「青汁が健康に良い」ということは、広く認識されている事実です。実際に、青汁には、健康の亢進・維持に効果のあるさまざまな栄養素や成分などが豊富に含まれています。

一方で、「青汁には放射能が含まれている」という噂が飛び交っており、「青汁を飲むと放射能が体内に入るから危険である」といわれることもあります。

ただ、実際には、「青汁は安全である」や「青汁は危険な飲み物である」などの「極端な結論」を出すことはできません。

例えば、「野菜は体にいい食品」という認識は、ほとんどの人が持っていることでしょう。ただこのとき、野菜が「中国産」であればどうでしょうか。おそらく、ほとんどの人が「体に悪い食品」と答えることでしょう。これは、過去に中国産の野菜から人体に有害な物質が検出されたためです。

このような場合では、「野菜=体に良い」ということができません。そのため、野菜の健康効果は、産地や管理方法などによって異なるということができます。

これと同様に、青汁の安全性も、産地や管理方法などによって大きく異なります。そのため、「青汁には放射能が含まれているから危険」といった噂は、強引かつ暴論であるといえます。

とはいえ、青汁は健康のために飲むものです。そのため、青汁を生活に取り入れようとしている人の多くが、「青汁の安全性は本当に大丈夫なのだろうか?」と気にしていることでしょう。

そこで、ここでは放射能と青汁の関係性について解説し、安全な青汁の選び方について述べていきます。

放射能とは?

「放射能」と聞くと、無条件に「危険なもの」と思う人が多いです。実際に、放射能を持つものの中には、人類を含めた「生命体」の組織を内側から壊すものがあります。

ただ、放射能は自然界に広く存在しており、「放射能=危険なもの」とは言い切れません。実際に、「体にいい」と認識されている温泉の中には、放射能をもつ物質を利用しているものがあります。

また、「放射能」という言葉は、正しい意味で使用されないことが多いです。さらに、「放射能」という言葉のイメージを利用して、不安を煽るために使われることも少なくない単語です。

ただ、自身を危険から守るためには、正しい知識を持って情報の信憑性を判断する必要があります。

そして、「放射能」という言葉を誤用しているということは、「放射能に関しての正しい知識を持ちあわせていない人である」ということができます。そのため、放射能という言葉の意味や性質などをしっかり理解することで、放射能に関する記事の真実性を見極めることができるようになります。

放射能と放射線・放射性物質の違い

放射能の危険性については、世界各地でたびたび問題視されています。このとき、「放射能を浴びると人体に害が生じる」といわれることがあります。ただ、厳密にいうと、このような表現は間違いとなります。

というのも、「放射能」とは、「放射線を放出する能力」のことを指し、体に直接的な害を及ぼす可能性があるのは「放射線」です。そして、このような「放射能をもつ物質」のことを「放射線物質」といいます。

これを電球に置き換えると、放射能とは「光を放つ能力」のことを指します。また、電球が放つ光は「放射線」、電球は「放射性物質」ということができます。そのため、電球が切れて光らなくなった電球は「光を放つ能力がない=放射能がない」となります。

このとき、電球の光を浴びることを「光を放つ能力を浴びる」とはいいません。このことからも、前述した「放射能を浴びると害が生じる」という表現は誤りであることがわかります。

また、「放射能が低い」という場合は、「放射線を放出する能力が弱い」ということになります。このような「放射能」の強さを表す単位を「ベクレル」といいます。そのため、ベクレルの値が大きい放射性物質であるほど、体に害を及ぼす危険性が高いといえます。

このようなことから、「浴びて危ないもの」は放射線であり、放射能ではありません。また、「放射能」を持つ物質である「放射性物質」が身近にあると、体は放射線の影響を受けます。ただ、「放射能」という言葉そのものは、「放射性物質の性質」を表しているだけです。

そのため、これら用語を混同して使っている場合は、コンテンツを担当した人が正しい知識を持っていないということになります。このようなことから、「記事の審美眼」を持つために、このような知識をしっかり覚えておくことが大切です。

放射線の危険性

一般的なイメージでは、「放射線」は「危険なもの」という認識されていることが多いです。

実際に、強い放射線を浴びたり放射線を浴びる時間が長かったりすると、体のさまざまな組織がダメージを負いやすくなります。このようにして体が放射線の影響を受けることを「被曝(ひばく)する」といいます。

このような「放射線の強さ」は、「シーベルト」や「グレイ」などの単位によって表されます。このうちでも、特に「シーベルト」は、テレビなどのメディアで使用されることが多く、耳馴染みのある人が多い単位です。

