妊娠すると、おなかの赤ちゃんのために生活習慣を改める人がほとんどです。

例えば、一般的な禁煙の成功率は、7%程度であるという報告があります。これに対して、妊娠が禁煙のきっかけになるケースでは、90%以上の人が妊娠中だけではなく産後も禁煙しているといわれています。

これは、妊娠中に喫煙すると、赤ちゃんが死んだり障害を抱えて生まれてきたりするリスクが高くなるためです。そのため、喫煙習慣のあった妊婦の多くが、おなかの赤ちゃんのために禁煙を成功させているといわれています。

また、胎児は母体から栄養をもらっています。そのため、妊娠すると、おなかの赤ちゃんに栄養を届けるために、食事内容に気をつけるようになる人が多いです。

ただ、妊娠中には、「摂るべき栄養素」と「摂りすぎないほうが良い栄養素」があります。そのため、「赤ちゃんのための食事」を心がけていても、場合によっては「胎児に不適切な食事」を摂っていることがあります。

このような中、青汁には、「おなかの赤ちゃんが必要とする栄養素」がたっぷり詰まっています。そのため、青汁を習慣的に飲むようにすると、胎児の正常な発育を手助けしやすくなります。

そこで、ここでは青汁がおなかの赤ちゃんに与える良い影響について解説していきます。

正しい「赤ちゃんのための食事」とは

多くの人が知っているように、胎児は母親から栄養をもらっています。そして、このような栄養は、母体が食事から吸収したものです。そのため、胎児の栄養状況には、母体の食事内容が大きく関与します。

また、当然のことながら、栄養を必要としているのは胎児だけではなく、母親自身も同様です。そのため、妊娠しているにも関わらず妊娠前と変わらない食事内容だと、母体・胎児が必要とする栄養を補いきれなくなります。

このようなことから、日本では昔から「妊婦は二人分食べる必要がある」といわれてきました。

「妊婦は二人分食べなきゃ」のウソ・ホント

現在の産科医療では、妊娠時の体重増加について厳しく指導されます。これは、妊娠中に急激な体重増加があると、妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群などの発症リスクが上がるためです。

これらはどちらも、母体だけではなくおなかの赤ちゃんにも悪影響を及ぼす病気です。また、これら病気の合併症の中には、母子ともに命を落とす危険性があるものがあります。そのため、妊娠中には、体重が増加しすぎないように気をつける必要があります。

当然のことながら、体重の急激な増加を防ぐためには、食べすぎないように注意する必要があります。とはいえ、前述のように、妊娠中に妊娠前と同様の食事を摂っていると、栄養不足になります。そのため、妊娠中には、妊娠前よりも多くの栄養を摂る必要があります。

ただ、胎児が必要とするエネルギーは、母体と同じ量ではありません。

例えば、妊娠中に増やす必要のある一日あたりのカロリー量は、妊娠初期で50kcal、妊娠中期で250kcal程度です。これはそれぞれ、ご飯二口分、ご飯茶碗一杯分程度の量です。

また、おなかの赤ちゃんがもっとも大きい時期である妊娠後期であっても、一日に増やす摂取カロリー量は450kcal程度です。これは、軽食一食分程度のカロリー量に匹敵します。

このように、妊娠中に増やすべきエネルギー量は、普段食べている量の二倍には到底及びません。そのため、妊娠中に二人分の食事を摂ると、必要カロリーを大きく超える量を摂取することになります。

そして、前述のように、妊娠中に急激に太ると母子ともに悪影響があります。このようなことから、「妊娠中には二人分の食事を摂らなければいけない」という風習は、エネルギーを十分に摂ることができる現代には適さないことがわかります。

妊婦が「二人分」摂るべき栄養素とは?

