多くの場合、ドラマや漫画などでは、貧血が「青白くなってフラフラする症状」として描かれています。

そのため、貧血に関する知識がない人には、「このような症状が出ていないから、貧血ではない」と思われがちです。

ただ、貧血の中には、このような「目に見える症状」が現れないケースが少なくありません。そのため現代では、貧血の自覚がなく、貧血によって起こっている症状を「原因不明の不調」や「生まれつきの体質」と思い込んでいる人が増えています。

このような中、一般的に青汁は、「貧血に効く飲み物である」とは思われていません。ただ実際には、貧血の予防や改善などに効果的な栄養素・成分がたっぷり詰まっているため、日常的に青汁を飲むと貧血を予防したり改善したりしやすくなります。

そこで、ここでは現代女性の貧血について解説し、青汁が貧血対策に効果的である理由を述べていきます。

現代女性に多い「貧血」

一般的に、「貧血は女性の病気」と思われがちです。

実際には、女性だけではなく、男性の体にも貧血が起こることがあります。これは、貧血が「血液が薄くなったり少なくなったりすること」によって生じる病気であるためです。

そのため、何らかの理由によって血液が作られにくくなったり、怪我をして大量に出血したりすると、性別に関係なく貧血が起こります。

とはいえ、「女性の体は、男性の体に比べて貧血になりやすい」ということは事実です。これは、健康的で成熟した女性は、ほぼ毎月出血を起こしているためです。

出血によって貧血を促す「月経」

女性の体には月経があるということは、女性だけではなく男性にも広く知られています。

月経とは、妊娠が成立しなかった際、「妊娠に備えて厚くなっていた子宮内膜」が剥がれて、体外へ排出される現象のことをいいます。

このような子宮内膜には、血液が含まれています。また、子宮内膜が剥がれるときには、子宮の血管が傷ついて「怪我をした状態」になります。

このような状態になると、指や足などを怪我したときと同様に、子宮から出血が起こります。そうすると、その分だけ血液を失って血液中のヘモグロビンが足りなくなっていきます。

ヘモグロビンとは、赤血球に含まれており、全身に酸素を運ぶ働きを担っている血液成分です。そのため、月経などによって血液中のヘモグロビンが少なくなると、全身に酸素が運ばれにくくなり、さまざまな症状が現れます。これが貧血です。

このような「月経による貧血」を防ぐためには、ヘモグロビンの材料となる栄養素をしっかり摂る必要があります。

具体的にいうと、月経では1日あたり0.6mgの鉄が失われます。そのため、女性は月経期間中に、これだけの鉄を追加して摂取する必要があります。

ただ、現代では、日本女性の多くが「慢性的に鉄が不足した状態」となっています。これは、現代人の食生活では、十分な量の鉄を補給できないためです。

現代人はなぜ鉄の摂取量が足りなくなりやすいのか?

鉄は、他の栄養素に比べて吸収されにくい栄養素です。

実際に、体の栄養状態によって個人差はあるものの、食品から摂取した鉄は、その約15%しか吸収されていないということがわかっています。

そのため、体が必要としている鉄を補給するためには、必要としている量の6~7倍の量の鉄を摂る必要があります。つまり、女性が月経で失う分の鉄を補給するためには、1日あたり3.6~4.2mgの鉄を追加して摂らなければいけないことになります。

また、国の指針では、月経がない場合であっても、「健康的な身体を維持するためには、1日あたり6~6.5mgの鉄を摂るべきである」としています。このようなことから、月経のある女性は、月経期間中に9.6~10.7mgの鉄を摂らなければいけないことがわかります。

ただ、現代の日本人女性の多くは、鉄の摂取量がこのような基準を満たしていません。

実際に、現代日本人の鉄分摂取量平均は、1日あたり7mg程度です。このようなことから、現代女性のほとんどは、「月経で失う分の鉄を補給しきれていない」ということがわかります。

では、現代の女性における鉄摂取量は、なぜこれほど少なくなっているのでしょうか?