シーベルトとは、「放射線が人体に与える影響の大きさ」を表す単位です。そのため、この数値が多いほど、「人体に影響が強い=有害性が強い」ということになります。

例えば、6~7シーベルトの放射線を浴びると、99%の人が死亡に至るとされています。また、3~4シーベルトは約半数、2シーベルトでは約5%の人が死に至る被曝量であるといわれています。

そして、50ミリシーベルト(0.05シーベルト)の放射線を浴びると、がんの発症率が上昇し始めるという研究結果があります。

一方で、このような放射線は、日常的にも浴びています。例えば、病院で胃のレントゲン撮影を行うと、一回あたり2ミリシーベルト被曝します。また、このような医療を受けなくても、1年間に平均で約2.1ミリシーベルトの放射線を浴びているといわれています。これは、放射線が自然界に広く存在しているためです。

例えば、放射線は空から降り注いでいたり、地面から放出されていたりします。これは、宇宙や地中などには多くの放射性物質が存在しているためです。

また、わたしたちが日頃食べている飲食物にも、自然界に存在する極微量の放射性物質が含まれています。このようなことから、私たちは「生きているだけで放射線の影響を受け続けている」ということができます。

さらに、温泉の一種であるラジウム温泉では、一時間あたり0.2マイクロシーベルト(0.0002ミリシーベルト)の放射線を浴びることになります。多くの人が知っているように、温泉とは人体に良い効果があると認められた湧き水のことです。

このような「放射線の健康効果」については諸説あるのが実情です。そのため、「微弱な放射線であれば体に良い」と言い切ることはできません。

とはいえ、前述のように、地球上には微弱な放射線が常に存在しています。そのため、ラジウム温泉などの弱い放射線を浴びても、健康被害を受けることはまずないといえます。

放射線とはそもそも何なのか?

世の中にあるすべてのものは、「原子」という小さな粒で構成されています。例えば、人体は「炭素」や「水素」、「窒素」などのさまざまな原子が、パズルのように「特有の形」で組み合わさることによって構成されています。

このような原子は、「電子」や「中性子」、「陽子」などの「さらに小さい粒」で構成されています。そして、これら粒の量は、原子の種類ごとにある程度決まっています。

例えば、通常の酸素原子は、8つの電子と陽子を持っています。

このとき、電子と陽子の数が同じである方が安定しやすい状態となります。そのため、電子が陽子よりも多かったり少なかったりすると、他の物質から電子を奪ったり電子を放出したりして「電子の数=陽子の数」になろうとします。

このように原子には、それぞれ「安定しやすい形」が存在しています。そのため、安定しやすい形になっていない原子は、何らかの方法によって安定しやすい形に近づこうとする性質があります。

このような中、ウランやラドンなどの原子は、不安定な状態で自然界に存在しています。このような原子は、自身が抱えている電子や中性子、エネルギーなどを「いらないもの」を放出して安定した形になろうとしています。

このとき、このような「いらないもの」は高速で放たれます。そして、このようにして「原子から放出された要らないもの」が放射線です。

また、当然のことながら、このような「要らないもの」は、人間の目で目視できる大きさではありません。さらに、原子は「いらないエネルギー」を「電磁波」という波として放出します。このようにして発生した波も、目で見ることはできません。

このようなことから、放射線とは「原子から高速で放たれた目に見えない粒やエネルギーなどのこと」であるということがわかります。

そして、このような「高速の粒(電磁波)=放射線」には、原子の質を変える力があります。

というのも、床においたピンポン玉に高速でピンポン玉を当てると、床上のピンポン玉が弾き飛ばされます。これと同様に、高速の粒が他の原子に当たると、原子が持っている電子や中性子などの粒がはじき出されてしまいます。

このようにして原子が持つ電子や中性子などの数が変わると、もともとの原子における性質が失われます。そのため、このようなことが人体で起こると、放射線が当たった部分の組織の正常な機能が失われることになります。

また、放射線が当たることによって原子における電子や中性子、エネルギーなどの量的バランスが崩れると、この原子が「要らないものを放出して安定しようとする物質」に変わることがあります。つまり、放射線が当たった原子が放射性物質となることがあるということです。

このように、放射線には「物質を壊す強い力」があります。とはいえ、前項で述べたように、弱い放射線を少しの時間浴びても、自覚できるような症状は起こりません。そのため、放射線の危険性は、放射線の強さや浴び方、浴びた量などによって大きく異なります。

なぜ青汁が放射能で危ないといわれているのか

「放射能の危険性」は、世界中でたびたび議論に上げられています。日本においても、2011年3月に発生した福島原子力発電所の事故によって、「放射能は危険なものである」との認識が一層高まりました。