現在の日本では、妊娠の有無にかかわらず、摂取エネルギー量が過剰になりやすいです。というのも、現代の日本では、コンビニエンスストアやスーパーなどで24時間いつでも食べ物を買うことができます。そのため、特別な理由がなければ、空腹感を我慢する機会はそう多くありません。

また、水分補給代わりに飲まれる清涼飲料水やコーヒーなどには、糖分が含まれていることがほとんどです。そのため、多くの人が、水分補給とともにエネルギー源を摂取しています。

さらに、仕事や勉強などの合間に、甘いおやつを食べる習慣が根付いている人も少なくありません。そして、このようにしておやつを食べたからといって、食事の量や内容などを調節する人はほとんどいません。そのため、おやつを食べるとその分だけオーバーカロリーとなりやすいです。

そして、このような状況は、妊娠したからといって突然変わるわけではありません。そのため、現代の妊婦は、摂取カロリーが必要カロリーよりも上回っていることが多いです。

一方で、現代人はビタミンやミネラルなどの「微量栄養素」が不足傾向にあるといわれています。これは、現在一般的に食べられている食事には、ビタミン・ミネラルがあまり含まれていないためです。

というのも、食事を外食や惣菜などで済ますことが多いと、野菜の摂取量が少なくなり、糖質や脂質、タンパク質などが多い食事を摂ることになります。このようにして野菜の摂取量が少なくなると、野菜に含まれているビタミンやミネラルなどの栄養素が不足しやすくなります。

また、糖質や脂質、タンパク質などの摂取量が増えると、ビタミンやミネラルの必要量が増加します。そのため、外食や惣菜などを食べることが多いと、微量栄養素が足りなくなります。

また、日々の食事を自炊している人でも、野菜の摂取量が一日の必要量を満たしていないことがほとんどです。特に、このような野菜不足は、働き世代や妊娠適齢期などに多い傾向があります。そのため、妊婦の多くは、普段の食事で必要量の微量栄養素をまかないきれていないといえます。

ただ、ビタミンやミネラルなどの栄養素は、細胞の分裂や代謝、血液の生成などのさまざまな生体機能に関与しています。そのため、微量栄養素の摂取量が不足すると、胎児の発育に悪影響を及ぼします。

また、当然のことながら、このような微量栄養素は母親にも必要不可欠な栄養素です。そのため、妊娠中は、エネルギー源ではなく微量栄養素を二人分摂るべきであるといえます。

青汁は妊娠中の栄養補給に最適な飲料

前項で述べたように、妊娠中は積極的に微量栄養素を摂る必要があります。そして、現代の日本人は、特に野菜に含まれている栄養素が不足しがちな傾向にあります。そのため、妊娠中には野菜の摂取量を増やすように意識することが大切です。

このような中、青汁は野菜を原料とした健康飲料です。そのため、青汁には、野菜が持つさまざまな栄養素や成分などが豊富に含まれています。

また、青汁は、つわり中にも飲めることが多い健康飲料として有名です。このようなことから、青汁は妊娠中の栄養補給に最適であるといえます。

そして、青汁を生活に取り入れると、微量栄養素をしっかり補給することによって以下のような効果が期待できるようになります。

栄養不足による子どもの先天性異常を防ぐ

おなかの中の赤ちゃんは、妊娠の超初期に神経の発達が進みます。そして、このような成長には葉酸が必要不可欠です。

というのも、葉酸には、血液を作ったりタンパク質やDNAなどを合成したりするのを助ける働きがあります。そのため、妊娠初期に葉酸の摂取が不足すると、胎児の細胞増殖がうまくいかずに、さまざまな悪影響があります。

実際に、妊娠のごく初期に葉酸が不足すると、胎児に「神経管閉鎖障害」が発生する危険性が高まることがわかっています。

神経管閉鎖障害とは、脳や脊髄のもととなる「神経管」がうまく形成されないことによって生じる神経の障害です。そのため、このような障害が発生すると、奇形や下半身マヒなどが起こりやすくなります。

そのため、妊娠中は、胎児が栄養素を必要とするため、妊娠前よりも多くの葉酸を摂取する必要があります。具体的には、妊娠中における葉酸の必要摂取量は、非妊娠時の2倍以上です。

このような葉酸は、葉野菜に多く含まれています。そのため、野菜を絞って作られる青汁には、葉酸がたくさん含まれています。このようなことから、青汁は、胎児に必要な葉酸の補給に役立つといえます。

