あなたには、夕方になるにつれて足がパンパンになったり、靴がきつくなったりするなどの症状を経験したことがあるでしょうか。

これらはどちらも「むくみ」によって生じる症状です。また、このようなむくみは、男性よりも女性に起こりやすいことがわかっています。そのため、前述のようなむくみの症状は、ほとんどの女性が経験したことがあるでしょう。

ただ、近年では、男性の体にもむくみが生じるケースが増えてきています。これは、「体のむくみ」が「生活習慣によって起こりやすくなる症状」であるためです。

このようなむくみは、休んだり時間が経過したりすることによって解消することが多いです。また、むくみには不快な感覚が伴うものの、我慢できないほど酷いケースはまれです。そのため、むくみが生じても、放置する人が少なくありません。

ただ、発生したむくみをそのままにしておくと、慢性的な体の不調の原因となったり美しい見た目が損なわれやすくなったりします。

このような中、青汁には、むくみを予防したり解消したりしやすくする成分が豊富に含まれています。そのため、青汁を生活に取り入れることで、原因不明だと思っている不調が改善したり美しい外見を手に入れたりしやすくなります。

そこで、ここでは青汁がむくみを解消する理由と、むくみ対策で青汁を飲むタイミングについて解説していきます。

むくみが起こるメカニズム

むくみが生じると、むくんだ部分が動かしづらくなったり感覚が鈍くなったりします。とはいえ、このような症状があっても、「むくみである」と自覚していない人は少なくありません。

また、男性の中には、「むくみ」は女性にしか起こらないものであると思っているケースがあります。中には、「むくみ」という症状そのものを知らない人もいます。

ただ、現在の日本では、男女問わずほとんどの人がむくみを経験しているはずです。例えば、「夜に靴下を脱いだら跡がついていた」という経験は、誰にでもあるでしょう。これは、むくみが「現代的な生活」を送る人に起こりやすい現象であるためです。

むくみとは?

むくみ(浮腫)とは、体の組織に余分な水分が溜まった状態のことを指します。具体的には、細胞と細胞の間に「血液の液体成分」が溜まることをいいます。

というのも、酸素や栄養などを抱えた血液は、心臓の拍動によって心臓を出発します。このようにして心臓を飛び出た血液は、後ろから流れてくる血液に押されて血管内を進んでいきます。

そして、血液が血管の末端に運ばれると、血液の液体成分(血漿成分)が酸素・栄養を持ったまま血管外へと滲み出ます。これによって、血管の外に存在している細胞に酸素や栄養などが運ばれます。

このようにして細胞に酸素・栄養を運んだ血漿成分は、再び血管に戻ります。このとき、血管に入り込むことができなかった血漿成分はリンパ管に回収されて、最終的には血管の中に戻ります。

ただ、血管の中にたくさんの血液が溜まった状態になっていると、血漿成分が血管に戻れないことがあります。

例えば、車で移動している際、コンビニエンスストアなどで用事を済ませて再び車道へ戻ろうとしても、レーンが渋滞していればなかなか車道に戻ることができません。

このとき、車道を走っている車の運転手が良識のある人であれば、スペースを作ってあなたを割り込ませてくれます。ただ、血液は、人のように意思を持っているわけではありません。

そのため、血液は「割り込みたい血液」のためにスペースを開けてくれることはありません。このようなことから、血管内が渋滞していると、血漿成分が割り込もうとしても叶わないことになります。

このようにして血管内に戻れない血漿成分は、細胞と細胞の間に溜まったままとなります。そして、このようにして組織に水分が溜まることを「むくむ」といい、水分が溜まった部分を「むくみ」と呼びます。

むくみが起こる原因

前項で述べたように、むくみは血液の液体成分が血管に戻れないことによって起こります。そして、このような現象は、「血管が渋滞すること」によって起こります。このようなことから、むくみが起こる大きな原因の1つは、「血行不良である」ということができます。

また、走行している車が多いと道路が渋滞しやすくなるのと同様に、血液の量が増えると血液の流れが停滞しやすくなります。そのため、血液量が増えることも、むくみの原因となるということができます。