これまでに述べたように、放射線には「強い力」があります。そのため、このような力を利用すると、大量のエネルギーを短時間で得ることができるようになります。

そして、原子力発電所では、このような放射線の力を利用して発電を行っています。具体的には、「放射線が連続して発生する状況」を意図的に生み出すことによって継続して大量のエネルギーを得ています。

そのため、原子力発電所内の「エネルギーを生み出している所=核燃料を燃やしている所」には、強力な放射線が大量に存在しています。

このような放射線が周辺地域に放出されると、発電所の従業員や地域住民などの命が脅かされます。また、人間だけではなく、動植物や虫などの生命体も生きることができない「死の土地」となります。

そのため、このようなことを防ぐために、核燃料は何重にも重ねられた容器の中で燃焼されています。

ただ、このような部分が事故によって壊れると、発電に利用していた放射線が外に放出されることになります。そのため、重大な事故が起こった原発の内部では、人体を数分で死に至らしめるほどの強力な放射線が飛んでいる箇所がむき出しの状態で存在しています。

例えば、1986年に重大な事故を起こしたチェルノブイリ原発には、1時間で100シーベルトほどの放射線が存在する所があります。また、福島原発内にも、1時間で650シーベルトほどの放射線が放たれている箇所があるとされています。

すでに述べたように、人間は6~7シーベルトの放射線で死に至ります。そのため、このような重大事故が起こった原発の内部にむき出しの人間が入ると、少なくとも数分で絶命することになります。

とはいえ、このような放射線は、コンクリートや水などの障害物があると進行が遮られます。そのため、原発事故によって放出された放射線は、「爆心地」から遠いほど浴びにくくなるといえます。

このようなことから、原発周辺に住んでいない人は、原発から発せられる放射線を浴びることはないことがわかります。

では、なぜ「青汁における放射能の危険性」が噂になっているのでしょうか?これは、原発事故が放出したのは「放射線のみではない」ためです。

原発事故は自然環境を汚染した

すでに述べたように、原子力発電所では、燃料が放射線を出しやすい環境を作り出します。そして、放出された放射線が他の燃料を壊すことによって、連続して放射線が放たれるようにしています。これによって、大量のエネルギーを継続して得ることができます。

このような原発の「燃料」となる物質は、「放射性物質」です。また、核燃料が上で述べたような過程を踏んで「燃焼」すると、新たな放射性物質が発生します。このようなことから、原子力発電所の中には、「大量の放射性物質」があることがわかります。

このとき、原子力発電所に事故が起こると、このような放射性物質が発電所の外に放出されることがあります。というのも、核燃料が「燃焼」している間は、たくさんのエネルギーが放出されています。そのため、稼動している原子力発電所内の燃料は、かなりの高温となっています。

このような状態を放置すると、燃料を包んでいる容器が溶かされて壊れてしまいます。そのため、正常に運転されている原子力発電所では、核燃料が大量の水によって冷やされています。

ただ、このような水のうち、核燃料と触れたものには「放射性物質」が含まれていることになります。そのため、核燃料と触れた水が発電所外へ放出されると、放射性物質が地域へばらまかれることになります。

このとき、事故によって冷却機能が失われると、核燃料と触れている水が蒸発して気体となります。このような蒸気は、狭いところに大量に溜まると爆発を起こします。そのため、高温を発し続ける核燃料によって水蒸気が発生し続けると、爆発が引き起こされて重篤な事態をもたらします。

このようなことを防ぐために、2011年の福島原発事故では、原発内に溜まった蒸気を意図的に放出しました。これによって、原発内に存在していた「人口の放射性物質」が周辺地域へばらまかれることとなりました。

また、福島原発事故では、爆発事故や冷却水漏れなども起こっています。当然のことながら、爆発が起こると放射性物質が拡散されますし、放射性物質を含んだ水が漏れ出すと、周辺地域が放射性物質で汚染されます。

さらに、このような「放射性物質を含んだ水」は、海に流れ出てしまっていることがわかっています。そのため、福島原発の事故は、福島だけではなく、東北や関東などの土壌や太平洋全域などを放射性物質で汚染したことになります。

このようにして土壌や海などに広がった放射性物質は、植物や魚などの体内に入っていきます。また、放射性物質に汚染された植物や魚などを動物が食べると、動物の体内に放射性物質が溜まることになります。

そして、このようにして放射性物質を含んだ野菜や魚、動物などを人間が食べると、人間の体の中に放射性物質が入り込むことになります。

このようにして体内に取り込まれた放射性物質は、放射線を放出しながら「放射能のない物質」に近づいていきます。このとき、放射性物質が「放射能を持たない物質」になるまでにかかる期間は、放射性物質の種類によります。

