青汁は、数ある健康飲料の中でも「飲みにくいもの」として有名です。そのため、青汁は年々改良が重ねられており、昔と比較すると断然飲みやすくなっています。とはいえ、苦さが全くなくなっているわけではないため、子どもだけではなく大人も青汁を苦手とする人は多いです。

ただ、青汁は、子どもや大人、妊婦、高齢者などさまざまな人の健康を高めるのに役立ちます。そのため、青汁の美味しい飲み方や食べ方などを学ぶことで、日々の生活に無理なく青汁を取り入れ、健康的な生活を送ることができるようになります。

そこで今回は、「苦い青汁のおいしい飲み方・食べ方」について解説します。

青汁はなぜ「まずい」のか?

前述のように、青汁は「まずいもの」と認識されていることが多いです。これは、青汁メーカー大手である「キューサイ」のCMによる効果が大きいといわれています。

というのも、1990年に放映が開始されたキューサイにおける青汁のCMでは、俳優の八名信夫さんが青汁を飲み、「まず~い、もう一杯!」と発言するシーンがあります。そして、このようシーンが全国的に有名となり、「青汁=まずいもの」と認識されることが多くなりました。

また、八名信夫さんによるこのような発言は、アドリブであったことが後に語られています。本来の台本では、青汁を飲んだ後に「こいつは健康に良さそうだ」や「悪役にもピッタリだ」などとなっていました。つまり、「青汁がまずい」というのは、CM撮影当時における八名信夫さんご自身の感想であったということです。

このような青汁のまずさは、青汁が含む「苦味」や「渋み」などによって生じます。そして、このような味の成分には、身体の老化を抑制したり肝臓の力を高めたり、新陳代謝を向上させたりなどさまざまな健康効果があります。そのため、青汁では、「まずい成分=健康成分」であることがほとんどです。

味を感じる仕組み

人間を含め、動物には「味覚」が存在しています。これは、触覚や聴覚、視覚、嗅覚などの「五感」の1つです。動物は、このような味覚によって、食べ物が安全か危険かを察知しています。そして、人間の味覚は、主に舌で感受しています。

このような味覚で感じる「味」には、甘味や酸味、塩味、うま味、苦味などの5つがあり、これらを五基本味といいます。そして、人間の舌には、これらを感知するそれぞれの組織があります。

具体的には、人間の舌や口の奥上部などには、「味蕾」という組織が分布しています。このような味蕾には、特定の物質と結合する「味覚受容体」をもつ細胞が存在しています。そして、このような味覚受容体がそれぞれの「味物質」と結合することによって、甘味や塩味などの「味」を感じます。

例えば、ショ糖や果糖などに含まれている物質が甘味受容体と結合すると、甘味を感じます。また、塩などに含まれる特定のミネラル類が塩味受容体とくっつくと、「塩味のものを口にしている」と認識されます。

このような味ごとの受容体は、1つの味蕾に集約されています。そして、前述のように、このような味蕾は口内のさまざまな箇所に分布しています。そのため、食べたものの「味」は、舌全体で感じているといえます。

ただ、昔は、「舌の領域ごとに感じる味覚が異なる」と考えられていました。例えば、甘味は舌先で感知し、苦味は舌奥で認識しているという説が有力でした。ただ、現在では、この説は間違っていることが立証され、それぞれの味は1つの味蕾で感受している事がわかっています。

とはいえ、「舌の部位によって味の感じ方に差がある」ということは事実です。というのも、一般的に味蕾は舌奥に多く分布しています。一方で、舌の先にはあまり存在せず、まったく味蕾がない人もいます。

そして、味蕾が多いということは、その分だけ「味を感じるセンサー」が多いということです。そのため、味蕾が多く分布している舌の奥は、味を感じやすいということになります。

また、味細胞がキャッチした味の情報は、それぞれの味神経に刺激が伝わることによって感じます。そして、このような味神経が属している神経系は、味蕾の場所によって異なります。例えば、舌における手前側の味神経は、顔面神経に属しています。また、舌の奥側は舌咽神経に支配されていることがわかっています。

