もし、「あなたの血液はドロドロしている」といわれたら、どのように思うでしょうか?

多くの場合、自分の健康状態に不安を覚えて、「早急に対処しなければならない」と思うことでしょう。

実際に、「ドロドロ血液」というと、「血液の流れが悪い状態」を指すことが多いです。そして、このような血行不良は、さまざまな不調や病気などの原因となります。そのため、「血液がドロドロとなっている状態」は、なるべく早く解消した方がいいといえます。

このような中、青汁には血液の流れを改善するさまざまな栄養素・成分が含まれています。そのため、青汁を日常的に飲むようにすると、さまざまな不調・病気から身を守ることができるようになります。

そこで、ここでは血液の流れが不調や病気などを引き起こすメカニズムと、青汁が血行改善に効果的である理由について解説していきます。

「血液がドロドロ」ってどんな状態?

一般的に、「ドロドロした液体」というと、はちみつなどのような「流れにくい液体」を指します。実際に、商品によって差はあるものの、はちみつは「ただの水」に比べて、「流れ落ちるスピード」が遅い液体です。

これに対して、水は「サラサラの液体」であり、障害物などに当たると、これを避けて流れていきます。そのため、「サラサラの血液」というと、「血管の中をスムーズに流れている血液」を想像する人が多いです。

一方で、「ドロドロの血液」というと、「粘度が高く、流れにくい血液」をイメージする人がほとんどでしょう。

また、「ドロドロ」という言葉には、「汚れている」というニュアンスが含まれることもあります。そのため、「ドロドロの血液」というと、「汚れている血液のことである」と思う人も少なくありません。

このようなことから、血液の「サラサラ・ドロドロ」は、一般的に理解されやすくはあるものの、「人によって受け取り方が異なる表現」といえます。

そのため、このような表現の使用や定義などについては、医師の間でも意見が分かれているのが実情です。

医者の間でも意見の分かれる「血液のサラサラ・ドロドロ」

2000年代後半頃、「血液がサラサラ・ドロドロ」という表現が、さまざまなメディアで広く使用されるようになりました。

このような表現は、体や健康などに詳しくない人でも、「体に良いか悪いか」という判断がしやすいです。そのため、「血液がサラサラ・ドロドロ」という表現が流行り始めた頃には、多くの人が「血液をサラサラにする健康法」を実践していました。

一方で、「血液ドロドロ」という表現は、使い方によっては人の不安を必要以上に煽ります。そのため、過去にはこのような表現を詐欺に利用していたグループがいました。

具体的にいうと、このようなグループは、スーパーなどでの催事出店や訪問販売を行っていました。そして、詐欺グループのスタッフは被害者の血液を取り、小さな器材の中で血液を流して見せました。

このとき、血液は流れにくいように見えます。そのため、詐欺グループは、「血液がドロドロしている」と被害者に伝えました。

その後、詐欺グループが販売している商品を使用してから、再度血液の流れを見てみると、先程よりも血液が流れやすくなっているように見えるのです。そして、販売している商品には「血液をサラサラにする効果がある」として売り込んでいたのです。

ただ、このような「血流の可視化」では、見せる人の「工夫」によって、血液を流れやすくしたり流れにくくしたりすることが可能でした。つまり、血液の流れが良くなったように見えたのは、商品の影響ではなく「売り込む側の調整であり、嘘だった」ということなのです。

さらに、医師免許を持たない人が「血液がドロドロしている」と診断したり、医師や看護師などではない人が採血を行ったりすることは、法律で禁止されています。このようなこともあり、このような販売方法で商品を売りつけていた組織はすでに逮捕されています。

ただ、このような一件によって、「血液サラサラ」という表現自体に疑問が持たれるようになりました。そのため、現在では、「血液についてサラサラ・ドロドロという表現を使っている医師やメディアなどは信用に値しない」という人もいます。

確かに、「血液がサラサラ・ドロドロしている」という表現は、医学用語ではありません。そのため、このような表現には、決まった定義が存在しておらず、使用する人によって意味が異なるのが現状です。

