「女性には更年期というものがある」ということは、一般的に認知されています。ただ、「更年期障害のつらさ」は、更年期によるつらい症状を経験していない人には理解されないことが多いです。

というのも、更年期障害によって生じる症状は「本人の自覚によるもの」がほとんどであるためです。

例えば、出血していたり咳をしていたり、下痢をしていたりなどの症状には、「血」や「咳」、「水のような便」などの「客観的な事実」を伴います。そのため、これらの症状を「気のせいだ」とする人はいないでしょう。

これに対して、更年期の主な症状である「のぼせ」や「めまい」、「倦怠感」などには、咳などのような「誰が見てもわかる症状」が生じません。

そのため、更年期のつらい症状を経験していない人からは、のぼせやめまいなどの症状が「気のせい」や「我慢が足りないだけ」などと認識されることが少なくありません。

また、このような更年期における症状の出方や強さなどは、人によって大きく異なります。そのため、更年期を経験した女性同士であっても、「更年期のつらさ」を共有できないことがあります。このようなことから、更年期障害を抱えている人の多くが、つらい症状を我慢する日々を送っています。

そして通常、更年期の症状は、10年ほど続くといわれています。そのため、更年期障害が生じている人は、10年間という長い期間症状に耐えることになります。

このような中、青汁には更年期の症状を緩和するさまざまな栄養素・成分が含まれています。そのため、青汁を習慣的に飲むことで、「理解されづらい不調」から開放されて、ストレスの少ない毎日を送りやすくなります。

そこで、ここでは更年期障害が起こる原因を解説し青汁が更年期の症状を和らげる理由について述べていきます。

更年期とは?

女性には、大きく分けて5つのライフステージがあります。

例えば、0~10歳頃までの男女には、身体的な性差がほとんどありません。このような時期を、「小児期」と呼びます。また、10歳を超える頃の女性は「思春期」を迎え、体つきが徐々に女性らしくなっていきます。

このようにして体が「大人の女性」になると、「成熟期」を迎えます。成熟期を迎えた女性は、心身ともに安定しやすくなり、体が「妊娠・出産にもっとも適した状態」となっていきます。

さらに、月経が起こらなくなって「妊娠・出産」というステージを卒業すると、「老年期」を迎えることになります。

この頃には、老化によってさまざまな病気などにかかりやすくなります。一方で、老年期は精神的に安定しやすいため、「人生第2のステージ」を楽しむ人が多い時期でもあります。

そして、成熟期からこのような老年期に移行するまでの期間が、「更年期」です。このようなことから、更年期は「女性のライフステージの1つである」ということがわかります。

そして、これから述べるように、このような「女性のライフステージが変わるタイミング」では、体内で劇的な変化が起こっています。

女性における体の変化に大きく関わる「女性ホルモン」

前述のように、小児期は身体的な男女差がほとんどない時期です。そのため、この時期の女性は、いわゆる「女性らしい体」をしていません。

一方で、小児期を終え思春期に突入すると、体に脂肪がつきやすくなり、胸が膨らみ始めます。このようにして、女性の体は「女性らしい体つき」になっていきます。

このような体の変化は、卵巣などの女性器が成熟し始めることによって起こります。これは、卵巣に「妊娠に適した状態」を作るためのホルモンを分泌する働きがあるためです。

具体的には、卵巣が育ってくると、女性ホルモンの一種である「エストロゲン」の分泌が始まります。このようなエストロゲンは、体に脂肪を蓄えさせたり乳腺を発達させたりする働きがあります。

これらはどれも、妊娠や出産などを滞りなく進めるために大切な要素です。そのため、エストロゲンは、「小児期の女性の体を、妊娠・出産が可能な状態に導く」という役目があるといえます。

また、エストロゲンには、子宮内膜を厚くして「妊娠に適した子宮」を作る働きもあります。このようにして増殖した子宮内膜は、妊娠が成立しなければ体外へ排出されます。

このようにして子宮内膜の組織が排出されることを「月経(生理)」といいます。このようなことから、エストロゲンの分泌が始まると月経が起こることがわかります。

このとき、成熟した女性であれば、このようなエストロゲンの分泌によって排卵が起こります。そして、排卵が起こると、卵巣から「プロゲステロン」という女性ホルモンがたくさん分泌されるようになります。