そして、このような神経系のうち、味覚には舌咽神経が深く関与しているといわれています。そのため、舌咽神経が支配している舌の奥部分は、舌の中でも特に味を感じやすいということになります。

青汁などの苦味を不快に感じる理由

前述のように、甘味や塩味、苦味などのさまざまな味は、味蕾内の味覚受容体とくっつくことによって生じます。そして、このような味覚のうち、「苦味」と「酸味」は、不快に感じやすい味です。

というのも、甘味は、主に糖類や人工甘味料などによって生じます。また、塩味は塩化ナトリウムなどのミネラル類、うま味はアミノ酸などによって感じます。そして、これらは通常、人体が生きていく上で欠かせない成分です。

また、これらの成分は、多くの赤ちゃんが生まれて初めて口にする「母乳」にも多く含まれています。そのため、このような味がする食品は、子供が好んで食べることが多いです。

これに対して、酸味や苦味などは、「食べるのを避けるべきもの」に多く含まれています。例えば、腐ったものは酸味を呈することが多いです。また、苦味は毒物の象徴であり、摂取することで身体にさまざまな悪影響がある可能性があります。

ただ、大人になると、多くの人がこのような苦味や酸味などを美味しく感じるようになります。例えば、苦味の強いコーヒーやビールなどは広く飲まれている飲料です。さらに、酢の物やマリネなどの酸味がある食品は、疲労回復や美容などに良いとしてよく食べられています。また、一般的には、年を重ねると食べ物の好き嫌いは減っていきます。

このような嗜好の変化は、経験によって起こります。例えば、前述のコーヒーには、強い苦味だけではなく、抗酸化作用や覚醒作用などがあります。そして、身体はこのような作用を記憶します。そのため、最初は苦くて美味しくなかったコーヒーであっても、身体がこのような「良い作用」を記憶することによってコーヒーが美味しいと感じるようになります。

このように、苦味を美味しく感じるためには、経験が必要です。そのため、このような経験をもたない子供は、大人よりも苦味に敏感であることが多いです。

また、すでに述べたように、味は味蕾内の味覚受容体によって感知されます。このような受容体のうち、甘味を感知する受容体は1種類であるといわれています。そして、塩味や酸味などは2種類、うま味は3種類です。

これに対して、苦味受容体は25種類あるといわれています。さらに、「苦味」を生じる物質は数え切れないほど存在しており、5つの味でもっとも種類が多いとされています。このようなことから、人間が感じる5つの味のうち、苦味はもっとも感知しやすい味といえます。

このような中、味蕾は加齢とともに減少することがわかっています。そして、すでに述べているように、味センサーは多いほど味を敏感に感じます。そのため、子供は、大人よりも味蕾が多いため苦味に敏感です。

このように、苦味は子供が嫌う味の1つです。そして、このような嗜好は、人間が毒物から身体を守るために生じた生理的なものです。そのため、一部の洗剤やおもちゃなどには、子供が誤って口にしないように、わざと苦味の強い成分を配合していることがあります。

このようなことから、子供に苦い食品を食べさせるためには、さまざまな工夫が必要であるといえます。

青汁におけるまずさの一因:渋みとは

前述のように、人間の舌が感じる味覚は、甘味や塩味、うま味、酸味、苦味などの5つです。ただ、多くの人が知っているように、人間が認識している食べ物の味はこれ以外にも存在します。

例えば、唐辛子やわさび、しょうがなどには、「辛味」があります。また、料理の味を表現する際には、「コク」という言葉がよく使われています。これらはどれも、舌で感知する「味」ではないものの、前述した5つの味では表現できないものです。

このような五基本味以外の味は、物理的な刺激や温度、舌触りなどの要素が組み合わさることによって生じます。例えば、辛味は、味覚受容体の一部に物理的刺激を与えて「痛み」を与えます。そして、このような痛みを「辛い」と感じます。

また、このような「五基本味」以外の味で有名なものに「渋み」があります。このような渋みは、苦さと似た感覚を覚えます。ただ、実際には、感じ方のプロセスが異なることから、違う味であるとされています。

