性酸素はさまざまな病気の原因となります。ただ、このような活性酸素は、日常的に体内で発生しています。そのため、さまざまな病気や不調などを防ぐためには、体内の活性酸素を消すことが大切であるといえます。

そして、前述のように、ビタミンCには活性酸素を消去する働きがあります。そのため、ビタミンCは、病気や不調などを予防するために積極的に摂るべき栄養素だといえます。

さらに、ビタミンCには、ウイルスを直接的に無力化したり、細菌の出す毒素を無害化したりする働きもあります。そのため、ビタミンCを日常的に摂っていると、これらによる感染症にかかりにくくなったり、症状が軽くなったりしやすくなります。

このように、ビタミンCは体内でさまざまな働きを担っている栄養素です。そして、このようなビタミンCは、動物性食品にはほとんど含まれていません。

そのため、野菜不足になると、ビタミンCの摂取量が不足しがちになります。このようなことから、ビタミンCは現代人が積極的に摂るべき栄養素であるといえます。

また、ビタミンCは水溶性のビタミンであるため、体内に蓄積されないという性質があります。そのため、健康的で美しい体を手に入れるためには、ビタミンCをこまめに摂るようにしましょう。

そして、前述のように、水溶性ビタミンは過剰症が起こりにくいビタミンです。実際に、食事によってビタミンCを大量に摂っても、過剰症は起こりません。

とはいえ、サプリメントなどによってビタミンCを摂りすぎると、下痢などの症状が現れることがあります。そのため、常識の範囲を超えるような摂取は行わないようにしましょう。

美肌や免疫力向上、目の健康に欠かせない「ビタミンA」

ビタミンAは、体内でさまざまな働きを担っている脂溶性のビタミンです。ビタミンAには、「レチノール」や「レチナール」、「レチノイン酸」などのさまざまなタイプがあり、それぞれ「形」が異なります。

このようなビタミンAは、目の健康維持に欠かせない栄養素です。そのため、ビタミンAは、目を酷使しがちな現代人が積極的に摂るべき栄養素であるといえます。

また、ビタミンAには、皮膚や粘膜などの機能を正常に保つ働きもあります。そのため、ビタミンAをしっかり摂っていると、肌が健康になって美しくなったり、免疫力が向上して風邪などを引きにくくなったりします。

さらに、ビタミンAは、ビタミンCと同様に強い抗酸化作用を持つ栄養素です。そのため、ビタミンAをしっかり摂っていると、体内における活性酸素の影響を減らすことができます。

ただ、前述のように、脂溶性のビタミンは体に蓄積しやすく、過剰に摂ることによって過剰症が生じやすい栄養素です。実際に、ビタミンAを摂りすぎると、頭痛や脱毛症、筋肉痛などのさまざまな症状が現れます。

特に、妊娠中に過剰に摂取すると、胎児に奇形が起こることがわかっています。そのため、ビタミンAは、摂取量に気をつける必要がある栄養素であるといえます。

このようなビタミンAは、動物や魚などの肝臓に多く含まれています。そのため、これら食品を食べる機会が増えたり、サプリメントでビタミンAを摂りすぎたりすると、過剰症が現れやすくなります。

一方で、ビタミンAを野菜や果物などで摂ると、過剰症が起こらないことがわかっています。

というのも、これらに含まれている「カロテノイド」と呼ばれる物質の中には、体内でビタミンAに変化するタイプがあります。そのため、このようなカロテノイドは、「プロビタミンA」と呼ばれ、広義ではビタミンAの一種であるとされています。

このようなプロビタミンAは、体内で必要に応じてビタミンAに変換されます。そのため、プロビタミンAを大量に摂取しても、過剰症が現れることがありません。

また、プロビタミンAの一種であるβカロテンを常識の範囲を超えて取り続けると、βカロテンの色素によって体の色が黄色っぽくなることがあります。

とはいえ、このような症状は体に害があるものではなく、βカロテンの摂取を控えると数日で元に戻ることから、過剰症とはされていません。

このように、植物性食品に含まれているビタミンAは、動物性食品に含まれているビタミンAに比べて安全性が高いといえます。そのため、健康のためにビタミンAを摂るのであれば、植物性食品から摂ることをおすすめします。

そして、このような植物性のビタミンAは、緑黄色野菜に多く含まれています。そのため、緑黄色野菜を原料としている青汁には、植物性ビタミンAが豊富に含まれています。このようなことから、青汁はビタミンAの補給にも適した飲料であるといえます。