ただ、排卵するためには、多くのエストロゲンが分泌される必要があります。そのため、卵巣機能が未熟な女性の身体は、エストロゲンの分泌量が足りずに排卵が起こらないことがあります。

このようにして排卵が起こらないと、プロゲステロンの分泌量増加が起こりません。

そのため、思春期の女性では、卵巣によるエストロゲンの分泌が始まっているのにもかかわらず、それに応じてプロゲステロンの分泌量が増えない状況となりやすいです。つまり、プロゲステロンの分泌量が、エストロゲンの分泌量より相対的に少なくなりやすいということです。

ただ、これら2つの女性ホルモンは、バランスよく分泌されることによって体に有益な働きをします。

そのため、エストロゲンが多すぎたりプロゲステロンが少なすぎたりするなどの「ホルモンバランスの乱れ」が起こると、さまざまな不調が起こりやすくなります

このようなことから、エストロゲンとプロゲステロンのバランスが整わない思春期には、ニキビや肥満、情緒不安定などの症状が起こりやすくなります。

このようなホルモンのバランスは、卵巣の成熟とともに整っていきます。そのため、成熟期を迎える頃には、ホルモンバランスの変動による不調が生じにくくなり、心身ともに安定していきます。

ただ以下に述べるように、更年期を迎える頃には、このようにして整ったホルモンバランスが再び大きく乱れやすくなります。

更年期ではどのようにホルモンバランスが変わるのか

前項で述べたように、エストロゲンやプロゲステロンなどの女性ホルモンは、卵巣から分泌されます。そのため、卵巣の機能が低下すると、これらホルモンの分泌量が少なくなります。

具体的には、加齢によって卵巣が老化すると、卵巣によるエストロゲンの分泌機能が低下し始めます。すると、エストロゲンの分泌量が足りなくなり、排卵が起こらなくなります。

前述のように、排卵されないと、卵巣によるプロゲステロンの分泌が起こりません。そのため、卵巣機能が衰えると、プロゲステロンの分泌量も大きく減少します。

とはいえ、これら2つのホルモンは、女性器以外の組織でも作られています。例えば、エストロゲンは脂肪組織で作られることがわかっています。また、プロゲステロンは、副腎という臓器で作られています。

ただ、このような卵巣以外の組織は、卵巣に比べると微量のホルモンしか分泌できません。そのため、卵巣機能が低下すると、エストロゲンやプロゲステロンなどの分泌量が大きく低下します。

このとき、アメリカの研究では、更年期におけるエストロゲンの分泌量は、更年期前に比べて1/3まで低下することがわかっています。さらに、プロゲステロンの分泌量は、1/120にまで低下するとされています。

そして、このようにして女性ホルモンのバランスが崩れると、不調が生じるということは前述のとおりです。そのため、女性ホルモンのバランスが崩れる更年期には、さまざまな不調が生じます。このようにして更年期に不調が生じることを「更年期障害」といいます。

更年期障害の症状はなぜ多岐にわたるのか?

エストロゲンやプロゲステロンなどの女性ホルモンは、「妊娠に深く関与する組織」に強く働きかけます。例えば、エストロゲンが多く分泌されると、乳腺が発達します。また、プロゲステロンには、子宮の内膜を維持する働きがあります。

とはいえ、これらのホルモンは、男性の体でも少しだけ分泌されています。これは、エストロゲンやプロゲステロンには、女性の生殖だけではなく、人体の生命維持に必要な働きを担う役割があるためです。

例えば、エストロゲンには、骨を作ったり動脈硬化を防いだりする働きがあります。また、プロゲステロンは、体内におけるさまざまなホルモンの原料となっています。

そして、これら2つのホルモンは、自律神経の働きや精神状態、エネルギー・水分の代謝などにも関与しています。そのため、これら2つのホルモンバランスが崩れると、ホルモンの作用が強すぎたり弱すぎたりすることによってさまざま症状が現れます。

例えば、ホルモンバランスの崩れによって自律神経が乱れると、血流のバランスが狂って「ホットフラッシュ」と呼ばれる「のぼせ」や「ほてり」などが起こりやすくなります。また、動悸や息切れ、手足の冷え、めまい、眠気、耳鳴りなどの症状も現れやすくなります。

