現在の日本では、健康意識の高い人が増えつつあります。実際に、健診や人間ドックなどの受診率は、年々上昇傾向にあります。また、テレビなどのさまざまなメディアでは、健康情報に関する特集がたびたび組まれています。

このように、自身の健康に関心の高い人はかなり多いです。そのため、日本ではさまざまな健康法が定期的に流行しています。

このような健康法の中でも「糖質制限食」は、特に関心度の高い健康法です。そのため、糖質制限はいっときの流行ではなく、「定番の健康法」となりつつあります。

実際に、糖質制限食を実践すると、肥満が解消されやすくなったりさまざまな生活習慣病を予防しやすくなったりします。

ただ一方で、糖質制限食を実践した人の中には、重症な生活習慣病が発症して死に至ったケースもあります。そのため、健康的な糖質制限食を行うためには、正しい知識と節度をもって取り組む必要があります。

そして、青汁は、このような糖質制限食を補助するのに最適な飲料です。そのため、糖質制限食の実施を考えている人は、青汁も取り入れてみることをおすすめします。そうすることによって、健康的な糖質制限を行えるようになります。

そこで、ここでは健康的な糖質制限食の行い方と青汁の活用方法について解説していきます。

糖質制限の効果とは

糖質制限食とは、糖質の摂取量を減らす健康方法のことをいいます。糖質とは、「体内でぶどう糖や果糖などに分解され、人体のエネルギー源となる栄養素」のことをいいます。

人体の細胞の中には、このような糖しかエネルギー源にできないものがあります。そのため、体内における糖の量が足りなくなると、細胞が栄養不足となって全身の機能が低下することにつながります。

とはいえ、人体には、このような事態を防ぐ仕組みが備わっています。具体的には、糖質の摂取量が少なくなって体内の糖が足りなくなってくると、肝臓などの臓器がタンパク質や脂質などを材料に糖を作り始めます。そのため、糖質の摂取量が不足しても、ただちに「命の危機」とはなりません。

一方で、タンパク質や脂質などは、体の一部となり栄養素です。そのため、これら栄養素の摂取量が不足すると、全身の機能が低下しやすくなります。

このようなことから、糖質は「他の栄養素である程度補うことができる栄養素である」ということができます。

糖尿病の発症リスクが下がる

糖尿病とは、血糖値が高い状態が続く病気のことをいいます。そして、糖質の過剰な摂取は、このような糖尿病の発症リスクを高めることがわかっています。

というのも、「血糖値が高い」というのは、「血液中の糖が多い」ということを意味します。そして、糖質は、このような血液中における糖の主な材料となります。そのため、糖質を摂ると、血液中の糖が増えて血糖値が上昇しやすくなります。

このようにして食後に血糖値が高くなると、これを感知した膵臓から「インスリン」というホルモンが分泌され始めます。

このようなインスリンには、血液中の糖を細胞に取り込ませる働きがあります。そのため、インスリンが分泌されると、血液中の糖が少なくなって血糖値が下がります。

このとき、インスリンの分泌量が多いと、膵臓がたくさん働くことになります。すると、膵臓が疲れて、インスリンの分泌能力が下がりやすくなります。

また、インスリンの過剰分泌が続くと、体が「インスリンの効果」に慣れてしまい、インスリンが効きにくくなっていきます。

このようにしてインスリンの働きが弱まってくると、血液中の糖が減りづらくなっていきます。すると、血糖値が下がりにくくなって高血糖状態が続き、「糖尿病」の発症となります。

このように、糖質を摂取することには、糖尿病が発症するリスクを伴います。そのため、糖質制限を行うと、糖尿病が発症しにくくなるといえます。

糖質の摂取量を制限すると太りづらくなる

前項で述べたように、糖質制限はもともと、糖尿病患者のための食事でした。ただ、多くの人が知っているように、現在の日本では「糖質制限=ダイエット」という認識が一般的です。

そして実際に、糖質の摂取量を制限すると、太りづらくなります。これは、糖質の摂取によって分泌されるインスリンには、「太りやすくする作用」があるためです。

というのも、前述のようにインスリンには、血液中の糖を細胞に取り込ませる働きがあります。一方で、体内における脂肪の合成を促進したり、体に蓄えている脂肪の分解を抑制したりするなどの作用も持ち合わせています。