とはいえ、血液の「サラサラ・ドロドロ」は、「血液の流れやすさ」を表現しているということには変わりありません。そのため、「血液がサラサラ・ドロドロしている」という表現を見聞きしたら、「血液が流れやすい、及び流れにくい状態である」と受け止めるようにしましょう。

そしてその上で、このような表現が指しているのは、「下記に記す2つの意味のうち、どちらの意味なのか」を注意深く判断してみることが重要です。

血液中の脂質が増えた状態

通常、油脂は水よりも粘度が高いです。そのため、油脂は水に比べて流れにくい状態となっています。

これと同様に、油脂である脂質が血液中に増えると、血液の粘度が上がって流れにくくなります。このような状態を「脂質異常症」といいます。

脂質異常症は、生活習慣病の1つであり、以前は「高脂血症」と呼ばれていました。血液中の「中性脂肪(トリグリセリド)」や「LDLコレステロール」などが一定の基準を超えたり、「HDLコレステロール」が少なすぎたりするとき、脂質異常症と診断されます。

これらのうち、血液中の中性脂肪は、食事の内容が悪かったり暴飲暴食をしたりすると増えやすくなります。また、糖尿病も血液中の中性脂肪を増やす要因となります。

そして、LDLコレステロールとは、細胞の膜やホルモンなどの原料であるコレステロールを運ぶ役割のある物質です。そのため、血液中にLDLコレステロールが多いということは、「血液中に運搬途中のコレステロールが溜まっている状態」ということになります。

一方で、HDLコレステロールは、このような「余ったコレステロール」を回収して肝臓に戻すという役割があります。そのため、HDLコレステロールが少なくなると、血液中にコレステロールが停滞する状況が長く続くようになります。

このようなことから、LDLコレステロールが多かったりHDLコレステロールが少なかったりすると、「血液中の脂質量が増える=脂質異常症になる」ということがわかります。

このとき、LDLコレステロールは、食事の内容によって過剰になりやすい物質です。また、HDLコレステロールは、肥満や喫煙などによって減少することがわかっています。

このようなことから、脂質異常症の発症には生活習慣が深く関与しているということがわかります。

とはいえ、脂質異常症は生まれながらの体質や重度な肝臓・腎臓の病気などに起こることもあります。ただ、脂質異常症は生活習慣によって起こることがほとんどです。

そのため、脂質異常症による「ドロドロ血液」を防ぐためには、食生活を改善することが大切であるといえます。

血液中の固体成分の流れが悪くなった状態

血液の中には、液体成分だけではなく、赤血球や血小板、白血球などの「固体成分」が含まれています。そのため、血液は、「ただの水」よりも粘度が高い状態となっています。

このとき、血液の固体成分が液体成分に比べて多くなると、その分だけ血液の粘度が上がります。

そのため、血液の固体成分が異常に作られる病気を発症したり、水分の摂取量が少なくなって血液の液体成分が減少したりすると、血液の粘度が上がって「ドロドロ血液」となります。

また、通常赤血球には、環境に応じて形が変わる「柔軟性」が備わっています。ただ、糖尿病になったり摂取する脂質の質が悪かったりすると、赤血球の柔軟性が低下して硬くなります。

このようにして赤血球が硬くなると、その分だけ細い血管を通りにくくなります。そのため、赤血球の柔軟性が低下すると、「ドロドロ血液」となって血液の流れが悪くなるといえます。

さらに、血小板には、「集まって固まる」という性質があります。このような性質は、傷を塞ぐために有効な作用です。ただ、水分の摂取量が少なかったり栄養素が足りていなかったりすると、血小板が固まりやすくなることがわかっています。

そして、このようにして血小板が固まりやすくなると、必要以上に大きな塊となって「血栓」を形成することがあります。

このように、血液中の固体成分が何らかの理由によって流れにくい状態となると、「ドロドロ血液」となって全身の血流が悪くなりやすくなります。

そして、このような「ドロドロ血液」には、食生活を含めた生活習慣が深く関与しています。そのため、ドロドロ血液を予防したり改善したりするためには、生活習慣を見直すことが大切であるといえます。

血液がドロドロだとどうなる?