具体的には、渋みは、特定の物質が口内のタンパク質を変性させ、組織が収斂することによって生じます。そのため、渋みは、「収斂味」とも呼ばれています。

渋みを起こす物質には、タンニンや亜鉛などがあります。これらは、人体に有益な成分です。ただ、前述のように、渋みや辛味などは物理的な刺激を伴います。そのため、食の経験が少ない子供は、渋みや辛味などを嫌うことが多いです。

青汁に含まれる「まずい成分」

前述のように、青汁の「まずさ」は苦味や渋さなどによるものです。そして、これらの味は、野菜が含む健康成分によって生じています。

例えば、野菜には、「ポリフェノール」という成分が含まれています。このようなポリフェノールは、植物が紫外線などから身を守るために生成している苦味成分です。そのため、ポリフェノールには、紫外線によって身体が酸化することを抑えてくれる「抗酸化作用」があります。また、苦味を呈することで、虫などに食べられにくくする働きがあるといわれています。

このようなポリフェノールは、「外敵から身を守る」という性質から、植物の皮に多く含まれている成分です。そのため、一般的に、野菜や果物などは皮の方が苦いです。

このように、野菜には苦味のあるポリフェノールが含まれています。そのため、野菜の絞り汁である青汁は、多くのポリフェノールが含まれていることによって独特の苦味を呈しています。

また、青汁には、渋みのもととなる「亜鉛」が含まれています。ただ通常、このような亜鉛は、渋さを感じるほどの量ではありません。ただ、市販の青汁の中には、カテキンなどのタンニンが添加されているものもあります。そのため、このような成分が含まれている青汁は渋く感じやすいです。

さらに、青汁には特有の「青臭さ」があることがあります。このような青臭さは、野菜に含まれるさまざまなニオイ成分によるものです。そして、野菜の青臭さは、子供だけではなく一部の大人も嫌います。そのため、野菜の絞り汁でできている青汁の青臭さは、青汁を苦手にする1つの要因といえます。

青汁のまずさをやわらげる方法

前述のように、青汁のまずさは、苦味や渋さ、青臭さなどによって生じます。このうち、青臭さは、ニオイであるため、鼻をつまんで青汁を飲むことによって感じなくなります。また、前述のように、味蕾は舌における奥の方に多く存在しているため、この部分になるべく触れないように飲むと苦さを感じにくくなります。

とはいえ、実際には舌に触れずに飲み物を飲むことは困難です。また、前述のように、苦味は他の味よりも感じやすいようになっています。そのため、青汁のまずさを解決するためには、青汁の苦味を感じにくくするような飲み方を工夫することが大切です。

他の味を足す

前述のように、人間の舌は5つの味を感じることができます。そして、このような味が同時に刺激されるほど、味が複雑となり美味しく感じやすくなります。

例えば、一般的に、「カレーにコーヒーなどの隠し味を入れると美味しくなる」といわれています。これは、うま味や甘味、塩味などが強いカレーに、コーヒーによる苦味を足すと、味が複雑になるためです。

このような中、青汁は五基本味の中でも苦味が特に強いです。そのため、青汁に苦味以外の五基本味を足すと、苦味が目立たくなり美味しく感じやすくなります。

例えば、青汁に砂糖などを入れて甘味を足すと、苦味が少し薄れます。また、前述のように、うま味を感じさせるのはアミノ酸であり、塩味は塩化ナトリウムなどのミネラルを感知することによって生じます。そのため、このような成分をバランスよく追加すると、その分だけ苦味の主張が弱くなり、飲みやすい味に近づいていきます。

油脂と一緒に摂る

コーヒーやゴーヤなどの苦い食品を口にした時、いつまでも苦さが口に残った経験を持つ人は多いです。実際に、これら食品が含有する苦味物質は、口の中に残りやすいという性質があります。

というのも、このような苦味物質のほとんどが、水に溶けない一方で油脂に溶ける性質をもちます。そして、苦味受容体は、このような性質をもつ苦味物質と結合することから、「油脂とくっつきやすい」性質があるといわれています。