これは、現在の日本では、食生活や生活習慣などが大きく変化しているためです。

というのも、現代の日本では、お菓子やファストフードなどを日常的に食べている人が増えています。中には、これら食品を食事代わりに食べている人もいます。

ただ、これらは「エンプティフード」と呼ばれており、「体が必要としている栄養素」が限りなく少ない食品です。

具体的にいうと、このような食品には、糖質や脂質などのエネルギー源が多く含まれています。

一方で、ビタミンやミネラルなどの栄養素がほとんど含まれていません。そのため、このような食品を食べる機会が増えると、鉄などのミネラルやビタミンなどの摂取量が不足しやすくなります。

また、現代の日本では、ダイエットのために食事制限をする人や、忙しさのあまり朝食を抜く人などがかなり多いです。

このようにして食べる食品が偏ったり、食べる食事の回数が減ったりすると、十分な量の栄養素が摂れなくなります。そのため、このような生活を続けていると、鉄の摂取量が不足しやすくなります。

さらに、一昔前の日本では、調理に鉄鍋を使用するのが一般的でした。そして、鉄鍋で料理を作ると、鍋から鉄が溶け出して料理に混ざるため、鉄の摂取量が増えやすくなります。

ただ、現代の日本では、鉄鍋で料理を作っている家庭がかなり少なくなっています。これは、鉄鍋を使用したり保存したりするためには手間がかかるためです。

また、工場などで加工食品を作る場合も、利便性やコストなどの問題から、鉄鍋ではなくテフロン加工の鍋を使用することが多いです。そのため、現代の日本では、このような「鉄鍋の不使用」によって、料理や加工品などに含まれる鉄の量が少なくなっています。

このように、現代の日本は、鉄の摂取量が慢性的に不足しやすい環境にあります。

さらに、これから述べるように、日本人には「鉄を吸収しにくくする生活習慣」が根付いています。そして、これによって貧血に陥っている人がかなり多くなっているのです。

日本人の水分補給は鉄を吸収しにくくする?

あなたは、水分補給の時に何を飲みますか?

このとき、「水」と答えた人は、健康に関する正しい知識を持ち合わせているでしょう。一方で、「緑茶」や「紅茶」、「コーヒー」などの答えが出てきた人は、自身が貧血になっていることを疑う必要があります。

というのも、お茶やコーヒーなどには、「タンニン」という成分が含まれています。そして、タンニンには、鉄の吸収を阻害する働きがあります。そのため、これら飲み物を頻繁に飲む人は、摂取した鉄が十分に吸収されていない可能性が高いです。

ただ、現代の日本では、お茶やコーヒーなどを水分補給代わりに飲む人が少なくありません。また、「食後の一杯」として、コーヒーを飲む人はかなり多いです。

このようにして食事中や食後などにお茶・コーヒーを飲むと、食事に含まれている鉄が吸収されにくくなります。そのため、このような習慣がある人は、そうでない人に比べて鉄不足になりやすいといえます。

とはいえ、普段からお茶やコーヒーなどを飲んでいても、貧血の症状は出ていないという人もいるでしょう。そして、このような人は、「症状が出ていないから健康体である」と思い込んでいるケースが少なくありません。

ただ、現代の日本には、貧血である自覚のない「隠れ貧血」が1000万人以上もいるとされています。

そして、後述するように、隠れ貧血の症状は、「貧血とは関係のない症状に見える」ものが多いのです。そのため、「お茶などを飲んでいても、貧血になっていない」と思っている人は、隠れ貧血を疑う必要があります。

「隠れ貧血」とは?

一般的に、貧血か否かは「血液中におけるヘモグロビンの量」で判断されます。そして、このようなヘモグロビン量が基準を満たしていない場合、「鉄欠乏性貧血」と診断されます。

ただ、このようなヘモグロビン量が基準を満たしていても、貧血症状が現れることがあります。このような貧血は「隠れ貧血」と呼ばれ、「鉄欠乏性貧血の予備軍」であるとされています。

隠れ貧血は、正式には「潜在性鉄欠乏症」と呼ばれており、「貯蔵鉄(フェリチン)」が少なくなった状態を指します。

貯蔵鉄とは、肝臓などに存在する「予備の鉄分」のことです。このような貯蔵鉄は、ヘモグロビンが少なくなってくると、血液中に流れ出てヘモグロビンを増やします。そのため、貯蔵鉄があれば、鉄欠乏性貧血にはなりません。

とはいえ、体内の貯蔵鉄が低下してくると、だるさやイライラ、肌荒れなどのさまざまな貧血症状が現れてきます。このようなことから、「血液中のヘモグロビン量が正常であっても、鉄不足による貧血症状は現れることがある」ということがわかります。

貧血が起こるとどうなる?

