「高血圧は怖い病気である」ということは、一般的に広く認知されています。実際に、慢性的な高血圧を放置すると、命を落とす危険性が高い合併症が起こりやすくなります。

ただ、このような高血圧には、深刻な自覚症状が伴いません。そのため、知らないうちに高血圧になっていたり、高血圧が悪化していたりする人は少なくありません。

そして、高血圧症は、「現代的な生活」によって発症・悪化しやすい病気です。そのため、「高血圧」と診断された人はもちろん、高血圧症を発症していない人も、「高血圧症を予防する習慣」をつけることが大切です。

このような中、青汁には高血圧症の予防に効果的な栄養素や成分などが豊富に含まれています。そのため、青汁を習慣的に飲むことによって、高血圧症が発症・悪化しにくい体になることができます。

そこで、ここでは青汁が高血圧症に効果的な理由について述べていきます。

生活習慣病の1つである「高血圧症」

血圧とは、血液が血管に与える圧力のことをいいます。そのため、「血圧が高い」ということは、血液が血管に与える圧力が強いということになります。

また、多くの人が知っているように、血液は心臓のポンプによって流されています。そのため、血液の流れは一定ではなく、心臓の拍動によって勢いが変わります。

このようにして血液の流れる量が増えると、その分だけ血管にかかる圧力が高くなります。そのため、心臓が収縮して血液が押し出されるときには、血圧が高くなります。このようなタイミングの血圧を「最高血圧(収縮期血圧)」といいます。

これに対して、血流が心臓のポンプの影響を受けていないタイミングには、血圧が低くなります。このような血圧を「最低血圧(拡張期血圧)」といいます。

そして、このような最高血圧が140以上であったり、最低血圧が90以上であったりする状態は、「高血圧」となります。

とはいえ、このような高血圧の中には、健康な人にも起こる現象のものがあります。

例えば、運動している最中や緊張しているときなどには、血圧が上昇します。これは、運動していたり緊張していたりする際には、脳や筋肉などが大量の酸素・栄養素を必要とするためです。

多くの人が知っているように、血液にはこのような酸素や栄養素などを全身に運ぶ役割があります。そのため、運動中などには、血液の量が増えます。

前述のように、血液の量が増えると、その分だけ血圧が高くなります。そのため、「血圧が高い」という現象は、身体の仕組みによって頻繁に起こることであるといえます。

このようなことから、血圧を測るタイミングによっては、高血圧とされる範囲の血圧の値は出ることがあります。

ただ、これから述べるように、運動や緊張などをしていない「安静時の血圧」が高い場合は、注意が必要となります。というのも、このような際に高血圧になるということは、「高血圧症」という病気を発症してるということになるためです。

高血圧症は命を落とす合併症の原因となる

冒頭で述べたように、「高血圧は怖い病気である」ということは周知の事実です。

とはいえ、ほとんどの人は、「高血圧がなぜ怖いか」ということについて、正しく理解していません。そのため、「高血圧は怖い」という事実を知っていても、「高血圧予防に対する意識は低い人が多い」というのが現実です。

前述のように、「血圧が高い=高血圧」という症状自体は、健康な人でも起こることがあります。とはいえ、一般的に「高血圧」という言葉は、病気である「高血圧症」を意味しています。

高血圧症とは、安静時の血圧が「最高血圧:140以上、最低血圧:90以上」となる病気のことです。

高血圧症には、頭痛や息切れ、肩こりなどの症状を伴うことが多いです。ただ、これらは高血圧を患っていなくても生じる症状です。そのため、高血圧症は自覚症状による受診ではなく、定期健診などによって見つかることが多いです。

そして、このような高血圧症を発症すると、血管にかかる圧力が慢性的に高い状態が続きます。すると、血管がダメージを受けて硬くなりやすくなります。

ただ、前述のように、心臓が収縮して血液が押し出される際には、血管に圧力がかかります。このとき、血管の伸縮性が低下していると、血管がこのような血圧上昇に耐えきれず、破れてしまうことがあります。