ただ、放射性物質の中には、「放射能を持たない物質」になるまでに、気が遠くなるような時間を必要とするものが少なくありません。

そのため、放射性物質を体内に取り込むと、長期間において体の内側から放射線を浴びるリスクを負うことになります。

また、放射性物質の中には、体が「栄養素」と勘違いして体に蓄えてしまうものがあります。このようなタイプの放射性物質は、体外へ排出されずに人体に留まることになります。そのため、このような放射性物質を体内に取り入れると、死ぬまで内側から放射線を浴びる危険性があるということになります。

そして、2011年の福島原発事故では、このような「人体が栄養素と勘違いする放射性物質」が大量に放出されたことがわかっています。そのため、私たちは、知らず知らずのうちにこのような放射性物質を体に取り入れている可能性があります。

さらに、前述のように、放射線には細胞を壊す作用があります。このような放射線の作用が生殖器に働いてしまうと、生まれてくる子どもに影響が出ることがあります。そのため、放射線の影響は、自身だけではなく子孫にも波及するといえます。

そして、このような内部被曝をしても、検査で内部被曝とわからないことがあります。これは、放射線の中には、人体を通過しないものがあるためです。

このような「人体を通過しない放射線」は、人体の外から検出することができません。だからといって、検査のために「体内における組織のすべてを取り出す」ということは不可能です。そのため、食物による内部被曝は、実情を把握することがかなり難しい問題であるといえます。

このようなことから、食物による内部被曝を防ぐためには、放射性物質に汚染されている可能性が高い食品を避けることが大切です。

放射線を使用された青汁が回収された

これまでに述べたように、放射線には細胞を壊す作用があります。そのため、放射線は医療用具の滅菌に利用されており、これによって医療による二次感染が効果的に防がれています。

また、アメリカや中国、フランスなどでは、放射線の殺菌作用を食品に利用することがあります。一方で、日本で放射線の照射が許可されているのは、じゃがいものみです。具体的には、日本では、じゃがいもの芽が発育するのを抑える目的でのみ食品への放射線照射が許可されています。

というのも、じゃがいもの芽には、吐き気や嘔吐、頭痛、めまいなどを引き起こす天然の毒物が含まれているためです。また、じゃがいもは子どもにも広く食べられている食品です。そのため、日本では、このようなじゃがいもによる中毒症状を防ぐために、放射線を照射することが許可されています。

ただ、2014年には、一部の市販青汁における材料が放射線照射の処理を施されていたことがわかりました。具体的には、青汁のためにアメリカから輸入した大麦若葉には、放射線照射がされていたのです。

このような材料から作られた青汁は、保健所の指導によって回収が行われました。ただ、実際に回収されたのはごくわずかであり、ほとんどが消費されたといわれています。

このようにして放射線を浴びさせた食品を食べても、体内に放射性物質が入るというわけではありません。ただ、これまでに述べてきているように、放射線には物質を壊す能力があります。そのため、放射線を放射した食品が安全であるとは言い切れないのが現実です。

また、放射線照射をされた材料が必ずしも危険であるとはいえなくても、安全であるともいえないものを飲みたい人はいないはずです。そして、健康のために青汁を飲んでも、体に害がある可能性があるのであれば本末転倒ともいえます。このようなこともあり、「青汁における放射能の危険性」が疑われることが多くなりました。

安全な青汁の選び方

これまでに述べたように、現在の日本では、放射能及び放射線、放射性物質の危険性が広く認知されています。また、それと同時に、健康食品である青汁も、さまざまな理由によって安全性が疑われるようになりました。

ただ、多くの人が知っているように、青汁は多くの効果をもつ健康食品です。そのため、健康の増進や維持などのためにも、青汁は毎日続けるべき習慣です。

そして、このような健康習慣を持続させるためにも、安全で正しい青汁の選び方をしっかり覚えておくことが大切であるといえます。

原材料が国産のものを選ぶ

前項で述べたように、日本国外には放射線を食品に照射することが許可されている国があります。そのため、このような国で作られた食品は、放射線の影響を受けたものである可能性があります。

すでに述べたように、放射線が照射された食品が健康を害するとは言い切れません。ただ、日本では、じゃがいも以外の食品に放射線を照射することは食品衛生法違反となります。

そのため、じゃがいも以外の放射線照射食品は、「日本では法令違反となるような行為が施されている食品である」ということができます。このようなことから、放射線が照射された食品を食べることは、なるべく避けた方がいいといえます。

また、日本と海外の国では、使用できる農薬の種類も異なります。そして、このような「海外で使用が認められている農薬」の中には、人体に強い悪影響を与えるものがあります。