そのため、インスリンの分泌量が多くなると、インスリンの「太りやすい作用」が表面化しやすくなります。すると、痩せづらく太りやすい体となります。

このようなインスリンは、血液中の糖が多いほど分泌量が増えます。そのため、糖質を多く摂ると、インスリンの分泌量が過剰になりやすくなります。

一方で、糖質の摂取量を少なくすると、インスリンによる「太りやすい作用」が現れにくくなります。このようなことから、糖質制限をすると、痩せやすく太りにくい体になることがわかります。

糖質制限の種類と内容

前項で述べたように、現在の日本では、「糖質制限=ダイエット」と認識している人がほとんどです。

そして、このような糖質制限ダイエットには、「炭水化物抜きダイエット」や「ケトンダイエット(ケトジェニックダイエット、またはケトン体ダイエット)」、「アトキンスダイエット」などのさまざまな呼び方があります。

これらは、専門家によっては「同じもの」という扱いを受けることがあります。ただ、厳密にいうと、以下のような違いがあります。

炭水化物抜きダイエット

一般的に、炭水化物とは米や小麦などの「主食」を指すことが多いです。そのため、炭水化物抜きダイエットとは、主食をまったく食べないようにするダイエット方法であるということになります。

ただ厳密にいうと、炭水化物とは栄養素の一種であり、糖質と食物繊維の2つを含みます。また、このうち、糖質は主食だけではなく砂糖にも多く含まれている栄養素です。

そのため、炭水化物抜きダイエットを「主食を抜くダイエット方法」と認識している人の中には、甘いお菓子によって糖質を摂取しているケースがあります。

当然のことながら、主食を抜いていても、砂糖を摂っていれば糖質の量を制限したことにはなりません。そのため、炭水化物抜きダイエットを成功させたいのであれば、主食だけではなく糖分の多い食品も避ける必要があります。

また、一般的な炭水化物抜きダイエットでは、「炭水化物を食べなければ何をどれだけ食べても良い」とされています。そのため、炭水化物抜きダイエットは、簡単に取り組むことができるような印象を受けます。

ただ、後述するように、どのような栄養素であっても、摂り過ぎると体に害が及びます。そのため、炭水化物抜きダイエット行う際には、炭水化物以外の食べ過ぎにも注意する必要があります。

ケトンダイエット・アトキンスダイエット

現代における日本人のほとんどは、「糖」を主なエネルギー源としています。そのため、糖質の摂取量が少なくなると、集中力が落ちたり疲れやすくなったりなどの低血糖症状が起こりやすくなります。

ただ、糖の摂取量が少ない状態が続くと、「ケトン体質」に切り替わってこのような症状が現れにくくなるとされています。

ケトン体とは、体内で脂質が燃やされるときに生じる物質のことです。つまり、ケトン体質とは「体における主なエネルギー源が脂質となった状態」を意味します。

また、このようにしてケトン体質を作るダイエットを「ケトンダイエット」や「アトキンスダイエット」などと呼びます。このようなことから、ケトンダイエット(アトキンスダイエット)とは、主なエネルギー源を糖質から脂質へ切り替えることを目的としたダイエット方法であるといえます。

このようなケトンダイエットでは、十分なエネルギー源を得るために、脂質の摂取量を意識して増やす必要があります。一方で、ケトン体質になると、糖質を摂らなくても体が活動しやすくなるため、低血糖による集中力の低下などが起こりにくくなります。

また、このようにして「体の主な燃料」が脂質に切り替わると、体の脂肪が燃えやすくなります。そのため、ケトン体質になると、高いダイエット効果が得られるといわれています。

ただ、このようなケトン体質になるためには、糖質の摂取量をかなり制限する必要があります。具体的には、主食などの糖質から摂取するカロリーを、全体の5%に抑えた状態を2週間程度続ける必要があります。

例えば、一日に2000kcalを消費する人であれば、一日に摂取できる糖質の量は100kcalに相当する分となります。これは、おにぎり1個にも満たない量です。そのため、ケトン体質を作るためには、糖質をほとんど摂らない生活を送る必要があります。

また、ケトン体質になると、体臭や口臭などが悪臭を放つようになります。というのも、ケトン体の一種である「アセトン」には、「腐った果物のようなニオイ」といわれるような独特のニオイがあります。

そして、このようなアセトンは、エネルギー源とはならずに呼気や汗などから排出されます。そのため、ケトン体質になると、口臭や体臭などがアセトンのニオイを帯びるようになります。

