青汁には、さまざまな健康効果があります。例えば、肌トラブルや肥満、アレルギーなどは、青汁を継続して飲むことによって予防したり解消したりすることが期待できます。

また、青汁の摂取に加えて、「運動」や「睡眠」、「呼吸」、「食事」などの4点を意識して生活すると、青汁の健康効果をさらに高めることができます。そのため、これらの健康法について学び実践することで、健康トラブルが起きにくい身体になります。

そこで、ここでは「青汁の効果を高める4つの健康法」について解説していきます。

運動法

運動の実践は、多くの人が「健康を維持するために必要な要素である」と認識していることです。そして前述のように、青汁の効果を高めるためには、運動を行うことが欠かせません。

というのも、そもそも人間は動物であり、身体を動かすことによって生きていく生物です。ただ、現代社会では、運動する機会が昔に比べてかなり減少しており、本来必要な分の運動を行っていない人がほとんどです。そのため、現在の日本では、運動不足によって全身の機能が低下している人が少なくありません。

そして、このようにして身体が不健康になると、胃腸などの消化機能が低下します。すると、青汁に含まれている栄養素を十分に消化・吸収できなくなります。

青汁には、ビタミンやミネラルなどのさまざまな栄養素や、食物繊維やポリフェノール、酵素などの機能性成分が豊富に含まれています。そして、青汁の健康効果を形作っているのはこれらの成分です。そのため、運動不足になると、青汁に含まれる成分が吸収しづらくなるため、健康効果が十分に得られなくなります。

一方で、適切な運動を行うと、呼吸数や脈拍数などが多くなるため全身の血流が良くなります。また、運動を定期的に行うようにすると、その分だけ筋肉量が増えます。すると、筋肉による熱の産生量が多くなるため、身体が冷えにくくなって平常時の血流も改善されやすくなります。

このようにして全身の血流が良くなると、人体におけるすべての器官の調子が整いやすくなります。というのも、血液は全身の細胞に酸素や栄養素などを運ぶ役割を担っています。そのため、血行が良くなると、身体のすみずみまで酸素・栄養素が行き届くようになり、細胞の活動が活発になります。

そして、このようにして細胞が活性化すると、組織の機能が向上しやすくなります。例えば、脳における細胞の代謝が良くなると、記憶力が良くなったり集中力が高まったりします。また、胃腸の細胞が活性化すると、消化吸収能力が正常に働きやすくなります。

このようなことから、普段から運動する習慣を身につけると、全身に筋肉や骨などだけではなく、脳や内臓などの人体を構成する器官における全ての機能が向上するといえます。そして、このようにして内臓の働きが良くなると、青汁に含まれる栄養素が良く吸収されるようになるため、青汁の健康効果があらわれやすくなります。

無酸素運動は内臓の働きを抑える

前述のように、運動すると青汁の効果を実感しやすくなります。ただ、運動の仕方によっては、かえって逆効果になることがあります。というのも、「無酸素運動」を行うと、内臓の働きが一時的に抑えられるからです。

無酸素運動とは、活動に必要なエネルギーを作り出すために酸素をほとんど必要としない運動のことをいいます。例えば、短距離走や筋肉トレーニングなどがこれにあたります。これらは、どちらも短時間に強い負荷がかかる運動です。

このような無酸素運動を行っている時、身体は筋肉を効率よく動かせるようにします。というのも、人間の体は、「交感神経系」と「副交感神経系」という2つの神経系が相互にバランスを取ることによって生命活動を行っています。

例えば、交感神経系が高ぶると、骨格筋や脳などへの血流が良くなり、身体は活動モードになります。そして、副交感神経系の働きが低くなります。これに対して、副交感神経系が優位になると身体は休眠モードに入り、交感神経系の働きが低下します。

これら2つの神経系は、必要に応じてスイッチが入ります。具体的には、副交感神経系は、身体を休めるために疲れた時や就寝前などに優位になりやすいです。そして、交感神経系は、一般的な活動時間である昼間に働きます。

ただ、交感神経系は、このような活動時だけではなく、ストレスを感じたときなどにも優位になります。というのも、本来強いストレスを感じているということは「生存の危機である」ということです。そのため、身体はこのような危機を乗り越えるために、交感神経系をオンにして活動モードになります。

