誰にでも、忘れてしまいたい記憶はあるものです。一方で、決して忘れてはいけないこと、忘れたくない記憶もあるはずです。

例えば、パートナーや子ども、親しい友人などの「大切な人」を忘れたいと思う人はいないでしょう。また、自分が得意なことや好きなことなども、忘れたくない記憶となっているはずです。

ただ、このような忘れたくない記憶であっても、自分の意識とはうらはらに忘れていくことがあります。それが、認知症です。

というのも、認知症を発症すると、好きだったはずのことに対しての興味が失われていき、日常的に行えていたさまざまなことがわからなくなっていくためです。

そして、病気が進むと、大切な人の顔を認識できなくなり、会話する能力も失われていきます。このようなことから、認知症は「自分自身がどんどん失われていく病気である」といえます。

このような認知症は、決定的な治療方法がないことで知られています。ただ、認知症は生活習慣によって発症リスクを下げたり病気の進行スピードを遅くしたりすることができます。

そして、青汁には、このような認知症の予防に効果的な成分が豊富に含まれています。そのため、青汁を生活に取り入れることによって、認知症を発症しにくくしたり病気の進行を遅くしたりすることが期待できます。

そこで、ここでは青汁が認知症予防に効果的な理由について解説していきます。

物忘れと認知症の違い

「認知症」と聞くと、多くの人が「物忘れが激しくなる病気である」と認識していることでしょう。そのため、物忘れが激しくなってきたら、認知症を疑う人が少なくありません。

ただ実際には、「認知症による物忘れ」は、「一般的な物忘れ」とは大きく異なります。これは、認知症とは「脳の機能障害」であるためです。

というのも、わたしたちは「見たもの全て」を覚えているわけではありません。人間の脳は、視覚や聴覚などから受け取った情報のうち、「必要性の高いもの」を選別して「記憶の貯蔵庫」にしまっています。

このとき、選別中の記憶は、脳内の「海馬」という部分に一時的に保存されます。このような記憶を「短期記憶」と呼びます。そして、海馬が記憶を「重要である」と判断すると、記憶の貯蔵庫である「大脳皮質」に片付けられて「長期記憶」となります。

このようにして長期記憶となった記憶は、海馬が必要に応じて引き出します。

このとき、一般的な物忘れでは、情報を貯蔵庫にしまったり記憶を引き出したりする能力が低下します。これは、疲労などによって脳の機能が一時的に低下することによって起こります。そのため、健康的な人でも起こる物忘れでは、覚えづらくなったり思い出しづらくなったりします。

ただ、このようにして記憶力が低下しても、学習を繰り返すと記憶が定着して覚えられるようになります。また、思い出すためのヒントが与えられると、スムーズに記憶を引き出せるケースが多いです。

これに対して、認知症は、覚えること自体ができなくなったりヒントを出されても思い出すことができなくなったりします。そのため、認知症になると、本人にとっては「思い出せない」のではなく「記憶を持ち合わせていない」という現象が起こるようになります。

また、通常、家電の操作や自転車の運転などの「体で覚える記憶」は、一度覚えたらほとんど忘れることがありません。

ただ、認知症になると、このような「体の記憶」も失われていきます。そのため、認知症を発症すると、使い慣れた家電が使えなくなったり自転車に乗れなくなったりします。そして、病気が進行すると、まともに歩くことができなくなっていきます。

このように、認知症における「物忘れ」は、一般的な物忘れとは大きく異なります。そのため、「物忘れが激しくなってきた」という自覚がある人は、どのような物忘れが生じているかをしっかり見極めることが大切です。

認知症が起こるメカニズム

前項で述べたように、一般的な物忘れでは、時間をかけたりヒントをもらったりすることによって思い出すことができます。

一方で、認知症による物忘れでは、忘れたこと自体を忘れてしまうため思い出すことはできません。これは、認知症が「脳の細胞が死ぬことによって生じる病気」であるためです。

というのも、わたしたちは、脳内のさまざまな神経細胞がそれぞれ働くことによって記憶したり思い出したりすることができます。

このような脳の神経細胞は、疲労やストレスなどによって働きが低下するため、健康な人であっても一時的に記憶力が低下することがあります。

ただ、脳の神経細胞が何らかの理由によって死んでしまうと、神経細胞が死んだ部分の機能が失われていきます。例えば、前述した海馬の細胞が死ぬと、新しい情報を長期記憶に移行することができなくなります。すると、新しく物を覚えることができなくなります。