このように、糖質制限を取り入れたダイエット方法には、いくつかのタイプがあります。また、ここに挙げたもの以外にも、専門家によって提唱された独自のものも多数あります。

このような中、体質や生活習慣などは、人それぞれ異なります。そのため、糖質制限をしたいのであれば、自分の体質やライフスタイルなどに合った方法を実践することが大切です。

糖質制限の危険性

すでに述べたように、糖質制限をすると、肥満や糖尿病、肥満を原因とする病気などが発症しにくくなります。そのため、専門家の中には、「糖質は摂取すべきではない栄養素」とする人もいます。

一方で、糖質制限の危険性に警鐘を鳴らす専門家も少なくありません。これは、「健康に害のない糖質制限」を行うことはかなり難しいためです。

また、実際に、過激な糖質制限食を摂っていた人の中には、重篤な病気が起こったり死に至ったりしたケースもあります。このようなことから、正しい知識のない人が極端な糖質制限を行うことは危険であるといえます。

「糖質食品以外であれば何を食べても良い」わけではない

前述した炭水化物抜きダイエットなどの糖質制限では、炭水化物以外の制限はありません。また、厳密な糖質制限食であっても、糖質の摂取量に制限が設けられている一方で、他の栄養素における摂取量の制限はありません。

そのため、「糖質制限食=糖質の少ない食品あれば何をどれだけ食べても良い」という認識になっている人は少なくありません。ただ、当然のことながら、どのような栄養素であっても、摂り過ぎは体に害を及ぼします。

例えば、タンパク質を摂り過ぎると、これを処理する肝臓や腎臓などに負担がかかるようになります。そのため、タンパク質が過剰な食事を取り続けていると、腎臓疾患の発症リスクが高まりやすくなります。

また、脂質の一種である「飽和脂肪酸」は、摂り過ぎると心筋梗塞や肥満などの発症率が高まることがわかっています。また、飽和脂肪酸の摂り過ぎは、糖尿病の発症リスク増加にもつながることが示唆されています。

このように、「摂りすぎると害のある栄養素」は、糖質だけではありません。他のどのような栄養素であっても、必要以上に摂り過ぎると不調や病気などの原因となります。

そして、このようなタンパク質や飽和脂肪酸などは、食肉に多く含まれている栄養素です。そのため、糖質食品の代わりに食肉などの摂取量が過剰になると、病気のリスクが上がりやすくなります。

また、糖質制限をする人の中には、「糖質制限をしていれば他の何を摂ってもいい」という認識によって、アルコールの摂取量が増えるケースがあります。

というのも、お酒のアルコール度数は、糖質の含有量が少ないほど高くなる傾向にあります。そのため、糖質が少ないお酒を飲むようにすると、アルコールの摂り過ぎにつながりやすくなります。

ただ、多くの人が知っているように、アルコールの摂り過ぎはさまざまな病気の原因になります。そのため、糖質の摂取量を制限しても、アルコールを飲みすぎてしまっては健康な体になるわけがありません。

さらに、糖質の摂取量を減らすためには、炭水化物を食べない必要があります。ただ、このような炭水化物は、食物繊維の摂取源となります。そのため、糖質制限をしている人の多くは、食物繊維の摂取量が不足しやすくなります。

このような食物繊維は、栄養素ではありません。そのため、食物繊維を摂らなくても、生きていくことはできます。

ただ、食物繊維の摂取量が慢性的に不足すると、腸内環境が悪化しやすくなります。さらに、糖質制限によるタンパク質や脂質などの摂取量増加も、腸内環境悪化の原因となります。

そして、このようにして腸内環境が悪化すると、免疫力が低下したり腸の病気が発症しやすくなったりします。

このようなことから、糖質制限をする際は、摂取する食品の種類や栄養のバランスなどに気をつけなければ、健康になるどころかかえって不調や病気などが起こりやすくなるということがわかります。

運動量が多い人の糖質制限は危険

人間は、糖質や脂質などのエネルギー源を燃料にしてエネルギーを生み出しています。これによって全身の細胞が働くことができるようになり、さまざまな活動が行えるようになります。