さらに、ホルモンバランスの乱れが精神状態に影響すると、いらいらやうつ症状が起こりやすくなります。また、エネルギーや水分などの代謝が狂うと、体重が急激に変化したりむくみがひどくなったり、関節の水分が少なくなって関節痛が生じたりしやすくなります。

そして、ホルモンバランスが崩れると、神経伝達がうまくいかなくなることによってしびれが生じたり、触られていないのに「ざわざわ」や「ぞくぞく」などの感覚があらわれたりすることもあります。

このように、一般的に「女性ホルモン」と呼ばれているホルモンには、「女性的」ではない働きもあります。そのため、ホルモンバランスが乱れると、全身のさまざま部位に不調が生じます。

そして、冒頭で述べたように、更年期は平均で約10年続きます。このようなことから、更年期障害が現れている人は、このような症状と10年間付き合うことになります。そのため、更年期障害が生じている人の中には、「つらくて動けない」という日々が長く続くケースがあります。

当然のことながら、このような状態が継続すると、精神的に落ち込みやすくなります。そのため、更年期障害がきっかけとなってうつ病を発症する人は少なくありません。

更年期障害は「避けられるもの」?

これまでに述べたように、更年期とは女性におけるライフステージの1つです。そのため、女性の体には、必ず更年期が訪れます。このようなことから、「更年期によるホルモンバランスの変化」は、すべての女性に起こるということがわかります。

そして、このようなホルモンバランスの変化は、さまざま症状の原因となります。そのため、更年期にはホルモンバランスの乱れによる「更年期障害」が生じやすいです。

ただ、更年期を迎えた人すべてがつらい症状で悩んでいるかというと、そうではありません。というのも、このような「更年期の症状」の現れ方は、個人差が大きいためです。

更年期でも「更年期障害」が生じないことがある

更年期障害が現れている人にとっては、「更年期」をとてもつらいものに感じていることでしょう。

ただ、周りを見渡してみると、「更年期」にあたる年齢であるのに、毎日元気に過ごしている人もいるのではないでしょうか。

当然のことながら、元気そうに見えていても、「元気に振る舞っているだけ」であることがあります。ただ、このような「元気そうな更年期の人」の中には、実際に更年期障害が生じていないケースがあるのも事実です。

というのも前述のように、更年期の症状は「本人の自覚によるもの」が多いため、「気付かなければ無症状と変わらない」といえます。そのため、「体の変化に鈍感な人」は、更年期の症状が表面化しにくいことがあります。

また、ホルモンのバランスは、人によっても「乱れやすさ」に差があります。そのため、更年期を迎えても、「更年期障害」が起こらない人がいます。さらに、更年期障害が起こっても、症状が軽いという人も少なくありません。

では、このようなホルモンバランスの乱れやすさは、なぜ人によって異なるのでしょうか?

それは、わたしたちの体は、以下のような要因によって「体質がそれぞれ異なっている」ためです。

人によって起こりやすさが違うのはなぜ?

当然のことながら、わたしたちの顔や性格などは人それぞれ違います。このような個性を生み出す要素の1つが「遺伝子」です。

このような遺伝子は、後天的に大きく変化することはそれほどありません。そのため、遺伝子の違いによる個性は、努力によって変えることが困難です。

例えば、わたしたちの中には、生まれつき「病気になりやすい人」や「気管支炎などの特定の病気にかかりやすい人」などがいます。これと同様に、更年期障害も生まれつきの体質によって、かかりやすかったり症状が軽かったりすることがあります。

ただ、生まれつき病気になりやすい体質の人みんなが病気にかかるわけではありません。これは、これから述べるように、病気の発症には、生まれつきの体質以外にも生活習慣や環境的な要素などが深く関与しているためです。

肥満になると更年期障害のリスクが増える

現代の日本では、手軽に食品が手に入る一方で体を動かす機会が大きく減少しています。そのため、現在の日本は、肥満になりやすい環境にあります。

そして、このようにして肥満になると、更年期障害が起こったりひどくなったりしやすいです。これは、肥満になるとエストロゲンの分泌量が増えるためです。

というのも、前述のように、脂肪組織にはエストロゲンを分泌する働きがあります。そして、エストロゲンとプロゲステロンのバランスが大きく崩れると、その分だけ不調が生じやすくなります。