これまでに述べたように、「血液がドロドロ」とは、言葉を使う人によって厳密な意味は異なるものの、一般的には「血液の流れが悪くなっていること」を意味します。

このような中、血液は、人体の健康を維持するために必要なさまざまな機能を担っています。そのため、血液の流れが悪くなると以下のような現象が起こり、さまざまな不調が生じやすくなります。

全身が酸素・栄養素不足になる

わたしたちの細胞が活動するためには、エネルギー源となる栄養素や酸素などが必要です。そして、このような栄養素や酸素は、血によって運ばれています。そのため、血液の巡りが悪くなると、全身へ酸素・栄養素が運ばれにくくなります。

このようにして細胞が酸素・栄養素不足になると、その分だけ組織の機能が低下します。

例えば、細胞が活動できないということは、その分だけ生み出すエネルギーの量が少なくなるということです。そのため、血行が悪くなると、身体がエネルギー不足となって疲れやすくなったり疲れが取れにくかったりするようになります。

また、肌の血行が悪くなると、肌細胞の活動が低下して肌のターンオーバーが乱れやすくなります。すると、肌が乾燥したりキメが荒くなったり、シワ・シミが生じたりしやすくなります。

さらに、脳へ酸素・栄養素が供給されにくくなると、慢性的な眠気・疲労感が生じたり集中力が低下したりしやすくなります。

この他にも、消化器官の血行が悪くなると消化不良が起こりますし、性器への血流が悪くなると、不妊や婦人科疾患、EDなどが起こりやすくなります。そして、血行不良は、頭痛やめまい、肩こりなどの症状の原因にもなります。

このように、血行の悪化はさまざまな不調・病気の原因となります。そのため、「ドロドロ血液」になっていると、不調や病気などが起こりやすくなるといえます。

身体が冷えやすくなる

すでに述べたように、血行が悪くなると、細胞によるエネルギーの生成量が低下します。

このようなエネルギーには、身体を動かすだけではなく、「身体を温める」という働きもあります。そのため、エネルギーの生成量が少なくなると、その分だけ身体が冷えやすくなります。

また、血液には、熱を全身に運んで組織の機能を保つという働きもあります。というのも、身体の中心部は「熱の産生量が多く、熱が逃げにくい」という環境にあります。

一方で、手や足などの末端組織は、熱の産生量が少ない上に熱が逃げやすいです。

そして、手が冷えるとかじかんで動かなくなることからわかるように、わたしたちの身体は温度が低下しすぎると機能が低下します。このようなことを防ぐために、血液が体の中心部から末端組織へ熱を運んで温めています。

このとき、血液の流れが悪くなっていると、このような熱の運搬が行われにくくなります。そのため、血行が悪くなると、末端の組織が冷えやすくなります。

そうすると、体外へ逃げる熱の量を減らすために、冷えた部分の血管が収縮して血流が低下します。ただ、血管は全身で輪のようにつながっているため、一部の血行が悪くなると、全身の血行が悪化しやすくなります。

このようにして血行が悪くなると、「冷え性」と「血行の悪化」の悪循環が起こります。このようなことから、ドロドロ血液は身体の慢性的な冷えを引き起こすことがわかります。

そして、すでに述べたように、体が冷えると組織の機能が低下するため、さまざまな不調が生じやすくなります。

さらに、体が冷えていると、免疫細胞の働きが弱まります。すると、風邪を引きやすくなったりアレルギーが発現・悪化したりしやすくなります。

身体機能の調整が行われにくくなる

血液には、酸素や栄養素だけではなく、「ホルモン」を運搬するという働きもあります。

ホルモンとは、人体の機能を調整する働きを担っている物質です。

例えば、わたしたちの身体では、ストレスを感じると「コルチゾール」というホルモンが分泌されます。このようなホルモンには、身体機能を一時的に向上させる働きがあるため、コルチゾールが分泌されると「ストレスに対抗しやすい身体」となります。