このようにして血管が切れてしまうと、切れた部分の先に血液が送られにくくなります。

このような中、血液には酸素や栄養素などを運ぶ役割があります。

また、細胞が生きていくためには、酸素や栄養素などが必要不可欠です。そのため、血管が破れて血液が届けられなくなると、組織が壊死を起こし、正常な機能が失われます。

そして、このような現象が脳内に起こると、脳内における「細胞が死んだ部分」の機能が失われてさまざまな症状が起こります。

例えば、脳内の「言語を司る部分」が壊死すると、言葉を理解したり発したりすることができなくなります。また、脳内における「記憶のデータベース」が壊死すると、さまざまな記憶障害が起こります。

このように、血管が硬くなると、血管が切れて体内で出血が起こりやすくなります。

そして、このようにして脳内の血管が切れて出血することを、脳出血といいます。このようなことから、高血圧症は脳出血の発症リスクを高める病気であるということがわかります。

また、血管の伸縮性が低下すると、血管が詰まりやすくもなります。

というのも、血液には多くの固体成分が含まれています。このとき、血管が健康で伸縮性を保っていれば、このような固体成分が詰まることはありません。

ただ、高血圧などによって血管が硬くなっていると、血管が拡張しづらくなります。このような状態になると、血液に含まれる固体成分が流れにくくなり、場合によっては詰まってしまうことがあります。

このようにして血管が詰まると、血管が詰まった先の組織に血液が届けられないことになります。そのため、血管に詰まりが生じると、前述した「血管が切れたとき」と同じような現象が起こります。

例えば、脳内の血管が詰まると、脳出血と同様に脳の正常な機能が失われます。このような病気を「脳梗塞」といいます。

また、心臓の血管が詰まると、心臓が正常に働くことができなくなります。このような状態を放置すると、心臓が止まって死に至ります。このような病気を「心筋梗塞」といいます。

さらに、このような血管の詰まりは、細い血管ほど起きやすくなります。そのため、高血圧などによって血管が硬くなると、毛細血管が集中している腎臓や目などの機能が失われやすくなります。

このように、「血圧が高い」という症状は健康な人でも起こります。ただ、このような高血圧が慢性化し、「高血圧症」を発症すると命に関わる病気が起こりやすくなります。

そして、このような高血圧症は、生活習慣に起因する病気です。そのため、高血圧症は「生活習慣病の一種である」とされています。

高血圧症に深く関与している「食生活」

これまでに述べたように、高血圧症は生活習慣によって発症しやすくなったり起こりにくくなったりする病気です。そのため、高血圧症を防ぐためには、生活習慣を改めることがもっとも大切であるといえます。

そして、このような生活習慣の1つである「食生活」は、高血圧症の発症に深く関与しています。

というのも当然のことながら、人間を含めた動物のすべては、食べ物を食べなければ生きていくことができません。また、わたしたちの身体は、食べたもので作られています。そのため、食事の内容は、身体の健康状況に深く関与しています。

ただ、現代の日本では、食べ物を1日に複数回食べることが当たり前となっています。また、現代の日本人は、水分補給を水以外のもので行うことが多いです。

多くの場合、わたしたちはこれらの行為を、「栄養摂取」と認識せずに行っています。

具体的にいうと、水以外の飲み物や食事、おやつなどは、「身体が必要としているから」ではなく「食べたい・飲みたいから」摂っているという人がほとんどです。

そして、現代の日本には、このような「欲しい食べ物・飲み物を欲しいだけ摂る」という生活を送ることによって、高血圧症の発症リスクが高くなっている人が少なくありません。

日本人は塩分を過剰に摂取する傾向にある

日本では、昔から「塩」を多用する習慣があります。これは、日本が海に囲まれている国であるためです。そして、このような海からは、塩を作ることができます。そのため、日本では昔から塩が手に入りやすかったのです。

また、このような塩には、食品の保存性を高める働きがあります。そのため、日本では、古くから塩を利用した「漬物」や「塩辛」などの保存食品が一般的に食べられていました。