前述のように、交感神経系が高ぶると、骨格筋や脳などへの血流が良くなります。そして、交感神経系によるこのような作用によって、身体のパフォーマンスを上げて仕事や勉強などで成果を上げたり、危機を乗り越えたりすることができます。

一方で、交感神経系によって骨格筋などに優先的に血液が送られると、胃や腸など消化器官への血流が後回しになります。そのため、交感神経系がオンになっている状態では、消化吸収がうまく行われにくいです。

そして、無酸素運動は、呼吸がままならないほどの激しい運動です。そのため、無酸素運動を行うと、交感神経系が優位に働きやすくなります。つまり、無酸素運動は、一時的に内臓の働きを抑えるため、消化機能を低下させるということです。

例えば、食後に全力で100メートルを走って、お腹が痛くなった経験を持つ人は多いです。これは、無酸素運動を行うことで胃腸の働きが悪くなり、消化と吸収が上手くできなくなったことによって起こります。

このように、無酸素運動は消化器官の活動を抑えます。そのため、無酸素運動の前後に青汁を飲むと、内臓機能の低下によって栄養素や機能性成分などを消化・吸収しづらくなるため、青汁の効果を実感しにくくなります。

このようなことを避けるためにも、青汁の健康効果を十分に発揮させるためには、無酸素運動ではなく「有酸素運動」を行うことが大切です。

有酸素運動とは

前述のように、無酸素運動とは、エネルギーを生み出すのに酸素をあまり必要としない運動のことです。これに対して、有酸素運動は、酸素を利用して体内の糖質や脂肪などを燃焼してエネルギーを生み出します。そのため、有酸素運動は無酸素運動に比べて、瞬間的な力は弱い一方で運動が持続しやすいという特徴があります。

そして、有酸素運動は、呼吸によって酸素を取り込みながら運動を行います。そのため、無酸素運動よりも交感神経系を刺激しにくいです。

というのも、呼吸は自律神経系によって制御されています。例えば、交感神経系が高ぶって身体が活動モードになっているときは、酸素をたくさん取り込むために呼吸数が増えます。一方で、副交感神経系が優位になると、呼吸は穏やかになります。

これと同様に、呼吸数を増やすと交感神経系が高ぶり、呼吸を落ち着けると副交感神経系が優位になりやすくなります。つまり、これら2つの神経系は、呼吸を意識することによってある程度コントロールできるということです。

前述のように、無酸素運動は短時間で強い動きをするため、呼吸がかなり荒くなります。一方で、有酸素運動は呼吸を行いながらの運動であるため、無酸素運動に比べて呼吸が穏やかです。そのため、有酸素運動は交感神経系を刺激しにくいです。

そして、ウォーキングやジョギング、エアロビクスなどのリズミカルな動きは、交感神経系や副交感神経系などの「自律神経系」を整える働きがあります。前述のように、ストレスを感じると、交感神経系がオンになります。そのため、ストレス社会である現代日本では、交感神経系が過剰に働いている人が少なくありません。

このような中、リズミカルな動きを行うと、脳内で「セロトニン」という物質が分泌されやすくなります。そして、セロトニンには自律神経系の働きを整える作用があります。そのため、リズミカルな有酸素運動を行うと、自律神経が整って副交感神経系の働きが正常化しやすくなります。このようにして副交感神経系が働くと、胃や腸などの消化器官に血液が多く流れるようになり、消化機能が向上します。

また、有酸素運動では、下半身の筋肉を多く使います。下半身の筋肉は、足に溜まった血液を上に戻す「ポンプ」の役割を担っています。そのため、有酸素運動を行うと、下半身の血液が心臓に戻りやすくなり、全身の血流が改善されやすくなります。

このようにして全身に血液が巡るようになると、青汁の有効成分が全身に送り届けられやすくなります。そのため、有酸素運動を行うと、青汁が含んでいる有益な成分を効率よく吸収できるだけではなく、これら成分が有効に活用されやすくなります。

効果的な有酸素運動の行い方

前述のように、有酸素運動とはしっかり呼吸をしながら行う運動です。そのため、有酸素運動にはさまざまな種類があります。

例えば、ウォーキングやジョギングなどは、日常生活に取り入れやすい有酸素運動です。ただ、これらの運動も、自身に合わないペースで行うと、呼吸が荒くなって無酸素運動となります。そのため、有酸素運動は、呼吸が浅くなりすぎないように意識しながら行うことが大切です。