また、「甲状腺ホルモン」というホルモンには、細胞の代謝を高める機能があります。

このようなホルモンは、体重や年齢、季節などによって分泌量が調整されています。さらに、このような甲状腺ホルモンの分泌量調整には、「甲状腺刺激ホルモン」などのさまざまなホルモンが関与しています。

そして、「男女の身体的な性差」を作っているのは、「女性ホルモン」や「男性ホルモン」などと呼ばれるホルモンです。そのため、これらホルモンには、「女性らしい体」や「男性らしい体」などを作る働きがあるといえます。

このように、体内で分泌されているさまざまな種類のホルモンは、身体機能を調整したり体の調子を変化させたりする重要な働きを担っています。

ただこのとき、脂質異常症などによって「血液ドロドロ」になっていると、血液中が渋滞したような状態となります。すると、ホルモンがうまく運ばれにくくなり、さまざまな不調が生じやすくなります。

例えば、コルチゾールの働きが低下すると、ストレスに弱い体質になりやすくなります。また、甲状腺ホルモンの作用が働きにくくなると、疲労感や体重の増加、便秘などが起こりやすくなります。

さらに、性ホルモンがうまく運ばれなくなると、生理不順や不妊、EDなどが生じやすくなります。このようなことから、「ドロドロ血液」はホルモンが働きにくい環境を作って、さまざまな不調を引き起こしやすくするということがわかります。

血管が詰まったり切れたりしやすくなる

脂質異常症を発症していると、血液中に脂質が多い状態となります。このような脂質は、活性酸素によって「過酸化脂質」となることがあります。過酸化脂質とは、血管を硬く切れやすい状態にする作用を持つ物質です。

本来、血液中の脂質は「体で利用される栄養素」です。一方で過酸化脂質は、細胞のエネルギー源や細胞膜・ホルモンの材料にはなりません。そのため、血液中の過酸化脂質は、利用されずに血液中に留まることになります。

とはいえ、過酸化脂質には、さらなる過酸化脂質の生成を促したり、血管を傷つけて硬くしたりする作用があります。そのため、このような作用から体を守るために、人体には「過酸化脂質を取り除く仕組み」が備わっています。

ただ、過酸化脂質の量が増えすぎると、過酸化脂質を取り除ききれなくなり、血液中の過酸化脂質が増えることになります。すると、血液がドロドロとなって血流が悪化したり、血管の柔軟性が失われて血管が詰まったり切れたりしやすくなります。

また、血液中のLDLコレステロールが活性酸素の影響を受けると、「血管内の小さな傷」に入り込んで「こぶ」を作ることがあります。そうすると、その分だけ血管が狭くなるため、詰まりやすくなります。

さらに、血液中の血小板には、「傷を塞ぐ」という役割があります。そして、このとき「血小板が固まりやすい環境」になっていると、血栓が形成されて血管が詰まりやすくなります。

このような「血管の詰まり」は、血管が細かい部分ほど起こりやすいです。そのため、血液がドロドロになっていると、腎臓や網膜などの「毛細血管の多い組織」が機能低下しやすくなります。

さらに、「ドロドロ血液」によって血管が詰まりやすい状況となっていると、命の危険にもつながることもあります。

場合によっては死に至るリスクも

ドロドロ血液によって「血管が詰まりやすい状態」となっていると、脳や心臓などへの血管が詰まることがあります。このような血管が詰まることを「脳梗塞」及び「心筋梗塞」と呼びます。また、これらはどちらも、死に至るリスクが高い病気です。

というのも、脳や心臓などは、人間の生命維持に必要不可欠な機能を担っている組織です。そのため、これら組織への血流が途絶えたままになると、短時間で死に至ります。

また、脳梗塞を発症して命が助かっても、脳への血流不足によって脳の一部が壊死していると、半身不随や言語障害などの重篤な後遺症が生じます。

このようなことから、「ドロドロ血液」は命の危険や重篤な後遺症などを引き起こす原因にもなるということがわかります。

青汁の血液サラサラ効果

すでに述べたように、「ドロドロ血液」には生活習慣が深く関与しています。特に、食生活は、血液の流れに大きく影響を与えます。そのため、「サラサラ血液」にして不調や病気などを防ぐためには、食生活を見直す必要があります。