そして、前述のように、胎児の神経系は妊娠の超初期に作られています。つまり、このような細胞増殖は妊娠を認識していない段階で行われているのです。

そのため、妊娠中はもちろん、妊娠発覚前にも青汁を飲むことをおすすめします。そうすることで、胎児の成長をしっかりサポートすることができます。

おなかの赤ちゃんに酸素・栄養が送られやすくなる

胎児は、胎盤を通して母体から酸素・栄養素などを受け取っています。このとき、胎盤に酸素・栄養素を送っているのは、母体の血液です。そのため、母体の血行が何らかの理由で悪くなっていると、胎児に酸素や栄養素などが届きにくくなります。

多くの人が理解しているとおり、胎児が成長するためには酸素・栄養素が必要不可欠です。そのため、母体の血行不良は、胎児の発育状況に影響するといえます。

また、母体の血液が酸素・栄養素を運ぶ必要があるのは、胎児だけではありません。当然のことながら、母体の細胞にも、血液によって酸素や栄養素が届けられる必要があります。そのため、妊娠中には、母体全身と胎児に十分な酸素・栄養素を運搬するために、血液の量が増加します。

このとき、血液の材料が少ないと、「血液の水分」だけが増加しやすくなります。ただ、血液のうち、酸素を運ぶ機能を担っているのは「赤血球」という固体成分です。そのため、赤血球の材料となる栄養素が足りていないと、血液の酸素運搬能力が下がりやすくなります。

このような赤血球は、鉄やタンパク質などを材料にして作られます。また、赤血球が作られるためには、葉酸やビタミンB12、銅などの栄養素が必要です。そのため、胎児に十分な量の酸素を送るためには、これら微量栄養素をしっかり摂る必要があります。

このような中、青汁には葉酸や銅などの栄養素が豊富に含まれています。そのため、食事に青汁を取り入れると、赤血球が作られやすくなることによって血液の酸素運搬能力が向上しやすくなります。

また、血液によって酸素が運ばれやすくなると、全身における細胞の代謝が行われやすくなります。すると、細胞が元気になることによって熱の産生量が増えやすくなり、血行が良くなりやすくなります。

そして、このようにして母体の血行が良くなると、胎盤に十分な血液が運ばれやすくなります。そのため、妊娠中に青汁を習慣的に飲むようにすると、胎児に栄養や酸素などをしっかり送り届けられるようになることが期待できます。

妊娠中の青汁は子どもの体質にも良い影響を与える

前項で述べたように、青汁は妊娠中の栄養補給に最適な飲み物です。そのため、妊娠中に青汁を飲むようにすると、胎児の栄養不足が起こりにくくなります。

さらに、青汁は、子どもにおける将来の体質にも良い影響を与えます。実際に、妊娠中に青汁を飲んでいると、子どもの腸内環境が良好になりやすくなります。

そして、腸内の環境が良くなると、さまざまな病気にかかりにくくなります。そのため、青汁には、子どもにおける将来の病気リスクも下げるといえます。

青汁が子どもの腸内環境を良くする理由

おなかの中の赤ちゃんは、さまざまな器官が未熟であるため細菌やウイルスなどに対する抵抗力が限りなく低いです。そのため、未熟な赤ちゃんが病原体に侵されないように、特定の病原体を除き、胎盤が母体からにおける病原体の移行をブロックしています。また、子宮の中も、無菌状態に保たれています。

当然のことながら、おなかの赤ちゃんは、生まれるまで子宮の中で過ごしています。そのため、胎児は出生のタイミングまで無菌の状態で生きていることになります。このようなことから、胎児は体に菌を保有していません。

これに対して、健康的な大人は、体のさまざまな部位に菌が住み着いています。例えば、人間の皮膚には、さまざまな種類の細菌が住み着いており、皮膚を健康な状態に保つ働きを担っています。

また、人間の腸内にも、数え切れないほど多くの細菌が生息しています。これら細菌には、大きく分けて「善玉菌」と「悪玉菌」の二種類があります。

善玉菌とは、人体に有益な働きをする細菌のことです。一方で、悪玉菌は人体に有害な物質を放出するため、数が増えると人体にさまざまな悪影響があります。そのため、「良い腸内環境=腸内に善玉菌が多い状態」ということができます。