また、脳内の視覚を司る「後頭葉」という部分の細胞が死ぬと、正常な視覚が失われて「そこにないもの」が見えることがあります(幻視)。

通常、このようにして認知症が発症すると、「脳の神経細胞が死んでいる部分」が徐々に広がっていきます。そのため、認知症の初期には「軽い記憶障害」や「幻視」などの症状しかなくても、病気が進行するとともに運動機能や言語機能などが失われていきます。

そして、これらの機能が失われると、まともに歩くことができなくなったり人とコミュニケーション取れなくなったり、また食事を取ることができなくなったりして、最終的には寝たきり生活とってしまいます。そのため、認知症が重症化すると、介護なしには生きられない身体となります。

認知症を疑うべき自覚症状

多くの人が認識しているように、認知症には記憶障害を伴うことがほとんどです。そのため、認知症を発症すると、家族や親しい友人などと話が噛み合いにくくなります。このようなことから、身近な人の話と自分の記憶が食い違っていることが増えたら認知症を疑うべきであるといえます。

また、認知症の種類によっては、発症の初期段階から幻視が現れることがあります。そのため、自分には見えているものが他人に見えない場合にも、認知症を疑う必要があります。

そして当然のことながら、幻視によって見えているものは、実際には存在していません。そのため、見えているものに触れなかったり、見えたり見えなくなったりしたりするなどの現象を感じた場合は、医療機関を受診するようにしましょう。

さらに、認知症の症状には、判断力の低下や自分の置かれている環境がわからなくなる(見当識障害)などの症状も現れます。そのため、認知症を発症すると、普段であれば迷わずできていたことができなくなったり、日時や今いる場所などがわからなくなったりします。

このようなことから、急に料理や仕事などの手順がわからなくなったり、通い慣れた道で迷ったりなどの症状があれば、認知症である可能性が高いといえます。

このように認知症には、患者本人が自覚できるさまざまな症状があります。そして、このような自覚症状の特徴を知っておくと、認知症の発症にいち早く気づくことができます。

そのため、上記のような症状が現れたら、医療機関を受診するようにしましょう。そうすることによって、悪化を抑えたり症状の進行を緩やかにしたりすることができ、健康的な生活を送れる期間が長くなります。

周囲の人が気付ける認知症の症状

前述のように、認知症には本人が自覚できる症状があります。とはいえ、認知症の症状に関する知識がないと、前述したような症状が出ても、本人が「単なる物忘れ」や「勘違い」などと判断してしまうことがあります。

一方で、認知症の症状は、親しい人であれば違和感を覚えるものが多いです。そのため、認知症を早期に発見して悪化を抑えるためには、周囲の人間も認知症の症状について知っておくことが大切であるといえます。

例えば、前述したように、認知症の中には、発症すると短期記憶ができなくなるものがあります。そのため、相手が「話した内容を覚えていない」のではなく、「話したこと自体を覚えていない」という場合には、認知症を疑う必要があります。

また、短期記憶ができなくなることによって「物を片付けたこと」を忘れてしまうと、本人は「ここにあるはずのものがない」と認識することがあります。すると、「誰かが盗った」などの被害妄想に発展しやすくなります。

さらに、認知症では、イライラしたり怒りっぽくなったりなどの精神症状や、落ち込みが激しくなったり無気力になったりなどの「うつ病に似た症状」が現れることがあります。これは、「気持ち」を形作っているのが脳の細胞であるためです。

というのも、前述のように認知症は、脳の神経細胞が死ぬことによって発症します。そして、このようにして脳の細胞が死ぬと、「感情を起こす能力」も低下しやすくなります。そのため、認知症を発症すると、精神的な症状が現れやすくなります。

このような認知症に伴う精神症状の現れ方は、人それぞれ違います。これは、人によって性格や感じ方などが異なるのと同様に、神経細胞の死によって生じる感情の種類が人によって違うためです。

例えば、怒りっぽい性格の人は、もともと脳の「怒りを抑える機能」が働きにくかったり、怒りスイッチが入りやすかったりするということになります。このような人が認知症を発症すると、脳機能が低下することによってこのような精神症状が強く現れやすくなることがあります。

また、認知症を発症する前はポジティブな性格をしていても、脳の神経細胞が死ぬことによって「気分を向上させる機能」が働きにくくなると、落ち込みやすくなったり無気力になったりすることがあります。

このように、認知症によって伴う精神的な症状は、性格や環境などによって大きく異なります。とはいえ、認知症による精神症状は、「感情のバランスが極端に悪くなる」という共通点があります。