そして、このような血行不良や血液の増加などは、以下のようなさまざまな要因によって起こります。

運動不足

むくみを自覚している人であれば、夕方~夜になるとむくみがひどくなるという経験をもつはずです。これは、人間は「立って活動する生き物である」ために起こる現象です。

というのも、当然のことながら、わたしたちの体は重力の影響を受けています。そして、これは血液も例外ではありません。そのため、体の中を流れる血液は、下の方に流れやすいという性質をもちます。

また、心臓におけるポンプの勢いは、心臓から離れるにつれて力が弱くなっていきます。そのため、手や足などの末端組織では、心臓による拍動の影響が及びづらいといえます。

このようなことから、直立したり座ったりしている状態では、血液が下半身に溜まりやすくなることがわかります。

このような中、人間的な活動をするためには、立ったり座ったりしている必要があります。実際に、一日中寝転んで過ごしているという人はほとんどいません。そのため、地球上で活動している人のほとんどは、下半身に血液が溜まりやすい状況にあるといえます。

とはいえ、多くの人が認識しているように、むくみの生じやすさには個人差があります。これは、心臓から離れた組織の血液は、筋肉の力によって心臓へと戻されるためです。

というのも、筋肉を使うと、筋肉が収縮して膨らみます。すると、筋肉のそばにある血管は、膨らんだ筋肉によって圧迫されます。

このようにして血管が圧迫されると、血管内の血液が圧力のないところへ逃げようとします。このとき、血管内の血液は一方の方向へと流れます。これは、心臓から血液が継続して流れてくるためです。

例えば、蛇口に装着したホースから水を流す場合、蛇口から水を出せばホースの先から継続して水が出てきます。

このとき、ホールの途中を踏んで圧迫すると、ホースの先から出てくる水の勢いが強くなる一方で、蛇口に水が戻ることはありません。これは、蛇口よりも奥には大量の水が存在しており、水が戻る隙間がないためです。

これと同様に、筋肉によって血管が圧迫されても、血液が逆方向に流れることはありません。さらに、血液における心臓への戻り道である「静脈」には、逆流を防止するための「弁」がついています。そのため、よほどのことがない限り、血液が逆流することはありません。

このようなことから、筋肉の活動は血液の流れに深く関係していることがわかります。そのため、筋肉を使う機会が少ない人は、むくみが生じやすいといえます。特に、仕事や勉強などによって机に向かう機会が多いと、足がむくみやすくなります。

塩分の摂り過ぎ

わたしたちの体は、さまざまなミネラルがバランス良く働くことによって機能が保たれています。また、このようなミネラルのバランスが崩れると、不調や病気などが起こりやすくなります。

特に、ミネラルの一種である「ナトリウム」は、日本人が過剰に摂取しがちな栄養素です。そして、このようなナトリウムの摂り過ぎがむくみの原因となっていることがあります。

というのも、ナトリウムは食塩に含まれる栄養素です。そのため、塩味を感じる食品のすべてにナトリウムが含まれています。そして、日本には塩味が強い食品が多いです。そのため、日本人の多くは日常的にナトリウムを摂り過ぎている傾向にあります。

このような中、体内のナトリウム量が増加すると、体内の水分バランスが崩れて血液の量が増えやすくなります。前述のように、血液量の増加はむくみの原因となります。そのため、ナトリウムを摂り過ぎると、むくみが生じやすくなるといえます。

とはいえ通常、ナトリウムを摂り過ぎても、不要な分は体外へと排出されます。ただ、日本人の約8割は、「余分なナトリウムを体内に排出する能力が低い=ナトリウムを溜め込みやすい体質である」ということがわかっています。

このようなことから、日本では多くの人が塩分(ナトリウム)の摂り過ぎによってむくみが生じていると考えられます。そのため、むくみを予防したり解消したりしたいのであれば、塩分の摂取量を控えめにすることが大切です。

冷え性

多くの人が知っているように、血液には酸素や栄養などを全身に運ぶ役割があります。さらに、血液は体温の調節にも関わっています。

というのも、血液は酸素・栄養だけではなく、熱も全身に運んでいます。このとき、体温が高くなると、皮膚の近くまで運ばれる血液の量が多くなります。こうすることによって、血液の持つ熱を外へ発散し、体温を下げようとしています。