また、悪天候時や育児中などによって自宅から出ることが困難な場合は、台の昇降運動がおすすめです。また、昇降運動にはテレビなどを見ながら行えるため、継続しやすいという特長もあります。このとき、高すぎる台を利用すると、身体に強い負荷がかかって無酸素運動となります。そのため、10~30cm程度の踏み台を使いましょう。

そして、学生時代などに球技などのスポーツを行っていた人は、同じスポーツに再び挑戦してみることをおすすめします。というのも、スポーツを行うとストレスが解消されやすくなるため、ストレスによる交感神経系の刺激を抑えることができます。

さらに、過去に経験したことがあるスポーツだと、新たに挑戦するスポーツよりも続けやすいため、習慣化しやすいです。そして、このようにして定期的に運動を行う習慣をつけると、より全身の働きが強化されやすいため、青汁の効果を実感しやすくなります。

このように、有酸素運動にはさまざまな種類があります。そのため、自分の性格や生活習慣などに適した運動を行いましょう。そうすることによって、有酸素運動を継続して行うことができ、青汁に含まれている成分を十分に活かすことができるようになります。

睡眠法

睡眠は、運動や食事などに並んで健康に欠かせない要素の1つとして知られています。そして、毎日における睡眠の質は、青汁の効果を大きく左右します。

というのも、睡眠には、疲労を回復したり蓄積したストレスを解消させたりする働きがあります。身体に疲れが溜まっていると、老廃物が蓄積して血行が悪くなります。すると、消化器官の機能が落ちたり、全身に栄養素などが届けられにくくなったりします。また、前述のように、ストレスが溜まると交感神経系が興奮しやすくなります。

このように、睡眠不足によって起こる症状は、どれも青汁の健康効果を弱める要因となります。そのため、睡眠をしっかり取って疲労やストレスなどを回復すると、青汁が含む健康成分を身体に摂り入れやすくなります。

さらに、睡眠には「自律神経の活動を正常にする」という働きもあります。前述のように、自律神経系が乱れると、消化吸収能力が低下します。また、全身の血流が悪くなり、栄養素が細胞に届けられにくくなります。

このようなことから、適切な睡眠を取ることは、青汁の効果を高めるために欠かすことができない要素だといえます。

良質な睡眠のとり方

前述のように、睡眠をきちんと取ることは、健康な体を作るだけではなく青汁の健康効果を高めることにつながります。ただ、やみくもに長時間眠っても、眠りの質が悪ければ体の調子は整いにくいです。そのため、青汁の健康効果を活かすためには、睡眠時間よりも「睡眠の質」に注意する必要があります。

このような睡眠の質を上げるためには、寝る前に副交感神経系を優位にすることが大切です。というのも、交感神経系が興奮している状態というのは、いわば「臨戦対戦」の状態です。そのため、交感神経系が優位になっていると、寝付きにくくなったり眠りが浅くなったりします。「興奮して寝付けない」という症状は、このようなメカニズムによるものです。

一方で、副交感神経系が優位になると、身体は休眠モードになります。そのため、副交感神経系がオンになっていると、スムーズに寝付くことができ、睡眠が深くなりやすいです。このようなことから、睡眠の質を上げるためには、寝る前に副交感神経系を意識して優位にすることが大切といえます。

具体的には、就寝前は意識してリラックスすることを心がけましょう。例えば、好きな音楽を聞いたりマッサージをしたりすると、体の緊張がほぐれて眠りにつきやすくなります。

また、リラックス効果のある香りを嗅ぐことも、良質な睡眠を促します。特に、ラベンダーの芳香成分には、好き嫌いに関わらず副交感神経系を刺激する作用があります。そのため、寝る前には、ラベンダーなどの香りをルームスプレーや入浴剤、マッサージオイルなどで吸引することをおすすめします。

ただ、市販の芳香剤などには、合成香料で香り付けをしているものがあります。このような合成香料は、主に石油などから作られているため、本来植物が含有しているような有効成分が含まれていません。そのため、安眠目的で香りを選ぶ際には、天然香料が使用されているものを選ぶことが大切です。