このような腸内細菌は、腸内で生存競争を繰り広げています。そのため、人体の腸内環境は、生活習慣によって大きく変動します。

ただ、「基本的な腸内環境の状態」は、生まれたときの母親における腸内環境の影響を強く受けます。これは、子どもの体内における腸内細菌の多くは、母親からもらうものであるためです。

というのも、前述のように、胎児の腸内は無菌状態です。そのため、胎児のおなかの中は、細菌にとっての「新天地」の状態になっています。

このような中、赤ちゃんの通り道である産道は、腸内と同じような細菌バランスになっていることがわかっています。そのため、胎児が生まれるときには、産道に存在している菌が胎児の腸内に移り住むことになるため、母体と似たような腸内環境となります。

このとき、胎児の腸内に最初に移り住んだ細菌は、「先住民」がいないためスムーズに住み着くことができます。

これに対して、すでに「住民」である細菌がいる状態では、新たな細菌が腸内にすみつくためには、先住民と領土の争いをする必要があります。そのため、腸内環境が一旦できあがると、新たな細菌が住み着くことは困難になります。

このようなことから、子どもの腸内環境は母親の腸内細菌の影響を強く受けることがわかります。実際に、母体と乳児では、腸内環境の3/4が共通していたという研究結果があります。

とはいえ、すでに述べたように、このような腸内環境は、生活習慣によって変化していきます。そのため、出生時の腸内環境が一生続くことはありません。

ただ、出生時に「腸内環境の基本形」ができるということは事実です。そのため、子どもの体のことを考えるのであれば、出産時の腸内環境を良くするようにしておくことが大切です。

そして、青汁には、腸内環境を良くする作用をもつ「食物繊維」が豊富に含まれています。食物繊維とは、人体で消化・吸収できない成分のことであり、善玉菌の栄養源となります。そのため、食物繊維を多く摂ると、善玉菌が増えやすくなります。

また、このようにして善玉菌が増えて勢力が上がってくると、悪玉菌が善玉菌に制圧されて減少しやすくなります。そのため、食物繊維を摂ると、善玉菌によるメリットが多くなるとともに、悪玉菌が放出する有害物質の影響も少なくて済むようになります。

このようなことから、青汁を習慣的に飲むようにすると、食物繊維をしっかり補給することによってさまざまなメリットがあります。実際に、青汁によって腸内環境が良くなると、以下のような効果が期待できるようになります。

腸内環境が良くなると免疫力が上がる

すでに述べたように、腸内に住み着いている細菌のうち、善玉菌は人体に有益な働きをします。

例えば、善玉菌の中には、食物繊維をエサにして特定のビタミンを作り出すものがあります。そのため、このような善玉菌が少なくなると、体内におけるビタミン供給量が減少して栄養失調を起こすことがあります。

また、善玉菌には、免疫細胞を活性化させる働きもあります。免疫細胞とは、病原体などから体を守っている細胞のことです。そのため、善玉菌が増えると、体が病原体に強くなって感染症が発症しにくくなります。

一方で、悪玉菌が増えると、善玉菌の数が減少して免疫力が低下しやすくなります。さらに、悪玉菌は、タンパク質や脂質などのさまざまなものを栄養源に、有害物質を作り出します。

このような有害物質は、腸内の壁を傷つけたり免疫細胞にダメージを与えたりします。そのため、悪玉菌による有害物質が増えると、腸内の壁が弱くなり、腸内における免疫細胞の数が少なくなります。

そして、人体の免疫細胞は、その多くが腸内に集まっています。そのため、悪玉菌による有害物質が増えると、免疫細胞全体の数が減少しやすくなります。

免疫細胞の数が減少するということは、「病原体と戦う兵士」が少なくなるということです。当然のことながら、兵士の数が減ると、全体の兵力は低下します。このようなことから、悪玉菌が増えると、免疫力が低下しやすくなるということがわかります。

