青汁はさまざまな健康効果のある飲み物です。

例えば、青汁には便秘を解消したり、ダイエットを助けたりする成分が多数含まれています。そのため、青汁を継続して飲むと、これらの症状が改善されやすくなります。

また、便秘や肥満などは、体の不調や病気などの原因となります。そのため、青汁を習慣的に飲むようにすると、これらを原因とする不調や病気なども起こりにくくなります。

そして、青汁は「妊活中」の女性にもおすすめな健康飲料です。これは、青汁には、妊娠しやすい身体作りを助ける成分が多数含まれているためです。

そこで、ここでは「妊活中の女性が青汁を飲むメリット」について詳しく解説していきます。

社会的な問題となりつつある「不妊」

日本では、不妊に悩むカップルが少なくありません。実際に、カップルの7組に1組が不妊であるという報告があります。

日本産婦人科学会では、不妊を「健康な男女が避妊することなく夫婦生活を行っているにもかかわらず、1年間妊娠しないこと」と定義しています。また、WHOのデータでは、このような不妊の原因が女性のみにあるケースが約4割、男性のみにあるケースが約2割、男女ともにあるケースが約2割となっています。

そして、日本では、このような不妊症の人が世界平均の1.8倍程度いるといわれています。つまり、日本では「子供が欲しくても授からない」という人が珍しくないのです。

ただ、このような不妊の現実は、「子供がほしい」と思ったときに初めて認識されます。そのため、「避妊をしなければ自然と子供ができる」と思い込んでいる人が多く、「不妊」という問題にぶつかるまで健康に配慮していないことも少なくありません。

「避妊しなければ妊娠する」というわけではない

近年では、「妊活」という言葉が一般的になってきています。実際に、「妊活」という単語は、インターネットや雑誌などだけではなく、テレビ番組やテレビCMなどでも使われるようになっています。

また、芸能人の中には、「妊娠するための休業」、いわゆる「妊活休業」を行う人も増えています。そして、休業をしていないものの、前向きに妊活している状態である「ベビ待ち」を宣言している人も少なくありません。

このように、現在の日本では、「妊活」や「ベビ待ち」などの言葉を使って「妊娠しようとしている」ということを明らかにする人が増えています。

このとき、妊活を経験したことがない女性や男性などの中には、「妊活している=性交渉の際に避妊をしていない」ということであると思う人がいます。

ただ、実際には、「避妊をしない性交渉」をしたからといって、妊娠するとは限りません。これは、妊娠が成立して出産に至るまでには、さまざまな条件が揃う必要があるためです。

このようなことから、「妊活」という言葉は、「妊娠しやすい体を作る」という「体質改善」の意味合いを含んでいるといえます。

そして、「妊活」という言葉が頻繁に使われるようになったということは、その分だけ「体質改善をしなければ妊娠しない」という人が増えたとも考えられます。そのため、現在の日本は、「無意識に暮らしていると不妊になりやすい環境にある」ということができます。

不妊体質となる原因

不妊は、さまざまな原因によって起こります。例えば、「子宮のできもの」である「子宮筋腫」があると、受精卵が子宮に根付きづらくなるため妊娠しにくくなります。

また、卵子の通り道である「卵管」が何らかの理由によって詰まると、精子が卵子と出会いにくくなるため、妊娠しづらくなります。

このように、子宮などの女性器に問題が生じていると、不妊になりやすくなります。そして、このような理由による不妊を治療するためには、専門の医療機関にかかる必要があります。

ただ一方で、女性器が健康である人であっても、以下のような理由によって不妊となることがあります。

加齢による老化

妊娠が成立するためには、卵子と精子が出会って受精卵となり、子宮に着床する必要があります。このとき、卵子が「老化」した状態だと、受精卵になりにくかったり着床しづらかったりします。

というのも、原始卵胞の中には、「卵母細胞」が入っています。卵母細胞は、成長すると卵子となります。そして、このような卵母細胞は、胎児期に一生分が作られ、それ以降増えることはありません。