これに対して、唾液は「水」です。そのため、苦味物質が苦味受容体とくっつくと、唾液などで洗い流されにくいです。さらに、細胞の膜は、油脂の一種である脂質で覆われているため、苦味物質がくっつきやすいです。このようなことから、苦味物質は口に留まりやすいため、苦味は長く続きやすいです。

このような中、前述のように、苦味物質は油脂に溶ける性質をもちます。そのため、口内に残った苦味物質は、油脂を口内に入れることによって洗い流されやすくなります。

このようなことから、青汁の苦さを軽減するためには、油脂と一緒に摂ることが大切といえます。

大豆製品と一緒に摂る

すでに述べたように、青汁の苦さは、味蕾の中にある味覚受容体に苦味物質が結合することによって感じます。そのため、このような味覚受容体に苦味物質が触れなければ、苦味を感じることはなくなります。

そして、大豆に含まれている「ホスファチジン酸」という成分には、「苦味物質とくっつく味覚受容体」を覆って苦味物質と触れないようにする作用があることがわかっています。つまり、苦味を感じにくくする働きがあるということです。

そのため、青汁に含まれている苦味は、大豆製品と一緒に摂ることによって感じにくくなります。

青汁の美味しい飲み方

青汁が健康に良いことは、多くの人に知られています。ただ、このような健康効果は、ある一定期間において継続して飲むことによって実感しやすくなります。そのため、「健康にいいのはわかっていても、苦くて飲み続けられない」という理由でやめてしまう人が少なくありません。

そして、一般的に好き嫌いの克服が困難であるように、苦手な味のものを飲み続けることはできません。そのため、青汁は、自身が美味しく飲める方法で飲むようにすることが大切です。そうすることで、青汁を継続して飲むことができるようになり、さまざまな健康効果が実感しやすくなります。

そこで、以下に誰でも青汁が飲みやすくなるような具体的方法を紹介します。青汁が苦手という人は、これから述べる工夫を実践してみて、自分に合った飲み方を見つけるようにしましょう。

牛乳に混ぜる

前述のように、青汁の苦味を軽減するためには、他の味を加えることが大切です。そして、牛乳には、アミノ酸による「うま味」と糖類による「甘味」があります。そのため、青汁を牛乳と混ぜて飲むと、青汁の苦味が弱くなりマイルドな味わいになります。また、牛乳には脂質が含まれています。そのため、青汁を牛乳とともに飲むと、苦味が口に残りづらくなります。

このような青汁の飲み方は、特に子どもが好みやすいです。また、このようにしても飲みにくいというときは、砂糖やきな粉、はちみつなどを入れることをおすすめします。そうすることによって、甘みが増して飲みやすくなったり、きな粉に含まれるホスファチジン酸によって苦味を感じにくくなったりします。

豆乳に混ぜる

豆乳は、「乳」という名前がついているように、味や風味などが牛乳と似ています。そのため、豆乳の味も、青汁の苦味を緩和するのに適しています。

さらに、豆乳は大豆由来の製品であるため、ホスファチジン酸を含みます。そのため、豆乳は、牛乳以上に青汁の苦味を感じにくくする飲料と言えます。

ただ、豆乳は、製品によっては特有の青臭さがあります。このような豆乳の青臭さは、青汁の青臭さを作っている物質によって生じています。つまり、豆乳の青臭さと青汁の青臭さは、同じ物質によるものであるということです。そのため、豆乳と青汁を一緒に飲むと、このような青臭さが強調されることがあります。

このような青臭さが気になる人は、豆乳の中でも「調製豆乳」と混ぜて飲むことをおすすめします。というのも、調製豆乳は、豆乳の青臭さや飲みづらさなどが軽減するように加工されています。そのため、青汁と混ぜて飲んでも、青臭さが強調されないことが多いです。

ただ、このような調整豆乳は、飲みやすくするために砂糖や香料などを添加して作っています。そのため、「糖分や添加物などは摂りたくない」という人は、調整豆乳の使用を控えるのが無難です。

フルーツジュースに混ぜる

青汁とフルーツジュースは、一見すると合わないように思えます。ただ実際には、フルーツと野菜は味が同系統であるため、相性が良いです。そのため、これらを合わせて飲むと、違和感のない味に仕上がりやすいです。