このようなこともあり、日本人は「塩辛いものを好む傾向にある」といわれています。実際に、塩分が大量に含まれている「ラーメン」は、日本各地に愛好者が多い食べ物です。

また、あまり知られていませんが、「ごちそうの定番」である寿司に使われている「酢飯」には、塩が含まれています。さらに、寿司は醤油につけて食べるのが一般的です。そのため、寿司を食べると、塩分の摂取量が過剰になりやすいです。

そして、このような料理に多く使われている「塩」には、「ナトリウム」という栄養素が多く含まれています。

ナトリウムとは、生命維持に欠かせない栄養素の一種です。ただ、このようなナトリウムは、摂り過ぎると血液の量が増えやすくなるという性質を持ちます。

前述のように、血液の量が増えると、その分だけ血圧が高くなります。すると、血管がダメージを受けやすくなるため、高血圧症が発症しやすくなります。このようなことから、塩の摂り過ぎは、高血圧症の発症リスクを高めるということがわかります。

そして、これから述べるように、現代の日本では「美味しいものを食べること」が当たり前になっています。そのため、「塩辛いもの」を「美味しい」と感じやすい日本人は、特に高血圧症の発症リスクが高くなっているといえます。

現代的な食事は高血圧のリスクを高める

あなたは、「ごちそう」というと何を思い浮かべるでしょうか?

食べ物の嗜好は、経験や文化、習慣などによって個人差があります。そのため、このような質問に対する答えは、人によって異なります。

ただ、前述の質問を受けて、「野菜がごちそうである」と答える人はほとんどいないでしょう。これは、人間の味覚は、糖質やタンパク質、脂質などを美味しく感じやすいためです。

というのも、これらはどれも、「エネルギー源」や「身体の材料」などとなる栄養素です。

そのため、わたしたちが生きていくためには、糖質やタンパク質、脂質などの栄養素をたくさん摂らなければいけません。このようなことから、人間は本能的に、これらを多く含む食品を美味しく感じやすいようになっています。

そして、現代の日本では、このような「美味しい食品」を日常的に食べる人がかなり多いです。

したがって今日、「ごちそう」を食べるのは高所得者の特権といえないのです。

また、コンビニエンスストアやスーパーなどには、「美味しくて手軽な食品」が溢れています。そのため、現代の日本人は、「美味しいものを食べるのが当たり前」になっています。

このとき、前述したように、日本人には塩辛いものが好きな人が多いです。そのため、現代の日本には、塩分の過剰摂取によって高血圧症のリスクが高くなっている人が少なくありません。

さらに、現在の日本では、昔に比べて食肉や油などを多用した料理が一般的になっています。実際に、今では当たり前のように食べられているステーキやハンバーガー、スパゲティなどの料理は、現在の高齢者が若いときにはあまり食べられていませんでした。

これらを食べる機会が増えると、その分だけ脂質や糖質、脂質の一種である「飽和脂肪酸」などの摂取量も増えやすくなります。そして、後述するように、これらは高血圧症の発症リスクを高める要因となります。

「洋食」は高血圧症の発症リスクを高める

現代では、「洋食」を食べたことがないという人はほとんどいないでしょう。

洋食とは、狭義では「日本で発達した西洋風の料理」を指します。とはいえ、一般的に認識されている洋食には、「西洋料理」も含まれています。そのため、前述したようなステーキやハンバーガー、スパゲティなどは、広義の洋食であるといえます。

これらの洋食には、食肉や食用油などが多く使われています。また、麺やパンなどの糖質食品も多用されています。そのため、洋食を食べる機会が多いと、糖質や脂質などの「エネルギー源」の摂取量が過剰になりやすくなります。

このようなエネルギー源の過剰摂取は、肥満の原因になるということは周知の事実です。そのため、洋食を食べる機会が多いと、太りやすくなります。

ただ、このような肥満は、高血圧症のリスクを高めます。実際に、肥満の人は健康的な体重の人に比べて、約2~3倍高血圧症にかかりやすいことがわかっています。

そのため、洋食などによってエネルギー源を摂りすぎると、高血圧症が発症しやすくなります。

また、洋食では、魚よりも肉を使われていることが多いです。さらに、洋食は和食などのアジア料理に比べて、牛乳やバターなどの乳製品を使用することも多いです。そのため、洋食を食べる機会が多いと、食肉や乳製品などの摂取量が多くなります。