さらに、就寝前に湯船に浸かることも、良質な睡眠を得ることにつながります。というのも、湯船に浸かると、水の浮力やお湯の温かさなどによって体の力が抜けて緊張が解けやすくなります。また、適度に体が温まることによってリラックスしやすくなります。

ただ、お風呂のお湯が42℃以上の高温になると、交感神経系が刺激されて身体が覚醒しやすくなります。そのため、寝る前の入浴は、38℃程度のお湯に浸かるようにしましょう。

また、前述のように、副交感神経系は呼吸を意識することで刺激することができます。そのため、布団に入ってもなかなか寝付けないときなどは、ゆっくりと呼吸するようにしましょう。特に、リラックスするためには、吸った時間の2倍以上時間をかけて息を吐き出すことが大切です。このとき、へその下あたりに力を入れるようにして息を吐き出すことがポイントです。

このように、良質な睡眠を得るためには、前述のようなことを行って副交感神経系を刺激することが大切です。一方で、就寝前にテレビや携帯電話、パソコンなどの画面を見ると、光の刺激が脳に伝わって交感神経系が興奮しやすくなります。そのため、良質な睡眠を得たいのであれば、寝る前にこれらを見ることは避けるのが無難です。

また、睡眠の質を向上させるには、「メラトニン」が分泌されやすい活動を行うことも重要です。というのも、睡眠を促す「眠気」は、いくつかのホルモンによって起こります。そして、これらのうち、「メラトニン」というホルモンは、毎晩の眠気を起こさせる働きがあります。そのため、メラトニンが分泌されやすい生活習慣を心がけると毎日快眠できるようになり、疲労が溜まりにくくなります。

このような作用のあるメラトニンは、起床してから14時間後に分泌量が増加します。そして、メラトニンはセロトニンをもとに作られます。

このようなセロトニンは、「トリプトファン」というアミノ酸を材料に作られます。そのため、快眠するために必要なメラトニンの量を得るためには、バナナや牛乳、米などのトリプトファンを多く含む食品を意識して摂ることが大切です。

また、前述のように、セロトニンはリズミカルな運動によって分泌を促すことができます。さらに、セロトニンは、朝日を浴びたり人と触れ合ったりすることでも分泌量が増えることがわかっています。

このようにしてセロトニンの分泌量が増えると、材料が多いためメラトニンが分泌されやすくなります。そして、前述のように、メラトニンが安定して分泌されるようになると、就寝しやすくなったり眠りが深くなりやすくなったりするため、疲労やストレスなどが溜まりにくくなり、青汁の健康効果が十分に活かせるようになります。

このように、睡眠の質を上げるためには、いくつかのポイントがあります。そして、一般的には、「睡眠時間は7時間半以上である方が良い」や「0時までには就寝したほうが良い」などといわれることが多いです。

ただ、睡眠には多様性があり、「適切な睡眠は人によって異なる」というのが実際の姿です。また、仕事や学業などの関係で、まとまった睡眠時間が取れなかったり0時までに眠れなかったりする人も少なくありません。

このような人が前述のような就寝や睡眠などの時間を厳守しようとすると、かえってストレスにつながり寝付きが悪くなることがあります。そのため、このような「時間のルール」は、気にしすぎないことが大切です。

「自身に適切な睡眠」の目安は、「朝の目覚めが快適であること」と「日中に眠くならないこと」です。そのため、このような状態であれば、睡眠時間が一般的な水準より短くても、あなたには合っていると考えて良いでしょう。

呼吸法

一般的に、呼吸の仕方を工夫することは健康に良いといわれています。実際に、呼吸の仕方を意識すると、身体にさまざまな好影響があります。そして、このような呼吸法は、青汁の健康効果を助ける働きがあります。

というのも、呼吸とは「外から酸素を取り入れて、体内から二酸化炭素を出す」という行為です。そして、このような酸素と二酸化炭素の交換を仲介しているのが血液です。

そのため、正しい呼吸を行うと、酸素と二酸化炭素の交換が活発に行われるようになります。その結果、酸素や二酸化炭素を運ぶ役割がある血液の流れも良くなります。

そして、前述のように、血流が良くなると青汁が含む栄養素や機能性成分などの吸収が効率良く行われるようになり、全身に巡りやすくなります。つまり、呼吸を意識して整えると、血液の流れが良くなるため、青汁の健康効果を実感しやすくなるということです。