このような中、青汁を習慣的に飲むと、「サラサラ血液」となって血液の流れが改善されやすくなります。実際に青汁には、以下のような「血液の流れを良くするのに役立つさまざまな栄養素・成分」が豊富に含まれています。

脂質などの吸収を抑える「食物繊維」

すでに述べたように、血液中に脂質が多くなると、「ドロドロ血液」となります。そして、このような血液中の脂質は、もともと食事から摂った栄養素です。そのため、このようなドロドロ血液を防ぐためには、食事の内容に気をつける必要があります。

具体的には、動物性脂肪やコレステロールなどを摂り過ぎると、血液中の脂質が増えやすくなります。また、エネルギーの摂り過ぎによって肥満になると、血液中の中性脂肪が増加しやすくなります。

さらに、糖質を摂り過ぎたり、吸収されやすい糖質食品ばかり食べていたりすると、糖尿病が発症しやすくなります。そして、すでに述べたように、糖尿病はドロドロ血液の原因となる疾患です。

このようなことから、ドロドロ血液を防ぐためには、脂質や糖質などの摂り過ぎに注意する必要があることがわかります。

このような中、青汁に含まれている食物繊維には、脂質や糖質などの吸収を抑える作用があります。そのため、食事と一緒に青汁を飲むようにすると、これら栄養素の過剰摂取を抑えることができ、ドロドロ血液のリスクを低下しやすくなるといえます。

さらに、食物繊維は脂質などのエネルギー源だけではなく、お酒に含まれるアルコールも吸収しにくくします。

アルコールを摂り過ぎると、体内での中性脂肪合成が行われやすくなり、血液中の中性脂肪が増えることがわかっています。そのため、飲酒時に青汁を飲むようにすると、アルコールによって血液がドロドロになるのを防ぎやすくなるといえます。

過酸化脂質の生成を抑えるのに役立つビタミン・ミネラル

すでに述べたように、血液中に過酸化脂質が生じると、血液が流れにくくなるだけではなく、脳梗塞や心筋梗塞などの発症リスクを引き上げます。

そして、このような過酸化脂質を生じさせるのは、体内の「活性酸素」です。

ただ、活性酸素は、「生きているだけで体内に発生する物質」です。そのため、体内における活性酸素の発生を防ぐことはできません。

とはいえ、このような活性酸素は、食品中に含まれている「抗酸化物質」や体内に備わっている「抗酸化酵素」などの働きによって消去されています。

これらのうち、抗酸化酵素にはビタミンCやビタミンEなどのビタミン類や、「ポリフェノール」などの機能性成分があります。そのため、これらの栄養素や成分などをしっかり摂っていると、体内における過酸化脂質の生成が抑制されやすくなります。

特に、ビタミンEには、ビタミンCと共に脂質の酸化を防ぐ働きがあります。また、ビタミンB2には、発生した過酸化脂質を消去する働きがあります。そのため、ドロドロ血液や動脈硬化などを防ぐためには、これら栄養素を積極的に摂ることが大切です。

また、体内の抗酸化酵素が働くためには、さまざまな種類のミネラル類が必要です。そのため、体内における過酸化脂質の発生を抑えるためには、ミネラル類もしっかり摂る必要があるといえます。

このような中、青汁にはこれらビタミンやミネラルなどが豊富に含まれています。そのため、青汁を日常的に飲むようにすると、体内の抗酸化力が向上して過酸化脂質が生じにくくなります。

血栓を防ぐ「ポリフェノール」

前項で述べたように、青汁に含まれているポリフェノールには、高い抗酸化作用があります。

さらに、ポリフェノールには、それぞれ特有の健康効果があることがわかっています。そして、ポリフェノールの中には、「血液をサラサラにする独自の効果」を持つものがあります。