ただ、これら食材には、「飽和脂肪酸」が多く含まれています。このような飽和脂肪酸は、体内で「コレステロール」の材料となります。

このようなコレステロールには、「LDLコレステロール」と「HDLコレステロール」の2種類があります。

これらのうち、LDLコレステロールとは、「LDL」というリポタンパク質とくっついたコレステロールのことです。LDLには、コレステロールを全身に運ぶ役割があります。

これに対して、HDLは余っているコレステロールを全身から回収する役割を担っているリポタンパク質です。また、このようなHDLとくっついているコレステロールを「HDLコレステロール」といいます。

このとき、HDLコレステロールが多いということは、余分なコレステロールがきちんと回収されているということを意味します。一方で、LDLコレステロールが通常よりも多いということは、全身にコレステロールが溜まっているということになります。

ただ、コレステロールは、脂質の一種です。そのため、血液中に存在しているコレステロールは、活性酸素などの影響によって「酸化」します。

このようにしてコレステロールが酸化すると、「過酸化脂質」となります。

過酸化脂質には、血管にダメージを与えたり、塊を形成して血管を詰まらせやすくしたりする作用があります。このようなことから、LDLコレステロールが多いと、高血圧症や高血圧症の合併症などが発生するリスクが高くなることがわかります。

このとき、前述のように、飽和脂肪酸はコレステロールの材料となります。そのため、飽和脂肪酸を摂り過ぎると、コレステロールがたくさん作られて全身に運ばれるため、LDLコレステロールが増加します。

このようなことから、飽和脂肪酸の摂り過ぎは、「高血圧症や高血圧症における合併症などの発生を招く」ことがわかります。

このように、洋食には、高血圧症の発症リスクを高める成分がたくさん含まれていることが多いです。そのため、洋食を食べる機会が多いと、高血圧症が発症しやすくなります。

さらに、このような「洋風の食事」は、糖質食品やタンパク質などを中心としたメニューであるため、野菜の摂取量が不足しがちになります。そして、以下に述べるように、野菜の摂取不足も高血圧症の発症リスクを高める要因となります。

野菜の摂取量が少ないと高血圧症を発症しやすくなる

野菜を食べることには健康的なメリットがたくさんあります。これは高血圧症も例外ではなく、野菜をしっかり食べていると、高血圧症が発症しにくくなります。

ただ、現在の日本では、野菜の摂取量がかなり不足している傾向にあります。実際に、健康維持のために必要な野菜の摂取量は、350gであるとされています。

これに対して、日本人における1日あたりの野菜摂取量は、男性で約290g、女性で約270gです。これは、1日あたり小鉢一杯分程度の野菜が不足している計算になります。

このようにして野菜の摂取量が足りなくなると、野菜に含まれている栄養素が不足しやすくなります。ただ、野菜には、高血圧症の予防に効果的な栄養素が豊富に含まれています。

例えば、野菜や果物などが豊富に含んでいる「カリウム」には、過剰なナトリウムを体外に排出させる働きがあります。前述のように、ナトリウムの摂り過ぎは、高血圧症の原因となります。

そのため、十分な量のカリウムを摂っていると、体内のナトリウムが減少して、ナトリウムの過剰摂取による高血圧症が発症しにくくなります。

また、前述のように、血液中のLDLコレステロールは、活性酸素によって酸化されて過酸化脂質となります。そして、このような過酸化脂質は、高血圧症の発症リスクを高める物質です。

そのため、高血圧症の発症を防ぐためには、体内の活性酸素を減らすことが大切であるといえます。

このような中、野菜にはさまざまな種類の抗酸化物質が含まれています。そのため、野菜をしっかり食べていると、過酸化脂質が生じにくくなって高血圧症が発症しにくくなるといえます。