そのため、怒りっぽくなったり無気力になったりわがままになったりなどの症状が急に生じた場合、認知症である可能性があるといえます。

また、「さっきまで笑っていたのに急に怒る」などのように、感情の起伏が激しくなる場合も、認知症による脳の機能障害を疑う必要があります。

認知症の種類と主な原因

前述のように、認知症にはさまざまな症状が伴います。そして、認知症は早期に発見して治療することが大切な病気です。そのため、これまでに述べたような「認知症の症状」を知っておくことは、認知症の進行を抑える上でとても大切であるといえます。

とはいえ、認知症にはさまざまな種類があり、それぞれ原因やかかりやすい人の傾向などが異なります。そのため、認知症を早期に発見するためには、認知症の種類と主な原因を知っておくことが大切です。

アルツハイマー型認知症

すでに述べたように、認知症にはさまざまな種類があります。その中でもアルツハイマー型認知症は、もっとも有名な認知症の1つといえます。

実際に、アルツハイマー型認知症は、認知症の中でもっとも多いタイプであり、全体の約6割を占めているといわれています。そのため、「認知症=アルツハイマー」という認識をもつ人は少なくありません。

このようなアルツハイマー型認知症は、患者数が年々増加傾向にあり、2050年には2017年の約3倍にまで膨らむと予想されています。また、男性よりも女性の患者のほうが多い病気として知られています。

さらに、アルツハイマー型認知症は遺伝するということがわかっています。そのため、親族にアルツハイマー型認知症を発症した人がいるのであれば、自身もアルツハイマー発症リスクが高いといえます。

アルツハイマー型認知症は、脳内に「特定のタンパク質」が溜まり、それによって脳の神経細胞が死ぬことで発症することがわかっています。ただ、このような「特定のタンパク質」が発生する原因は特定されていません。

通常、このようなアルツハイマー型認知症の初期段階では、海馬の細胞が壊されていきます。そのため、このタイプにおける認知症の初期には、「会話した事実」や「物を片付けた事実」などを忘れるという症状が起こりやすくなります。

また、海馬の細胞が死ぬと、必要に応じて記憶を引き出すこともできなくなります。そのため、料理や掃除などの手順や道順などを忘れてしまい、日常生活が困難になっていきます。

そして、このようにして病気が進行していくと、脳内のさまざまな部位が病気に冒されていきます。すると、感情の抑制が効かなくなったり、身体の機能が低下したりします。

このようにして終末期を迎えると、寝たきりとなって介護なしでは生きていけなくなります。また、食べ物をうまく飲み込めなくなったり呼吸が正常に行えなくなったりするため、生命の維持が困難になっていきます。

このように、アルツハイマー型認知症は、病気が進行すると最終的には死に至ることになる怖い病気です。このようなことから、アルツハイマー型認知症は、「発症しにくい生活習慣と送ること」と「早期に発見すること」が大切な病気であるといえます。

そして、アルツハイマー型認知症では、超初期症状として「臭いがわからなくなる」という症状が現れることがわかっています。そのため、急に嗅覚が鈍くなってきたと感じたら、早めに病院にかかるようにしましょう。

レビー小体型認知症

レビー小体型認知症は、女性よりも男性が発症しやすいことで知られており、「男性におけるレビー小体型認知症の患者数は、女性の約2倍である」というデータがあります。

レビー小体型認知症では、「レビー小体」と呼ばれるタンパク質の滞留によって脳の神経細胞が減少していきます。そして、アルツハイマー型認知症の症状は「物忘れ」が多いのに対し、レビー小体型認知症では「幻視」や「筋肉のこわばり」などが発現しやすいといわれています。

そのため、レビー小体型認知症を発症すると、実際には存在しない物が見えることがあります。また、うまく歩けなくなったり、表情が硬くなったり、細かい作業が行いにくくなったりします。

また、レビー小体型認知症では、症状にムラがあることで知られています。例えば、調子の良いときでは、健常者と同じように考えたり行動したりすることができます。

一方で、調子が悪いときには、前述したような症状が現れて日常生活が送りにくくなることがあります。そのため、レビー小体型認知症は、理解のない人から「甘え」という扱いを受けることがあります。

このようなレビー小体型認知症も、アルツハイマー型認知症と同様に、根本的な原因や感知のための治療法などが判明していません。そのため、このタイプの認知症も、予防と早期発見が大切であるといえます。

脳血管性認知症

これまでに述べたように、アルツハイマー型やレビー小体型など認知症は、脳内に特殊なタンパク質が溜まることによって発症する病気です。これに対して、脳血管性認知症は、脳内の血管が詰まることによって発症します。