腹式呼吸

前述のように、呼吸法を意識すると血行が良くなり、さまざまな健康効果が表れます。そして、このような呼吸法は、「腹式呼吸」と「胸式呼吸」に大別されます。

そもそも、肺は自力で動くことができないため、肺そのものには外部から酸素を取り込む力がありません。そのため、呼吸を行うために、肺は周りの筋肉や横隔膜などの力を借りて膨らんだりしぼんだりしています。

このとき、主に胸周りの筋肉を動かして呼吸する方法を「胸式呼吸」といいます。これに対して、横隔膜による力が強いものを「腹式呼吸」といいます。

胸式呼吸では、胸周りの筋肉を使用するため、息を吸うと胸のあたりが膨らみます。一方で、腹式呼吸は、腹部の筋肉によって横隔膜が動くため、息を吸うと腹部が膨らみます。

一般的には、腹式呼吸の方が健康的であると認識されることが多いです。ただ、これらはどちらも、正しく行うことによって酸素を多く取り込んで血行を良くすることができる呼吸法です。そのため、「どちらが健康に良い」というものではありません。実際に、ラジオ体操で行われる深呼吸は、胸式呼吸によるものです。

ただ、胸式呼吸は、息を「吸う」ことに重点を置いており、交感神経系を刺激する呼吸法です。そのため、これから活動を始めるタイミングである起床時などには向いている一方で、リラックスしたい場合には向かない呼吸法といえます。

これに対して、腹式呼吸は腹部を動かして息を「吐く」ことに重点を置いた呼吸法です。そして、肺に溜まっている空気を出し切り、その反動によって多くの息を吸い込みます。そのため、腹式呼吸は、胸式呼吸よりも深く呼吸しやすく、摂り入れる酸素の量が多くなりやすいです。

また、腹式呼吸を行うために腹部を動かすと、へその下辺りに力が入りやすくなります。このような箇所は「丹田」と呼ばれており、奥には自律神経系の「塊」が存在しています。そのため、腹式呼吸を行うと、このような自律神経系が刺激されて機能が整いやすくなります。

前述のように、青汁の健康効果を活かすためには、副交感神経系を優位にしてリラックスすることが大切です。そして、現代日本人は交感神経系が過度に興奮している人が多いです。そのため、腹式呼吸によって自律神経系を整えると、これら神経系のバランスが良くなって青汁の栄養素や機能性成分などを活かしやすい体になります。

食事法

食べるものが健康に大きな影響を与えることは、一般的によく認識されています。そのため、多くの人が食べ物に気をつけています。ただ、健康的な身体を作るためには、食べ物の種類だけではなく「食べ方」にも注意が必要です。

例えば、食事を一人で取ることが多いと、栄養の吸収力が低下したり情緒不安定になったりなどの症状が出ることがわかっています。また、食べる量が少なくなりがちなため、身体に必要な栄養素を補いきれないケースも少なくありません。

さらに、食品の食べる順番や、噛む回数なども健康に大きな影響を与えます。そして、青汁の健康効果を活かすためには、このような「食事法」に注意する必要があります。

食事における青汁の飲み方

青汁は、野菜の絞り汁です。そのため、日々の野菜不足を解消するために、食事と一緒に青汁を摂取する人は少なくありません。このようなとき、ご飯やおかずなどの前に青汁を飲むようにすることをおすすめします。

というのも、空腹時に糖質や脂質などのエネルギー源から食べると、速やかに消化されてブドウ糖となります。そして、このようなブドウ糖は、吸収されて血液中に流れ出ると、全身の細胞におけるエネルギー源となります。

このようにして血液中の糖(血糖)が増えると、体内では「インスリン」というホルモンが分泌されます。インスリンには、血液中のブドウ糖を細胞に取り込ませる働きがあります。この作用によって、血糖値を安定させています。

ただ、インスリンには、体内での脂肪合成を助けたり、脂肪の分解を抑制したりする働きもあります。そのため、インスリンの分泌量が多いと、体に脂肪がつきやすくなったり脂肪が落ちにくくなったりします。