このような卵母細胞は、排卵のタイミングまで活動を休止しています。そして、卵胞刺激ホルモンが分泌されると、卵巣内にある卵母細胞のうち、いくつかが刺激されて活動を再開します。このようにして卵母細胞が成熟を始めると、「減数分裂」を行って卵子となります。

通常、人間の細胞は23対46本の染色体をもっています。そして、このような細胞が分裂すると、23対46本の染色体をもった細胞が2つになります。

これに対して、減数分裂とは、23対46本は減数分裂とは、23対46本の染色体を23本にするための分裂です。

というのも、卵子は精子と合体して1体の人間となります。そのため、卵子や精子などのもととなる細胞は、受精卵となったときに染色体が23対46本となるように、染色体の数を半分にする分裂を行います。

このような減数分裂は、通常の細胞分裂に比べて、分裂が完了するまでの過程が多いです。そのため、細胞が老化していると、上手に分裂できずに染色体の数が正常ではなくなりやすいです。

このようなことから、減数分裂に失敗した卵母細胞は、染色体異常をもつ卵子となります。そして、このような卵子は正常な機能をもっていないため、受精しづらいです。

また、受精しても着床できなかったりうまく育たなかったりします。つまり、卵母細胞が老化していると、妊娠が成立しづらくなるということです。

そして、このような卵母細胞の老化による不妊は、35歳を超えると増えてくることがわかっています。このようなことから、35歳以上になると、妊娠しにくくなるといわれています。

ストレス

女性が子どもを授かるためには、月経周期に関与しているホルモンが正常に分泌されている必要があります。というのも、成熟期の女性に毎月起こる月経周期は、さまざまな女性ホルモンの働きによって生じています。

具体的には、月経が始まる頃、脳内の「下垂体」という部分から「卵胞刺激ホルモン(FSH)」が分泌され始めます。このホルモンは、血液にのって卵巣まで運ばれ、いくつかの「原始卵胞」を刺激します。

すると、刺激を受けた原始卵胞のうち1つが成長し始め、「卵胞ホルモン(エストロゲン)」を分泌し始めます。このホルモンには、妊娠に備えるために子宮内膜を厚くする作用があります。

そして、卵胞によるエストロゲンの分泌量がピークを迎えると、この情報を視床下部がキャッチします。そして、脳下垂体に「黄体化ホルモン(LH)」を分泌するように指示します。

このようにして分泌された黄体化ホルモンは、性欲を生み出します。また、このホルモンが卵巣に届くと、成熟した卵胞が刺激を受けて卵子が飛び出ます。このような現象を「排卵」といいます。

そして、卵子を放出した卵胞は「黄体」という黄色い組織になり、「黄体ホルモン(プロゲステロン)」を分泌し始めます。このホルモンには、子宮内膜を着床に適した状態に整える働きがあります。このようにして妊娠に備えた子宮の内膜に受精卵が着床すると、妊娠が成立します。

また、卵子が精子と出会わなかったり、受精卵がうまく着床できなかったりすると、妊娠せずに厚くなった子宮内膜が剥がれ落ちて体外へ排出されます。このような現象を「月経」といいます。

このように、月経周期には、さまざまな女性ホルモンが関与しています。そして、毎月月経が起こっているからといって排卵も起こっているとは限りません。例えば、なんらかの理由によって、卵胞刺激ホルモンや黄体化ホルモンなどの働きが弱くなると、排卵が起こらないまま月経が生じることがあります。

そして、排卵が行われないと、受精することができないため妊娠には至りません。そのため、妊娠するためには、排卵に関与するホルモンが正常に働いてホルモン同士のバランスが適切である必要があります。

このような中、ストレスはホルモンバランスを乱れさせやすくすることがわかっています。これは、視床下部が「ホルモン分泌の指令」だけではなく「ストレスの感知」という役割も担っているためです。

そのため、強いストレスを感じたり長期に及ぶストレスがあったりすると、視床下部によるホルモン分泌の指令がうまく行われにくくなり、ホルモンバランスが乱れやすくなります。