強い抗酸化力をもち、ホルモンの正常な働きに欠かせないビタミンE

わたしたちの体は、数え切れないほど多くの細胞によって構成されています。

そして、ビタミンEはこのような細胞の膜に多く含まれており、強い抗酸化作用によって細胞の変質を防いでいます。このようなことから、ビタミンEには、老化やがんなどの予防効果があるとされています。

また、ビタミンEは、別名で「トコフェロール」とも呼ばれています。トコフェロールとは、ギリシャ語で「子どもを生む力を与える」という意味です。つまり、ビタミンEには正常な妊娠・出産を促す能力があると信じられていたということです。

そして、現代においても、「ビタミンEは不妊に効果的な栄養素である」といわれています。これは、「ホルモンの分泌を調整する働き」があるためです。

というのも、女性が子どもを授かるためには、さまざまな種類のホルモンがバランス良く分泌される必要があります。そのため、このようなホルモンのバランスが崩れると、妊娠しづらくなったり出産に至りにくくなったりします。

また、ホルモンバランスが崩れると、生理痛が重くなったり月経前症候群(PMS)が起こったりしやすくなります。さらに、更年期障害も起こりやすくなり、重症化しやすくなります。

このようなことから、ビタミンEは妊娠するためだけではなく、女性に起こりやすいさまざまな症状を防ぐために必要不可欠な栄養素であるということがわかります。

このようなビタミンEは、脂溶性のビタミンです。そのため、体内には一定量のビタミンEが蓄積されています。

とはいえ、ビタミンEは他の脂溶性ビタミンに比べて、過剰症が起きにくいという性質があります。そのため、ビタミンEは健康的な生活のために、積極的に摂るべき栄養素であるといえます。

代謝アップに欠かせないビタミンB群

ビタミンBは、これまでに述べたようなビタミンとは異なり、多くの種類があります。具体的には、以下のような8種類のビタミンを総称してビタミンB群と呼びます。

ビタミンB1(チアミン)

ビタミンB2(リボフラビン)

・ビタミンB3(ナイアシン

・ビタミンB5(パントテン酸

ビタミンB6(ピリドキシン)

・ビタミンB7(ビオチン

・ビタミンB9(葉酸

ビタミンB12(コバラミン)

このように、ビタミンB群にはそれぞれ番号が割り振られています。このような番号は、後述するような「ビタミンBの性質」をもつビタミンのうち、見つけられたのが早かった順に振り分けられています。

また、上記のうち、太字になっているものが一般的に呼ばれている名称です。例えば、ビタミンB9はビタミンB群の一種ですが、ビタミンB9と呼ばれることはまれであり、一般的には葉酸と呼ばれています。

そして、ビタミンB群は、上記のように番号が飛んでいる部分があります。これは、発見された当時はビタミンBだとされていたものの、後の研究によってビタミンではなかったことが判明したためです。そのため、現在では、ビタミンB4やビタミンB8などが欠番となっています。

このようなビタミンB群は、それぞれ働きが異なります。ただ、これらはどれも、人体の中で「補酵素」として働くという特徴を持っています。

補酵素とは、人体に備わっている酵素の働きを助ける物質のことです。

また、このような酵素は、エネルギー源の代謝や活性酸素の消去、神経伝達物質の生成などの「人体における生命維持」に必要不可欠な働きを担っています。そのため、ビタミンB群は、それぞれが体のさまざまな機能に関わっているといえます。

例えば、摂取した糖質がエネルギー源として利用されるためには、ビタミンB1が必要不可欠です。そのため、ビタミンB1の摂取量が不足すると、脳を含めた全身がエネルギー不足となります。

また、このようなエネルギー源の代謝には、ビタミンB2やナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸、ビオチンなども深く関与しています。そのため、ビタミンB群が不足すると、エネルギー代謝が低下しやすくなります。

そして、このようにしてエネルギー代謝が低下すると、太りやすくなったりむくみやすくなったりしてダイエットの効果が現れにくくなります。そのため、美しい体型作りのためには、ビタミンB群の摂取が不可欠であるといえます。

さらに、体内では、多くの細胞が一定期間で生まれ変わっています。そして、このような細胞の生まれ変わりには、ビタミンB2やビタミンB6、葉酸などのビタミンが必要です。

そのため、これらビタミンの摂取量が足りなくなると、体のさまざまなところに不調が生じやすくなります。特に、にきびなどの肌荒れや口内炎などの口周りの症状などが発生しやすくなります。

このように、ビタミンB群は、それぞれが体内におけるエネルギー源や細胞などの代謝に関わっています。そのため、ビタミンB群の摂取量が足りなくなると、さまざまな不調が生じやすくなります。