脳内の血管が詰まると、「血管の詰まり」より先の組織に酸素や栄養素などが届けられないことになります。このようにして細胞が酸素・栄養不足になると、細胞が死んで組織の機能が低下します。

このような現象が海馬に起こると、記憶障害などの症状が発現します。また、脳内の「感情をコントロールする部分」が酸素・栄養不足によって壊れると、感情の抑制が行いづらくなり、すぐに起こったり泣いたりなどの症状が起こりやすくなります。

このような脳血管性認知症は、「高血圧」や「糖尿病」などの生活習慣病の合併症で起こることが多いです。というのも、これら生活習慣病は「血管の詰まり」を起こしやすくする病気であるためです。

そのため、脳血管性認知症を防ぐためには、生活習慣病にかからないような「健康的な生活」を送ることが大切であるといえます。

アルコール性認知症

多くの人が知っているように、お酒の飲み過ぎはさまざまな病気の原因となります。そして、アルコールの過剰摂取は、認知症の原因にもなります。

というのも、アルコールを摂り過ぎると、脳内の血管が切れやすくなります。これは、アルコールには血圧を上昇させたり血液を固まりにくくしたりする作用があるためです。

このようにして脳内で出血が起こると、出血した部分より先の組織に血液が流れにくくなります。すると、血管が詰まったときと同様に、脳内の細胞が死んで認知症が発症しやすくなります。

また、摂取したアルコールを分解する際には、ビタミンB1が消費されます。ただ、このようなビタミンB1は、脳がエネルギーを作り出すときに必要とする栄養素です。

そのため、アルコールの過剰摂取によってビタミンB1が不足すると、脳内がエネルギー不足となって脳の機能低下が起こりやすくなります。そして、このような状態が慢性化すると、アルコール性認知症を発症することになります。

青汁には認知症予防効果が期待できる

これまでに述べたように、認知症は予防と早期発見が大切な病気です。

特に、食事の内容は脳の機能に大きな影響を与えます。そのため、認知症を防ぎたいのであれば、食事の質に気を配ることが大切です。

とはいえ、現代の日本には、食生活が乱れている人が多いです。そして、このような人のほとんどは、忙しさなどの「やむを得ない事情」によって、健康的な食生活を送れない状況になっています。

このような中、青汁は「健康的な食生活を補助する健康飲料」です。そのため、青汁を生活に取り入れると、以下のような成分を摂取することができ、認知症の発症リスクが下がりやすくなります。

野菜に含まれている栄養素がたっぷり含まれている

わたしたちの身体は、食べたもので作られています。そのため、食べ物が偏ると、「体の材料不足」が起こってさまざまな不調が現れやすくなります。

これと同様に、偏食によって摂取する栄養が偏ると、認知症の発症リスクが高まります。実際に、ビタミンB群やビタミンC、βカロテンなどビタミン類や、カルシウムや亜鉛、鉄などのミネラル類の摂取量が足りない人は、認知機能が低下しやすくなることがわかっています。

そして、現代の日本では、これら栄養素の摂取量が不足している「潜在的な栄養失調」の人が増えているといわれています。これは、現代的な生活を送っている日本人は、野菜の摂取量が少ないためです。

というのも、外食や惣菜などの「手軽に食べられる食品」には、野菜があまり含まれていません。そのため、野菜をたくさん食べるためには、自炊する必要があります。

とはいえ、自炊するためにはまとまった時間と調理の技術が必要です。そのため、多くの人が野菜不足を自覚しながらも改善できない状況にあります。

このような中、青汁は野菜を原料とした健康飲料です。また、大手メーカーによる市販青汁の中には、栄養価の高い野菜をそのまま粉砕しているものがあります。そのため、青汁には野菜が含む栄養がたっぷり詰まっています。

このような栄養満点の青汁を生活に取り入れれば、普段野菜の摂取量が不足している人であっても野菜の栄養を補いやすくなります。そのため、青汁を習慣的に飲むと、栄養不足による認知症の発症を防ぎやすくなるといえます。

生活習慣病予防に効果的な成分が含まれている

すでに述べたように、糖尿病や高血圧などの生活習慣病は、認知症の原因となります。そのため、認知症を防ぐためには、これら生活習慣病を予防することが大切であるといえます。

このような生活習慣病は、その名の通り、生活習慣によって発症リスクが高まる病気です。特に、食事の内容は、生活習慣病の発症に深く関与しています。

例えば、「高血圧予防のためには塩分の摂取量を控える必要がある」ということは、多くの人が知っています。これは、塩分に含まれるナトリウムには、体内に溜まると血液量を増やす作用があるためです。