一方で、体温が低くなると、熱を外に逃さないために末端組織の血管を収縮して血液を流さないようにします。そして、このようにして末端組織の血流が悪くなると、全身の血行も悪くなります。

例えば、2車線の道路が工事などによって1車線になると、走行する車の数が変わらなくても渋滞が発生します。これは、走行できる車線に車が集中することによって起こります。

これと同様に、血管の一部が収縮して血行が悪くなると、血液の渋滞が起こって全身の血行が悪化しやすくなります。そして、このような血行不良がむくみの原因になるということは、前述のとおりです。

このように、体温が低くなるとむくみが生じやすくなるということがわかります。そのため、体が慢性的に冷えている状態である「冷え性」になると、むくみやすい体質になるといえます。

ストレス

前項で述べたように、血液の流れが悪くなるとむくみが生じやすくなります。そして、このような血行不良は、ストレスによっても起こりやすくなります。これは、ストレスが脳内の「血液の流れに関与している部分」を混乱させるためです。

というのも、血管は外気温や体温、体の状況などによって収縮したり緩んだりしています。そして、このような血管の伸び縮みは、脳の「視床下部」という部分が関与しています。

ただ、このような視床下部は、体の調整を行うために「ストレスを感知する」という働きも担っています。そのため、強いストレスや長期間に及ぶストレスなどが生じると、視床下部に強い負荷がかかり機能が低下しやすくなります。

このようにして視床下部が混乱に陥ると、血管における伸び縮みの切り替えが上手く行えなくなります。すると、血流のバランスが悪くなって血行不良が起こりやすくなります。

そして、このようにして血行不良になると、むくみが生じやすくなるということは前述したとおりです。そのため、強いストレスを感じる環境にいると、むくみが生じたり悪化したりしやすくなります。

ホルモンバランスの変化

健康的な女性であれば、毎月月経が起こります。このような月経は、女性ホルモンのバランスが変化する事によって起こります。そして、このような女性ホルモンのうち、「プロゲステロン」には体内に水分を蓄えさせる働きがあります。

そのため、プロゲステロンの分泌量が増えると、体内に余分な水分が溜まってむくみが生じやすくなります。このようなことから、プロゲステロンの分泌量が増加する月経前には、むくみが生じやすくなることがわかります。

また、このようなプロゲステロンは、妊娠中にも分泌量が多くなります。さらに、妊娠中には、胎児に酸素や栄養などを効率よく届けるために、血液の量が増加します。

そして、大きくなった子宮が周辺組織を圧迫するため、妊娠中には血行不良も起こりやすいです。これまでに述べたように、これらはどれもむくみの原因となります。そのため、妊娠中は非妊娠時に比べて、むくみが生じやすくなることがわかります。

このように、むくみはさまざまな要因によって起こります。そして、これらの要因は、互いに相関関係にあります。

例えば、運動不足になると冷え性になりやすくなりますし、冷え性になるとホルモンバランスが乱れやすくなります。また、ストレスはホルモンバランス乱れの原因となり、ホルモンバランスが乱れるとストレスを感じやすくなります。

このようなことから、むくみの原因となっている症状は1つではなく、同時に他の原因も隠れている可能性が高いといえます。そのため、むくみを解消したり予防したりするためには、原因となるものすべてに対処することが大切です。

むくみはさまざまな不調の原因となる

前述のように、むくみは「現代的な生活を送っている人」に起こりやすい症状です。そのため、現代の日本では、ほとんどの人がむくみを経験しているといえます。

ただ、このようにしてむくみが生じても、ひどい自覚症状を覚えるほど重症なものはまれです。例えば、むくみによって足首がなくなって「象の足」のようになったり、しびれが生じたりすれば、多くの人が「対処しよう」と思うでしょう。

一方で、夕方に「なんとなく足が重だるい」や「靴下の跡がつく」などの症状が現れたり、朝起きたときの顔が膨らんでいたりするなどの軽い症状のむくみは、放っておく人が少なくありません。