このようなエネルギーを作り出す仕組みには、大きく分けて「解糖系」と「ミトコンドリア系」の2種類があります。

このうち解糖系は、糖を燃料にして、すばやくエネルギーを生み出すことができます。一方で、生み出すことができるエネルギーの量がすくないという欠点もあります。

このような解糖系は、身近な熱源に例えると、「マッチ」に相当します。マッチは、すばやく火を付けられる一方で、燃焼が長続きしません。そのため、解糖系は、このような「マッチ型のエネルギー生成手段」と例えることができます。

これに対して、ミトコンドリア系では、糖や脂質などを燃料にして大量のエネルギーを作ることができます。一方で、燃焼の際には酸素が必要不可欠であり、エネルギーを作るスピードが解糖系よりも遅いという特徴があります。

そのため、ミトコンドリア系によるエネルギー生成は、木炭の燃焼に似ているということができます。というのも、木炭は火をつけるのに時間がかかる一方で、火をつけると多くの熱を得ることができるためです。

これら2つのエネルギー生成方法は、活動の状態に応じて使い分けられています。例えば、激しい活動時には、すばやくエネルギーを作る必要があります。そのため、激しい運動をしているときには、主に「マッチ型」の方法によってエネルギーが供給されます。

このとき、「マッチ型」のエネルギー生成方法で燃やすことができるのは糖のみです。そのため、激しい運動をしている人は、糖の必要量がかなり多くなります。

また、激しい運動をすると、筋肉への血流が優先されて内臓の働きが低下した状態になっています。そのため、運動中には、体内における糖を作る仕組みが働きにくくなっています。

このような状態で糖を外部から補給しないと、体がエネルギー不足になりやすくなります。そのため、スポーツなどの激しい運動を行う人は、糖質の摂取量を制限するとエネルギー不足に陥りやすくなります。

子どもや妊産婦、高齢者にも向かない

前述のように、人間は2つのエネルギー産生方法を使い分けています。ただ、これは体が成熟した大人の話であり、子どもには当てはまりません。

子どもの細胞におけるミトコンドリアの数は、大人に比べて少ないです。そのため、子どもは、主に「マッチ型」の方法によって体内で必要となるエネルギーをまかなっています。

このとき、マッチの火で料理をしようとすると、大量のマッチ(燃料)が必要となります。これと同様に、エネルギー生成を「マッチ型」に頼っている子どもは、生きていくために大量の燃料(糖)を必要とします。

そして、脂質やタンパク質などが糖に作り変えられて燃料として使われるようになると、体を構成するための分が足りなくなります。そのため、子どもが糖質制限食を日常的に食べると、エネルギー不足や栄養不足などによって成長不良が起こりやすくなります。

また、子どもをおなかの中や母乳などで育てている妊産婦も、同様の理由によって糖質制限を行うべきではありません。このような妊産婦が糖質制限を行うと、子どもに成長不良が起こりやすくなるだけではなく、母親自身も栄養不足による不調が生じやすくなります。

さらに、糖質制限は、高齢者にも向かない健康法です。というのも、高齢者の消化器官は若いときに比べて消化吸収能力が低下しています。特に、タンパク質や脂質などの栄養素は、吸収・利用できる量がかなり少なくなっています。

ただ、糖質制限食を常食すると、体を構成するために必要なタンパク質が糖に作り変えられることになります。すると、材料不足によって体の代謝が落ち、さらに機能が低下しやすくなります。

特に、タンパク質の摂取量が慢性的に不足すると、筋肉量が低下しやすくなります。このようにして高齢者の筋肉が少なくなると、骨折などの怪我によって寝たきりになるリスクが高くなります。

このように、糖質制限食は、子どもや妊産婦、高齢者などには向かない健康法です。そのため、糖質制限は、健康的で衰えの少ない大人のみ挑戦するようにしましょう。

筋肉が落ちやすくなる

すでに述べたように、糖質制限をすると、インスリンの過剰分泌が起こりにくくなるため痩せやすくなります。

ただ、糖質制限によって摂取カロリーを大幅に減らすと、筋肉量が低下しやすくなります。これは、「使っていない筋肉」がエネルギー源として燃やされる優先順位が、体に蓄えている脂肪よりも高いためです。

というのも、筋肉は「所持しているだけで多くのエネルギーを使用する組織」です。そのため、摂取エネルギー量が足りていないような状況では、筋肉の所持が生命を落とすリスクにつながりやすくなります。

このとき、使っている筋肉であれば、エネルギーを消費してでも筋力を維持する価値はあります。

一方で、使っていない筋肉は、「金食い虫」ならぬ「エネルギー食い虫」です。そのため、摂取エネルギー量が慢性的に不足している状態では、使っていない筋肉から燃やされていきます。