また、ストレスを感じると、「コルチゾール」というホルモンが分泌されます。このとき、このようなコルチゾールと女性ホルモンは、「コレステロール」を材料に作られます。

そのため、強いストレスによってコルチゾールがたくさん分泌されると、女性ホルモンの材料となる分のコレステロールが足りなくなりやすいです。すると、女性ホルモンが作られにくくなり、妊娠しづらい身体となります。

血行不良

妊娠しやすい身体を作るためには、血流を良くすることも大切です。というのも、身体におけるすべての細胞は、血液の供給があって初めて活動することができます。

このような細胞の活動には、酸素や栄養素などが必要不可欠です。そして血液は、これらを全身の細胞へ運ぶ役割を担っています。

また、細胞の代謝によって生じた老廃物は、血液にのって尿や便などに混ざり、やがて体外へ排泄されます。そのため、血流が悪くなると、このような細胞の活動が妨げられてさまざまな症状が出やすくなります。

例えば、子宮への血流が悪くなると、受精卵が着床しにくい内膜になりやすいです。また、卵巣や卵管などへの血流が悪くなると、女性ホルモンがうまく分泌されなくなったり受精卵がうまく子宮へ送られにくくなったりします。

さらに、すでに述べたように、妊娠が成立するためには、さまざまな女性ホルモンが正常に働く必要があります。そして、血流が悪いと、このようなホルモンの働きが妨げられやすくなります。

というのも、妊娠に関与している女性ホルモンの中には、分泌された組織から遠い部分に作用するものがあります。

例えば、脳下垂体から分泌された卵胞刺激ホルモンは、卵巣を刺激して卵胞の発育を促します。また、脳の視床下部は、卵胞が分泌した卵胞ホルモンの量を感知することによって黄体化ホルモン分泌の指令を出します。

このような働きは、それぞれの女性ホルモンが血液で運ばれることによって正常に起こります。そのため、血流が悪いと遠くで分泌されたホルモンが作用する場所に届きにくくなり、規則正しい月経周期が起こりづらくなります。

このように、血流が悪化すると、さまざまな理由によって不妊が起こりやすくなります。そして、このような血行不良は、栄養不足や運動不足などの生活習慣によって起こります。そのため、血行不良による不妊を防ぐためには、生活習慣を見直すことが大切です。

痩せすぎ・太りすぎ

「痩せ過ぎていると妊娠しにくそう」というのは、多くの人が抱いているイメージです。実際に、極端に痩せているということは、「慢性的なエネルギー不足である」ということを意味します。そして、このような状況になると、脳が「子供を産み育てられる環境ではない」と判断します。

そのため、痩せ過ぎていると、妊娠のために働くホルモンが分泌されにくくなり、排卵が起こらなかったり子宮内膜が妊娠に適した状態ではなくなったりします。

一方で、「太っている人は妊娠しやすそう」というイメージを持っている人は少なくありません。ただ実際には、肥満の人は痩せ過ぎている人と同様に、妊娠しにくくなることがわかっています。これは、肥満になるとホルモンバランスが乱れやすくなるためです。

すでに述べたように、妊娠するためにはさまざまなホルモンがバランス良く働く必要があります。そのため、肥満によってホルモンバランスが崩れていると、妊娠が成立しにくくなります。

このように、痩せすぎ・太りすぎは、不妊の原因となります。そのため、妊娠しやすい体質になるためには、「適正な体重を維持すること」も大切です。

妊活に対する青汁の効果

これまでに述べたように、不妊はさまざまな理由によって起こります。そのため、子どもが欲しいのであれば、「妊娠しやすい身体作り」を実践することが大切です。

このような中、青汁は不妊に対して良い影響を与えることがわかっています。これは、青汁にはさまざまな栄養素・成分が含まれているためです。そのため、青汁を習慣的に飲むと、以下のような効果が期待できます。

ホルモンバランスが整いやすくなる

すでに述べたように、妊娠しやすくなるためには、ホルモンのバランスが適正であることが大切です。そして、このようなホルモンバランスの調整には、さまざまなビタミンやミネラルが必要です。