このようなビタミンB群は、どれも水溶性のビタミンであるため、体内に蓄積することができません。そのため、ビタミンB群は、こまめに摂る必要がある栄養素です。

血液の流れや骨の健康になどに必要な「ビタミンK」

一般的な生活を送っていれば、「一度も怪我で出血したことがない」という人はいないでしょう。そのため、致命的な場合を除き、「怪我で出血しても、時間の経過とともにかさぶたができて血が止まる」ということは、ほとんどの人が知っている事実です。

このような「かさぶた」は、血が固まることによって形成されます。そして、ビタミンKは、このような血液の凝固に関与している栄養素です。

一方で、怪我をしていないときに「かさぶた」が血管内にできてしまうと、血液が流れなくなって組織が壊死してしまいます。そのため、血液の中には、「血液が固まるのを抑える物質」も存在しています。そして、ビタミンKはこのような物質の生成にも関与しています。

このようなことから、ビタミンKは血液の正常な機能に深く関与した栄養素であるということがわかります。

また、ビタミンKには、カルシウムが骨に吸収されるのを助ける働きもあります。そのため、ビタミンKの摂取量が足りなくなると、骨がもろくなるといわれています。

このようなビタミンKは、脂溶性のビタミンです。とはいえ、他の脂溶性ビタミンに比べて過剰症が起こりにくいことがわかっており、常識を超える量を摂っても症状が起こらないことが報告されています。

ただ、血栓症などによって「血液が固まるのを抑える薬」を飲んでいる人は、ビタミンKの摂取量を減らす必要があります。これは、ビタミンKが薬の作用を邪魔してしまうためです。そのため、このような薬を服用している人は、青汁の飲用を控えるようにしましょう。

青汁に含まれていないビタミン:ビタミンB12

これまでに述べたように、青汁にはさまざまな種類のビタミンが豊富に含まれています。そのため、青汁は現代人のビタミン補給に最適な飲料です。

ただ、このような青汁にも、含まれていないビタミンはあります。具体的にいうと、青汁にはビタミンB12が含まれていません。

というのも、ビタミンB12は食肉や魚、乳製品などの動物性食品にのみ含まれるビタミンです。そのため、野菜から作られている青汁には、ビタミンB12が含まれていないのです。

とはいえ、ビタミンB12は体が必要とする量が少なく、腸内細菌の合成によって供給されています。また、ビタミンB12は水溶性ビタミンであるものの、肝臓に蓄えられるという性質があります。そのため、ビタミンB12は、摂取しなければいけない量がかなり少ないです。

さらに、現在の日本では、食肉などの動物性食品を過剰に摂取する人が多い一方で、「野菜・果物しか絶対に食べない」という厳密なベジタリアンはほとんどいません。

そのため、一般的な食生活を送っていれば、ビタミンB12が不足することはまずありません。このようなことから、日本におけるほとんどの人が、ビタミンB12を意識して摂取する必要はないといえます。

ビタミン剤と青汁はどちらの方がいい?

前述のように、現代の日本人は、ビタミンの摂取量が不足しがちな傾向にあります。そのため、健康や美容などのためには、ビタミンを積極的に摂る必要があります。

このとき、「ビタミンが必要なのであればサプリメントを飲んだ方がいいのでは?」と思う人は少なくないでしょう。

ただ、これまでに述べたように、ビタミンはそれぞれがさまざまな働きに関与しています。そのため、特定のビタミンをサプリメントによって摂っても、思うような効果は現れません。

例えば、肌の代謝には、ビタミンCやビタミンA、ビタミンE、ビタミンB群などのさまざまなビタミンが関与しています。そのため、ビタミンCを大量に摂っても、美しい肌を手に入れることはできません。

また、サプリメントには、ビタミンなどの栄養素における含有量が記載されています。そのため、サプリメントを飲むと、「栄養を摂った」という気分になります。

ただ、サプリメントの多くは錠剤であるため、液体である青汁よりも栄養が吸収されづらいです。そのため、サプリメントを飲んでも、表示通りの量だけ吸収されるとは限りません。

さらに、サプリメントは「特定の栄養素の塊」であるため、青汁よりも過剰症が起きやすいという特徴もあります。

これに対して、青汁は天然の野菜を使用しているため、栄養価にバラつきがあるのは事実です。

ただ、これまでに述べたように、現代人のビタミン不足は野菜不足からきています。そのため、現代人のビタミン補給は、「サプリメント」という塊ではなく、野菜で行うのが自然な形です。

このようなことから、ビタミン不足による不調を感じている人は、青汁を飲む習慣をつけてみましょう。そうすることによって、必要な栄養をバランス良く補給し、美しく健康的な体に近づいていきます。