冒頭で述べたように、一般的に貧血は、「青白くなってフラフラするなどの症状が現れる」と思われがちです。ただ実際には、このような症状は「鉄欠乏性貧血が重症化したときに起こる症状」です。

一方で、フェリチン不足による貧血や、軽度の鉄欠乏性貧血では、このような症状が現れません。そのため、これらの貧血による症状は、「鉄不足によるものである」と認識されないことがほとんどです。

このようなことから、「フラフラする」などの貧血症状が出ていなくても、なんとなく調子が悪いという人は鉄不足を疑うことが大切といえます。具体的には、以下のような症状が現れているのであれば、積極的に鉄を補給するようにしましょう。

太りやすく痩せにくい体になる

貧血になってくると、血液による酸素運搬能力が低下します。すると、全身の細胞が酸素不足となり、エネルギーを生み出しにくい状態となります。

このようにしてエネルギーの生成量が減少すると、その分だけ摂取したカロリーを消費しにくくなります。そのため、貧血になると、太りやすく痩せにくい身体となります。

さらに、細胞によるエネルギーの生成量が少なくなるということは、熱の産生量も低下するということです。

このようにして熱が作られにくくなると、身体が冷えやすくなります。すると、血行が悪くなり、全身へ酸素や栄養素などが届けられにくい状態となります。このようなことから、貧血は「エネルギー代謝が低下する悪循環」を引き起こすことがわかります。

そのため、「ダイエットしてもなかなか結果が現れない」という人や、生活習慣が変わっていないのに太ってきた」という人は、鉄の不足を疑うことをおすすめします。

疲れやすくなって毎日を楽しめなくなる

前項で述べたように、鉄不足になると、十分な量のエネルギーを生み出せなくなります。そのため、貧血になると、身体の活動や回復などのために必要なエネルギーが供給されないことによって、疲れやすくなったり疲れが取れにくくなったりします。

このようにして慢性的な疲労感が生じると、仕事や勉強などへ前向きに取り組めなくなっていきます。そうすると、仕事・勉強をつらく感じるようになるだけではなく、「いくらがんばっても良い結果が出ない」という状態に陥りやすくなります。

また、わたしたちは、疲れてくると精神的な余裕がなくなります。そのため、慢性的な疲労感が生じていると、他人とのコミュニケーションがうまくいかなくなり、人間関係が悪化しやすくなります。

このようなことから、強い疲労感やモチベーションの低下などが生じている人は、鉄不足による貧血症状が生じている可能性があるといえます。

肌の調子が悪化する

貧血によって全身に酸素や栄養素などが送られにくい状態となると、肌への酸素・栄養素供給量も減少します。

そうすると、肌のターンオーバーが乱れて、肌が乾燥したりシミやシワ、ニキビが生じたり、肌荒れが治りにくくなったりしやすくなります。

また、肌の血行が悪くなると、肌の透明感が失われてくすんだような色になります。さらに、肌の血色が悪くなり、不健康そうな印象を与える「青白い肌」や「土気色の肌」などになりやすくなります。

そのため、「最近肌の調子が悪くなってきた」や「肌が弱い」などと感じる人は、鉄を積極的に摂ってみるようにしましょう。そうすることで、肌の調子が改善されて強い肌質となる可能性があります。

爪の形が変形する

手は、顔に次いで「他人がよく見る部位」です。そのため、爪の美しさは、その人の印象を左右することがあります。

このとき、多くの人が好むのは「装飾が施されている爪」ではなく、「健康的で美しい爪」です。つまり、印象の良い手になるためには、ネイルアートなどの装飾をするのではなく、自爪を美しく保つ必要があるということです。

ただ、鉄の摂取量が不足すると、爪の形が変形して「デコボコとした爪」になります。これは、爪が作られるためには、鉄が必要不可欠であるためです。

このようにして歪んだ形の爪になると、身なりをキレイにしていても「不潔」な印象を与えます。そのため、印象の良い手を作るためには、鉄をしっかり摂っている必要があるといえます。

また、このようにして十分な量の鉄を摂っていると、手の肌質がよくなったり指先が乾燥しにくくなったりします。そのため、鉄を摂ると、爪がきれいになるだけではなく、手そのものが美しくなるといえます。

イライラや落ち込みなどが現れやすくなる

すでに述べたように、鉄が不足すると疲れやすくなり、モチベーションの低下やイライラなどの症状が現れやすくなります。

さらに、鉄は、このような精神症状と直接的な関係があります

というのも、わたしたちの脳内には、さまざまな「神経伝達物質」が存在しています。そして、これらがしっかり働くことによって、健全な精神や仕事などへの意欲が保たれています。

このような神経伝達物質は、材料となるアミノ酸が、さまざまな種類のビタミン・ミネラルの力を借りることによって作られます。

そのため、鉄の摂取量が不足すると、神経伝達物質が正常に作られにくくなり、さまざまな精神症状が現れるようになります。具体的にいうと、イライラや落ち込み、意欲の低下、無気力などが起こりやすくなります。