ただ、このようにしてむくみを放置すると、以下のようなさまざまな症状が現れやすくなります。そのため、むくみは症状が軽いうちに対処し、発生しないように予防することが大切です。

セルライトが発生しやすくなる

むくみがある状態とは、組織の中に余分な水分が溜まった状態のことをいいます。また、このような水分は、もともと血液の液体成分です。

そして、血液は「酸素や栄養素などを全身に運ぶ」という役割とともに、「老廃物を回収する」という働きも担っています。このようなことから、組織に溜まっている血液の液体成分には、多くの老廃物が含まれていることがわかります。

このような老廃物は、周辺の脂肪とからまって「セルライト」を形成するといわれています。セルライトとは、通常よりも硬く変質した脂肪のことです。

このようなセルライトがたくさん生じると、周辺組織を圧迫して代謝が低下しやすくなります。すると、疲れやすくなったり力が入りにくくなったりしやすくなります。

また、たくさん生じたセルライトを放置すると、お互いがくっついて大きな塊となることがあります。すると、セルライトが皮膚を押し出すことによって皮膚表面から目視で確認できるようになります。

そのため、このようにしてセルライトが肥大化すると、皮膚表面がボコボコと歪んだ状態になります。一般的には、このような状態は「美しくない」とされています。

このように、むくみはセルライト発生の原因となります。そして、このようなセルライトは、日常生活では解消することが難しいといわれています。そのため、セルライトによる不調を防ぐためには、むくみを予防して「セルライトができにくい体」を目指すことが大切であるといえます。

疲れがとれにくくなる

すでに述べたように、むくみとは血液の液体成分が何らかの理由によって血管に戻ることができずに、組織に溜まることをいいます。

このようにして組織に液体が溜まると、酸素や栄養などを抱えた血漿成分が組織に滲み出づらくなります。すると、細胞に酸素・栄養素が届けられにくくなり、細胞の代謝が低下します。

このようにして細胞の働きが低下すると、生み出すことができるエネルギーの量が少なくなります。すると、体はこの状態を「休むべきである」と判断して、疲労を感じさせるようになります。

そして、このような疲労感を回復するためには、細胞に酸素や栄養素などが運ばれる必要があります。そのため、むくみが生じている状態では、疲労の回復も遅くなるといえます。

このようにして慢性的な疲労感が生じると、日常生活に支障が出て仕事や勉強などの能率が落ちたり、うっかりミスが多くなったりします。また、疲労感は精神状態にも影響するため、人間関係が悪化する原因になることもあります。

このようなことから、自分のいる環境を悪化させないためにも、疲労感の原因となるむくみは早急に対処した方がいいといえます。

太りやすくなる

前項で述べたように、むくみが生じると細胞の代謝が低下します。そのため、むくみが発生すると、消費エネルギー量が低下しやすくなります。

このようにして消費エネルギー量が少なくなると、その分だけエネルギーを溜め込むことになるため太りやすくなります。また、痩せるためにダイエットを行っても、思うような効果が現れにくくなります。

このようなことから、むくみは肥満の原因にもなるということがわかります。

眠れない

むくみが生じると、周辺の組織が水分に圧迫されることになります。そのため、むくみが発生すると、重だるくなったり軽いしびれが生じたり、感覚が鈍くなったりします。

このような症状は、活動中には気にならなくなることがほとんどです。ただ、眠る前などの安静時には、このような不快症状を強く感じやすくなります。

このようにして眠る前に不快症状を感じるようになると、症状が気になって眠りにつけないことがあります。実際に、むくみがひどい人の中には、むくんでいる部分が気になって眠れないというケースが少なくありません。

そして、このようにして快適な睡眠が取れなくなると、日中の集中力が低下したり精神的に不安定になったりしやすくなります。そのため、このような「二次症状」を防ぐためにも、むくみの症状がひどくなる前に対処することが大切です。

血行不良や冷え性などが起こりやすくなる

前述のように、むくみは血行不良や冷え性などによって起こりやすくなります。一方で、むくみが生じると、これらむくみの原因となる症状も発生しやすくなります。

というのも、むくみが生じると、溜まった水分によって周辺の組織が圧迫されやすくなります。このとき、血管が圧迫されると、血液が流れにくくなることによって血行が悪くなります。