このように、腸内の環境は免疫力に大きく関与します。そのため、善玉菌が多い「良い腸内環境」になると、感染症にかかりにくい強い体になるといえます。

そして、すでに述べたように、青汁に含まれている食物繊維には、善玉菌を増やす働きがあります。そのため、妊娠中に青汁を飲んでいると、出産時の腸内環境が整いやすくなります。

そして、このような腸内環境が子どもに引き継がれると、子どもの腸内環境が良質になりやすくなります。そのため、妊娠中の青汁には、子どもの体質を強くする効果が期待できるといえます。

腸内環境はアレルギーにも関係している

出産時における母体の腸内環境が良いと、子どもの腸内環境が良くなりやすいということはすでに述べたとおりです。そして、このようにして子どもの腸内環境が良質になると、アレルギーの発症リスクも下がりやすくなります。

というのも、前述のように、腸内の悪玉菌が増えるとその分だけ悪玉菌が放出する有害物質も多くなります。すると、腸内の壁が有害物質によってダメージを受けやすくなります。

このようにして腸内の壁が傷つくと、腸壁に隙間が生じた状態になります。そして、このような状態になると、本来であれば通過しないような「大きな物質」が異物として腸壁から体内へと侵入しやすくなります。

このとき、免疫細胞が体内に入り込んだ異物に対して強く反応すると、アレルギー症状が出ることがあります。また、入り込んだ異物の量が多いほど、アレルギー反応が起こりやすくなります。

そして、このようなアレルギー反応は、「未消化のタンパク質」に対して起こりやすいです。そのため、消化できていないタンパク質が体内へ侵入すると、アレルギーが起こりやすくなります。

このような中、腸は食べ物の消化吸収を行う器官です。そのため、腸内には、未消化のタンパク質が多く存在しています。このようなことから、腸内環境が悪いと、未消化タンパク質が大量に体内へと侵入することによって、食物アレルギーが起こりやすくなるといわれています。

多くの場合、子供の頃に食物アレルギーを発症しても、大人になる頃には治ります。ただ、中には、大人になっても食物アレルギーが治らない人もいます。

そして、食物アレルギーがあると、食べられない食品が多くなることによって日常生活を送ることが困難になります。

具体的には、食物アレルギーを発症すると、食べられる外食や惣菜などがかなり少なくなります。すると、人付き合いなどで外食をしようとした際に、「食べられるものが何もない」という状況に陥ることがあります。

また、食物アレルギーが重症化すると、自身で気をつけていても命を落とす危険性が高くなります。というのも、世の中には、アレルギーに対する正しい知識を持ち合わせていない人が少なくありません。このような人は、「少しくらい大丈夫だろう」という感覚で、アレルギー患者にアレルゲンを食べさせることがあります。

さらに、学校などの集団生活では、個人のケアが十分に行えないこともあります。そのため、食物アレルギーを持っている人自身が気をつけていても、周囲のミスなどによってアレルゲンとなる食品を口にしてしまうことがあります。

このようにしてアレルゲンを摂取すると、ショック症状を起こす危険性があります。そして、このようなショック症状が起こると、迅速に正しい対処が施されなければ死に至るケースもあります。

そのため、重症な食物アレルギーが発症すると、健康的な人に比べて命を落とすリスクが高くなるといえます。実際に、アレルギーをもつ子どもの誤食による死亡事故は、数年に一度の頻度で起こっています。

このように、食物アレルギーは生活の質を下げるだけではなく、命を落とす危険性が生じる怖い病気です。

とはいえ、このような食物アレルギーの発症原因は、遺伝や体質などさまざまなものがあります。そのため、原因を1つ取り除いたからといって、アレルギーの発症が防げるということではありません。

ただ、腸内環境が悪いと、アレルギーが発症しやすいというのはすでに述べたとおりです。そのため、子どもの健康を考えるのであれば、妊娠中から自身の腸内環境を整える生活習慣を心がけることが大切です。

そして、前述のように、青汁には腸内環境を整える働きのある食物繊維が豊富に含まれています。そのため、妊娠中に青汁を習慣的に飲むようにすると、子どものアレルギー発症リスクが下がりやすくなるといえます。