さらに、このような神経伝達物質は、睡眠や記憶能力、自律神経などにも関与しています。そのため、神経伝達物質が作られにくくなると、不眠や記憶力の低下が起こったり、動悸や胃腸症状などの「自律神経失調症の症状」が生じたりしやすくなります。

このように、鉄不足はさまざまな不調の原因となります。そのため、イライラや無気力などの精神症状や、「なんとなく調子が悪い」などの不調が現れているのであれば、十分な量の鉄を補給するようにしましょう。

そして、このような鉄補給には、青汁をおすすめします。これは、青汁は「健康的に貧血症状を改善することができる飲み物」であるためです。

なぜ青汁が貧血に効果的なのか?

「貧血のときにはレバーを食べたほうが良い」ということは、よく知られています。

実際に、レバーには多くの鉄が含まれています。また、レバーなどの動物性食品に含まれている鉄は、吸収されやすい形となっています。そのため、レバーを食べると、貧血が改善されやすくなるのは事実です。

とはいえ、レバーには独特のクセがあり、苦手な人が多い食材です。また、レバーが嫌いではない人であっても、「毎日レバーを食べる食生活を送る」ということには抵抗があるでしょう。

さらに、レバーには「レチノール」という栄養素が大量に含まれています。

レチノールは、わたしたちの身体に必要不可欠であるものの、摂り過ぎると頭痛などの過剰症が起こる栄養素です。そのため、貧血対策のために毎日大量のレバーを食べると、かえって体に害が生じることになります。

このような中、青汁は「ベジタリアンの貧血対策飲料」と呼ばれるほど、貧血を改善する効果の高い飲み物です。

実際に、青汁には貧血を予防したり改善したりするのに効果的な栄養素・成分が豊富に含まれています。そのため、日常的に青汁を飲むようにすると、以下のような成分を補給することによって、貧血症状が起こりにくい体質となります。

「血液の元」となる栄養素が豊富に含まれている

これまでに述べたように、貧血を改善するためには、十分な量の鉄を摂る必要があります。

このとき、鉄を多く含んでいるのはレバーだけではありません。小松菜やほうれん草などの「緑黄色の葉野菜」も、鉄含有量が多い食品です。

これと同様に、緑黄色の葉野菜から作られている青汁にも、鉄がたっぷり含まれています。そのため、青汁を日常的に飲むようにすると、鉄の補給をしっかり行えるようになります。

鉄分の吸収を助ける成分が含まれている

レバーなどの動物性食品に含まれている鉄は、「ヘム鉄」と呼ばれています。一方で、小松菜や青汁などの植物性食品に含まれている鉄を「非ヘム鉄」といいます。

ヘム鉄は、非ヘム鉄に比べて人体に吸収されやすいことがわかっています。そのため、「鉄の補給は、ヘム鉄の方が効率が良い」といわれています。

ただ、ヘム鉄は、「摂取量が多いほど、がんの発症リスクが高まる」という調査データがあります。そのため、ヘム鉄は貧血改善効果が高い物質であるものの、その効果は「諸刃の剣」ということができます。

これに対して、非ヘム鉄は、ヘム鉄より吸収されにくいものの、このような「発がん性リスクの上昇効果」がないことがわかっています。

また、非ヘム鉄は、ビタミンCと一緒に摂ることによって、約6倍吸収されやすくなり、「ヘム鉄とほぼ変わらない吸収率」となることがわかっています。そのため、体の健康を考えるのであれば、非ヘム鉄とビタミンCを積極的に摂ることが大切であるといえます。

そして、ビタミンCは、野菜などの植物性食品に多く含まれる栄養素です。そのため、葉野菜を原料とした青汁には、たくさんのビタミンCが含まれています。このようなことから、青汁は鉄を効率よく吸収できる飲料であるということがわかります。

血液の生成を助ける成分が含まれている

血液中の鉄は、タンパク質とくっついた状態で存在しています。そして、このようにして生じる血液成分が「ヘモグロビン」です。

このとき、鉄がヘモグロビンとなるためには、銅の助けを借りる必要があります。そのため、体内の銅が足りなくなると、鉄からヘモグロビンが合成されにくくなり、貧血症状が起こりやすくなります。

また、ヘモグロビンを抱えて全身に酸素を運ぶ「赤血球」が作られるためには、葉酸などのビタミンB群が不可欠です。そのため、貧血を改善・予防するためには、このようなビタミンB群も摂る必要があります。