また、むくみが生じると、細胞の活動が低下しやすくなるというのは前述のとおりです。そして、このようにして細胞が生み出すエネルギーが少なくなると、その分だけ熱の産生量が低下して体が冷えやすくなります。

このようにして血行不良や冷え性などが起こると、さらにむくみが生じやすくなり、これら症状の悪循環が起こりやすくなります。すると、慢性的な血行不良や冷え性などが続きやすくなります。

そして、これらの症状は、偏頭痛・群発性頭痛などの慢性頭痛や慢性疲労、免疫力の低下などが起こる原因となります。また、血行不良・冷え性になると、太りやすくなったり月経痛やPMSなどが起こりやすくなったりします。

さらに、免疫力の低下や肥満などは、がんや生活習慣病などの発症リスクを高くします。このようなことから、むくみは日常的に起こりやすい症状であるものの、重篤な病気の第一歩となる危険性があるといえます。

そのため、健康的な日々を続けていくためには、むくみを予防したり解消しやすくしたりする必要があるといえます。

青汁がむくみ解消に効く理由

これまでに述べたように、むくみはさまざまな要因によって起こります。そのため、多くの人がむくみを経験しています。

このようにしてむくみが生じた場合、多くの人がマッサージによって解消しようとします。このようにしてマッサージをすると、溜まった水分が血管に戻りやすくなるため、むくみが解消されやすくなります。

ただ、前述のように、むくみは生活習慣によって起こります。そのため、マッサージによってむくみを解消しても生活習慣を改めなければ、またむくみが生じることになります。

このような中、青汁はむくみの解消や予防などに効果のある以下のような成分が多数含まれています。そのため、日常的に青汁を飲むようにすることで、むくみが生じにくい体質を作ることができます。

余分なナトリウムを排出する働きのあるカリウム

すでに述べたように、塩分に含まれているナトリウムを摂り過ぎると、身体に余分な水分が溜まってむくみが生じやすくなります。そして、日本人はこのようなナトリウムの摂り過ぎによってむくみが生じている人が多いです。

このような中、野菜や果物などに多く含まれている「カリウム」というミネラルには、ナトリウムの排出を促す働きがあります。このとき、体内のナトリウムは、尿として体外に排出されます。そのため、カリウムを多く摂ると、尿の量が増えやすくなります。

このようにして尿の量が増えると、体内に溜まっていた余分な水分が排出されることになります。そのため、カリウムを摂ると、余分なナトリウムや水分などが体外へ排出されるため、むくみが起こりづらくなり解消しやすくなります。

そして、野菜を原料に作られている青汁には、このようなカリウムが豊富に含まれています。そのため、青汁を日常的に飲むようにすると、むくみづらい体を作ることができるということがわかります。

血行促進に不可欠な鉄分やビタミンB群

多くの人が知っているように、血液には酸素を全身に運ぶという働きがあります。そして、このような酸素の運搬を行っているのが、血液中の「赤血球」という細胞です。

このような赤血球は、鉄とタンパク質によって作られています。また、赤血球が作られるためには、葉酸や銅、ビタミンB12などの栄養素も必要不可欠です。そのため、これら栄養素の摂取量が足りなくなると、赤血球が作られにくくなることによって血液の酸素運搬能力が低下します。

このようにして血液がうまく酸素を運べなくなると、全身の細胞が酸欠に陥りやすくなります。すると、細胞における熱の産生が行われづらくなり、体が冷えやすくなります。

前述のように、体が冷えると血行不良が起こりやすくなります。そして、冷え性や血行不良などは、むくみの原因となります。そのため、「血液の材料不足」が起こると、むくみが発生しやすくなるといえます。

このような中、青汁には鉄や銅、葉酸などの「血液の材料」が豊富に含まれています。そのため、青汁を習慣的に飲むようにすると、血行や冷え性などが改善されやすくなり、むくみの生じにくい体となります。