前述のように、空腹時にエネルギー源を食べると、すぐに吸収されて血糖値が上昇します。すると、このような血糖値を下げるために、大量のインスリンが分泌されます。そして、このようなインスリンは、血糖値を急激に下降させて空腹感をもたらします。

そのため、食事の際に糖質や脂質などが多い食品から食べ始めると、インスリンの作用が強く出たり、空腹感によって食べ過ぎたりするため太りやすくなります。

また、このようにして大量のインスリンが分泌される状態が続くと、インスリンが効きにくくなっていきます。すると、細胞がブドウ糖を取り込めずに血糖値が高い状態が続きます。このような病気を「糖尿病」といいます。つまり、糖質などから食べるクセがあると、糖尿病になりやすいということです。

このような中、青汁にはエネルギー源となる栄養素はあまり含まれていません。一方で、人間の体では消化吸収できない成分である「食物繊維」が豊富に含まれています。そのため、糖質や脂質などが多く含まれる食品を食べる前に青汁を飲むようにすると、これら栄養素が消化酵素と触れにくくなるため吸収スピードが穏やかになります。

このようにしてエネルギー源の吸収が穏やかになると、血糖値が急に上がることがなくなります。そのため、インスリンの分泌量が安定して太りにくくなり、糖尿病も発症しづらくなります。

このように、青汁に含まれる食物繊維には、エネルギー源の吸収スピードを緩やかにして肥満や糖尿病などが起こりにくくする働きがあります。そのため、食事と一緒に青汁を飲む際は、青汁を先に飲むことをおすすめします。

よく噛むと青汁が吸収されやすくなる

前述のように、食事の際は食べるものだけではなく食べ方にも注意する必要があります。特に、「食べ物の噛み方」は、青汁の効果を大きく左右する要因の1つです。

というのも、青汁には、ビタミンやミネラルなどの身体に必要不可欠な栄養素が豊富に含まれています。このような栄養素には、身体の調子を整えたり機能を向上させたりする作用があります。そのため、青汁がもつ栄養素を体内に摂り入れると、全身の働きが良くなりやすいです。

ただ、このような健康効果を得るためには、「栄養素が体内に吸収されること」が欠かせません。つまり、栄養価が高い青汁をいくら飲んでも、栄養素が正しく体内に取り込まれなければ健康効果は発揮されないということです。

そして、このような栄養素を十分に吸収するためには、体内で青汁を消化する必要があります。というのも、食物に含まれている栄養素のほとんどは、そのままの形では吸収できません。そのため、口から取り入れた食べ物は、胃や腸などで消化酵素と混ぜられます。

このようにして消化酵素と混ざった栄養素は、分解されて小さくなり、体内に吸収されていきます。つまり、食物に含まれている栄養素を吸収するためには、このような消化酵素が十分に分泌されてしっかりと食物と混ぜられることが必要ということです。

前述のように、このような消化・吸収は、胃腸などの消化器官が行っています。そのため、青汁の健康効果を活かすためには、胃腸が活発に活動して消化酵素の分泌や消化器官内での撹拌がスムーズに行われることが大切です。

そして、噛むという行為には、このような消化器官の働きを高める作用があります。そのため、青汁を良く噛んでから飲むようにすると、青汁の栄養素が吸収されやすくなります。

また、よく噛んで食事をすると、脳の血行が良くなることがわかっています。このようにして脳の血流が良くなると、自律神経系も整いやすくなります。

というのも、自律神経系は、脳の視床下部という部分が制御しています。そのため、脳内の血流が悪くなると、視床下部などの働きも低下して自律神経系がうまく働きにくくなります。

そして、すでに述べたように、青汁の健康効果を十分に活かすためには、自律神経系を整えることが大切です。そのため、青汁を噛んで飲むと、脳の血流が良くなることによって、含有されている成分が十分に活かされやすくなります。

前述のように、青汁にはさまざまな健康効果があります。そして、継続的な青汁の摂取とともに、運動や睡眠、呼吸、食事などを意識・工夫することで、青汁の健康効果をさらに高めることができます。

そのため、青汁を既に飲んでいる人やこれから飲もうとしている人などは、これまでに述べたような健康法を意識するようにしましょう。そうすることで、より健康的な体を手に入れることができるようになります。