この中でも特に、亜鉛やビタミンEなどは、正常な月経周期には欠かせない成分です。ただ、これらの栄養素は、日常的に摂取量が不足している女性が少なくありません。

というのも、亜鉛は動物性食品が多く含んでいる栄養素です。そのため、ダイエットなどで食事制限をすると、亜鉛不足になりやすくなります。

また、ビタミンEは、植物油や種実などに多く含まれています。そして、これらもダイエット中には制限されやすい食品です。

ただ、亜鉛は、ホルモンの合成や分泌などに関与している栄養素です。そのため、これが不足すると、女性ホルモンの分泌量が低下しやすくなります。

また、ビタミンEは女性ホルモンなど性ホルモンの生成や分泌などに必要な栄養素であり、生殖機能を正常に保つ働きがあります。そのため、ビタミンEが不足すると、不妊や流産などが起こりやすくなります。

このような中、青汁とはたくさんの野菜を絞って1杯の汁にしたものであるため、栄養素がぎゅっと詰まっています。そのため、青汁には、亜鉛やビタミンEなどの栄養素が豊富に含まれています。

このようなことから、青汁には栄養不足によるホルモンバランスの乱れを起きにくくする働きがあるということがわかります。

アンチエイジング効果がある

前述のように、卵子(卵母細胞)が「老化」すると、妊娠が成立しにくくなります。とはいえ、このような卵子の老化は、加齢とともに進みます。そのため、卵子の老化を止めることはできません。

ただ、「活性酸素」が発生しやすい生活を送っていると、卵子の老化が促進されます。

活性酸素とは、不安定な状態となっている酸素のことであり、まわりの物質における一部を奪って安定しようとする性質があります。そのため、体内で活性酸素が発生すると、まわりの細胞が傷ついて老化が進みます。このような活性酸素による老化現象を「酸化」といいます。

ただ、活性酸素は、日常的に体内で発生しています。というのも、このような活性酸素のもつ酸化力は、体の免疫に利用されています。そのため、体内に細菌やウイルスなどの異物が侵入すると、免疫細胞が活性酸素を放出してこれらを殺そうとします。

また、活性酸素は、運動などの日常的な活動によっても発生します。そのため、身体には活性酸素によって自身を絶命させることのないように、活性酸素を消す機能が備わっています。

そのため、卵子の老化を抑制して不妊を防ぐためには、活性酸素を消す機能を高めることが大切です。そして、人体のこのような機能が働くためには、さまざまなビタミンやミネラルなどの栄養素が必要不可欠です。

このような中、青汁には多くのビタミン・ミネラルが豊富に含まれています。そのため、青汁を飲んでこれら栄養素をしっかり摂り入れることによって、活性酸素を消す機能を高めて身体の酸化を防ぐことができます。

さらに、人間は、活性酸素を消す作用のある「抗酸化物質」を摂取することでも活性酸素を消去しています。そして、青汁には、強力な抗酸化作用のあるビタミンCやビタミンE、ポリフェノールなどが含まれています。

このようなことから、青汁を継続して飲むと、卵子の酸化が抑えられて老化による不妊が起こりづらくなるといえます。

血行が改善されやすくなる

すでに述べたように、血行不良は不妊の原因になります。そして、このような血流悪化を招く要因の1つが、ビタミンやミネラルなどの栄養不足です。

特に、酸素を運ぶ役割を担う「鉄」や、血液の生成に関与しているビタミンB6、ビタミン12、葉酸などのビタミンB群は、不足すると血流が悪くなりやすいです。

青汁は、このような栄養素のうち、鉄やビタミンB6,葉酸などを多く含んでいます。また、青汁には鉄の吸収を高める栄養素であるビタミンCも含まれているため、効率よく鉄を補給することができます。

また、食物中に含まれている糖質や脂質、タンパク質などをエネルギーにするためにも、ビタミンB1やB2などのビタミンB群が必要です。これらが不足してエネルギー代謝が悪くなると、細胞が活発に活動しにくくなります。

すると、組織の機能が落ちることに加えて、熱の産生量も低下します。すると、身体が冷えて血流が悪くなり、さらに細胞の活動が妨げられやすくなります。つまり、前述のようなビタミン類が不足すると、不妊の悪循環に陥る可能性があるのです。