このようなことから、運動量が少ない人が糖質制限食を日常的に摂ると、筋肉量が低下して基礎代謝が下がりやすくなるということがわかります。

このように、糖質制限食は、適さない人が行ったりやり方を間違ったりすると、不調や病気などが起こる原因となります。特に、間違った糖質制限の方法を盲信して行うと、不調が出ていても気付かずに重篤な症状へとつながりやすくなります。

当然のことながら、体内の様子は目で見ることができません。そのため、糖質制限を自己判断で行うのであれば、体重の増減に一喜一憂せず、体調を見ながら無理せず行うようにすることが大切です。

糖質制限ダイエットの補助には青汁が最適

前項で述べたように、糖質制限を行うことにはリスクを伴います。とはいえ、健康な人が正しい糖質制限を行うと、体にいい効果があるのは事実です。

ただ、「糖質をほとんど摂らない」などの過激な糖質制限食を健康的に実践するためには、専門的な知識が必要です。そのため、自己判断で糖質制限を行うのであれば、過度な制限を行わないようにするのが無難です。

このような中、青汁には糖質制限によって不足しやすい以下のような成分や栄養素などが豊富に含まれています。そのため、青汁を糖質制限の際に飲むようにすると、健康的に糖質制限が行えるようになります。

青汁には野菜がもつ栄養がたっぷり含まれている

糖質とは、穀物やイモ類、果物などの植物性食品に多い栄養素です。そのため、糖質が多い食品を食べないようにすると、多くの植物性食品を避けることになります。

ただ、栄養素の中には、動物性食品にあまり含まれていないものがあります。そのため、糖質食品を避けるために動物性食品ばかり食べていると、植物性食品に含まれている栄養素が不足しやすくなります。

例えば、野菜や果物などには、ビタミンCや葉酸などのビタミン類、カリウムやマグネシウムなどのミネラル類が豊富に含まれています。これらはどれも、健康的な体を構成するために必要不可欠な栄養素です。

また、野菜・果物に含まれている「βカロテン」という成分は、体内でビタミンAに変換されて利用されます。そのため、野菜はビタミンAの重要な補給源となっています。

さらに、植物性食品には、「ポリフェノール」や「カロテノイド」などの機能性成分も豊富に含まれています。これらの物質には、体内における細胞の酸化を防ぐ働きがあります。

このような酸化は、老化や病気などの原因となります。そのため、ポリフェノールやカロテノイドなどをしっかり摂っていると、不調や病気などが発生しにくくなるといえます。

また、これら機能性成分には、それぞれに薬理作用があることでも知られています。

例えば、セロリなどに含まれる「アピゲニン」には、抗ガン作用や抗アレルギー作用などがあることがわかっています。また、黄色の色素であるゼアキサンチンやルテインなどは、目の老化を防ぐ働きがあります。

このように、植物性食品には、健康の維持に必要な栄養素や成分などが豊富に含まれています。そのため、植物性食品の摂取量が少なくなると、不調や病気などの発症リスクが高くなるといえます。

このような中、前述のように糖質は植物性食品に多く含まれている栄養素です。そのため、糖質制限をしようとすると、植物性食品の摂取量が減りやすくなります。

このようなことから、健康的に糖質制限をするのであれば、糖質の少ない野菜を大量に摂る必要があるといえます。

ただ、野菜の摂取量を増やすためには、自炊をする必要があります。というのも、外食や惣菜、レトルト食品などの「簡単に食べられる食品」には、野菜があまり含まれていません。そのため、これらで食事を済ますことが多いと、野菜の摂取量が不足しやすくなります。

また、野菜の必要量を生野菜だけで補おうとすると、「野菜だけでお腹がいっぱいになる量」を食べることになります。

ただ、当然のことながら、生野菜の摂取だけで健康的な体を維持することはできません。そのため、糖質制限の際における野菜不足を防ぐためには、野菜を加熱調理するための技術と時間が必要になります。