このように、野菜には高血圧症の原因物質を減らす栄養素が豊富に含まれています。そのため、野菜をしっかり食べていると、高血圧症の発症リスクが低くなります。

一方で、野菜不足によってこれら栄養素の摂取が足りなくなると、高血圧症の原因物質が体内に残りやすくなります。そのため、野菜の摂取量が少なくなると、高血圧症が発症しやすくなるといえます。

青汁が高血圧に効果的な理由

前項で述べたように、野菜の摂取量不足は、高血圧症の発症を招きます。そのため、高血圧症を防ぐためには、野菜をしっかり食べることが大切であるといえます。

ただ、「健康のためには野菜を食べるべきである」という事実は周知のとおりです。それにもかかわらず、現代日本人における野菜の摂取量は、必要量を満たしていません。このようなことから、「野菜を食べたくても食べられない」という人が多いことが考えられます。

このような中、青汁は野菜を絞ったり粉砕したりして作った健康食品です。また、青汁は水に溶かしたり解凍したりするだけで飲むことができます。そのため、青汁を飲むと、高血圧症に効果のある以下のような栄養素を手軽に補給することができます。

高血圧予防に必須な「カリウム」

前述のように、カリウムにはナトリウムの排出を促す働きがあります。そのため、カリウムをしっかり摂ると、ナトリウムの過剰摂取による高血圧症が発症しにくくなります。

また、カリウムには、カルシウムが体外に排出されるのを防ぐ働きがあることもわかっています。

多くの人が知っているように、カルシウムは、骨の主成分です。そのため、カルシウムの排出量が増えて体内のカルシウム量が減ると、骨粗鬆症などが発症しやすくなります。

また、体内のカルシウムが慢性的に少なくなると、骨のカルシウムが血液中に溶け出しやすくなります。これは、カルシウムが筋肉の収縮や神経の伝達などの人体における重要な機能に関与しているためです。

そのため、慢性的なカルシウム不足が起こると、このような機能を正常に保つために、「カルシウムの貯蔵庫」である骨からカルシウムが供給されます。

ただ、このようにして血液中にカルシウムが溶けると、血液中に過剰なカルシウムが存在した状態になります。

このようにしてカルシウムの量が多くなりすぎると、余分なカルシウムが血管に付着します。すると、付着したカルシウムによって血管が硬くなり、高血圧症が発症しやすくなります。

このように、カルシウムの不足は高血圧症の発症リスクを高めます。そのため、カルシウムの排出量を減らす働きのあるカリウムには、カルシウム不足による高血圧症の発症を防ぐ働きがあるといえます。

そして、青汁は、このようなカリウムが豊富に含まれている飲み物です。そのため、青汁を習慣的に飲むと、十分な量のカリウムを補給することによって高血圧症の発症リスクが低くなるということがわかります。

血管を活性酸素から守る「抗酸化物質」

前述のように、体内に活性酸素が多いと、過酸化脂質が生じやすくなることによって高血圧症の発症リスクが高くなります。そのため、高血圧症を予防するためには、体内の活性酸素を減らすことが大切です。

このような体内の活性酸素は、抗酸化物質や体内の抗酸化酵素などの働きによって消去されます。そのため、抗酸化物質や抗酸化酵素の材料などをしっかり摂ると、高血圧症が発症しにくくなるといえます。

このような抗酸化物質には、ビタミンCやビタミンA、ビタミンEなどのビタミン類や、植物性食品に飲み含まれている「ポリフェノール」などがあります。

また、抗酸化酵素の材料となるのは、亜鉛やマンガン、銅などのミネラル類です。さらに、ビタミンEやビタミンB2などの栄養素には、過酸化脂質の生成を抑えたり過酸化脂質を分解したりする作用があります。

そのため、高血圧症の予防のためには、これら栄養素・成分をしっかり摂る必要があります。

このような中、青汁にこれらの栄養素が豊富に含まれています。そのため、青汁を習慣的に飲むと、体内に過酸化脂質が生じにくくなるため、高血圧症が発症しにくくなるといえます。