また、一般的なフルーツジュースは、甘みがあるだけでなく、香料などで風味が調整されています。そのため、このような香料によって、青汁の青臭さが相殺されて飲みやすく仕上がります。

一般的に、りんごや桃などの果汁は、野菜ジュースなどを美味しくするために配合されることが多いです。そのため、青汁とこれらジュースを一緒に飲むと、美味しく感じやすいです。

とはいえ、人の好みは千差万別です。そのため、フルーツジュースの種類に特別こだわる必要はありません。自分が好きなフルーツジュースをいくつか試してみて、一番飲みやすく、「おいしい」と思えるものを見つけるようにしましょう。

ヨーグルトに混ぜる

前述のように、苦味は、他の五基本味を足すことによって感じにくくなります。そして、ヨーグルトには、うま味や酸味などの味があるため、青汁の苦味を感じにくくしてくれます。また、牛乳と同様に、ヨーグルトには脂質が含まれているため、苦味の継続を抑えてくれます。

さらに、ヨーグルトには、発酵食品特有の香りがあります。このような香りは、青汁の青臭さを和らげるため、青汁をより飲みやすいものにしてくれます。

コーヒーに混ぜる

意外に感じる人が多いかもしれませんが、コーヒーも青汁を飲みやすくする飲料の1つです。というのも、コーヒーには独特の香りや苦味などがあります。そして、そのため、コーヒーと一緒に飲むと、青汁の苦味や青臭さが目立ちにくくなります。

ただ、このとき、アイスコーヒーではなくホットコーヒーに少量だけ入れることが大切です。というのも、苦味は、食品や飲料などの温度が低いほど感じやすくなります。また、青汁を多く入れすぎると、青汁の苦味が強くなってコーヒーの味を感じにくくなり、かえって飲みづらくなります。

青汁の美味しい食べ方

前述のように、青汁は、牛乳や豆乳、フルーツジュースなどの飲み物に混ぜることで、飲みやすくなります。そして、そのような方法でも「苦くて飲めない」という人は、料理に入れてみるようにしましょう。

このようにして青汁を料理に入れると、飲み物と混ぜるよりも苦味や青臭さなどを感じにくくなります。また、市販の青汁を使用する場合、料理に粉末を混ぜるだけでいいため、手間もかかりません。

ただ、青汁に含まれている成分の中には、加熱などの調理によって失われやすいものがあります。そのため、青汁の健康効果を活かすためには、飲み物と混ぜて飲んだ方が効率的です。

とはいえ、前述のように、青汁の健康効果を実感するためには、継続して飲むことが必要です。そのため、青汁は、飲みやすい方法で生活に取り入れることがもっとも大切です。このようなことから、青汁の味が苦痛で飲み続けるのが困難なのであれば、液体のまま飲むことにこだわらず、料理に混ぜて摂取する方が結果的に青汁の効果を実感しやすいといえます。

クッキーに混ぜる

通常、クッキーを作るとき、小麦粉や砂糖などを使用します。このとき、これらとともに、青汁の粉末を入れてみましょう。このようにすると、甘さや食感などによって、青汁の苦さを感じにくくなります。また、クッキーを焼く際に青汁の青臭さが抜けて香ばしくなるため、青汁が入っていることを感じないほど食べやすくなります。

前述のように、一般的に子供は青汁が嫌いです。ただ、クッキーが嫌いな子供はほとんどいません。そのため、クッキーにさりげなく青汁を混ぜることで、子どもに気付かれずに青汁を摂らせることができるようになります。

チャーハンに混ぜる

通常、チャーハンには卵や塩、ネギなどを使用します。そのため、青汁をチャーハンに混ぜると、他の五基本味が加わることによって苦味が目立たくなり、青汁が食べやすくなります。

このとき、青汁の栄養素を壊したくないのであれば、盛り付けた後に青汁粉末をかけましょう。そうすることによって、青汁の健康成分を有効に活用することができます。

ただ、このようにして最後に青汁をふりかけると、青汁の青臭さが残ります。そのため、青汁の青臭さが気になる場合は、調味料などともに入れ、しっかり加熱するようにしましょう。そうすることによって、青汁の青臭さが揮発して気にならなくなります。