このとき、更年期になると、エストロゲンやプロゲステロンなどの分泌量が低下します。そして、プロゲステロンは、エストロゲンよりも大きく分泌量が低下します。

このような状態で脂肪組織によるエストロゲン分泌があると、「プロゲステロンの分泌量」に対して「エストロゲンの分泌量」が過剰になりやすくなります。そのため、肥満になると、ホルモンバランスの乱れが多くなり、更年期障害が起こりやすくなります。

食生活は更年期障害に深く関与している

前項で述べたように、肥満は更年期障害の原因となります。そして、このような肥満は、食生活と深く関係しています。そのため、更年期障害を予防したり改善したりするためには、食生活を見直す必要があります。

このとき、肥満にならないような食事を取っていても、更年期障害が生じやすくなることがあります。

というのも、すでに述べたように、更年期障害はホルモンのバランスが乱れることによって起こります。

このようなホルモンが分泌されるためには、体内に存在している「ホルモンを作る酵素」が正常に働く必要があります。

このような酵素は、ビタミンやミネラルなどの微量栄養素の力を借りることによって正常な機能を保っています。そのため、これら栄養素の摂取量が不足すると、うまくホルモンが作られなくなってホルモンバランスが乱れやすくなります。

また、このような微量栄養素の不足は、ストレスに弱い身体や病弱な身体なども作ります。そのため、微量栄養素が不足すると、ホルモンバランスが乱れるだけではなく、強いストレスを感じたり不調が生じたりしやすくなります。

これらはどちらも、更年期障害を起こさせたり悪化させたりする要因になります。このようなことから、更年期障害を予防・改善するためには、摂取カロリーだけではなく、微量栄養素の摂取量にも気を配る必要があります。

更年期障害を防ぐためには「食生活の習慣」にも気をつける必要がある

「健康な体のためには、食事の内容に気をつける必要がある」ということは、多くの人が知っていることでしょう。一方で、使用する食器などの「食生活の習慣」が健康状態に影響するということは、あまり知られていません。

というのも、プラスチック製品などに含まれる「環境ホルモン」と呼ばれる物質の中には、体内でエストロゲンの作用を起こすものがあります。このような環境ホルモンは、「環境エストロゲン」と呼ばれています。

環境エストロゲンは、体内に入るとエストロゲンと同じ働きをします。

具体的いうと、エストロゲンなどの「ホルモンの働き」が起こるためには、「ホルモンの受容体」という鍵穴に「ホルモンの鍵」がはまる必要があります。そして、このようにして、受容体に「鍵」がはまると、ホルモン作用のスイッチが入ります。

このとき、他の部分が別の形をしていても、「鍵の部分」が一緒であれば、ホルモンの受容体にはまることができます。そして、環境エストロゲンは、エストロゲンの「鍵部分」と共通の組織を持ちます。

そのため、環境エストロゲンは、エストロゲンの受容体にくっついて「エストロゲン作用」のスイッチを押すことができる物質であるといえます。

ただ、体内のエストロゲンが必要に応じて分泌量が増えるのに対して、環境エストロゲンは必要性にかかわらず作用します。そのため、環境エストロゲンは、「本来エストロゲンが働くべきではない時」にもエストロゲンの作用を起こすといえます。

また、本来のエストロゲンは、不要になると体外へ排出されます。一方で、環境エストロゲンはもともと体内に存在する物質ではないため、人体はこのような物質をうまく処理ができません。そのため、環境エストロゲンは、体内に蓄積しやすいという性質を持ちます。

そして、このようにして体に環境エストロゲンが溜まると、その分だけエストロゲンの作用が強く出やすくなります。

前述のように、体内のエストロゲンが過剰になると、その分だけ不調や病気などが生じやすくなります。このようなことから、環境ホルモンは、体内に存在しているエストロゲンよりも「毒性が強い」といえます。

このような環境ホルモンは、油脂に溶けやすいという性質をもちます。そのため、油脂を含む食品をプラスチック製品に入れると、食品中に環境ホルモンが溶け出しやすくなります。