そのため、このようなことを防ぐためにも、鉄やビタミン類などは意識して摂取することが大切です。そして、青汁は、さまざまなミネラルやビタミンなどを含んでいます。このようなことから、青汁を継続的に飲むと、妊娠しやすい身体になることが期待できるといえます。

肥満になりづらくなる

前述のように、妊娠しやすい体質になるためには、体重が適正であることが大切です。そのため、子供が欲しいのであれば、痩せ過ぎている人は太り、太り過ぎている人は痩せる必要があります。

このとき、痩せ過ぎの多くは、過激なダイエットによるものです。そのため、痩せ過ぎている人は、食べる量を増やすことによって適正体重に近づいていくことがほとんどです。

そして、いくら食べても太れなかったり、食べること自体ができなかったりする人は、病気を疑う必要があります。そのため、このような人は、妊娠を考えていなくても医療機関にかかるようにしましょう。

これに対して肥満は、本人の意思だけでは改善できないことが少なくありません。これは、肥満が日々の生活習慣の積み重ねによって起こるためです。そして、生活習慣を変える、ということは、容易にできることではありません。

このような中、青汁には、肥満の改善や予防などに役立つ栄養素や成分などが多数含まれています。例えば、青汁に含まれている食物繊維には、肥満を起こしにくくする働きがあります。

具体的には、食物繊維は、糖質の吸収を抑える作用があります。そして、このようにして糖質が吸収されにくくなると、太りにくくなります。

というのも、糖質はエネルギー源となる栄養素です。そのため、糖質を摂り過ぎると、カロリーオーバーによって太りやすくなります。

また、糖質を摂り過ぎたり、糖質の吸収スピードが早かったりすると、「インスリン」というホルモンの分泌量が多くなります。

このようなインスリンは、血液中の糖を減らすという体にとって重要な役割を担っています。ただ一方で、インスリンには体内における脂肪の合成を促進したり、脂肪の分解を抑制したりする作用もあります。

そのため、インスリンの分泌量が多くなると、「体にエネルギーを蓄えやすい状態」となり、太りやすくなって痩せにくくなります。

このような中、前述のように食物繊維には、糖質の吸収を抑えるという作用があります。そのため、食事と一緒に食物繊維を摂るようにすると、糖質の吸収スピードが遅くなってインスリンの過剰分泌が起こりにくくなります。

また、食物繊維には、肥満の原因となる便秘を改善したり予防したりする効果もあります。そのため、食物繊維をしっかり摂るようにすると、便秘が起こりづらくなって肥満が改善されやすくなります。

このように、食物繊維には肥満の解消・予防に役立つさまざまな効果があります。さらに、青汁には、エネルギーを生み出すために必要なビタミンB群も多数含まれています。

そのため、青汁を習慣的に飲むと、太りにくくなって痩せやすくなるといえます。このようなことから、青汁には、肥満による不妊を防ぐ効果が期待できるといえます。

妊活効果を高める食べ合わせ

これまでに述べたように、妊娠しやすい体質になるためには、体が必要とする栄養素をしっかり摂る必要があります。そして、青汁は、このような栄養補給に適した飲料です。

とはいえ、栄養素の中には、動物性食品にしか含まれないものがあります。そして、青汁の原料は野菜です。そのため、妊娠しやすい身体を作るためには、青汁とともに、動物性食品も摂ることが大切です。

特に、以下の組み合わせは、妊活に必要な栄養素を補いやすい食べ合わせです。そのため、妊活に取り組んでいる人は、これを参照に青汁を取り入れてみましょう。

レバー+青汁

すでに述べたように、青汁には野菜がもつさまざまな栄養素が豊富に含まれています。

一方で、動物性食品にしか含まれない栄養素である「ビタミンB12」やホルモンの材料となる「コレステロール」などは含まれていません。

このうちコレステロールは、体内で他の脂質や糖質などから合成することができます。ただ、これら栄養素が不足すると、体内におけるコレステロール合成が行われづらくなります。