脂質や糖質などの吸収を抑える「食物繊維」

前述したように、糖質や脂質などのエネルギー源を摂り過ぎると、肥満になって高血圧症が発症しやすくなります。

また、脂質の一種である飽和脂肪酸も、高血圧症の発症原因となります。そのため、高血圧症を予防するためには、これら栄養素の摂り過ぎに注意する必要があります。

このような中、植物性食品にしか含まれていない成分である「食物繊維」には、糖質や脂質などの吸収を抑える働きがあります。そのため、青汁を食事と一緒に飲むようにすると、エネルギー源の摂取が抑えられて太りにくくなります。

また、食物繊維によって脂質が吸収されにくくなると、その分だけ飽和脂肪酸の吸収量も少なくなりやすいです。このようなことから、十分な量の食物繊維を摂っていると、高血圧症の発症リスクが低くなるということがわかります。

そして、野菜から作られている青汁には、このような食物繊維が豊富に含まれています。そのため、青汁は「高血圧症の予防効果が高い飲み物」ということができます。

血流を良くするポリフェノール

すでに述べたように、ポリフェノールには強い抗酸化作用があります。そのため、ポリフェノールを多く摂っていると、コレステロールの酸化が抑えられて高血圧症の発症リスクが下がりやすくなります。

さらに、このようなポリフェノールには、それぞれ独自の働きを持っています。

例えば、ケールなどのアブラナ科野菜に多く含まれる「イソチオシアネート」というポリフェノールには、内臓脂肪の蓄積を防いだり血管の修復を助けたりする働きがあります。これらはどちらも、高血圧症の予防に効果的な作用です。

また、明日葉に含まれる「カルコン」というポリフェノールには、末梢の血管を拡張して血液の流れを良くする働きがあります。

このようにして血管が拡張すると、その分だけ多くの血液が流れることができます。そのため、血管が拡張すると、血圧が上がりにくくなり、血管への負担を減らすことができます。

このように、野菜に含まれているポリフェノールには、高血圧症の予防に効果的な独自の作用があるものがあります。

そして、これらポリフェノールを含むケールや明日葉などは、青汁の代表的な材料の1つです。そのため、これらで作られた青汁を飲むと、より高い高血圧症予防効果が得られるといえます。

血圧の低下に関与するマグネシウム

血液の流れには、さまざまなミネラルが関与しています。このようなミネラルの中でも、「マグネシウム」は血管を弛めて血圧を下げる働きがあります。そのため、マグネシウムの摂取量が不足すると、高血圧症が発症しやすくなります。

このようなマグネシウムは、葉野菜に多く含まれている栄養素です。そのため、ケールや明日葉などの葉野菜で作られている青汁には、マグネシウムが豊富に含まれています。

このようなことから、青汁を飲むと、高血圧症の予防に効果的な栄養素をしっかり摂ることができるということがわかります。

薬との飲み合わせには注意が必要

これまでに述べたように、青汁は高血圧症の予防効果が高い健康飲料です。そのため、高血圧症を患っている人や、高血圧症を予防したい人は、青汁を習慣的に飲むことをおすすめします。

ただ、高血圧症で病院にかかっている人の中には、「ワーファリン」などの「血液を固まりにくくする薬」が処方されているケースがあります。

このような薬を飲んでいる間は、薬効を妨げる作用がある「ビタミンK」という栄養素の摂取を控える必要があります。

そして、このようなビタミンKは、葉野菜に多く含まれている栄養素です。そのため、ワーファリンなどの薬が処方されている人は、青汁を飲まないようにしましょう。

そして、このような薬での治療が終わったら、青汁を習慣的に飲むようにしましょう。そうすることによって、高血圧症の悪化や合併症の発症などを防ぎやすくすることができます。

また、高血圧症は、現代的な生活を送っていれば誰もがかかることのある病気です。

そのため、高血圧症の人だけではなく、高血圧症を発症していない人にも、青汁常飲の習慣化をおすすめします。そうすることによって、病気の心配が少ない健康的な日々を送れるようになります。