子どもの将来の生活習慣病リスクが下がりやすくなる

妊娠中の食生活が胎児の将来にも影響するということは、前述したとおりです。そのため、多くの人が、「胎児にとって良い食生活」をするために、体に悪い食べ物を避けるように心がけています。

この中でも特に、ジャンクフードは胎児の発育に悪影響を及ぼすことで知られています。実際に、妊娠中にジャンクフードを多く食べて過ごした母親の子どもは、将来の糖尿病リスクが高くなるということがわかっています。

とはいえ、「胎児に良くない」からといって、好きなものを我慢し続けると強いストレスになります。

また、好きなものを食べることを我慢すると、反動でたくさん食べてしまいがちになります。このようにしてジャンクフードを食べる量が結果として増えてしまうと、胎児に悪影響を与えることになります。

そのため、このようなことを防ぐためにも、「胎児の発育に悪い好物」は、「まったく食べない」のではなく「食べる量を少なくする」ということをおすすめします。

そして、このような食品を食べる前には、青汁を飲むようにしましょう。というのも、青汁にはジャンクフードに含まれていない栄養素がたくさん含まれているためです。

そもそもジャンクフードとは、カロリーが高い一方で栄養価が低い食品のことをいいます。具体的には、ジャンクフードの栄養は、糖質や脂質、食塩(ナトリウム)などに偏っており、他の微量栄養素があまり含まれていません。そのため、ジャンクフードで食事を済ますことが多いと、微量栄養素の摂取量が不足しやすくなります。

このとき、鉄などの「血が滞りなく流れるための栄養素」が不足すると、血行不良が起こりやすくなります。前述のように、母体の血行不良は子どもの発育に悪影響を及ぼします。

また、細胞の新生や酵素の働きなどには、ビタミン・ミネラルなどの微量栄養素が不可欠です。そのため、微量栄養素の摂取が不足したりバランスが悪くなったりすると、おなかの赤ちゃんの健全な発育が妨げられることになります。

さらに、糖質や脂質などのエネルギー源を燃やすためには、ビタミンB群が不可欠です。このようなビタミンB群は、ジャンクフードにはあまり含まれていません。

一方で、ジャンクフードには大量の糖質・脂質が含まれています。そのため、ジャンクフードを食べると、これらの過剰摂取によってオーバーカロリーとなったり、エネルギー源が燃えにくくなったりします。これらはどちらも、肥満の原因となります。

このようにして母体が必要以上に太ると、妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群などの発症リスクが高くなります。そして、これらの病気は、子どもの発育を阻害するだけではなく、子どもが命を落とす危険性も高くなります。

このような中、青汁にはさまざまな種類の微量栄養素が豊富に含まれています。そのため、青汁を飲むと、ジャンクフードの摂取によって不足しがちな栄養素を補いやすくなります。

また、青汁に含まれている食物繊維には、糖質や脂質などの吸収を阻害する働きがあります。というのも、これら栄養素が体内に吸収されるためには、「消化酵素」の働きによって細かく分解される必要があります。

このとき、糖質や脂質など一緒に食物繊維を摂ると、これら栄養素が消化酵素と触れにくくなります。すると、糖質や脂質などが分解される機会が少なくなることによって吸収されにくくなります。

このようにしてエネルギー源が吸収されにくくなると、その分だけ太りにくくなります。そのため、青汁を飲むと、ジャンクフードを摂取することによるデメリットが和らぐといえます。

当然のことながら、ジャンクフードは食べないに越したことはありません。とはいえ、前述のように、食べたい気持ちを強く我慢しようとすると、反動が起こりやすいです。

そのため、青汁は、「ジャンクフードをどうしても食べたい時」のお供にするようにしましょう。そうすることで、食べたい欲求の反動が起こりにくくなり、ジャンクフードを食べることによる子どもへの悪影響を減らすことができるといえます。

このように、青汁にはおなかの赤ちゃんに良い影響を与える栄養素や成分などが豊富に含まれています。そのため、妊娠中には、青汁を習慣的に飲むようにすることをおすすめします。

そして、青汁は、出産後も飲み続けるようにしょう。そうすることで、出産後の母体が必要とする微量栄養素を補給し、健康で快活な日々を送りやすくなります。