とはいえ、現代の日本では、食事の準備にまとまった時間を確保できる人は多くありません。そのため、多くの人が、糖質制限を実施した際に野菜不足に陥っています。

このような中、青汁は野菜を凝縮させた状態の飲料です。そのため、青汁を飲むと、野菜に含まれている栄養素や成分などをしっかり摂ることができます。

また、市販の青汁は、水に溶かしたり解凍したりするだけで飲むことができます。そのため、青汁は忙しい人でも生活に取り入れやすく、続けやすい健康飲料です。

このようなことから、青汁は糖質制限時の野菜補給に適した飲み物であるということがいえます。

青汁を飲むと糖質制限が成功しやすくなる

糖質制限とは、読んで字のごとく「糖質」の摂取量を「制限」するという健康法です。そのため、一般的な糖質制限では、ご飯やパンなどの主食、スイーツなどを避ける必要があります。

とはいえ、これらの食品は、本能的に「美味しい」と感じる味になっています。そのため、多くの人が、糖質を含む食品を好んで食べています。

また、白飯やパン、スイーツなどの「吸収されやすい糖質食品」は、癖になりやすいという性質があります。これは、このような糖質食品を食べるとインスリンが過剰に分泌されるためです。

前述のように、インスリンは血液中の糖が多いほど分泌量が多くなります。そのため、糖質が速やかに吸収されると、血液中の糖が急に増加してインスリンが大量に分泌されることになります。

このようにしてインスリンが過剰に分泌されると、インスリンの作用が強く現れることによって血糖値が急に低下します。すると、これを「エネルギー不足」と勘違いした脳は、「糖が欲しい」という感覚を引き起こします。

このような衝動は、糖質を摂取することによって満たされます。特に、吸収されやすい糖質を食べると、即座に糖が補給されるため、強い満足感を覚えます。

ただ、このようにして吸収されやすい糖質を摂取すると、インスリンの過剰分泌による空腹感が再び起こることになります。つまり、糖質摂取の悪循環が起こるということです。

このようなことから、吸収されやすい糖質は「癖になりやすい」ということがわかります。

そして、このようにして糖質が癖になっている状態では、糖質制限を行うことが強いストレスになります。そのため、「主食や甘いものなどが好き」という人の多くが、糖質制限ダイエットに失敗しています。

このような中、青汁に含まれている食物繊維には、「糖質摂取の悪循環」を抑制する働きがあります。これは、糖質食品と食物繊維を一緒に摂ると、糖質の吸収が阻害されるためです。

というのも、糖質が吸収されるためには、消化酵素と触れて細かくなる必要があります。ただ、食物繊維は人体で消化できない成分です。そのため、食物繊維は、糖質が消化酵素と触れるのを邪魔することになります。

このようにして糖質が分解されにくくなると、その分だけ吸収されにくくなります。そのため、糖質摂取による血糖値の急上昇が起こりにくくなり、糖質摂取の悪循環が抑制されやすくなります。

このようなことから、糖質制限のときに青汁を飲むと、糖質制限によるストレスが起こりにくくなるということがいえます。

また、食物繊維におけるこのような作用は、「糖質摂取によるリスクを和らげる作用」と言い換えることができます。そのため、青汁は、糖質制限の効果を高めるということもできます。

青汁を取り入れた無理のない糖質制限の仕方

これまでに述べたように、健康的に糖質制限をするためには、専門的な知識が必要となります。そして、正しい知識がない状態で過激な糖質制限を行うと、不調や病気などが起こりやすくなります。

そのため、糖質制限によって健康的な体を手に入れたいのであれば、まず主食を一食抜くところから始めてみましょう。このとき、可能であれば、夕食の主食を抜くのが好ましいです。

また、朝食や昼食などで主食を食べる際には、食前に青汁を飲むようにしましょう。そうすることによって、前述したような食物繊維の作用が効果的に発揮されるようになります。

さらに、一日一回主食を抜くことに慣れてきたら、一日のうち二食の主食を抜いてみましょう。そうすると、糖質制限によるダイエット効果を実感しやすくなります。

そして、友人などと外食するときのために、粉末の青汁をいくつか持ち歩くことをおすすめします。そうすることによって、やむを得ず糖質食品を摂らなければいけない場合であっても、糖質摂取によるデメリットを軽減することができます。

このように、青汁には糖質制限を成功しやすくするさまざまな成分・栄養素が含まれています。そのため、健康のために糖質制限の実施を考えているのであれば、これまでに述べたような知識を踏まえて、青汁を取り入れた糖質制限を行うようにしましょう。

そうすることによって、糖質制限によるメリットを最大限に活かし、さまざまな不調や病気などが起こりにくい健康的な体を手に入れることができます。