また、食事からコレステロールを摂りすぎると、体内におけるコレステロール合成の量を調整するようになります。そのため、妊娠しやすい体を作るためには、摂り過ぎを過剰に心配せず、一定量のコレステロールを摂るように意識することが大切です。

また通常、豆類を除く植物性食品には、タンパク質がほとんど含まれていません。そのため、一般的な野菜だけでは、これらの栄養素が補えません。

このような中、牛や豚、鶏などのレバーには、ビタミンB12やタンパク質などが豊富に含まれています。また、コレステロールなどの脂質も適度に含んでいます。そのため、レバーは、青汁だけでは補えない栄養素をしっかり摂ることができる食材といえます。

ただ、多くの人が知っているように、レバーとは「肝臓」のことです。そして、肝臓は、毒素や老廃物などの処理を担っています。

そのため、発育環境によっては、レバーに多くの毒素が含まれていることがあります。このようなことから、食用のレバーは、信頼のおける生産者のものを選ぶことが大切です。

また、レバーに含まれる毒素は、脂肪を取り除いたり塩もみしたりすることによってある程度取り除くことができます。そのため、レバーを食べる際は、このような処理を施してから調理するようにしましょう。

鰹+青汁

鰹などの赤身の魚には、タンパク質だけではなく、鉄やビタミンB12なども豊富に含まれています。

また、鰹を含む魚類に含まれている脂質は、肥満を防いだり血液をサラサラにして流れを良くしたりなどの効果があります。そのため、鰹などの赤身の魚は、栄養を補って妊娠しやすい身体を作るのに適した食材といえます。

ただ、魚を焼いたり揚げたりなどの調理法で食べると、このような「良質な脂質」を十分に摂りづらくなります。また、煮魚にすると、鉄やビタミンB12などの「水に溶けやすい栄養素」が失われやすいです。

そのため、魚に含まれている栄養を十分に摂りたいのであれば、生のまま食べるようにしましょう。そうすることで、鰹などの魚がもつ鉄やビタミンB12、脂質などを効率よく摂ることができます。

貝+青汁

「高タンパク低カロリー」の代表格である貝類には、タンパク質だけではなく、鉄や亜鉛、ビタミンB12などの栄養素も豊富に含まれています。そのため、貝類は妊活の際に積極的に食べたい食材といえます。

ただ、牡蠣やあさりなどの二枚貝の中には、下痢や神経症状などを引き起こす「貝毒」をもつものがあります。通常、市販されている貝類は、生産地で検査をされた後に出荷されているため、このような毒にあたる心配はほぼありません。

一方で、潮干狩りなどで採った貝には、貝毒が含まれている可能性があります。また、このような貝毒は、加熱しても壊れません。

そして、妊活によってせっかく妊娠に至っても、貝毒によって中毒症状が出ると、流産の危険性が高まります。そのため、体のために貝を食べるのであれば、市販のものを選ぶのが賢明です。

豆乳+青汁

「イソフラボンは女性に有効な働きをもつ成分である」ということは、多くの人が知っています。

実際に、イソフラボンは、体内でエストロゲンの代わりに働いたり、エストロゲンの過剰分泌を防いだりする働きがあります。そのため、イソフラボンは、ホルモンバランスを整えて妊娠しやすい身体作りを助ける成分であるといえます。

このようなイソフラボンは、豆腐や納豆、豆乳などの大豆製品に含まれています。この中でも、特に豆乳は飲み物であるため、青汁と合わせやすいです。そのため、青汁を豆乳に溶かして飲むようにすると、妊活効果が実感しやすくなるといえます。

とはいえ、すでに述べたように、栄養素の中には動物性食品にしか含まれないものがあります。そのため、妊娠しやすい身体を作るためには、前述したような食材も一緒に食べるようにしましょう。

このように、青汁には妊娠しやすい身体作りを助けるさまざまな成分が含まれています。

そのため、妊活中の人やベビ待ちの人などは、青汁を生活に取り入れることをおすすめします。そうすることで、必要な栄養素をしっかり補給して、妊娠しやすい体を作ることができます。