また、環境エストロゲンを含むプラスチック製品は、加熱すると環境ホルモンを放出しやすくなるといわれています。そのため、このようなプラスチック製品に食品を入れて加熱すると、体内に環境エストロゲンが入るリスクが高くなるといえます。

このような中、現在の日本には、プラスチック製品が溢れています。さらに、このような環境エストロゲンは、殺虫剤や農薬などにも含まれています。そのため、現代の日本人は、「環境ホルモンが体内に入り込みやすい環境」に生きているといえます。

そして、このような「環境ホルモンの危険性」は、広く認知されてはいません。そのため、更年期障害で苦しんでいる人の中には、このような環境エストロゲンの影響によって症状が生じているケースがあるといえます。

このようなことから、更年期障害を予防したり改善したりするためには、食事の内容だけではなく、食事の取り方にも注意する必要があるといえます。

青汁が更年期のつらい症状に効果的な理由

これまでに述べたように、更年期障害を防いだり改善したりするためには、食生活に気をつける必要があります。とはいえ、「食生活を急に正す」ということは簡単なことではありません。

例えば、今まで外食や惣菜などを多く食べてきた人が急にすべての食事を自炊しようとしても、無理が生じて反動が起こります。すると、元の食生活に戻ったり、ストレスによって偏食や過食などが起こりやすくなったりします。

また、栄養バランスの良い食事を摂るためには、さまざまな食材を取り入れたり調理法を工夫したりする必要があります。そのため、世帯人数が少なかったり料理が苦手だったりする人には、栄養バランスの良い食事を続けることが困難であるといえます。

このような中、青汁は水に溶かしたり解凍したりするだけで飲むことができます。そのため、青汁の常飲は、誰でも簡単に継続できる健康方法であるといえます。

そして、このような青汁は、「栄養価の高い野菜」を絞ったり粉砕したりして作る飲み物です。そのため、青汁には、以下のような「更年期障害の改善に役立つ栄養素」が豊富に含まれています。

ホルモンバランスを整えるために必要な栄養素が含まれている

前述のように、更年期には卵巣の機能が低下することによって女性ホルモンの分泌量が大きく低下します。そして、これによって更年期障害によるさまざまな不調が起こりやすくなります。

とはいえ、このような女性ホルモンは、副腎などの組織でも分泌されています。ただ、このような副腎などによるホルモン分泌が正常に行われないと、ホルモンバランスの乱れが過剰になりやすくなります。

このようなホルモンは、コレステロールを材料に作られています。そして、コレステロールから女性ホルモンを作るためには、ビタミンEや亜鉛などの微量栄養素が必要不可欠です。そのため、これら栄養素が不足すると、ホルモンのバランスが大きく乱れやすくなります。

このような中、青汁にはこれら微量栄養素が豊富に含まれています。そのため、青汁を習慣的飲むようにすると、ホルモンの材料不足によるホルモンバランスの乱れが起きにくくなり、結果として更年期障害が軽くなりやすくなります。

自律神経の乱れを整えるのに必要な栄養や成分が含まれている

すでに述べたように、エストロゲンやプロゲステロンなどの女性ホルモンは自律神経にも関与しています。そのため、これらホルモンのバランスが崩れると、自律神経も乱れやすくなります。

とはいえ、このような自律神経は、人体の生命維持に深く関与している組織です。そのため、人体には、自律神経の働きを正常に保つための仕組みが備わっています。

ただ、このとき、このようにして自律神経が正常に働くためには、「神経伝達物質」が放出される必要があります。そして、このような神経伝達物質は、アミノ酸を材料に、さまざまな微量栄養素の力を借りて作られます。

そのため、これら「神経伝達物質の材料」が不足すると、自律神経の乱れが生じやすくなります。

そして、このようにして自律神経が乱れやすい状態となると、ホルモンバランスの変化による影響を受けやすくなります。すると、自律神経の乱れがより生じやすくなり、更年期障害による不調が起こりやすくなります。

このような中、青汁にはこのような自律神経の働きに必要な微量栄養素が豊富に含まれています。

さらに、青汁に含まれている食物繊維には、アミノ酸を脳まで送り届けやすくする間接的な作用があります。具体的にいうと、食物繊維には糖質や脂質などの吸収を抑える働きがあります。