おやきに混ぜる

子どものおやつとして作る「おやき」にも、青汁の粉末を混ぜることができます。おやきとは、「小麦粉で作った皮に、野菜やあんこなどを包んだ食べ物」であり、もともとは信州の代表的な郷土料理です。とはいえ、現在では全国で食べられています。

そして、このようなおやきに青汁を混ぜる場合は、皮を作るときに青汁の粉末を入れるようにします。このとき、皮には少々青汁の色がつきます。ただ、青汁の苦味はおやきの具によって相殺されます。また、おやきは加熱してから食べるため、青汁の青臭さが抜けやすいです。そのため、中の具を甘い味付けにすると、青汁が苦手な子供でも食べやすく仕上がります。

トマトソースやケチャップなどに混ぜる

トマトが苦手でないのであれば、青汁をトマトソースやケチャップなどに混ぜることもおすすめです。というのも、これらには甘味や塩味、うま味、酸味などさまざまな味があります。そのため、青汁を混ぜることによって苦味が加わっても、「コク」が加わったように感じるだけで苦味はほぼ感じません。

また、青汁をトマトソースと一緒に加熱することによって、青汁の青臭さが抜けます。そして、青汁は野菜の絞り汁であるため、同じ野菜であるトマトとは調和しやすいです。

このようにして作った青汁入りトマトソースは、さまざまな用途に使用できます。例えば、パスタやピザなどのトマトソースとして使えますし、ひき肉などを混ぜるとミートソースになります。また、ご飯をトマトソースや鶏肉など一緒に炒めるとチキンライスになり、水やトマトジュースなどでゆるめて野菜やベーコンなどを加えるとミネストローネになります。

このように、トマトソースは汎用性が高いソースです。そのため、このようなトマトソースに青汁を混ぜることによって、色々な料理に青汁を取り入れることができます。

ただ、生トマトの青臭さが苦手な人は、青汁を入れないことをおすすめします。というのも、生トマトの青臭さと青汁の青臭さは成分が共通しています。そのため、加熱が足りなかったり青汁を入れ過ぎたりすると、トマトソースの青臭さが強調されることがあります。

カレーに混ぜる

前述のように、カレーの隠し味にインスタントコーヒーを入れるということは、よく知られた裏技です。そして、このようにしてコーヒーを入れても、カレーが苦くなったとは感じません。これと同様に、青汁をカレーに入れると、苦味が消えて美味しくなったように感じます。

また、カレーには多くの香辛料が使用されています。そのため、青汁をカレーに入れると青臭さが消され、入っていることがわからなくなります。このようなことから、青汁を子どもに食べさせたいときにオススメの手法です。

子供と作れる青汁のアレンジレシピ

前述のように、青汁は飲み物や食べ物などに混ぜることで摂取しやすくなります。そのため、このようにすることによって、子供に気付かれないように飲ませることができるようになります。

また、このような青汁を使用した料理は、あえて子供と一緒に作ることもおすすめです。というのも、前述のように、苦味が美味しく感じられるようになるためには、「苦味」と「良い経験」を結びつけることが大切です。そして、多くの子供は、親と一緒に料理を作ることを楽しみ、自分で作った料理を美味しく食べます。

このとき、味に大きな影響を与えない程度の青汁を料理に入れると、青汁そのものへの抵抗感を減らすことにつながります。また、このような機会があると、調理中に青汁の健康効果について子供と会話することができます。このようなコミュニケーションも、青汁への抵抗感をなくすきっかけの1つとなります。

このように、子供に青汁を飲ませたいのであれば、青汁の味を隠すだけではなく、青汁への抵抗感を減らすということも大切です。そのため、青汁を使用した料理を一緒に作ってみることをおすすめします。

青汁ニョッキ

ニョッキとは、じゃがいもと小麦粉を混ぜて作った生地を小さく切って茹でたものをいいます。

このようなニョッキは、まずじゃがいもを茹でて潰して作ります。そして、じゃがいもがなめらかになったところに、薄力粉と青汁を混ぜます。このとき、小麦粉の量はじゃがいもの1/5程度の重さが目安です。また、薄力粉の代わりに強力粉を入れるともちもちした触感になります。