このようにして血液の量が増加すると、その分だけ血管にかかる圧力が高くなります。すると、血管がダメージを負って硬くなっていきます。

また、糖尿病は、「飽和脂肪酸」という脂質や糖質などの過剰摂取によって発症リスクが高くなります。

これらの脂質・糖質は、食肉や洋菓子、ご飯、パンなどの「日常的に食べられている食品」に多く含まれています。そのため、現代の日本人は、これら食品の摂り過ぎによって糖尿病を発症している人が少なくありません。

このような糖尿病では、血液中にたくさんの糖が流れている状態となります。このような血液中の糖は、血管にダメージを与えて血管を硬くしていきます。

このように、糖尿病や高血圧などの生活習慣病を発症すると、血管が硬くなりやすくなります。そして、このようにして血管の伸縮性が失われていくと、血液の流れに耐えきれず破れてしまったり、血液中に含まれる固体成分が詰まったりしやすくなります。

そして、このような現象が脳内で起こると、認知症が発症しやすくなるということは前述したとおりです。

このような中、青汁にはこのような生活習慣病の予防に効果的な成分が豊富に含まれています。

例えば、青汁に含まれているカリウムには、余分なナトリウムを体外へ排出する働きがあります。そのため、食事と一緒に青汁を飲む習慣をつけると、ナトリウムの過剰摂取による高血圧が起こりにくくなります。

また、植物性食品にしか含まれない成分である食物繊維には、脂質や糖質などの吸収を抑える働きがあります。そのため、食物繊維が豊富に含まれている青汁を飲むと、食品中に含まれる脂質・糖質が吸収されにくくなることによって糖尿病の発症リスクが下がるといえます。

さらに、前述のように、糖尿病を発症すると血管が硬くなりやすくなります。そして、このようにして血管を硬くするのは、主に「終末糖化産物(AGE)」と呼ばれる物質です。

このようなAGEは、血液中の糖がタンパク質と反応することによって生じる物質です。このとき、AGEは「活性酸素」という物質の作用を借りて発生します。そのため、AGEによる血管の硬化を防ぐためには、活性酸素を効率的に消去することも大切であるといえます。

そして、青汁には、このような活性酸素を消去する働きのある抗酸化物質が豊富に含まれています。また青汁は、体内で活性酸素を消去する働きを担っている「抗酸化酵素」の材料となる栄養素も含んでいます。

そのため、青汁を習慣的に飲むと、体内における抗酸化力が高まることによってAGEの発生を減らすことができるといえます。

このように、青汁には、認知症の原因となる生活習慣病を予防するのに効果的な成分が多数含まれています。そのため、青汁を飲むと、生活習慣病による認知症の発症リスクが下がりやすくなるといえます。

青汁に含まれているポリフェノールには脳機能を改善する効果が確認されている

市販の青汁には、ケールや大麦若葉などの「栄養価の高い野菜」を原料としています。したがって、市販の青汁は栄養素を効率的に補給することができるため、認知症の発症を効果的に予防しやすい飲料であるといえます。

また、このような市販青汁の中でも、「明日葉」を原料としたものは物忘れ防止の効果が高いといわれています。これは、明日葉には、脳内の細胞を増やしやすくする働きのある「クマリン」という成分が含まれているためです。

クマリンとは、ポリフェノールの一種であり、セリ科やみかん科などの植物に多く含まれている成分です。このようなクマリンには、脳内の「NGF(神経成長因子)」というタンパク質の産生を増やす働きがあることが確認されています。

このようにして脳内でNGFが増えると、脳内の細胞が作られたり、脳内の神経が修復されたりしやすくなります。そのため、脳の神経細胞の新生を活性化するクマリンには、認知症を予防したり改善したりする効果が期待されています。

このように、青汁には認知症の予防に役立つさまざまな栄養素・成分が豊富に含まれています。そのため、青汁を習慣的に飲むことによって、大切な人を忘れてしまったり好きだったはずのことができなくなったりなどの「悲劇」が起こるリスクを下げることができます。

また、認知症患者の介護は、気力と体力を消耗する大仕事です。このとき、介護者が家族である場合、家族が「大切な人が自分を忘れていく」や「大切な人から罵声を浴びせられる」などのつらい経験をすることになります。

当然のことながら、認知症患者は、相手を傷つけようとしてこのようなことをするわけではありません。そのため、このような状況は、患者と家族双方に辛く悲しい現実となることに間違いありません。

このような悲劇を防ぐためにも、青汁は家族で飲むことをおすすめします。そうすることによって、家族みんなが健康になり、心配事の少ない心地良い日々を送れるようになります。