当然のことながら、農薬に対して厳しい規制を敷いている国もあります。ただ、中国やアメリカなどの日本が輸入している食品の量が多い国では、食品に対する規制が日本よりも緩いことが少なくありません。そのため、安全な青汁を選びたいのであれば、国産の材料を使用しているものを選ぶのが賢明といえます。

大手メーカーのものを選ぶ

市販の青汁は、さまざまなメーカーから発売されています。その中でも、製薬会社や飲料メーカー、青汁老舗などの大手メーカーから発売されている青汁は安全性が高いといえます。

というのも、これらの会社は、国産の安全な材料を使っていることが多いです。これは、大手メーカーから発売されている青汁が問題となった場合、企業が大きなダメージを負うことになるためです。

例えば、大正製薬やサントリーなどの大手企業は、青汁以外にもさまざまな商品を販売しています。このとき、販売している青汁に問題が見つかると、その企業が販売している他の商品まで影響が及ぶことになります。

さらに、現代では、SNSによって商品の問題などの情報が速やかに拡散されていきます。そのため、取り扱っている商品から健康被害が生じたり、違反となる材料を使用したりすると、企業の経営が傾くほどの危険な事態になりかねません。

このようなことから、有名メーカーは、自社商品の安全性をなんとしても守る必要があることがわかります。そのため、青汁を販売している有名メーカーは、原材料の安全性にこだわり、品質管理のための自主検査を行っていることが多いです。

実際に、大手企業が販売している青汁は、放射能検査を自主的に行うなどの放射能対策をしていることが多いです。当然のことながら、このような検査をクリアしたものだけが市場に出回ることになります。

一方で、あまり聞いたことのないメーカーから販売されているもののうち、価格が極端に安い青汁は避けるのが無難です。というのも、価格が安いということは、その分だけ生産にコストがかかっていないということになります。

具体的には、大手メーカーのものよりも極端に安いものは、低品質の材料や海外産の安い材料などを使っている可能性が高いです。

また、当然のことながら、検査をしたり品質の良い商品を作ったりするためには、それなりにお金がかかります。そのため、値段が極端に安い青汁は、安全性が確保されていない可能性が高い商品であるといえます。

前述のように、健康のために青汁を飲んでも、かえって健康被害を受けることになっては本末転倒です。そのため、青汁は信頼できるメーカーのものを購入するようにするのが賢明であるといえます。

材料の産地を確認する

前述のように、福島の原発事故では、福島だけではなく東北や関東などの土壌が放射性物質に汚染されました。そのため、これら地域で採れた野菜の中には、放射性物質が含まれている可能性を拭いきれません。

とはいえ、このような土壌汚染は、関東より西の方ではほとんど見られません。そのため、関東以西で作られている野菜は、放射能汚染の危険性が少ないといえます。

そして、日本では、青汁の原料となる野菜が九州で育てられていることが多いです。また、九州以外であっても、北海道や島根などの放射能による土壌汚染がほとんどない地域で作られています。

このようなことから、国産材料が使われている青汁であれば、放射能汚染の心配はほとんどないといえます。また、青汁を購入する際は、九州などの土壌汚染のない地域で原材料が作られていることを確認すると、より安心して青汁を飲むことができるでしょう。

不安な場合は手作りも

これまでに述べたように、市販青汁の中には、安全性が高いものが多くあります。そのため、健康のために青汁を飲むのであれば、このような安全な青汁を選ぶことが大切です。

とはいえ、中には、「有名メーカーだからといって信用できない」という人もいることでしょう。このような人には、青汁を手作りすることをおすすめします。

というのも、青汁とは、緑黄色野菜を絞って作った汁のことをいいます。そのため、青汁は、自分で野菜を買ってきて作ることができます。

このようにして自分で原料を選ぶことで、産地や農作方法などを選択することができるようになります。また、信頼できる農家から野菜を購入することもできます。そのため、市販の青汁における安全性に不安が残るのであれば、自分で作ることをおすすめします。

このように、放射性物質による汚染が心配されている食品です。とはいえ、これまでに述べたような知識を踏まえることによって、安全性の高い青汁を選ぶことができます。

そして、青汁には多くの栄養・機能性成分が含まれているため、健康を増進・維持しやすくする有能な健康飲料です。そのため、「放射能が心配だから青汁を飲まない」という選択をするのは、もったいないことであるといえます。

このようなことから、不調の起こりづらい健康的な体を手に入れたいのであれば、安全性の高い青汁を生活に取り入れることをおすすめします。そうすることによって、健康的な日々が長く続き、幸せな毎日を送ることができるようになるはずです。