このようにしてじゃがいもと小麦粉を混ぜたら、じゃがいも500gに対して1個の卵を混ぜます。このとき、生地は捏ねずにさっくり混ぜるようにします。特に、強力粉を使用して捏ねると生地が固くなりやすいです。そのため、ゴムベラなどで切るように混ぜましょう。

このようにして生地ができたら、まな板に打ち粉をして、生地を転がしながら棒状にしていきます。そして、2~3cm程度の細さになったら、包丁で一口サイズに切っていきます。

このようにして一口サイズに切ったら、生地にフォークを押し当てて模様をつけます。そして、すべての生地にフォーク跡をつけ終えたら、塩を入れたお湯で茹でます。生地が浮き上がってきたら茹で上がりの合図です。

このように、ニョッキは「潰す」や「フォークで跡をつける」など、子供が手伝いやすい手順が多くあります。そのため、子供と一緒に作るのにおすすめなレシピです。

また、このようにして作ったニョッキは、クリームソースとの相性が良いです。そして、このようなソースと混ぜると、青汁の味がよりわかりにくくなります。

青汁餃子

青汁は、餃子の皮に混ぜるのもおすすめです。このような皮は、同量の薄力粉と強力粉、少々の塩を混ぜることによって作ることができます。

例えば、4人分の餃子を作るのであれば、これらの粉を100gずつ混ぜ、粉末青汁を入れます。そして、100ccの湯を入れ、箸などでざっくり混ぜます。そして、水分が生地全体に行き渡ったらで、手で捏ねてまとめます。

このようにして生地が一つにまとまったら、ラップをかけて乾かないようにして30分程度寝かせます。その後、餃子の皮状に成形します。

例えば、皮を一口大にちぎって、綿棒で薄く伸ばして丸く成形します。このようにすると、手間がかかる一方で生地が余ることはありません。また、生地をまとめて薄く伸ばし、茶碗などで丸くくり抜くという方法もあります。このような手法では、均一な生地が素早くできる一方で、生地の余りが生じます。

そして、このようにして作った生地で餃子の具を包み、茹でたり焼いたりして完成です。このときの具は、ニラや塩もみした白菜またはキャベツなどとひき肉を混ぜ合わせて作ります。また、餃子の具には、あらかじめ塩や砂糖、醤油などで下味をつけると、全体の味がまとまりやすくなります。さらに、青汁は、生地ではなく具に入れても味が目立たなくなります。

このように餃子にも、捏ねたり伸ばしたり、具を包んだりなど、子供が手伝えるような手順がたくさんあります。そのため、休みの日などには、青汁を混ぜた餃子を一緒に作ってみることをおすすめします。

青汁プリン

プリンは、子供と一緒に作る簡単スイーツの代表格です。そして、プリンは甘味やうま味だけではなく、カラメルソースによる苦味もあります。そのため、青汁をプリンに混ぜると、青汁の苦味が目立ちにくくなります。

このような青汁プリンは、ゼラチンで固める生プリンではなく、蒸したり焼いたりして作ることをおすすめします。というのも、すでに述べたように、青汁の青臭さは加熱することによって減少します。そのため、青汁プリンは、加熱して作った方がより食べやすく仕上がります。

具体的には、卵1個に対して牛乳100ccと砂糖を加えてプリン液を作ります。このとき、砂糖の分量は「作りたい味よりも少し甘め」にすることがおすすめです。こうすることによって、ちょうどいい味に仕上がりやすいです。

そして、このようなプリン液に、青汁を少しだけ入れて、なめらかになるまで濾します。その後、作ったプリン液を容器に入れ、蒸し器で蒸したり、オーブンで焼いたりします。このとき、オーブンで焼く際は、スチーム機能を使用すると簡単に作ることができます。

スチーム機能のないオーブンでは、水を張ったバットなどにプリンを入れた容器を入れ、160℃で30分程度焼き上げます。このとき、焼き時間は水の量や作る個数、オーブンの機能などによって異なるので、様子を見ながら焼くことをおすすめします。