例えば、青汁の代表的な材料である「明日葉」や「ケール」などには、血液の凝固を抑えて血栓を防ぐ作用のあるポリフェノールが含まれています。

そのため、これら食材から作られている青汁を日常的に飲むようにすると、血液の流れが良くなって血管が詰まることを予防しやすくなります。

血液中の余分なコレステロールを吸着する「クロロフィル」

植物の葉には、「クロロフィル(葉緑素)」という成分が含まれています。そして、このようなクロロフィルには、「血液サラサラ効果」があることがわかっています。

というのも、クロロフィルは、腸内の脂質や血液中の余分なコレステロールなどを吸着して排出させやすくする働きがあります。

このようにして腸内の脂質が減少すると、その分だけ脂質が体内に吸収されにくくなります。そして、前述のように、脂質の過剰摂取は「ドロドロ血液」の原因となります。

また、血液中の余ったコレステロールが減少すると、その分だけ血液が「サラサラ」になって血流が良くなります。このようなことから、クロロフィルには血液サラサラ効果があるということがわかります。

そして、植物の葉から作られている青汁には、このようなクロロフィルが豊富に含まれています。そのため、青汁を習慣的に飲むと、脂質によって血液がドロドロになるのを防ぎやすくなるといえます。

このように、青汁にはさまざまな「血液サラサラ効果」があります。そのため、「食生活の質が悪い」と自覚している人や、血液の巡りを良くしたい人は青汁を習慣的に飲むようにしましょう。

とはいえ、当然のことながら、青汁は「悪い生活習慣」を帳消しにする飲み物ではありません。そのため、「良くないと自覚している生活習慣」は改めるように努力し、青汁は「ドロドロ血液の予防・改善」の補助として利用することが大切です。

青汁を飲んではいけない場合とは?

これまでに述べたように、青汁には血液をサラサラにするさまざまな働きがあります。そのため、青汁を日常的に飲むようにすると、「ドロドロ血液」による不調や病気などが起こりにくくなります。

ただこのとき、病院で「血液の流れを良くする治療」を行っている人は、注意が必要です。というのも、このような治療の際に服用する薬の中には、「服用期間中に青汁を飲んではいけないもの」が存在しているためです。

「血をサラサラにする薬」が処方されている人は要注意

すでに述べたように、血液中の血小板が固まると、血栓を形成して血管を詰まらせることがあります。そのため、「血栓が生じている」や「血栓が生じるリスクが高い」などと診断されると、医師による治療を受けるようになります。

このとき、このような場合で処方される「血液をサラサラにする薬」には、「血小板を作りにくくする薬(抗血小板薬)」や「血小板を固まりにくくする薬(抗凝固薬)」などの種類があります。

そして、これらのうち、「血小板を固まりにくくする薬」を飲んでいる人は、青汁を飲んではいけません。具体的にいうと、医師から「ワーファリン」を処方されている人は、絶対に青汁を飲まないようにする必要があります。

というのも、青汁における原料などの「青菜」には、ビタミンKが多く含まれています。このようなビタミンKは、血液の凝固に関与しており、健康体であれば「血液の固まりやすさ」を適正に保つ働きがあります。

ただ、このようなビタミンKの働きは、ワーファリンの作用を阻害します。そのため、ワーファリンを飲んでいる人がビタミンKを多く摂ると、薬の作用が邪魔されて治療が行えなくなります。すると、血栓が生じやすくなって、最悪の場合死に至ることもあります。

また、このようなビタミンKは、納豆にも多く含まれています。そのため、ワーファリンを処方されている人は、医師から「絶対に納豆を食べないでください」をいわれているはずです。

このようなことから、飲んでいる薬や治療中の病気などについてわからなくても、「納豆を食べてはいけない」をいわれている人は、青汁を飲むべきではないといえます。

このように、血液をサラサラにする青汁であっても、治療中の病気によっては青汁を絶対に飲んではいけないケースもあります。

そのため、医師からワーファリンを処方されている人は、治療が終わってから青汁を飲むようにしましょう。そうすることによって、「サラサラ血液」を維持しやすくなり、「不調知らずで元気な毎日」を送ることができるようになります。