このようにして糖質が吸収されにくくなると、血液中には徐々に糖が流れ出る状態となります。

このようにして「血液中に糖がある状態」になると、血液中のアミノ酸が脳に届けられやすくなります。そのため、食物繊維の多い食事を摂ると、神経伝達物質の分泌が促されやすくなります。

そして、青汁にはこのような食物繊維が豊富に含まれています。そのため、青汁を習慣的に飲むと、神経伝達物質の分泌が滞りなく行われて自律神経が整いやすくなります。

食物繊維が環境ホルモンの吸収を抑える

前述のように、青汁に含まれている食物繊維には、脂質の吸収を抑える作用があります。そして、このようにして脂質の吸収が抑えられると、その分だけ環境ホルモンが体内に入り込みにくくなります。

というのも、すでに述べたように、環境ホルモンは油脂に溶けやすいという性質があります。そのため、食品中の環境ホルモンは、油脂に解けた状態で存在することが多いです。

このような油脂が食物繊維によって吸収されにくくなると、その分だけ環境ホルモンが吸収されにくくなります。そのため、食事と一緒に青汁を飲むようにすると、環境ホルモンによる身体への影響を減らせることが期待できます。

更年期の症状を和らげるための青汁の飲み方

これまでに述べたように、青汁には更年期障害の症状を予防したり改善したりするのに役立つ栄養素や成分が豊富に含まれています。そのため、青汁を習慣的に飲むようにすると、更年期障害が起こりにくくなったり軽くなったりしやすくなります。

また、このような青汁の健康効果は、飲み方を工夫することによってより実感しやすくなります。そのため、更年期障害を予防・改善したいのであれば、以下のような飲み方で青汁を生活に取り入れてみるようにしましょう。

1日2~3回以上飲む

食品中に含まれている栄養素の中には、摂取してから数時間で体外へ排出されるものがあります。例えば、ビタミンCやビタミンB6群などのビタミンは、摂取後約4時間で体外へ排出されます。

そのため、このような栄養素をしっかり補給するためには、1日に数回、時間を分けて摂取する必要があります。

これと同様に、青汁にもこのような「排出されやすい栄養素」が含まれています。そのため、青汁による健康効果を実感したいのであれば、1日に2~3回青汁で栄養補給を行うようにしましょう。

豆乳で割って飲む

女性であれば、「イソフラボン」という成分について一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。イソフラボンとは、大豆に含まれているポリフェノールの一種でのことです。

このようなイソフラボンは、環境エストロゲンと同様に、体内でエストロゲンとして働く作用をもちます。ただ、イソフラボンの作用は、環境エストロゲンに比べると弱いです。

このようにして「作用の低いエストロゲン様物質」がエストロゲン受容体にくっつくと、その分だけ環境エストロゲンが受容体に結合できなくなります。そのため、イソフラボンを摂ると、環境エストロゲンによる身体への影響が低くなるといわれています。

また、イソフラボンは食品に含まれている天然の成分であるため、体内に入ると自然に体外へ排出されます。そのため、イソフラボンによるエストロゲン作用は、環境エストロゲンのように「異常に長続きする」ということがないといえます。

さらに、日本人の約半数は、このようなイソフラボンの「女性ホルモン効果」が現れやすい体質であるといわれています。このような体質の人は、習慣的に大豆製品を摂取することによって更年期障害の症状が軽くなることがわかっています。

当然のことながら、このような体質であるかどうかは、検査してみなければわかりません。とはいえ、大豆製品を摂ること自体には、さまざまなメリットがあります。そのため、更年期障害を予防・改善したいのであれば、青汁を豆乳に溶かして飲むことをおすすめします。

このように、青汁には更年期に起こるつらい症状を予防したり軽くしたりする成分がたっぷり含まれています。そして、飲み方を工夫することによって、このような青汁の効果をより実感しやすくなります。

そのため、現在更年期障害の症状に悩まされているのであれば、青汁を生活に取り入れてみましょう。そうすることで、前向きに暮らせる日々を取り戻し、毎日を元気に過ごせるようになるはずです。