むくみ改善には欠かせないビタミンB1

現代日本の食事では、白飯やパン、パスタなどの「主食」を食べるのが一般的です。これら食品には、エネルギー源となる糖質が豊富に含まれています。

そして、このような糖質をエネルギーとするためには、ビタミンB1が必要不可欠です。ただ、米や小麦粉、砂糖などの「精製された食品」には、ビタミンB1があまり含まれていません。そのため、このような食品を多く摂ると、ビタミンB1の摂取量が相対的に不足し、摂取した糖質をうまく燃焼できなくなります。

このようにして糖質の「不完全燃焼」が起こると、細胞の中に「ソルビトール」という「糖の代謝途中の物質」が溜まりやすくなります。

このようにして細胞にソルビトールが溜まると、これを薄めるために細胞が水分を引き込もうとします。すると、組織に余分な水分が溜まった「むくみ」の状態となります。このようなことから、ビタミンB1が不足すると糖質の不完全燃焼が起こり、むくみやすくなることがわかります。

また、このようなビタミンB1は、アルコールの分解にも関与しています。そのため、ビタミンB1が不足すると、アルコールの分解が行われにくくなります。そして、飲酒経験がある人であれば知っているように、アルコールはむくみを起こしやすくします。そのため、ビタミンB1不足によってアルコールがうまく代謝できなくなると、むくみが発生しやすくなります。

このような中、青汁にはビタミンB1も豊富に含まれています。そのため、青汁を習慣的に飲むと、糖質の燃焼やアルコールの分解などが効率よく行われやすくなり、むくみが発生しにくくなるといえます。

むくみの原因物質を発生しにくくするカルコン

市販の青汁の中には、「明日葉」という野菜を使用したものがあります。このような明日葉には、特有の成分である「カルコン」が含まれています。

このようなカルコンには、前項で述べた「ソルビトール」の発生を抑える働きがあることがわかっています。そのため、明日葉を使用した青汁は、特にむくみ解消効果が高いといえます。

糖の吸収を抑える食物繊維

前述のように、糖質の摂り過ぎはビタミンB1の不足を招き、むくみを発生させる原因となります。そのため、むくみを予防するためには、糖質を摂り過ぎないようにする必要があります。

とはいえ、糖質食品はエネルギー源となる食品であるため、本能的に「美味しい」と感じるようになっています。そのため、多くの人は、糖質食品の摂取を制限することが難しいと感じています。

このような中、青汁に含まれる「食物繊維」には、糖質の吸収を抑える作用があります。そのため、食物繊維には、糖質の制限を補助する働きがあるといえます。このようなことから、青汁を習慣的に飲むと、糖質の摂り過ぎによるむくみが生じにくくなることがわかります。

このように、青汁にはむくみの予防や解消などに効果的なさまざまな成分が含まれています。また、青汁には、ここで述べた成分以外にも、多数の抗酸化物質が含まれています。

このような抗酸化物質には、血液をサラサラにして血行を良くするという作用があります。そして、このようにして血行が改善されると、むくみが起こりづらくなるということは前述したとおりです。そのため、青汁を習慣的に飲むと、むくみの原因となるさまざまな症状を防いで、むくみの起こりにくい体を作ることができるといえます。

むくみ対策で青汁を飲む際の最適なタイミング

これまでに述べたように、青汁には高いむくみ改善効果があります。そのため、むくみを予防したり解消したりしたい人は、青汁を生活に取り入れてみましょう。

そして、むくみ対策で青汁を飲むのであれば、3食の食事と一緒に摂ることをおすすめします。というのも、前述したような「むくみに効果のある成分」の多くは水溶性です。

このような水溶性の成分には、摂取から数時間で体外へ排出されるという性質があります。このようなことから、青汁のむくみ改善効果を実感するためには、こまめに飲むことが大切といえます。

また、青汁を食事のたびに飲む習慣をつけると、飲み忘れが起こりづらくなり、むくみ改善効果を実感しやすくなります。そのため、むくみ対策で青汁を飲むのであれば、朝昼晩の食事と同じタイミングで飲むようにしましょう。

そうすることによって、むくみ知らずの美しい体を手に入れることができ、むくみが原因のさまざまな症状ともお別れすることができるようになるはずです。