また、カラメルソースは、まず水と砂糖を鍋に入れて火にかけます。このとき、水の量は、砂糖における体積の1/4程度が目安です。そして、砂糖が焦げてきつね色になったら、大さじ1杯程度の熱湯を入れてよく混ぜ、ソースが均一になったら出来上がりです。

青汁いももち

いももちとは、茹でて潰したじゃがいもと片栗粉を混ぜた生地を焼いたものです。そして、このようないももちは、みたらしタレで食べることが多いです。そのため、いももちは青汁を混ぜても苦味が目立ちにくく、もちもちした食感が子供に好まれやすいため毎日のおやつに適しています。

このようないももちは、じゃがいも1個に対して片栗粉を大さじ1程度使用します。まず、じゃがいもを茹でて潰し、全体がなめらかになり粗熱が取れたタイミングで片栗粉を混ぜます。このとき、青汁粉末を少量混ぜます。そして、粉っぽさがなくなり、耳たぶくらいの柔らかさになったら、一口大に成形します。

このようにして作った生地は、油を引いたフライパンで両面焼きあげます。そして、醤油や砂糖、みりんなどを煮詰めて作ったみたらしタレを塗ると完成です。

そして、このような調理手順のうち、潰したり捏ねたり、丸めたりする作業は子供に任せましょう。そうすることによって、出来上がったいももちをより美味しく味わってくれるはずです。

青汁ティラミス

一般的に、ティラミスは作るのが難しそうに見えるお菓子です。実際に、ティラミスを正しい手順で作るためには、スポンジケーキやマスカルポーネチーズのクリーム、コーヒーシロップなどをそれぞれ作る必要があり、かなり手間がかかります。

ただ、市販のマシュマロやビスケットなどを使用して作ると、子供でも簡単に作れるようになります。そして、ティラミスはクリームチーズやコーヒーなどを使用します。そのため、これらに含まれるうま味や酸味、甘味、苦味などによって青汁の苦さが感じにくくなります。

このような青汁ティラミスは、まず、市販のビスケットを細かく砕きます。このとき、ビスケットは袋などに入れて叩くと簡単に砕くことができます。このようにして砕いたビスケットは、ガラスコップなどの容器の底に敷き詰め、濃いめに入れたコーヒーと青汁を染み込ませておきます。このとき、コーヒーを入れずに青汁だけで作ると、抹茶ティラミスのような風味に仕上がります。

また、クリームチーズ100gとマシュマロ10個程度を耐熱容器に入れ、レンジで加熱します。このとき、加熱時間は1分30秒~2分を目安にし、マシュマロが膨らんできたタイミングで加熱をやめます。そして、加熱したクリームチーズとマシュマロをしっかり混ぜ、なめらかな状態にして容器に流し入れます。

このようにして流し入れたティラミス液は、冷蔵庫に入れて1~2時間ほど経つと固まります。そして、食べる直前にココアパウダーを振って出来上がりです。

このように、正しい手順を踏んで作ると難しいティラミスであっても、市販のお菓子を使うと簡単に作ることができます。そして、市販のお菓子が別のお菓子になる様子は、子供にとっても面白いものです。そのため、子供の食育のためにも、一度青汁入りのティラミスを手作りしてみることをおすすめします。

このように、青汁はお菓子や食事などのさまざまな料理に利用することができます。そして、このような料理を子供と一緒に作ることで、子供の食への関心を高めることができ、青汁への抵抗感を減らすことができます。

そして、今回で挙げたものは、青汁と相性が良いものの一例です。というのも、すでに述べたように、青汁は野菜で作られます。そのため、青汁と合う料理は他にもたくさんあります。そのため、美味しく青汁を継続したいのであれば、さまざまなものに青汁を混ぜてみて、自分に合った飲み方や食べ方を見つけることが大切です。

また、子供に青汁を飲ませたいのであれば、一緒に試行錯誤してみることをおすすめします。そうすることによって、子供との自然なコミュニケーションが生まれるようになり、青汁を「日常的なもの」として受け入れてくれるようになるはずです。