このような中、青汁にはこれらの「血液の生成を助ける栄養素」が豊富に含まれています。そのため、青汁を日常的に飲むと、鉄を吸収しやすくなるだけではなく、体内に入った鉄が有効に活用されやすくなります。

「緑色の色素」には貧血を改善する効果がある

植物の葉には、「葉緑素」という緑色の色素が含まれています。このような葉緑素は、「クロロフィル」と呼ばれ、さまざまな健康効果があることで知られています。

また、クロロフィルは「植物の血」と呼ばれることもあります。これは、クロロフィルの構造がヘモグロビンと酷似しているためです。

具体的にいうと、ヘモグロビンは、その構造の中心に鉄があります。

そして、このような鉄をマグネシウムに置き換えると、クロロフィルと同じ構造となります。このようなことから、ヘモグロビンとクロロフィルは、「中心となるミネラル」が異なるだけで、ほぼ同じ形をしているということがわかります。

またこのようなクロロフィルには、さまざまな研究や調査などによって、「貧血を改善する効果がある」ということが実証されています。

例えば、クロロフィルを多く摂っていると、そうでないときに比べてヘモグロビンが作られやすくなることがわかっています。

また、鉄欠乏性貧血が生じている場合、「鉄のみの摂取」よりも「鉄とクロロフィルの摂取」の方が、血中ヘモグロビン量が上昇しやすかったという研究データもあります。

このようなことから、野菜に含まれている「緑色の色素」には、貧血を改善する効果があるということがわかります。

そして、このようなクロロフィルは、青汁にも豊富に含まれています。そのため、青汁には、貧血を改善・予防する効果が高い飲み物であるといえます。

貧血予防のための青汁活用方法

これまでに述べたように、青汁は貧血を予防する効果の高い飲み物です。

とはいえ、青汁の飲み方や選び方などを誤ると、十分な貧血改善効果が現れないことがあります。そのため、貧血対策で青汁を飲むのであれば、以下のような点に注意して青汁を生活に取り入れることをおすすめします。

お茶入り青汁は避ける

健康のために青汁を飲む人のほとんどは、市販の青汁を飲んでいます。また、このような市販青汁は、栄養価の高い野菜を使っているケースが多いです。

さらに、市販青汁は、水に溶かしたり解凍したりするだけで飲むことができるため、手軽に野菜の栄養を補給することができます。そのため、貧血対策で青汁を飲む場合にも、市販の青汁を利用する人が多いでしょう。

ただ、このような市販青汁の中には、飲みやすい味に調整するために緑茶や抹茶などが添加されているものがあります。

そして、すでに述べたように、緑茶などのお茶類には、「タンニン」という「鉄の吸収を阻害する成分」が含まれています。

このようなことから、「お茶入りの青汁」は、貧血対策には向かないということがわかります。そのため、貧血の予防や改善などのために青汁を飲むのであれば、緑茶が添加されていないものを選ぶようすることが大切です。

栄養価の高い野菜を使った青汁を選ぶ

市販青汁の多くは、大麦若葉や明日葉、ケールなどの「栄養価の高い野菜」を原料としています。

これらは、どれも鉄を多く含む野菜です。そのため、貧血対策で青汁を飲むのであれば、大麦若葉などから作られた青汁を選ぶようにしましょう。

また、低品質な市販青汁には、野菜の使用量が少ない「薄い青汁」があります。このようにして野菜の使用量が少なくなると、その分だけ栄養素の含有量も少なくなります。

そのため、青汁で十分な量の栄養素を摂りたいのであれば、このような「低品質の青汁」を避けるようにしましょう。具体的には、国産野菜を使用している大手メーカーのものを選ぶのが無難といえます。

青汁の前後に飲むものに気をつける

すでに述べたように、貧血対策で青汁を飲むのであれば、お茶入り青汁は避けるべきです。

また、このようなお茶入り青汁を選ばなくても、青汁を飲んだ後にコーヒーやお茶などを飲むと、タンニンの働きによって十分な鉄を吸収できなくなります。

そのため、青汁を飲んだ後は、これら飲料を飲まないようにしましょう。具体的には、前後30分はコーヒー・お茶を飲まないようにすることが大切です。

これまでに述べたように、青汁は貧血対策に役立つ栄養素や成分などが豊富に含まれています。そのため、上記の注意点に気をつけながら青汁を常飲すると、貧血が起こりにくい強い体を作りやすくなります。

そして、このようにして「元気な体」になると、日々の仕事や勉強、趣味などに集中して取り組めるようになります。そうすると、生活に「好循環」が起こりやすくなり、前向きな毎日を送ることができるようになります。